1941年の創業以来、多くの人々に愛されているブランド「COACH(コーチ)」。数あるブランドの中でもバッグや財布を中心に豊富な種類の製品があり、シーズン毎に新しいアイテムを発表する開拓者精神を持つブランドだ。常に新しいことにチャレンジする姿勢に魅力を感じている人も多いだろう。ルイヴィトンやプラダ、エルメス等に比べ、手に入れやすいブランドであることから、若者に好んで愛用される傾向にある。
そんなコーチの中でも特に人気のアイテムは財布・ウォレットである。この財布だが、残念ながら偽物(コピー品)が出回っているのが現状だ。本物と偽物を見分けるにはどうしたらいいのだろうか。本記事では徹底調査を行い、専門的な鑑定士でなくても見分けられるように解説をしていく。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
コーチとは?
ブランド名の由来ははっきりとは分かっていないが、「馬車」という意味もあることから「大切な商品をお客様に届ける」という意味ではないかと言われている。
また、「馬車」はアメリカ開拓時代の象徴でもあったため、開拓の象徴である馬車をブランド名にすることで「新しいものを開拓する」というブランド戦略ではないかという説もある。
手の届きやすい価格帯かつ高級感がある商品
1941年ニューヨーク・マンハッタンにて、マイルスとリリアンのカーン夫妻たち6名が、家内制手工業の皮革工房としてオープンさせたのがコーチの起源である。
1962年、野球グローブから発想を得て作られた「グラブタン・レザー」を使ったバッグは、上質な本革で人気商品となった。「アクセシブル・ラグジュアリー」というコンセプトで、手の届きやすい価格帯、かつ高級感がある商品を世の中に送り出すことを使命としているのがコーチの商品である。
手の届きやすい価格帯であるがゆえに売却時の買取相場はかなり安くなってしまう傾向にある。
新しい商品が次々に発表される
他のブランドに比べ、種類が豊富にあるコーチ。数あるブランドの中でも、このタームの短さは群を抜いている。常に新しいものを追求し、ヒット商品であっても長く売ることはなくニーズに合うように進化させて発表し続けている。
元エグゼクティブ・クリエーターであったリード・クラッコフが「お気に入りはいつも最新のデザイン」と言っていたことからも、「新作を発表し続ける」「新鮮なブランドのイメージを保ち続ける」という信念がうかがえる。
コーチの偽物と本物を見分けるポイント
これからコーチの偽物と本物を見分けるポイントをご紹介していく。これから手に入れたいと考えている人も、すでにコーチの商品を持っている人も、以下のポイントを確認して損をしないようにしよう。
生産国をチェック
シーズン毎に進化したバッグや財布を発表しているコーチだが、偽物を見分けるためにまず生産国に注目したい。
MADE in Chinaでも本物はたくさん存在する
コーチの製品の多くは、現在は中国で生産されている。「Made in China」や「MADEINCHAINA」と記載があっても偽物だということにはならない。ドミニカ共和国・コスタリカ・プエルトリコなどでも生産されており、アメリカ産のコーチを探す方が難しいほどだ。
Made in Koreaに注意
また、かつては韓国にも工場を持っていたが、最新のモデルではほとんど存在していない。したがって、「Made in Korea」と記載がある場合には注意したい。
タグをチェック
「COACH‐ITALY」と黒の太字で書かれた紙製のタグがついていた場合も要注意だ。イタリアでも生産されているコーチだが、そのようなタグは本物にはついていない。偽物の可能性が極めて高い。
シグネチャーに注意
直営店で購入すれば偽物を手にしてしまうことはないが、ネットショップの楽天市場やフリマアプリのメルカリやラクマなどで購入する場合には特に慎重になる必要がある。
他のブランドと違い、コーチは財布やバッグの種類が豊富にある。毎シーズン新しく商品が登場し、さまざまな形や色のアイテムが楽しめる。
中でも人気があり、かつ偽物も多く出回っているのが「シグネチャー」柄である。
シグネチャーの特徴
コーチと聞いて、「CC」の柄を最初に思い浮かべる人も多いのではないだろうか。コーチ柄とも呼ばれ、アルファベットの「C」の文字をロゴ模様にあしらったキャンバス地を採用したアイテムである。不動の人気を誇る定番シリーズで、「シグネチャー・ストライプ」シリーズなどが存在する。
偽物は作りが荒いものが多い
