クルボアジェ・ナポレオン・バカラは、レミーマルタンやヘネシーなどと並ぶ最高級のコニャックが、バカラ製のボトルに詰められた贅沢な一品である。贈答品に選ばれることも多いが、お酒が飲めない人は宝の持ち腐れとなってしまうだろう。そこで、クルボアジェ・ナポレオン・バカラの買取相場や査定情報をまとめてみた。買取に出す参考にしてほしい。
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4大コニャックメーカーの1つ
まずは、最高級コニャックに並ぶクルボアジェ・ナポレオン・バカラを生み出しているメーカーにはどのような特徴があるのか、ご紹介していこう。
1809年に創業された
クルボアジェは、レミーマルタンやヘネシー、マーテルと肩を並べる4大コニャックメーカーの1つである。1809年にパリで創業され、1928年にコニャック地方に工場を移してからは、ブドウ栽培、蒸留、熟成、瓶詰までのすべての工程を独自でおこない、世界最高級のコニャックを提供し続けている。
コニャック作りへのこだわり
クルボアジェのコニャックに使用されるブドウはコロンバール、フォル・ブランシュ、ユニ・ブランの3種のみで、収穫されたブドウの中から最高のものだけを使用している。伝統的な製造方法にこだわり、澱と一緒に蒸留して酵母の澱から旨味を溶け出させるという特別な技術を使っている。
熟成は、最高級のフレンチオークを使った手作りの樽の中で、最低でも2年間寝かされる。どれだけ技術の革新が進もうとも、伝統的な製造法を守り続けるというのがクルボアジェのモットーだ。
コニャックの等級
コニャックは、熟成の度合いを等級によってランク分けされているが、これはクルボアジェがコニャックの出来によりランク分けしたことに由来すると言われている。コニャックの等級は、次の4つに分類される。クルボアジェ・ナポレオンは、X.O.と同等の等級となる。
- ・V.S.(ヴェリー・スペシャル):ブレンドに使用された最も若い原酒の熟年数が2年以上のもの
- ・V.S.O.P.(ヴェリー・スペリオル・オールド・ペール):ブレンドに使用された最も若い原酒の熟年数が4年以上のもの
- ・X.O.(エクストラ・オールド):ブレンドに使用された最も若い原酒の熟年数が10年以上のもの
- ・Hors d'âge (オル・ダージュ) :基準はX.O.と同じであるが熟年数のスケール以上の高品質のもの
ナポレオンに愛されたコニャック
クルボアジェのコニャックは、創業者のエマニュエル・クルボアジェがナポレオン一世に献上し、その後はナポレオンの愛飲のお酒となった。ナポレオン一世がヘントセレナ島へ流刑になった際にも持ち込んだとされており、大変気に入られていたようだ。また、ナポレオン三世にも愛されたことから、ナポレオンのコニャックとも呼ばれている。
クルボアジェ・ナポレオン・バカラとは
クルボアジェについてご紹介したが、そのなかでも特別な位置づけをされているナポレオン・バカラとはいったいどんなお酒なのだろうか。
クルボアジェの中でも最高級のコニャック
クルボアジェ・ナポレオンは、数あるクルボアジェのコニャックの中でも最高級のものである。樽で長い時間をかけて熟成されたまろやかな味わいが特徴で、華やかな香りとのハーモニーが秀逸である。
空のボトルにも価値がある
クルボアジェ・ナポレオン・バカラは、1つ1つ職人の手で作られたバカラのボトルに詰められており、ボトル自体の価値も高い。そのため、コニャックを全て飲み干した後の、空きボトルを売却することも可能だ。
買取相場
クルボアジェ・ナポレオン・バカラは、お酒専門買取業者やネットオークション、フリマサイトなどで売却できる。では、それぞれどれぐらいの価格で売れるのか相場をみてみよう。
お酒専門買取業者
お酒専門買取業者は、コニャックやワイン、日本酒などお酒を専門に扱っている買取業者である。電話査定やオンライン査定、FAX査定のほか、店舗買取、出張買取、宅配買取など査定や買取の選択肢も多く便利だ。
お酒の知識が豊富な査定員による査定なので、価値のあるものは高額で買い取ってもらえるのが特徴である。お酒専門買取業者でのクルボアジェ・ナポレオン・バカラの買取相場は、17,000円~20,000円である。
ネットオークション
ネットオークションは登録をしてオークションサイトに出品すると、欲しい人が入札して高額入札者に買取されるシステムだ。出品手数料などはかかるものの、需要の高いものやレアなものは高額で落札されることが多い。クルボアジェ・ナポレオン・バカラも数多く出品されている。ネットオークションでのクルボアジェ・ナポレオン・バカラの落札相場は25,000円~30,000円である。
フリマアプリ
フリマアプリは登録をしてフリマサイトに出品すると、欲しい人が買い取ってくれるシステムだ。ネットオークションと同様に出品手数料はかかるものの、手軽にやり取りできるため人気が高まっている売却方法である。自分で値段が決められるため納得できる金額で売ることができるが、高すぎると売れないので中古市場の価格をリサーチする必要がある。
フリマアプリでのクルボアジェ・ナポレオン・バカラの売却相場は、23,000円~27,000円である。空のボトルは7,500円~16,000円で取引されている。
査定情報
