コンバース古着の買取相場・査定情報を徹底調査

スニーカーのメーカーとして知られるコンバース（CONVERSE）は、日本国内の中古市場において古着の買取相場や査定情報を少し調べにくいブランドだ。2019年2月14日現在、Googleなどを使ってキーワード検索をおこなうと、古着よりも遥かに多くのスニーカーの買取実績がでてきてしまう。

しかしながらコンバース古着は、近年のファッション業界の流行により高価買取の狙える意外なブランドとして注目度を高めはじめている実情もあるようだ。今回は、コンバース古着の査定情報を公開するショップやヤフオクなどの買取相場などを皆さんと一緒に確認をしながら、このカテゴリの品物がどんな基準で取引されているのかを詳しくまとめていきたい。

そもそもコンバースとは、どんなブランド？

コンバースは当初、シューズ製造販売会社としてアメリカで生まれている。ジャックパーセルやオールスターといった人気シリーズにより世界的な知名度を高めたコンバースでは、バッグや筆箱、衣料品といった多彩なカテゴリに対して、ブランドのライセンス発行をおこなっているようだ。したがって、同ブランドの古着は間違いなくファッション市場に流通していると捉えることができる。

CONVERSE TOKYO（コンバーストーキョー）の誕生

スニーカーブランド・コンバースの人気が非常に高い日本では、2015－2016の秋冬コレクションより、アパレルブランドのCONVERSE TOKYO（コンバーストーキョー）が生まれている。同じく人気の高いメルローズとの協業で立ち上がったコンバーストーキョーでは、雑貨やアクセサリー、洋服といった多彩な品物を作っている。

コンバースのモチーフを受け継ぐCONVERSE TOKYO

このブランドでは、コンバースの定番とも言えるスター型のアイコンやモチーフを上手くデザインに取り入れている。したがって、このCONVERSE TOKYOの商品を初めて見た人の中には、スニーカーブランドのコンバースで作ったファッションアイテムという印象受ける方々も少なくない実態があるようだ。また2019年2月14日現在の国内市場において、CONVERSE TOKYOの買取ページをコンバースと別に設ける買取業者は未だに少ない実態がある。

コンバース古着の人気の高いもうひとつの理由

多くの日本人にとってスニーカーブランドとしてのイメージの強いコンバースにおいて近年、古着の需要が高まった背景には数年前から始まっている90年代ファッションのリバイバルブームも大きく関係している。昭和の時代に流行ったオーバーサイズのジャケットやパーカーなどの魅力が再注目されたこのブームは、多くのストリートファッションやスポーツブランドにリバイバルならではの好循環をもたらしている。またたくさんのコンバース古着が並ぶヤフオクやメルカリには、90年代というキーワードを使ってサイズの大きなジャケットなどを販売する方々も多い実態がある。

コンバース古着の需要は確実に高まっている

アパレルブランド・CONVERSE TOKYOの誕生や、90年代ファッションのリバイバルブームといった好循環の生じつつあるコンバースは、今まで目立たなかった古着に対しても高価買取の狙えるブランドへと成長を遂げている。ここからは、コンバース古着の査定情報や取扱実績を掲載する専門店の情報を見ながら、この市場の傾向や売却の注意点などをまとめていく。

リ・ファウンデーション

7,000件以上ものファッションブランドを取り扱うリ・ファウンデーションでは、コンバースとCONVERSE TOKYOのそれぞれに商品ページを開設している。

問い合わせのしやすい買取業者

下記4つの窓口を設置するリ・ファウンデーションは、初めて買取サービスを利用する方々でも気軽に相談のできる専門店だ。

• ・フリーダイヤル（電話）
• ・LINE査定
• ・メール査定
• ・オンラインチャット

その中でもリ・ファウンデーションの営業時間内であればホームページの下方に立ち上がるオンラインチャットは、サービスを利用する上で生じる不安や疑問の解消や、査定金額に関する質問にも利用可能なツールとなっている。こうした仕組みを使って早く担当者とコミュニケーションをはかれば、コンバース古着に到来している売りどきを逃すこともないだろう。