このシグネチャー柄しか取り扱っていないようなネットショップには注意が必要である。オプティックやプリントなどの特別なデザインを除き、縦横に綺麗に並んでいるのが本物だ。
また、「C」の文字が曲がっていたり、上下・左右対象になっていないものも要注意である。基本的に偽物のシグネチャー柄は作りが荒いものが多い。違和感を覚えるようなら偽物の可能性がある。
ジッパー(ファスナー)の刻印をチェック
人気の長財布にも使用されているジッパー(ファスナー)も、偽物かどうか判断する材料となる。本物の商品は、日本製の「YKK」のジッパー、もしくはアメリカ製の「IDEAL」というジッパーが使用されている。このジッパーを見ると「YKK」か「IDEAL」の刻印がされていることが分かるだろう。「YKK」か「IDEAL」以外のジッパーが使用されている場合には注意したい。
しかし、刻印自体がされていない場合もある。ジッパーのみで断定せずに、総合的に判断したい。
スナップの刻印に注意
財布についていることのあるマグネット・スナップには「COACH®」または「ROMAG(COMAG)」という刻印があり、しっかりと閉じられるようになっている。もしも異なる文字が刻印されていた場合には偽物の可能性がある。
しかし、年々コピー商品も進化しており、偽物のスナップを見分けるのは難しくなっている。日々本物の製品に触れているプロでも、スナップだけで本物か偽物かを見分けるのは難しい。他の部分と共に判断するようにしたい。
縫い目をチェック
手に取って製品を見ることができるようなら、縫い目にも注目したい。本物の製品では、縫い目は1インチ(約2.5cm)に12目という決まりがある。本物でも厳密には12目になっていないものもあるが、ごくわずかな違いである。
しかし、明らかにそろっていない場合や縫い目がゆるくなっているような場合は偽物の可能性が極めて高いので注意しよう。
プライスタグ(値札)をチェック
商品についてくるプライスタグ(値札)も、偽物か本物かどうかを見分ける目安になる。 本物の値札は白地の2つ折りとなっており、外側部分の中央を見ると、茶色で「COACH」または「COACH Factory(アウトレットの場合)」と書かれていることが分かるはずだ。
また、右下には「COACH®」のロゴが入っている。開くと、内側に黒字でスタイルナンバーなどが入っているのが確認できる。ファクトリー・アウトレットで購入時にプライスタグを外す方針になったことがあったが、現在はアウトレットストアでもプライスタグはそのまま外すことなく販売されている。
しかし、アメリカの直営店では手書きの値札で販売されていることもあり、タグがついていない、もしくは手書きだから偽物であると判断できない。あくまで目安の1つとして考えたい。
ビニールカバーがついていた場合
コーチを購入したときにビニールカバーがかけられた状態のときがあるが、偽物というわけではない。アメリカ限定のオンラインストア、または店舗の倉庫の商品では、ビニール袋に入った状態で商品が届くことがある。
ビニール袋にはコーチのロゴが印刷されている。ビニールカバーがついていても、それが偽物であるということではない。
ギャランティカード(保証書)は存在しない
ブランド品が偽物か本物かどうか見極める手段の1つに、ギャランティカード(保証書)がある。買取に出す場合や修理に出す場合には、カードの有無が重要になることが多い。
コーチでは、ルイヴィトンやエルメスのような他ハイブランドのようなギャランティカードは存在しない。ただし、日本の正規店や一部デパートで購入した場合には、「COACH」と書かれたカードに購入年月日・購入店・品番を記載してもらえることもある。実際には別の商品に対するカードとセットにして取り扱うことも出来てしまうので、このカード1枚で本物であると証明することは難しいが、判断材料の1つにはなる。誤って紛失しないようにしておきたい。
既に持っている商品が偽物かどうか調べたい
直営店で購入することが偽物を誤って購入しない最も確かな方法ではあるが、フリマサイトなどでお手頃価格で出品されているのを見かけたときには、それが本物ならば手に入れたくなるということもあるだろう。
また、「フリマサイトで購入済の商品が偽物かどうか調べたいが、自分では分からない」「プレゼントしてもらったコーチの製品が本物かどうか調べたい」という人もいるかもしれない。
直営店に修理の依頼をする
直営店が近くにあれば、修理の依頼を出してみるという手段がある。コーチでは海外で購入したもの、並行輸入で入ってきたものでも、商品を問わずどこのショップでも修理を受け付けてくれる。
