きれいな焼き物に入ったサントリーボトルコレクションを高額買取してほしい、またはサントリーボトルコレクションがタンスの肥やしになっていると考えている方はいないだろうか。
今回の記事では、サントリーボトルコレクションの高額買取のポイントから買取相場までの情報をコラムに詰め込んだ。必要な情報だけ読み流せるようにもくじを参考にしてから、ぜひ1度目を通してほしい。
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サントリーボトルコレクションとは
サントリーボトルコレクションとは、工芸品のボトルの中にサントリーの蒸留所で醸造されたウイスキーを詰め込んだ逸品である。ウイスキーの内容量が600mlと一般的な750mlよりも少ないが、美しいボトルの見た目とウイスキーの質の高さで中古市場でも人気を誇っている。
世界5大ウイスキー
サントリーの蒸留所で製造されるウイスキーは、大別するとジャパニーズウイスキーと称される。ウイスキーの有名な産地である日本、スコットランド、アメリカ、カナダ、アイルランドで醸造されたウイスキーのことを5大ウイスキーと呼ぶ。
ジャパニーズウイスキー
日本で醸造されたウイスキーのことをジャパニーズウイスキーと呼ぶ。サントリーで販売されている響や山崎を始め、近年話題のイチローズモルトなどもジャパニーズウイスキーである。日本では、スコットランドのような小規模蒸留所が少ない代わりに大規模な蒸留所がウイスキーを醸造しており、味わいが繊細で安定しているのが特徴だ。
3種類のウイスキー
ウイスキーは原料によって呼称が変わる。呼称は大きく分けて3種類あり、以下の通りである。
- ・モルトウイスキー
- ・グレーンウイスキー
- ・ブレンデッドウイスキー
それぞれの呼称別に、原料や特徴などを紹介していこう。
モルトウイスキー
モルトウイスキーは、モルト(大麦麦芽)を原料として醸造されているウイスキーである。日本で醸造されている多くのウイスキーが、このモルトウイスキーである。サントリーで販売されている山崎や白州もモルトウイスキーに該当する。
グレーンウイスキー
グレーンウイスキーは、小麦やとうもろこしなどの穀物を原料として醸造されているウイスキーである。日本ではモルトウイスキーに比べ、醸造数量が少ないのが特徴だ。サントリーで販売されている知多と言う銘柄がグレーンウイスキーに該当する。
ブレンデッドウイスキー
ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレンウイスキーを配合させたものを言う。世界で1番飲まれている種類で飲みやすいものが多いのが特徴だ。サントリーで販売されている響やだるまの愛称でお馴染みのオールドウイスキーもブレンデッドウイスキーに該当する。
限定品のため価値が高い
サントリーボトルコレクションは、ボトルを見てわかるように大量生産できるようなものではない。したがって限定品での販売になるため、価値が高くなる。また、中に入っているウイスキーも伝統工芸品のボトルも質が高く、市場価値も高いことから、オークションのようなサイトでは平均して100,000円以上の値段がつくこともざらにある。
サントリーボトルコレクションに選ばれているウイスキー
サントリーボトルコレクションに利用されているウイスキーは、以下の4種類である。
- ・サントリーウイスキー響21年
- ・サントリーシングルモルトウイスキー山崎12年
- ・サントリーシングルモルトウイスキー白州12年
- ・サントリー特製ウイスキー
4種類のウイスキーについて、以下で紹介していこう。
サントリーウイスキー響21年(ブレンデッド)
サントリーウイスキー響21年は、ブレンデッドウイスキーである。ブレンデッドウイスキーのため、特定の蒸留所は持たないがサントリーの培った技術を発揮して、モルトとグレーンを配合した逸品だ。現行品でも、40,000円程度の値段がつく。
サントリーシングルモルトウイスキー山崎12年
サントリーシングルモルトウイスキー山崎12年は、京都にある山崎蒸留所で醸造されているウイスキーである。NHKの連続テレビドラマ小説にも登場しているため、知っている人も多いのではないだろうか。現行品でも、10,000円前後の値段がつく。
サントリーシングルモルトウイスキー白州12年
サントリーシングルモルトウイスキー白州12年は、山梨県にある白州蒸留所で醸造されているウイスキーである。南アルプスにある場所で水の質は、山崎蒸留所に負けず劣らずの高い品質だ。現行品でも、15,000円前後の値段がつく。