クルボアジェ・ナポレオン・バカラの査定では、大きく3つのポイントがチェックされる。
付属品がそろっている
クルボアジェ・ナポレオン・バカラは、購入時にはボトルに入ったお酒のほかに外箱、替栓、冊子が付属している。査定では、これらすべてがそろっているかどうかが査定価格に影響する。欠けているものが多いほど減額が大きくなるため、どんなに小さなものでも失くさないように保管しておくことが大事である。特に、箱は希少性が高いため保管していると高額査定が狙える。
コニャックの内容量
コニャックはアルコール度が高いため、栓を開けていなくても時間が経つと気化して内容量が減ってしまうことがある。1センチや2センチの目減りなら問題ないが、大きく減少しているものは減額の対象となる。そのため、できるだけ空気に触れないように正しく保管することが大切だ。
ボトルの状態
クルボアジェ・ナポレオン・バカラはボトルにも価値があるため、査定ではボトルの状態もしっかりとチェックされる。ボトルが欠けていたり、キズがついていたり、一部が破損していたりするものは減額の対象となる。また、ラベルが剥がれていたり、一部が破れているものも減額となる。
高く売るテクニック
クルボアジェ・ナポレオン・バカラを高く売るにはいくつかのテクニックがある。では、簡単に実践できるテクニックを5つ紹介しよう。
一括査定サービスを利用
クルボアジェ・ナポレオン・バカラは、どの買取業者に持って行っても同じ査定金額が提示されるわけではない。店によって数千円の開きがあるため、複数の買取業者で査定を受け最も高い業者に買い取ってもらうのが賢明である。一括査定サービスは、一度に複数の業者の査定金額を知ることができるサービスで、効率的に査定金額を比較できるので便利だ。
買取強化キャンペーンを利用
買取業者は期間限定で特定のメーカーのお酒の買取を強化することがある。クルボアジェのお酒の買取を強化している業者があれば、通常の買取金額よりも高く買い取ってもらえるのだ。
買取価格のアップ率はそれぞれの業者によって異なるが、2割から3割アップするのが一般的だ。買取業者のホームページで買取強化商品を知ることができるので、チェックしてみるとよいだろう。時期を逃すと通常の買取金額に戻るためタイミングを逃さないことが重要だ。
まとめ売り
買取業者では、単品での持ち込みよりもまとめ売りを優遇している。まとめて査定する方が人件費や手間を節約できるため、その分を査定金額にプラスしてくれるという仕組みだ。
クルボアジェ・ナポレオンバカラと、クルボアジェV.S.O.P.やクルボアジェエッセンスなどを一緒に買取に出したり、ヘネシーやレミーマルタンのコニャックと一緒に出すのもよいだろう。まとめ売りの数が多いほどプラスされる金額も多くなる。
査定の前にセルフクリーニング
クルボアジェ・ナポレオン・バカラを戸棚などに飾っていた場合、ホコリや汚れがついていることもあるだろう。しかし、あまりにも汚れが目立つ状態で査定に出すと、減額されることもある。そのため、査定の前にはセルフクリーニングをしてきれいな状態にすることが大事だ。柔らかい布でホコリや汚れを取り、クリスタルを美しい状態にしてから持ち込むようにしよう。
価格交渉
買取業者の査定金額は、出せるぎりぎりの金額よりも少し安い金額が提示されるのがほとんどだ。そのため、最初の金額ですぐに納得するのではなく、価格交渉をすることが重要になる。15,000円と査定されたら20,000円になるよう交渉してみるなど、上乗せできるように上手に交渉しよう。
コニャックの保管方法
最高級コニャックであるクルボアジェ・ナポレオン・バカラだが、間違った保管をしてしまってはその価値も下がってしまう。そこで最後に、コニャックの正しい保管方法を解説するので参考にしてみてほしい。
日の当たらない涼しい場所に保管
クルボアジェ・ナポレオン・バカラを高く売るためには、保管方法に気を付ける必要がある。コニャックは製造されたのと同じ環境で保つのがベストとされており、温度は15度~20度、直射日光の当たらない場所がベストである。温度や湿度が管理できるボトルセラーがない場合は、床下収納や北向きの押し入れなどがおすすめである。
冷蔵庫での保管はおすすめできない
日の当たらない涼しい場所といえば、冷蔵庫の中はどうかと考える人もいるだろう。冷蔵庫での保管は厳禁というわけではないが、おすすめはできない。アルコールは温度が低くなるほど飲んだときの刺激が強くなり、コニャックの風味を損なう恐れがある。
立てて保管する
ワインはボトルを寝かせて保管するのが一般的だが、コニャックはボトルを立てたまま保管するほうがよい。なぜなら、コニャックはアルコールの度数が高いため、寝かせて保管するとコルクの匂いがお酒に移りやすくなるからだ。また、空気に触れる面積が広くなるため、酸化しやすくなることもあげられる。コルクも短いものが多く、蓋が取れやすくなることも考えられる。
まとめ
クルボアジェ・ナポレオン・バカラは、コニャックの質の高さもさることながらボトルにも高い価値がある。高額査定を狙うには、正しく保管してコニャックの品質を保つとともに、ボトルの状態も良好に保つことが大事だ。買取業者によって買取金額が異なるほか、ネットオークションやフリマアプリの方が高く売れることもあるため、しっかりリサーチして上手に売却しよう。