東亜酒造が製造していたゴールデンホース秩父シングルモルト8年は、ウイスキー愛好家らを中心に今も人気の高いウイスキーだ。このように人気の古酒なら、定価より遥かに高い値段で買い取ってもらえる可能性が高い。この記事では、ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の買取相場・査定情報についてご紹介していこう。
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ゴールデンホースブランドとは?
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年をかつて製造していた東亜酒造は埼玉県羽生市にある酒造メーカーである。現在はウイスキーのほか、清酒、焼酎、リキュールなどの製造販売を手掛けている。淡麗でやや甘口なのが東亜酒造のお酒がもつ特徴で伝統技術が今も継承され、食事のお供としても同社が製造するお酒は愛されている。そんな東亜酒造がこだわってきたことのひとつは水である。
ゴールデンホースブランドの歴史
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の仕込みには秩父の神泉村から取り寄せられた水が使われていた。これは寛永2年(1625年)の創業当時、秩父で酒造りを始めたことに関係している。秩父の神泉村に流れる源流水はきれいでかつ酒造りに最適だったのだ。
ゴールデンホースというブランドが誕生したのは昭和21年(1946年)のこと。当時の東亜酒造は自社でウイスキーをつくれないかと試行錯誤を重ねていた。そして羽生蒸留所を昭和55年(1980年)に建設し、ゴールデンホース秩父の製造販売をすすめるようになる。
1980年代はウイスキーブームが日本で起きていた時代で、ゴールデンホースブランドのウイスキーも大ヒット。その品質の良さなどからゴールデンホースのウイスキーはウイスキーの東の雄とまで称された。しかし、ウイスキーブームが去り東亜酒造は経営が悪化。
2000年に蒸留所を解体しウイスキーの製造をストップさせることになる。そして東亜酒造は2004年にはキング醸造のグループ企業になり経営を立て直していった。ちなみに2016年から東亜酒造はシングルモルトではないが、再びウイスキーの製造をはじめている。ゴールデンホース武蔵、ゴールデンホース武州の2種類である。
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の味と風味
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年は、アルコール43%、700mℓのシングルモルトウイスキーである。色は、ややくすんだ赤みがかった黄色で琥珀色と表現されることが多い。ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の仕込みには秩父神泉村の水が使われている。
羽生蒸留所でモルトを蒸留し、8年以上の歳月をかけてオーク樽で熟成させたウイスキーだ。そんなゴールデンホース秩父シングルモルト8年の味わいは個性的である。ウイスキーならではのスモーキーさがあり、それでいて上品なフルーティーな香りが漂ってくる。同時にかすかなオイリーさが口に広がり、樽の香りがほんのり伝わってくる。後味は柔らかで、心地よい余韻が残る。
イチローズモルトの味と似ている理由
そんな独特の味わいであるゴールデンホース秩父シングルモルトだが、イチローズモルトの味と似ていると称されることがしばしばある。それもそのはずゴールデンホース秩父シングルモルトとイチローズモルトは深い関係があるからだ。2000年に東亜酒造はゴールデンホース秩父シングルモルトの製造販売を終えたことは上述したとおりである。
そのとき羽生蒸留所は閉鎖され、蒸留されたモルト原酒は廃棄されてしまうところだった。しかし、ゴールデンホース秩父の味を途絶えさせていけないと、その原酒を引き継いだ人物がいた。それが東亜酒造の元社員であり、後にイチローズモルトをリリースすることになる肥土伊知郎氏である。
肥土氏は、樽に貯蔵されていた原酒を預かってくれる酒造メーカーを探すため東奔西走した。そして笹の川酒造に巡り会う。原酒を預かってもらいながら2004年に自身でベンチャーウイスキー社を立ち上げた。
3年後には蒸留所を設立し、その原酒をブレンドしたウイスキー開発に取り組んだ。試行錯誤の末、完成したウイスキーがイチローズモルトである。イチローズモルトは海外でも高い評価を受け現在に至る。その味はゴールデンホース秩父の原酒がベースになっており、歴史や思いが引き継がれているのである。
お酒の買取業者に売る場合
自宅に眠っているゴールデンホース秩父シングルモルト8年を売却したい場合、どのような方法があるのだろうか。まず考えられるのは、お酒の買取業者に買い取ってもらうという方法である。ゴールデンホース秩父シングルモルト8年のような人気の古酒なら、状態にもよるが定価より遥かに高い値段で買い取ってもらえる可能性が高い。