サントリー特製ウイスキー(ブレンデッド)
サントリー特製ウイスキーは、ブレンデッドウイスキーである。この特製ウイスキーは、スペシャルボトルコレクションでのみ表記があるウイスキーだ。響などは2000年以降に詰められたウイスキーだが、特製ウイスキーは2000年より前からスペシャルボトルコレクションのウイスキーとして採用されている。
サントリーボトルコレクションのボトル
サントリーボトルコレクションで採用されているボトルは、以下の4種類である。
- 九谷焼
- 有田焼
- 瀬戸焼・美濃焼(織部・黄瀬戸)
中には教科書で耳にしたことがある焼き物もあると思う。以下では、これら焼き物についての特徴を紹介していこう。
九谷焼
九谷焼は、今から320年前に端を発した陶磁器で、石川県九谷地方で製造されている伝統工芸品である。特徴としては、5彩と呼ばれる赤色・黄色・緑色・紫色・紺色の絵の具を厚塗りしている。サントリーボトルコレクションが販売されてから現在に至るまで採用されている焼き物だ。
有田焼
有田焼は、今から400年以上前に端を発した陶磁器で佐賀県有田町を中心として製造されている。江戸時代では伊万里焼や備前焼と呼ばれており、有田焼と呼ばれるようになったのは明治時代に入ってからだ。有田焼も九谷焼と同じくサントリーボトルコレクションが販売されてから現在に至るまで採用され続けている焼き物だ。
瀬戸焼・美濃焼(織部・黄瀬戸)
瀬戸焼や美濃焼は、愛知県や岐阜県を中心として製造されている。幕末で生産が盛んになり、大正時代には一大産地として需要供給とも盛んであった。しかしながら、サントリーボトルコレクションで採用された年度はごくわずかで1996年から1998年の3年間のみである。
サントリーボトルコレクションの買取相場と特徴
サントリーボトルコレクションには、さまざまなボトルが存在している。それぞれのボトルの買取相場と特徴を紹介していく。
染錦雲龍文変形瓶の買取相場と特徴
サントリーボトルコレクション染錦雲龍文変形瓶の買取相場は80,000円前後(2019年4月13日現在)だ。中に入っているウイスキーの銘柄は響21年で、ボトルは丸い有田焼である。白を背景として青の龍が描かれているのが特徴的だ。
染錦松竹梅寅文角型瓶の買取相場と特徴
サントリーボトルコレクション染錦松竹梅寅文角型瓶の買取相場は40,000円前後(2019年4月13日現在)だ。中に入っているウイスキーの銘柄は特製ウイスキーで、ボトルは四角い有田焼である。白を背景として崖の上に立つ朱色の虎が特徴的だ。
色絵壽字宝尽文八角瓶の買取相場と特徴
サントリーボトルコレクション色絵壽字宝尽文八角瓶の買取相場は40,000円前後(2019年4月13日現在)だ。中に入っているウイスキーの銘柄は特製ウイスキーで、ボトルは八角形の有田焼である。ボトルの中央には壽の文字があり、周りにはホラ貝が色鮮やかに描かれている。
色絵粟兎文瓶の買取相場と特徴
サントリーボトルコレクション色絵粟兎文瓶の買取相場は35,000円前後(2019年4月13日現在)だ。中に入っているウイスキーの銘柄は特製ウイスキーで、ボトルは楕円形の有田焼である。ボトルには2羽のうさぎが朱色で描かれているのが特徴的だ。
サントリーボトルコレクションの高額買取のコツ
せっかく貴重なサントリーボトルコレクションを持っているならば、高額買取を目指したいところである。以下では高額買取のコツを紹介していこう。
サントリーボトルコレクションの保存方法
サントリーボトルコレクションの中身のウイスキーが劣化しないように保存方法を紹介しよう。これを機にウイスキーの保存方法を1度見直してほしい。
立てて保存しよう
サントリーボトルコレクションは、立てて保存しよう。焼き物に入っているため形が独特の物も多く、寝かせて保存することが難しいが念のため注意しよう。なぜなら、寝かせて保存することで、ウイスキーにコルクの匂いがつくからだ。
気温・湿度が一定場所で保存しよう
サントリーボトルコレクションは、気温・湿度が一定の場所で保存しよう。なぜなら気温・湿度によってコルクが劣化し、空気が中に入ることでウイスキーの劣化につながるからだ。保存に適した気温は、10度~15度、湿度は60%~70%が良いだろう。
暗所に保存しよう
サントリーボトルコレクションは、暗所に保存しよう。なぜなら、日光に含まれる紫外線がウイスキーに当たることで劣化を促すからだ。ただ、サントリーボトルコレクションのボトルは、陶器でできているため一般的なボトルと異なり、紫外線が通りづらい部分がある。だからといって安心したりせず、暗所に保存するよう心がけよう。
