サロンは非常に人気の高いシャンパーニュであり、世界中で高い人気を誇る。数あるシャンパーニュの中でも品質にこだわっており、限られた年にしか販売をおこなっていない。希少性が高いだけでなく、味・品質全てにこだわりがあることから買取においても非常に人気が高い商品となっている。
1996 Salon Champagne at Troquet / dalecruse
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シャンパーニュとは
シャンパーニュといえば、「モエ・エ・シャンドン」や「ドン・ペリニヨン」のように高価なワインというイメージを持たれがちだ。そのうえで、フランス・シャンパーニュ地方で製造されるスパークリングワインだけがシャンパーニュと呼ばれる。つまり、シャンパーニュ地方以外で製造されるスパークリングワインは、シャンパーニュと名乗ることができない。
また、シャンパーニュは使用できるぶどうの品種が定められている。シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの3品種がもっとも好まれている。他にもフロモントー、アルバンヌ、プティメリエ、ピノ・ブランの4品種を加えた計7品種のみがシャンパーニュで使用できる。
加えて、シャンパーニュと名乗るには上記のぶどうの品種だけでなく、シャンパーニュ製法で作られたアルコール度数が11%以上のスパークリングワインでなければならない。これはフランスで決められたシャンパーニュに関しての規定だ。
サロンの成り立ち
サロンは1911年に誕生したシャンパーニュのブランドだ。創業者のウジェーヌ・エメ・サロンから名前がつけられている。元々シャンパーニュ愛好家だった彼は、極上のシャンパーニュを追い求め、コート・ド・ブランのグラン・クリュ、ル・メニル・シュール・オジェ村のシャルドネのみを用いたシャンパーニュを作りだした。
ル・メニル・シュール・オジェ村のシャルドネは、当時から別格といわれていた。通常のシャンパーニュは複数の畑から収穫した様々な品種のぶどうを用いるものが多かったが、サロンのシャンパーニュは単一畑から同一年に収穫した単一品種のみを使うというこだわりを誇っている。
現在、サロンはウジェーヌ・エメ・サロンが保持していた1haの畑のほか、契約農家が所有している区画もあわせて15haの畑からシャンパーニュを製造している状況だ。これらの区画は、すべてル・メニル・シュール・オジェ村の中でも日当たりが優れ、水はけがよいところに位置している。
もともと仲の良い有人らと飲むために作られたサロンのシャンパーニュであったが、ウジェーヌ・エメ・サロンの友人たちの間で評判となり、パリの社交場として有名なマキシムで振る舞われることとなった。当時のマキシムは社交界の中心的存在で、世界中から舌が肥えた紳士・淑女が集結しており、これで認められたウジェーヌ・エメ・サロンのシャンパーニュはあっという間に世へ広まっていったという流れだ。
ブラン・ド・ブランとは
シャンパーニュにおいて、シャルドネ100%で作られたものをブラン・ド・ブランと呼ぶ。シャルドネは「白ワインの女王」といわれているワイン専用のぶどうだ。ミネラルが豊富な土壌でよく育ち、その果肉にミネラルを吸収する。豊かなミネラルを吸収したシャルドネは、味わいの骨格を作り奥行きを与えてくれるのだ。
最高級のシャルドネのみを使ったサロンのブラン・ド・ブランは、華やかな香りとすっきりした白ワインのような優雅な味を楽しめるだろう。良質なブラン・ド・ブランは上級白ワインを彷彿させる芳醇な香りを備えている。りんごやパイナップル、柑橘類の香りと熟成することによってナッツやスパイスなど多様な香りを楽しむことができる。
サロンについては、ぶどうの出来に満足できない年はシャンパーニュを一切作らない。それに加えて、アロマラティック発酵はおこなわず、最低でも8年間瓶内熟成を経てようやく出荷するスタイルを貫いてきた。そのため、100年間の歴史の中で37回しか販売されておらず、幻のシャンパーニュと呼ばれる由縁となっている。
希少性と品質が高いシャンパーニュ
単一畑から最高品質のぶどうが収穫できた年にしかサロンは生産されないので、生産量は非常に少ないのが特徴だ。1回の生産量は6〜8万本といわれている。しかも、このほとんどが高級レストランなどに卸されるため、一般消費者が手にできるのはわずか10%、およそ7,000本しか流通しない。
生産量が少ないことで有名なシャンパーニュ、クリュッグでさえも1年で50万本以上生産されている。それほどまでにサロンはこだわりが強く、希少性が高いことがわかるだろう。
最高品質のぶどうのみを使い、手間をかけて作り上げていることからもわかるように、シャンパーニュ自体も高品質だ。フランスで最も権威あるといわれているワインの評価本「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」では、最高評価である3つ星を獲得した実績もある。しっかりとしたフルーツの味わいがあり、繊細かつエレガントなシャンパーニュのため、ファンも多い。
サロンの買取相場