買取業者による買取の概要
お酒の買取業者にゴールデンホース秩父シングルモルト8年を売却するとき、まずはお酒の買取業者に連絡をして査定してもらうことになる。インターネットなどを活用して高く買い取ってくれそうなお酒の買取業者を探し、電話かインターネットフォームで査定申し込みをおこなう。すると買取業者から連絡があるのでその指示にしたがって売却をすすめていくといいだろう。
買取の方法は業者によってさまざまだが、全国に対応しているのはお酒を郵送しておこなう宅配買取である。他には店舗に直接お酒を持参しておこなう店頭買取、業者が自宅に来てくれる出張買取などがある。出張買取の場合、業者の多くは実店舗のある都道府県および近隣地域のみに対応しているケースがほとんどだ。
買取業者による宅配買取の流れ
買取業者に宅配買取をしてもらう場合、段ボールにお酒を梱包し、業者に発送する。お酒が業者に到着したらお酒の専門知識がある鑑定士が査定してくれる。そして、査定額を電話かメールでしらせてくれる。
その査定金額に納得いけば売却し、その対価として査定額が銀行口座に振り込まれる。一方、納得いく査定額でなければキャンセルするのも自由だ。なお、宅配査定における運送費は発送するときの送料は無料であるところが多い。
一方、キャンセルしたときの返送料は査定に出した側が負担するケースも少なくない。その点、業者によって違ってくるので気になる人は事前に確認しておいたほうがいいだろう。大手買取業者を中心に、無料の買取キットを用意してくれることもある。
その場合、箱などこちらで用意する必要がなく何かとラクだ。正確な査定額はお酒が業者に到着してからしか知りえることはできない。ただ、発送する前にもおおまかな査定額は知ることはできる。
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年のような古酒の場合、買取参考価格がそれぞれの業者で大体決まっているからだ。業者によってはLINEや写真つきメールなどお酒の画像を送信することでも、おおまかな査定額を知らせてくれる。
査定額は業者によって違う
いずれにしても買取業者の場合、買取システムが基本的には明確であるし、専門の鑑定士がお酒を査定してくれるのでトラブルになりにくく安心できる。ただ、査定額は業者によってバラバラだ。ある程度の相場は決まっているものの査定方法は業者によって基準が違っている。
結果的にゴールデンホース秩父シングルモルト8年のような古酒の場合、数千円の差がでてしまうこともある。だから、高く売りたい場合、複数の買取業者に査定してもらうのもよいだろう。複数の業者に査定してもらい1番高い査定額を提示したところに売るという方法である。
インターネットを活用して売る場合
東亜酒造がかつて製造していたゴールデンホース秩父シングルモルト8年は、1980年代のウイスキーブームを知っている愛好家を中心に依然、高い人気がある。
ヤフオクなどで売買されている
インターネットではヤフオクを中心にゴールデンホース秩父シングルモルト8年の売買もなされている。インターネットを活用して個人で売る場合、落札者とのやりとりはじめいろいろ手間はかかる。しかし、一般的にお酒の買取業者の査定額よりも高い値段で売れる傾向がある。ネットオークション以外では、メルカリなどフリーマーケットでも件数は少ないながら出品されている。
インターネットでお酒を売るときの注意点
なお、個人でウイスキーをふくめた酒類を売る場合、出品前に酒税法など法律に遵守しているか確認しておきたい。不要になった酒類を売るのは基本的に可能である。ただ、反復・継続して売る場合、通信販売酒類小売業免許を取得しておく必要があるなど決まりごとがあるのだ。不明な点があれば、出品前に国税局や税務署などで念のため確認しておくことをおすすめしたい。
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の買取相場
東亜酒造が手掛けていたゴールデンホース秩父シングルモルト8年は、2000年代に販売を終了している。しかし、現在も人気があり、積極的に買取をおこなっている買取業者もある。
買取業者での買取相場
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年を取り扱っている買取業者およびその買取参考価格をいくつか紹介しよう。なお、買取参考価格については、基本的に箱など付属品がひととおりそろっており保存状態がよいものという条件がついている。また、需給の具合によって変動するものである。
ジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ジョイラボは東京、大阪、神戸に実店舗があり、ウイスキーについては店頭買取や宅配買取をおこなっている。ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の買取価格は16,000円のようだ。宅配買取の場合、送料は発送時だけでなく、キャンセル時の返送料も無料と良心的。事前に画像やFAX、電話などで大まかな査定額も分かるのもよい。
ミスターフロンティア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
広島県にある買取業者。ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の買取価格は17,000円~とホームページに記載されている。宅配買取の流れとしては査定フォームから商品の写真を送り、商品を必要書類とともに発送して査定という流れ。なお、発送時の送料も元払いとなる。そのほか店頭買取、出張買取もおこなっており、出張は広島市内および近郊エリアに対応している。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋はブランドものやチケットなどで有名な大手買取業者で全国に200以上の実店舗がある。そのうちの50店舗ほどはお酒も取り扱っている。宅配買取、店頭買取、出張買取に対応していて、ゴールデンホース秩父シングルモルト8年の買取参考価格は15,000円となっている。
他にも、ゴールデンホース秩父シングルモルト8年を買い取ってくれるお酒の買取業者はいろいろある。同じ商品であっても業者によって査定額は同じではないし、送料負担の有無もそれぞれことなっているので、事前に確認しておくとよいだろう。
買取店でウイスキーを高く売るコツ
お酒の買取店でゴールデンホース秩父シングルモルト8年を高く売るためにはいくつかコツがある。それを以下3つにまとめてみた。
匂いのしない冷暗所で保管する
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年もそうだが、ウイスキーには賞味期限という概念がない。それは、一般的なウイスキーの場合、アルコール度数が40度以上あるため、基本的に腐らないとされているからだ。ただ、だからといって保管方法を間違ってしまえば、品質が落ちて味が変わってしまうこともある。
ウイスキーに適した保管場所であるが匂いのしない冷暗所がベストであるとされている。ウイスキーは光、湿気、高温に弱い。だから、直射日光が当たらない箱の中に入れた状態で、涼しく暗い場所で保管するのがいい。
あと、匂いのする場所にも置かないほうがいい。ウイスキーは風味や香りも楽しむ飲み物なので、匂いが移ってしまうのは避けておいたほうがいいからだ。家の中であれば床下、押し入れ、クローゼットなどが保管場所として適しているといわれている。
付属品をつけて査定してもらう
ウイスキーを買取業者に査定にだす場合、付属品をできるだけ多くつけておくことをおすすめしたい。査定額がアップする可能性があるからだ。付属品とは箱、ギャランティカード、替栓などだ。ゴールデンホース秩父シングルモルト8年のような古酒の場合、特にそうなのだが付属品がその歴史やブランドを証明する。
汚れをとってから査定に出す
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年のような古酒は長年保管していると、どうしてもボトル表面に汚れが付着してしまう。ボトル表面は、ラベルなど傷つけないよう気をつけながら、拭けば落ちる汚れはとってから査定に出すほうが印象がよくなるだろう。なお、付属品についてもきれいな状態にしておくことが望ましい。
ヤフオクなどでの相場
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年はネットオークションのヤフオクやネットフリーマーケットのメルカリなどでも売買がおこなわれている。具体的にどれくらいの値段で落札(または売却)されているのか事例をいくつか紹介しよう。
ヤフオクションでの出品事例と落札額
- ・未開栓 化粧箱あり 落札価格:27,500円
- ・未開栓 箱あり 落札価格:21,599円
- ・新古品・未開栓 落札価格:36,000円
メルカリでの出品事例と売却額
- ・ラベル傷みあり箱なし 出品:13,000円
ヤフオクでは20,000円~30,000円台で落札されているのを確認できた。メルカリでの出品は13,000円で売却済だ。ただ、ラベルに痛みがあり、箱がない状態での出品なので、それらがそろっていたらもっと高く売れていたかもしれない。
まとめ
ゴールデンホース秩父シングルモルト8年は東亜酒造が製造していたシングルモルトウイスキーである。1980年代のウイスキーブームでヒットし、その個性的な味わいを愛するウイスキー愛好家は今も多い。ゴールデンホース秩父シングルモルト8年は保存状態などにもよりけりだが、お酒の買取店では15,000円~、ヤフオクなどではそれよりやや高い値段で取引されている。