箱にいれて保存しよう
サントリーボトルコレクションは、購入時に付いてきた化粧箱に入れて保存しよう。なぜなら、ウイスキーの化粧箱は、光が入りづらいように設計されているからだ。また、買取の際には、化粧箱があることによって高額買取を目指すことが可能だ。したがって、保管の意味も兼ねてボトルを化粧箱に入れておくことを推奨する。
いまからでも諦めずに正しい保存をしよう
今からでも遅くないので劣悪な環境で保管されているサントリーボトルコレクションを正しい環境で保管するようにしよう。そもそもウイスキーは、昔の人が長期保存できるお酒として開発したものである。したがって、ウイスキーは劣悪な環境にめっぽう強い。この言葉に安心したりせずに今すぐにでも正しい環境で保管するようにしよう。
複数の買取業者に事前査定を依頼しよう
高額買取を目指すためには、複数の買取業者に事前査定の依頼をすることが大切である。なぜなら、多ければ多いほど値段の比較ができるからだ。どれだけ忙しくても、最低2社は、事前査定を依頼するようにしよう。
事前査定の前に掃除をしよう
事前査定の前にサントリーボトルコレクションを掃除をすることで、買取担当者の印象が良くなり、高額買取を目指せるだろう。ボトルは複雑な形が多いので、表面を撫でるように拭き掃除し、ほこりが残らないように注意しよう。
事前査定の前に付属品を用意しよう
事前査定の前には、化粧箱を用意しよう。化粧箱があるのとないのとでは買取額に大きな差が生じる。他にも購入に際して付属した物があれば、捨てずに保管しておき、買取の際に合わせて査定に出すと高額買取を目指すことができる。
比較サイトを利用しよう
忙しく何社も見積もりが取ることができない人は比較サイトを利用しよう。また、買取業者にこだわりがなく、とにかく高額買取できるならどこでもいいと言う人には、ぜひ比較サイトを使って欲しい。
無料の買取方法を利用しよう
無料の買取方法を利用することで手元に残るお金が多くなる。以下では、一般的な3つの買取方法について紹介していこう。
忙しい場合には宅配買取を利用しよう
宅配買取は、買取業者から送付された宅配キットか、もしくは自前の段ボールを使い買取業者にサントリーボトルコレクションを送付する方法である。好きな時間に作業をして、好きな時間に宅配依頼を出せるので忙しい人にはおすすめの方法だ。注意点として、業者によっては送料が有料のところもあるので、依頼を出す前にはあらかじめ注意しておこう。
お酒の量が多い場合は出張買取を利用しよう
出張買取は、買取業者が自宅までサントリーボトルコレクションを買取に来る方法である。お酒の総量が多い場合にはおすすめの方法だ。注意点として、自宅が買取業者の出張エリアの範囲外にある場合には出張買取をしてもらえない可能性があるので事前に電話やメールで問い合わせておくと良いだろう。
心配な場合は店頭買取を利用しよう
店頭買取は、自分でサントリーボトルコレクションを買取業者の店舗に持ち込み、買取してもらう方法だ。メリットは目の前で査定をおこなってくれる安心感と査定に送料などの追加料金がかからないことだ。対して、デメリットは店舗までボトルを持っていくことが面倒なことである。
なるべく早く買取に出そう
ウイスキーは、正しく保存しなければ必ず劣化するお酒である。したがって売る気があるならば、少しでも早く買取に出すようにしよう。
サントリーボトルコレクションの空きボトル
サントリーボトルコレクションの空きボトルは伝統工芸品の陶器のため、ボトルだけでも十分な価値がある。具体的な金額については分かりかねるが、一般的なウイスキーのボトルよりも高く買取されるのは間違いないだろう。
サントリーボトルコレクションの空きボトルは売れるのか?
サントリーボトルコレクションの空きボトルは間違いなく買取される。そこで高額買取を目指すためにほこりなどを取り除き、清潔に保つことと付属品をつけることを忘れないようにしよう。
開封品でもボトル売却で挽回しよう
飲まないのに中身を確認したくて開封してしまったと言う人でも、まだボトルを売却することで挽回することが可能だ。もちろん、未開封のサントリーボトルコレクションよりも買取額は落ちるがボトルを売ることで少しでも買取額の足しにしよう。
まとめ
サントリーボトルコレクションは、未開封品でも開封品でも価値の高いボトルである。買取相場をしっかりと把握して、見積もりを複数社取ることで高額買取を目指そう。また、買取方法は大きく分けて3種類あるため、自分のライフスタイルに合った買取方法を選択すると良いだろう。