サロンはライナップが存在せず、1種類のみを販売している。しかし、販売された年代ごとに買取価格が大きく異なってくるため、買取店が公開している価格を見ていこう。
- ・1985年:〜60,000円
- ・1988年:〜55,000円
- ・1990年:〜55,000円
- ・1995年:〜43,000円
- ・1997年:〜48,000円
- ・1999年:〜48,000円
- ・2002年:〜48,000円
- ・2006年:〜48,000円
- ・その他年代:〜45,000円
サロンのシャンパーニュは年代が古いほど、買取金額も高額となっていく。希少性に加えて、サロンのシャンパーニュは長年成熟させればさせるほど旨味が出てくるためだろう。ぶどうが不作の年は一切シャンパーニュを生産しないため、品質自体はどれも最高級だ。どの年代であっても最低3万円以上で買取が成立すると考えられる。
おすすめの買取業者
フリマアプリやオークションサイトなどを利用することもできるが、シャンパーニュは知識がないと適正な価格で売却することが難しい。そのため、一番おすすめなのは買取業者へ売ることだ。特にお酒専門の買取業者もしくはお酒専門の鑑定士がいる買取業者であれば、サロンのシャンパーニュにどれほどの価値があるかを理解しているため、適正な価格で買取が成立するだろう。適正な価格でサロン・ブランドブランを買取が可能な、おすすめの買取業者を紹介する。
お酒買取専門館 パスワーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パスワークはワイン、シャンパン、ブランデーやウイスキーなど幅広くお酒の買取をおこなっている買取専門店だ。査定方法は、LINE査定、無料オンライン、電話査定、写メール画像査定、FAX・リスト査定などさまざまな査定方法に対応している。買取価格を調べるだけ、他社との価格比較でも問題ないとHP上で記載されているため、気軽に問い合わせることができるだろう。
買取方法も宅配買取、店頭買取、出張買取の3種類設けている。店頭買取は大阪府大阪市の一店舗のみであるが、宅配買取、出張買取は全国対応であるため、売却する商品数に合わせて買取方法を選択できるだろう。
買取金額の支払いに関しては、出張・店頭買取ではその場で現金で支払いがおこなわれ、宅配買取では、即日振込がおこなわれるなど対応が早い。キャンセル料や振り込み手数料だけでなく、宅配買取時の送料、出張買取時の出張代も全てパスワークが負担するため、安心して利用することが可能だ。
買トリップ
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買トリップは、ワイン・シャンパン、洋酒、日本酒までさまざまな古酒を専門的に取り扱う買取業者であり、他にもブランド品や貴金属の買取をおこなっている。販売業者のネットワークが国内外にあるため、お酒の状態が悪くても買取をおこなってくれる可能性がある。
査定はLINE査定、メール査定に対応しており、買取方法は店頭買取、出張買取、宅配買取に対応。店舗買取は神奈川県横浜市の一店舗のみであり、出張買取の対応地域は東京・神奈川の区内・市内全域だ。そのため、それ以外の地域の方は宅配買取を依頼すると良いだろう。
買取実績やお客様の声が記載されており、査定員紹介を顔写真入りでおこなっていることからも買取に自信があることが分かる。また、7つの安心買取宣言として、業界最高峰の高価買取・スピード対応・クーリングオフ適応、査定のみOK・キャンセル料0円・お客様ご負担0円などを掲げているため、安心してサロン・ブランドブランの買取を依頼できるだろう。
TAMAYA
買取価格
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対策
TAMAYAは、東京・大阪・名古屋・北海道・福岡に営業所がある、お酒買取専門の業者だ。査定方法はオンライン査定、LINE査定、電話査定、FAX査定に対応している。査定はお酒のベテランスタッフが担当しており、現役のソムリエも在籍していることからお酒の価値を見極めたうえで、査定結果を提示してくれるだろう。
買取方法は、宅配買取、出張買取、店頭買取に対応している。宅配買取では、見積もり、往復送料、梱包キット、振込手数料、キャンセル料が一切かからず、発送した商品が到着次第、その日のうちに検品と入金がおこなわれる。
出張買取では、見積もり、往復交通費、梱包キット、キャンセル料が全て無料であり、全国対応であるため、気軽に相談することが可能だ。日程は、都合の良い日に設定でき、梱包や運び出しはスタッフが全ておこない、当日の追加査定にも対応しているので便利である。
店頭買取では、1点から持ち込みが可能であり、都合の良い時間に持ち込める。グループ会社のリサイクルショップで対面取引をおこなうが、買取実績とノウハウを持つスタッフが対応するので安心だ。見積もりやキャンセル料が無料なので、手軽に持ち込むことができる。
費用負担が必要なく、商品の即日現金化をおこなっているなど対応が早いため、現金化を急ぎたい方にもおすすめだ。サロンの強化買取を実施しているので、一度無料査定で価値を確認してみよう。
買取店のメリット
