キャンプ用品で有名なアウトドアブランドのひとつがコールマンである。コールマンは、日本向けのキャンプ用品を数多く販売しており、耐久性の高さやデザインの多さなどから多くの人に人気だ。2019年現在では、1人キャンプやキャンプ女子などが流行っていることで、テントやランプなどのキャンプ用品の需要も高まっていきている。
しかし、すべての人が年中キャンプを楽しむわけではなく、中にはずっと倉庫に眠ったままという人も少なくない。加えて、倉庫に眠っているコールマンのテントを捨てるならば売りたいと考える人も多いようだ。そこで、この記事ではコールマンのテントを売る方法や買取相場を詳しく解説していこう。
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コールマン テントの歴史と魅力
今でこそ、キャンプ用品で有名なコールマンのテントだが、創業当初は全く違うものをつくっていたのはご存じだろうか。また、コールマンの商品が丈夫なつくりをしているのも企業の発展にかかせない理由がある。コールマンのテントを売る前に、なぜ、日本でこれほどまでにコールマンが人気なのかについて知り、価値の高さを再確認しよう。
コールマンの歴史
コールマンは、創業者であるウィリアム・コフィン・コールマン氏が1900年ころにアメリカで始めた会社である。設立当初の会社名は、ハイドロカーボン・ライトカンパニーという名前で、テントではなくガソリン式ランプを販売していた。
ただ、ハイドロカーボン・ライトカンパニーのガソリン式ランプは、購入者からの評判が悪かったため、販売からレンタルという手法に変換していった。販売方法をレンタルにすることで売上は一時的に伸びたのだが、修理代金を会社側が負担していたことで売上は伸び悩んでしまった。
そこでコールマン氏は、ガソリンランプの開発を始め修理代を抑えられるくらい丈夫でメンテナンスしやすいモデルを販売した。コールマンブランドのキャンプ用品が丈夫な理由は、修理代やメンテナンスコストを削減することにあったのだ。
コールマン氏の開発する丈夫なガソリンランプの技術は、時代の変化に適用し1914年にはアークランタン、1923年にはキャンプストーブを開発している。アークランタンやキャンプストーブは丈夫で品質が良いことから、アークランタンはアメリカ軍で使われている。
また、1942年にはミルク缶ほどの小さなストーブであるGIストーブを米軍用に開発している。アメリカでは戦争で利用する物として武器・ジープ・GIストーブが画期的な発明品とされたことで、コールマン氏の名が多くの人に知られるきっかけとなった。
コールマンの製品が日本で販売されたのは、1976年のことで当時は夜間の漁業で魚を集めるために使う灯火が主流とされていた。コールマンの灯火は、品質や精度の高さから人気が高まり、日本人用のキャンプ用品も数多く開発されていったのだ。このように、コールマンのキャンプ用品は1972年から2019年現在にいたるまで高い技術力が評価され、多くの日本人に愛されるブランドとなっている。
コールマン テントの魅力
コールマンの製品は、日本の自然環境や生活スタイルに合わせたものを多く取り扱っている。日本人向けのキャンプ用品を開発・販売する専門の会社は、コールマンジャパンが手掛けておりテントも人気が高い。
コールマンのテントは、丈夫な素材や制作をおこなっているため、風や雨に強く長持ちすることが大きな魅力だ。さらに、丈夫でありながら柔らかい素材を使っているため、コンパクトにまとめることが可能。そのため、コールマンのテントは、持ち運びや収納に最適とされている。
また、コールマンの知名度の高さから、有名ブランドであるモンロやBEAMS、トミカなど多くのコラボ商品が生まれている。そのため、コールマンのテントには、おしゃれな製品が数多く存在するのだ。
コラボシリーズの中には、限定品のテントも含まれているため、テントによっては高額取引される物もある。捨てる予定だったコールマンのテントに高値がつくケースもあるため、損をしたくない人はしっかりとシリーズごとの価値を認識することが大切だろう。
コールマン テントを売る方法
コールマンのテントをお金に換える方法は、買取業者・オークション・フリマアプリなどが挙げられる。それぞれの方法は、特徴が少しずつ違うので重視したいポイントから、コールマンテントの売却方法を選んでいこう。
買取業者
コールマンのテントを取り扱っている買取業者では、商品の状態や希少度などによって高値で売ることが可能だ。といのも、コールマンはキャンプ用品の中でも需要の高いブランドのため、買取業者でも高価買取を実施している店舗が多い傾向にある。また、買取業者に依頼すると査定額が付けば、確実にテントを売ることができるので手間や時間がかからないメリットも魅力だ。