しかし、万が一持ち込んだ商品が偽物である場合には、もちろん受け付けしてもらえない。「取り扱いできない」と断られた場合には、その商品は偽物・コピーである可能性がある。
購入した際の情報を調べておく
コーチのスタンプや日付を押したカードなどの書類を持参しなければ、取り扱ってくれない場合もある。いつどこで購入したのか、分かる限りの情報は調べておきたい。
買取店に鑑定を依頼する
無料査定を行っているなんぼや、大黒屋といったブランド買取の店舗へ持ち込んだり、LINEで査定してみるのが良いだろう。買取を依頼する体裁での査定依頼となるため完全冷やかしだと嫌がられるので、売る可能性が1%以上あればこちらの方法で検品する方法もあると考えておこう。実際に売るかどうかは無料査定後に決められるので、気軽に使ってみても良い方法だ。
おすすめ買取店
コーチの財布の偽物と本物の見分け方について解説してきたが、こちらではコーチの財布の買取におすすめの業者を紹介していく。業者選びに迷っている人は、ぜひ参考にしていただきたい。
BEEGLE総合買取
買取価格
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手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
BEEGLE総合買取は、COACHなどのブランド品を買取している。20年以上の買取経験と実績を持つバイヤーがプロの目で偽物を見分けてくれるので、安心して査定依頼できるだろう。自社の豊富な販売ルートがあることで、他社よりも高く買取ができるところも魅力の一つだ。
買取方法は、宅配、店頭、出張買取の3種類で対応しており、買取にかかる費用は基本無料となっている。写真と商品名を送るだけのLINE査定にも対応しているので、気軽に査定依頼してみよう。
また、BEEGLE総合買取は買取専門サイトの他に、自社オンラインストア、楽天モール、7つの実店舗、買取センターを運営しており、COACHの財布やバッグも多数販売している。創立23年の実績があり、安心して利用できるお店であるといえるだろう。
買取専門店「おたからや」では購入もできる
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対策
本物のコーチの商品を少しでもリーズナブルに手に入れたいという人のために、「おたからや」を紹介したい。業界最多数の商品を取り扱っているおたからやでは、貴金属や時計、楽器を始めブランド品の買取もおこなっている。
国内出店数第1位を誇り、買取実績40年のおたからやでは、プロの査定員が高額買取をおこなっている。また、楽天市場などでネットショップも展開している。
実績ある査定員たちの厳しいチェックを通過した信頼できる商品を購入できるので、少しでもお得にコーチの商品を手に入れたい、という人におすすめしたい。
コーチを売るならヒカカク!で賢く一括査定申込み
オークションサイトのヤフオクやフリマアプリのメルカリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。 「ヒカカク!」は楽に高く売りたい時、様々な買取業者の買取価格を比較できる相場情報サイトだ。
上記では、本物のコーチを購入する際におすすめの買取業者を紹介したが、一方で、正規店で購入したコーチを高価買取してくれるお店を探したいという方もいるはずだ。高級ブランドアイテムを高値で買い取ってもらうためには、複数の買取業者へ持ち込み、査定額を比較することがおすすめである。ただ、人によっては、複数社を訪問して回るような時間がないという方もいるはずだ。
「ヒカカク!」ならそんな問題も解決できる。こちらから無料で、コーチの一括査定依頼を出すことが可能だ。買取査定に出したい人はぜひ利用してみてほしい。
まとめ
ここまで偽物と本物を見分けるポイントをいくつか紹介してきた。見分ける方法としては、柄や刻印、縫い目の粗雑さなど、細かい部分まで確認してほしい。それでも偽物か本物かの判断が難しい場合は、ブランド品買取業者のおたからやや楽天市場、ヤフーショッピングで購入することをおすすめする。Amazonやメルカリ、ラクマの中には偽物を販売する悪質な出品者が潜んでいる場合もあるので要注意だ。
年々、コピー商品のクオリティは上がっている。本物か偽物かを見極める方法がはっきりと公開されないのも、その情報を元に悪徳業者が新たに偽物を作りだすことを防ぐためである。偽物を掴まされないためにも、今回ご紹介したようなさまざまなポイントに注意して購入してほしい。