フリマアプリやオークションサイトをどうしても使いたいという場合には、取引完了まで時間がかかることを理解する必要がある。サロンの写真撮影や、どのようなシャンパーニュなのかという説明も必要だ。
落札者とのやりとりも頻繁に取らなくてはならない。さらに、今回はサロンのシャンパーニュという希少性が高い商品だが、値下げ依頼も多く来るだろう。仮に設定した金額で落札となったとしても、無事に発送しなければならない。買取業者と異なり、補償をつける場合には自分自身で配送会社へ問い合わせる必要があるため、手間がかかってしまう。
加えて、クレームが来た場合は出品者が対応しなければならない。安価なものであれば良いが、今回売りたいサロンのブラン・ド・ブランは希少性が高いからこそ、その価値を理解している買取業者へ持ち込む方が手間も時間もかからないことは明確だ。
保管の際に気をつけるべきポイント
シャンパーニュは通常のワインと比べると、とても繊細な酒だ。些細なことで大きく味が変わってしまうこともある。シャンパーニュの保管に対して少し気をつけるだけで、劣化を防ぐことができるため下記の3つを気にかけてみてほしい。
紫外線/日光
シャンパーニュのボトルの多くは、緑がかったような暗い色をしている。これは紫外線や日光からシャンパーニュを守るために遮光瓶を使用しているためだ。セラーが暗いのはそのためでもある。
特に太陽光線を浴びたシャンパーニュは、香りが大きく変わってくることがある。そのため、新鮮さが失われてしまう。自宅にワインセラーがあるのであればセラーで保存すれば良いが、ない場合には新聞紙などでシャンパーニュのボトルを覆い野菜室に入れておくのがベストだ。
温度
シャンパーニュは10度前後の温度で保管するのが最適だ。冷蔵庫での保管の場合は、野菜室が好ましいといわれている。冷蔵庫によって仕様が異なるが、冷蔵室の温度はだいたい2~6度度に設定されている。それに比べて野菜室は冷蔵室よりも少し高く、3~8度に設定されていることが多い。加えて野菜室は冷蔵室よりも湿度が高く、シャンパーニュを保管するには好条件なのだ。
振動
シャンパーニュは振動で味が変化してしまう。そのため、保管する際にも振動しにくい場所を選ぶことが必要だ。通常シャンパーニュを開けるには、購入してから3日~1週間ほどシャンパーニュを休ませてからがベストだといわれている。
シャンパーニュの劣化について
シャンパーニュの劣化にはさまざまな原因がある。
熱劣化
熱劣化は、ワインが高温の状態で一定時間以上置かれることで化学変化を起こして劣化することであり、温度が頻繁に変化することでも同様の変化が起きる。熱劣化は味わいや香りに影響し、ワイン本来の味わいや香りを失わせてしまう。熱劣化を見分ける際の簡単な見分け方は、ボトルの口を確認することだ。
熱劣化が起きると瓶内の温度が上がり、液体や空気が膨張する。それにより、ボトルのシールが傷つき、ワインがコルク横から染み出すことがある。熱劣化したワインは元に戻すことはできず、ボトルシールも修復できない。そのまま、放置すれば品質が悪化し続けるため、熱劣化の状態が確認したら、早急に買取に出すべきだ。
酸化
ワインの一般的な劣化原因として知られているのが酸化だ。酸化はコルクの緩みや振動により、隙間からボトル内に酸素が入った場合におきるだけではなく、熱劣化によっても酸化は進む。
酸化されたワインは色、味と香りに変化があらわれる。白ワインの場合は茶色に変色し、本来の味や香りは失われてしまう。白ワインは酸化が生じやすく劣化しやすいため、酸化させないように保管に気を配らなければならない。
熱劣化、酸化は一度起きると元の状態に戻すことはできないため、ワイン本来の価値での買取は困難だ。保管しているサロン・ブランドブランの劣化を確認したら、すぐに買取に出すことをおすすめする。サロン・ブランドブランを良好な状態に保ち、高価買取をおこなうためにも保管に気を配ることが重要だ。
まとめ
サロンのブラン・ド・ブランは世界規模で考えても希少性が非常に高いシャンパーニュだ。サロンは原料となるぶどうに強いこだわりを持っており、単一畑で単一種のシャルドネしか使用しない。そのこだわり故に、ぶどうの品質が思わしくない年にはシャンパーニュの製造をしないほどだ。1年間で流通するのはわずか7000本程度である。それを考えると、サロンのシャンパーニュの価値が高いのにも十分納得できる。
買取業者へ売る場合には、必ずほこりや汚れなど目に見える部分はきれいにしておこう。保管状態が良かったか否かで買取金額は大きく変わってくる。加えて、査定の際には業者を1つに絞らず最低でも2社以上査定をすべきだ。業者によって査定条件が代わってくるため、最低でも3万円以上で買取が成立すると考えられるが、場合によっては数万円の差が生まれるためだ。
また、買取方法は出張買取か店舗買取を利用するのがベストであろう。宅配買取の場合、シャンパーニュのボトルがトラブルで割れてしまう可能性もある。仮にフリマサイトやオークションサイトを利用するのであれば、事前に過去のサロンの売却金額などをチェックし適正金額で出品しよう。一般の顧客は知識が浅い可能性が高いため、なるべくお酒専門の買取業者で取引することをおすすめする。