ただし、すべての買取業者がキャンプ用品を取り扱っているわけではなく、買取業者にはトレカやお酒などを専門に取り扱っている業者もある。そのため、コールマンのテントを高額で買い取ってもらいたい人は、キャンプ用品専門の買取業者に依頼するのをおすすめする。
リサイクルショップやキャンプ用品以外にも多種類の商品を総合的に取り扱っている買取業者もあるが、専門の買取業者と比較すると買取額が下がる傾向にあるため業者選定は慎重におこなってほしい。
オークション
大手オークションサイトであるヤフオクを利用することで、コールマンのテントを売ることができる。2019年8月時点では、コールマンのテントが120日分で1,728件も落札されていることから、コールマンのテントの需要は高い傾向にある。
ヤフオクでコールマンのテントを売った場合、平均落札額は15,168円で最高落札額は172,260円だ(2019年8月時点)。主に、コールマンのテントを出品した場合、新品だと数万円から数十万円程度、中古の場合は数千円程度で取引されている。
オークションでコールマンのテントを出品する強みは、自分で設定額を決められる点と予想以上に値段が上がる可能性がある点だ。店舗に商品を売る場合、金額を決めるのは店舗側のため、自分の思っていた値段よりも低くなってしまうケースも多い。
しかし、オークションでは自分の思った値段を付けられるので、より高値でコールマンのテントを売りたい人におすすめである。また、中古であってもコラボ商品や需要の高いモデルであれば値段が跳ね上がることもある。
ただし、オークションは個人売買のため、売れ残ってしまうこともあれば購入者とトラブルになるケースも想定しておかねばならない。時期や需要によっては、数カ月たっても出品したテントが売れないリスクもあるので、あらかじめ頭に入れておいてほしい。
フリマアプリ
大手フリマアプリであるメルカリは、スマホひとつでキャンプ用品だけでなく多種類の商品を売買できるアプリだ。フリマアプリとオークションを同じニュアンスで取られている人も多いが、特徴や使い方が大きく異なる。
オークションでコールマンのテントを出品する場合、設定金額は選べるが落札額を決めることはできない。一方、メルカリでは価格や送料の負担者を自分で設定できるため、自分の思った通りの金額でコールマンのテントを売ることができる。
また、メルカリはすべての操作がスマホでおこなえるため、写真の挿入や入力も簡単で商品を出品しやすいことが魅力だ。実際にメルカリでは、コールマンのテントが100件以上出品されており、中古でも売り切れになっているテントも多い。しかし、価格帯は数千円代が多く、値段によっては新品でも売れ残ることもある。
さらに、コールマンのテントをメルカリで出品する人が多く、自分の掲載したページが埋もれてしまい購入者に見られないというケースも少なくない。そのため、フリマアプリでコールマンのテントを売る場合、売れやすくするポイントをおさえておくことが大切だろう。
コールマン テントを取り扱っている買取業者
コールマンのテントを取り扱っており、買取価格を掲載している業者5社をピックアップした。各買取業者では、それぞれお得なサービスをおこなっているので買取価格と合わせてみていこう。
アウスタ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アウスタは、キャンプや登山グッズなどアウトドアの買取を専門におこなっている買取業者である。大きな魅力は、複数のキャンペーンを実施しているだけでなく、キャンペーンの併用が可能という点だ。
2019年8月ではテントの買取金額を10%アップや発売から1~6カ月以内の商品を45%以上で買い取るといったキャンペーンを同時に利用することができる。例えば、発売6カ月以内のテントが定価10,000円だった場合、アウスタのキャンペーンを使うと最低でも4,500円の査定額が保証されるのだ。さらに、テント買取である10%を併用すれば査定額は4,950円となる。
このように、アウスタのキャンペーンを併用することで通常よりもコールマンのテントを高く売ることができるのでお得なのだ。そのため、キャンペーンの条件を満たしたテントを持っている人は、積極的に買取依頼をしてみよう。次に、アウスタでコールマンのテントを買取する場合、どの程度の査定額になるのかを以下の参考買取価格から探っていく。
- ・トンネルスクリーンタープ(ウェザーマスター):
- 新品買取:41,000円
- 中古買取:29,500円
- ・スクリーンタープ コア:
- 新品買取:67,000円
- 中古買取:40,000円
- ・マックスワイドドーム:
- 新品買取:32,000円
- 中古買取:20,500円
※2019年8月時点
アウスタで強化買取されていたコールマンのテントは3種類で、新品と中古にわけて参考買取額が掲載されていた。中古のテントでも、種類によっては20,000円を超える査定額となるため、高額査定に期待できそうだ。買取実績も月間4,000点以上でリピーター率97%と評判の高いことも高額査定につながる安心材料である。