2つの個人向け買取方法

リ・ファウンデーションでは個人のお客様のファッションアイテムを店頭買取と宅配買取の2方法で買取している。少量であれば1分～5分で査定結果のわかる店頭買取は、東京都池袋の実店舗のみでの対応となる。

これに対して宅配買取では、ベーシックタイプとスピードタイプの2種類が用意されている。ちなみに宅配キットを無料で業者が届けてくれるベーシックタイプは、取引完了までに2日～5日ほどの期間がかかる。これに対して箱や梱包材を自分で用意できるお客様向けのスピードタイプを利用すると、ベーシックタイプより早く不要なコンバース古着を売却につなげられると言えそうだ。

リ・ファウンデーションにおけるコンバース古着の買取相場

この業者のサイトに掲載されているのは、2014年～2015年に買取された下記の3つの買取実績となる。

• ・コンバース ダウンジャケット（Aランク）…10円～100円
• ・コンバース ダウンベスト（Bランク）…10円～200円
• ・コンバース コート（Aランク）…10円～300円

リ・ファウンデーションにおけるCONVERSE TOKYOの買取相場

これに対して2015年に登場したばかりのCONVERSE TOKYOは、古着だけでなくバッグに関しても非常に高い査定額が付けられている。

• ・CONVERSE TOKYO ジップアップジャケットA2859KM222（Aランク）…1,300円～3,500円
• ・CONVERSE TOKYO トートバッグ A2872PBG060-1（Sランク）…800円～2,400円

リ・ファウンデーションでコンバース古着を売るときの注意点

お客様から買取した品物を効率よくリユースにつなげるリ・ファウンデーションでは2019年2月15日現在、古着に関してはCONVERSE TOKYOの品物のみを買取対象としている。古い時代から存在するコンバースブランドの場合、リ・ファウンデーションで買取査定ができるのはスニーカーなどの靴のみとなる。またCONVERSE TOKYOにおいても今季・来シーズンのアイテムと発売より1年以内のアイテムのみが買取対象となるため、このブランドの古着をリ・ファウンデーションに持ち込むときには査定基準に該当する期間内に手続きを進めるようにしてほしい。

ブランドゥール

サービス開始からの8年で30万人の利用者数を突破したブランドゥールでは、CONVERSE TOKYO古着の買取実績をたくさん公開している。

完全無料の買取サービス

ブランドゥールでは、店頭・宅配・出張という3種類の買取方法全てにおいて、お客様負担ゼロの完全無料で対応をおこなっている。特に多くのお客様が不安を抱える宅配サービスにおいては、ブランドゥールの提示額に納得できなかった場合のキャンセル料や返送料も無料としている。また東京23区限定の出張買取サービスに関しても完全無料となっているため、クローゼットの整理や断捨離で出てきた大量のコンバース古着の扱いに悩む方々でも、コストをかけずに売却処分をおこなえるだろう。

WEBを使ってさまざまな手続きのできる宅配買取サービス

宅配買取を得意とするブランドゥールでは、WEB上のマイページを使ってひと通りの手続きを進められる。例えば、マイページより集荷依頼をおこなうこの業者では、お客様自身が宅配業者に電話をかけたり、伝票記入をする必要がない。

またWEBより確認できる査定結果に関しては、ブランドゥール側に送った商品それぞれに対して売る・売らないの選択ができる仕組みとなっている。こうした形でマイページを使って大半の手続きのできるブランドゥールは、専門店側とのやり取りで戸惑いの生じにくい存在であると捉えることができる。

ブランドゥールにおけるコンバース古着の買取相場

この業者では2019年2月15日現在、CONVERSE TOKYO古着の買取実績をたくさん公開している。

• ・CONVERSE TOKYO コットンパンツ…1,000円
• ・CONVERSE TOKYO チェックシャツ…2,310円
• ・CONVERSE TOKYO ミリタリーシャツ…2,750円
• ・CONVERSE TOKYO ワイドデニムパンツ…2,750円
• ・CONVERSE TOKYO 17AWモッズコート…8,050円
• ・CONVERSE TOKYO スター切替ブラウス…1,725円