そんな、アウスタで買取を依頼する前に査定額を知りたい人は、無料のLINE査定やメール査定がおすすめだ。また、買取したい場合でも宅配買取を利用すれば遠方からでも利用が可能で、送料・振込手数料・返送料もすべて無料である。買取業者によっては、送料や返送料が有料となることもあるため、査定額をすべて受け取りたい人はアウスタがおすすめ。
GEAR HACK
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
GEAR HACKは、ヤフオクのアウトドア用品取扱数が2018年度のキャンプ・アウトドア用品部門で1位になるほど知名度の高い買取業者だ。キャンプ場集客や予約などのシステム管理での国内シェアも第1位と、アウトドア経営に関する知識も豊富である。GEAR HACKでは、査定実績が10年と長く買取利用者からの満足度も91%の評価を受けてていることから高額査定に期待できる。
キャンプ用品の買取ではお得な特典も用意されており、宅配買取での箱を自分で用意すれば500円のプラス査定を受けることが可能。さらに、複数まとめて買取すると5点ごとに500円ずつ買取金額がアップする特典もある(上限2,000円まで)。そのため、GEAR HACKでコールマンのテントを買取する際は、特典の金額も参考にして比較をすると良いかもしれない。
次に、GEAR HACKで掲載されているコールマン テントの買取参考価格は以下の通りである。
- ・タフドーム/3025:7,500円
- ・オアシステント:42,000円
※2019年8月時点
GEAR HACKに掲載されていたコールマンのテントは2種類で、テントの種類や大きさによって数千円以上の差があるようだ。そのため、コールマンのテントをGEAR HACKで買取する場合は、LINE査定など事前に査定額を聞いてみるのをおすすめする。
また、GEAR HACKでは定期的にキャンペーンもおこなっており、2019年8月には買取額を最大で30%アップが可能。期間によってキャンペーン内容は変わるので、GEAR HACKで買取依頼をするときは事前にチェックしておこう。
スポーツ高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
高く売れるドットコムは、買取依頼件数が月間30,000件以上でこれまでに100万件以上と実績が豊富な買取業者である。高く売れるドットコムでは、各分野に専門の買取店舗を持っており、スポーツやレジャーに特化した店舗がスポーツ高く売れるドットコムだ。
スポーツ高く売れるドットコムの魅力は店舗数の多さにあり、全国各地に店舗を持っていることで出張買取のエリアに含まれる可能性が高い。コールマンのテントを始めとするキャンプ用品の中には重くかさばる物も多い。また、持っていくのも面倒だという人も多いため、自宅まで査定に来てくれる出張査定はありがたいサービスなのだ。
スポーツ高く売れるドットコムで出張査定を受ける場合、出張料や査定料は無料なのでまとめ売りをしたい人におすすめである。そんなスポーツ高く売れるドットコムでは、コールマン テントの買取実績が掲載されていたので以下を参考にしてほしい。
- ・タフスクリーン2ルームハウス:27,500円
- ・ウェザーマスターワイド2ルーム:46,000円
- ・ウェザーマスターブリーズドームⅢ300:16,000円
※2019年8月時点
上記の3点のうちウェザーマスターワイド2ルームのみ状態の良い買取で、残り2点は中古での買取価格である。そのため、同じコールマンのテントを買取した場合でも新品や美品だと査定額アップに期待できるだろう。
エコランド
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
エコランドは、スポーツ用品やアウトドア用品など幅広いジャンルの商品を取り扱っている買取業者である。アウトドア用品の他にも、パソコンや無線機などの電化製品も取り扱っているため、身の回りの物をまとめて買取してもらいたいときに便利だ。
また、エコランドでは買取だけでなく委託販売をおこなっており、売却額の50%を受け取ることができる。そのため、コールマン テントの査定額に納得がいかず、オークションに出したいがやり方がわからない人におすすめだ。
オークション出品や値段設定の知識や実績も豊富のため、自分では売れないテントもエコランドに任せれば売れる可能性が高まる。落札額によっては買取以上の金額に期待できるだろう。続いて、エコランドでコールマンのテントを買取した場合、参考価格は以下の通りである。
- ・ウェザーマスターブリーズドームⅢ300:18,631円
- ・クラシックテント300ストロベリー(4~5人用):24,934円
- ・トンネル 2ルームハウスLDXバーガンディテント:20,778円
- ・トンネル 2ルームハウスLDXバーガンディテント(未開封):22,510円
- ・オアシステント ターコイズ:28,050円
- ・アテナ トンネル2ルームハウス カマボコテン:30,128円
- ・ウェザーマスター 4S ドームトノス テント:24,587円
- ・ウェザーマスター トリオドーム テント廃盤:17,315円
- ・アメリカンヘリテージ キャンバス コットン テント:47,789円
- ・大型テント/マックスワイドドーム420:22,440円
- ・cabral6:18,008円
※2019年8月時点
エコランドの買取価格相場は、他の買取業者よりも掲載されている数が多いため、コールマン テントの買取価格を比較したいときに便利だ。ただし、エコランドで掲載されている買取価格は、新品や未開封品の金額となっていることもあるため、中古だと減額査定になるので注意も必要だ。
また、上記の価格帯はあくまでも目安なので、コールマン テントの詳しい査定額を知りたい人は公式サイトから無料査定を利用すると良いだろう。
アウターランド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アウターランドは、スポーツ用品やキャンプ用品を取り扱っている買取業者で、取扱品目は業界最大級といわれている。コールマンのテント以外で釣り具やレジャー用品をまとめて売りたい場合は、出張査定がおすすめだ。
アウターランドの出張査定が可能なエリアは、関東エリアを中心に中部・近畿・東北なので関東に住んでいない人でも利用できる。そのため、買取点数が多く店舗に持っていくのが大変な人は出張査定が便利だ。続いて、アウターランドでコールマンのテントを買取した場合の買取額は、以下を参考にしよう。
- ・コクーンリミテッド:110,000円
- ・ラウンドエアスクリーン400:15,000円
※2019年8月時点
アウターランドに掲載されていたコールマンのテントは2種類だが、10万円以上と査定額は高めである。もちろん、コールマン テントの種類によって査定額は大きく変わってくるが、高額査定に期待できるテントもあるようだ。アウターランドでは、状態が悪いテントや限定モデルを積極的に買取しているので、使わなくなったコールマンのテントがある人は利用してみよう。
コールマン テントの買取相場
コールマンのテントを取り扱っている買取業者5社の買取参考価格からわかる業者ごとの買取相場は以下の通りだ。
- ・アウスタ:20,500~67,000円
- ・GEAR HACK:7,500~42,000円
- ・スポーツ高く売れるドットコム:16,000~46,000円
- ・エコランド:17,315~47,789円
- ・アウターランド:15,000~110,000円
※2019年8月時点
今回、調査した買取業者の買取価格から判断できるコールマン テントの買取相場は7,500~110,000円程度である。コールマン テントの買取相場は数千円から数十万円と幅広いが、アウターランドのコクーンリミテッドを除けば数千円から数万円代で買取される可能性が高い。
ちなみに、アウターランドに掲載されていたコクーンリミテッドは、定価129,600円であるが他のテントに比べて別格に高額査定に期待できる。というのも、コクーンリミテットを含むウェザーマスターシリーズは日本の四季に対応できるモデルもあることから需要が高い傾向にあるのだ。また、コクーンリミテットはウェザーマスターの中でもビッグサイズなのも特徴である。
コールマンのテントには、複数のサイズが売られており、サイズが大きくなるにつれて査定額も高くなる傾向にある。テントのサイズが大きくなれば購入金額が上がるという理由だけでなく、需要の高さも査定額に反映されているようだ。また、コールマンのテントに限らないが、中古よりも新品や未使用品の方が査定額アップにつながる可能性は高い。
コールマン テントを1円でも高く売りたい人は、買取相場を理解した上で高額査定に期待できる買取業者に依頼しよう。
まとめ
今回、調査した買取業者5社でわかったコールマン テントの買取相場は、7,500~110,000円程度である。上記の査定額は、あくまでも目安だがテントの種類や人気度によっては数十万円以上の査定額に期待できる。より詳しい査定額を知りたい人は、LINE査定やメール査定を利用してコールマン テントの買取額を比較してみると良いだろう。
また、コールマン テントの査定額に納得できない場合は、オークションやフリマアプリを活用して高値を狙うのも方法のひとつだ。オークションやフリマアプリは、個人売買なのでリスクもあるが、買取金額よりも高く売れる可能性もある。コールマン テントを少しでも高く売りたい人は、買取相場をよく理解した上で売却方法を決めてみてはいかがだろうか。