ブランドゥールの査定情報の中には、買取基準として非常に重要な位置づけとなるコンディションの記載がない。しかしながら、全アイテムにカジュアルブランドとしては非常に高い金額が付けられている実態を考えると、前述の品物は状態の良いものが大半であると捉えて良いだろう。そのため、この価格帯でのCONVERSE TOKYOの古着買取を狙う人は、最低でも中古美品ぐらいのコンディションのうちに査定依頼を進めてみてほしい。

ヤフオクにおけるコンバース古着の買取相場

スニーカーを作るメーカーとしての知名度が高すぎるコンバースは、ここまでご紹介したとおり日本国内の中古市場において具体的な買取実績や査定情報の少ないブランドとなっている。しかし、衣料品を売りたい個人だけでなくブランド買取専門店なども参入するヤフオクなどでは、今話題の90年代に該当する非常に古いコンバース古着も取引されている。ここでは参考までに、オークション相場検索サイトのオークファン内から調べられる2019年2月15日時点のヤフオク情報を見ながら、商品別の入札数や平均落札価格などを詳しくご紹介していく。

ジャケット

最近の30日だけで139件もの落札実績のあるジャケットは、コンバースの古着の中でも非常に人気の高いカテゴリだ。ページをスクロールしてみると、ダウンジャケットやデニムのカバーオール、ナイロンパーカージャケットなどが並んでいる。

コンバースジャケットの平均価格は、3,222円となっている。19件以上の入札数も多く見受けられるこのカテゴリの品物は、コンディションが良く需要の高いデザインであれば十分に落札される可能性が高いと捉えて良いだろう。

パーカー

1年を通して活躍するパーカーも、直近の30日間で81件の取引実績がある。平均価格が2,705円となるパーカーには、1,500円～3,990円の価格帯で非常に多くの落札がおこなわれている。このカテゴリを見ていると、新品未使用の商品が多い印象を受ける。しかしながら90年代やヴィンテージといったキーワードを使ってタイトルの書かれたパーカーの場合、多少の使用感があっても大半の品物に入札が入っているようだ。

Tシャツ

カジュアルな装いに欠かせないコンバースのTシャツは、最近30日間の平均落札価格が1,036円となっている。CONVERSE TOKYOの新品未使用Tシャツの中には、24件もの入札が入った結果として4,100円という高値で落札された商品もある。これに対してかなりの使用感のあるUSEDのTシャツの場合、150円や290円といった形で非常に安い金額での取引になってしまうこともあるようだ。こうした形でコンディションが落札額に大きく影響するTシャツなどの場合、ヤフオクやメルカリなどを使うときにおいても早めの出品をする心がけが必要となる。

パンツ

最後にコンバース+パンツというキーワードでオークファン検索をおこなってみると、太めのカーゴパンツやジャージ、ショートパンツといった商品がたくさん出てくる。そしてこのカテゴリにおける平均落札価格は、1,710円と意外に高い。複数回の着用で膝抜けなどの生じやすいパンツは、エルメスなどの高級ブランドにおいても売却の難しい商品となる。したがってこのカテゴリの古着を高額査定につなげるには、次に誰かが穿くことが想像できるコンディションで買取依頼やヤフオク出品をする必要があると言えそうだ。

まとめ　コンバース古着を高値で売るためにすべきこと

買取店側でもスニーカーブランドとしての印象が強いコンバースの古着は、宅配買取などを使って一方的に品物を業者に送るのではなく、必ずコンバースの衣料品でも買取してもらえるかの確認をしてから売却手続きに進むのが理想となる。また近年人気の高いCONVERSE TOKYOの比較的新しい古着や、90年代のヴィンテージに近い価値のある品物は、LINE査定やヒカカクの一括査定などを使って相見積もりをとるのがおすすめとなる。

コンバースのようなカジュアルブランドの古着は、1着よりも複数枚のまとめ売りやセット売りをするのが理想となる。こうした方法を使って質の良い古着をたくさん送ると、想定外のプラス査定につながりやすくなる。またまとめ売りをするだけの衣料品が見つからない場合は、配偶者や娘、息子などのファッションアイテムを一緒に査定に出してみても良いかもしれない。