サンローランのモノグラムは、女性だけでなく男性にも高い支持を得ているラインである。シックなファッションとの相性が良く、ビジネスシーンにもフィットすると人気だ。
そんなサンローランのモノグラムのアイテムを愛用している人は、買取市場でどれぐらいの価値があるのか気になることだろう。そこで、サンローランのモノグラムの買取相場や査定情報について解説しよう。
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幅広い展開の高級ブランドサンローラン
サンローランは、アルジェリア出身のイブ・サンローランによって1962年に創設されたブランドである。シースルー素材を使ったスタイルやパンタロンなどの革新的なスタイルや、エレガントなドレスを発表して人気を博した。
また、フランス人の女優カトリーヌ・ドヌーブがミューズとして華を添え高級ブランドとしての地位を不動のものとした。アパレルやバッグ、コスメ、香水などさまざまな商品を展開しており、世界中にファンを持つブランドである。
創業時のブランド名は創業者のイブ・サンローランにちなみイブ・サンローランであったが、2012年には新しいデザインディレクターのエディ・スリマンを迎え、コスメライン以外はブランド名をサンローラン・パリに変更している。エディ・スリマンになってからはロックテイストの製品を数多く発表し、サンローランの新しい客層を開拓した。
2016年には、サンローラン・パリを成功へと導いたエディ・スリマンが退任し、後任としてヴェルサスヴェルサーチのアンソニー・ヴァカレロが迎え入れられた。アンソニー・ヴァカレロ体制でのサンローランも、次々と魅力的なコレクションを発表し注目を集めている。
サンローランのモノグラムとは
高級ブランドであるサンローランのなかでもモノグラムという人気のラインナップがある。ここでは、サンローランのモノグラムがいったいどのような特徴を持っているのか、解説していこう。
ブランド名変更後の象徴的なライン
サンローランのモノグラムは、エディ・スリマンが就任してから発表された象徴的なラインである。サンローランにはYSLのシグネチャーロゴがあるが、モノグラムはYSLのロゴを交差させてプリントした生地を使用している。
シグネチャーロゴを使ったモノグラム柄というのは、概してブランドの主張が強くなりがちであるが、サンローランのモノグラムはロゴの主張が強くなく、さりげなくブランドをアピールできるのが人気の秘密である。2013年に発表されて以来、新しい定番ラインとしてサンローランの顔となっている。
シックなカラー展開
サンローランのモノグラムが人気の理由として、シックなカラー展開であることもあげられる。ブラック、ダークブラウン、ライトブラウンなどの落ち着いたカラーが多く、ユニセックスで使えるのが魅力である。光沢のあるコットン素材なので高級感もあり、プライベートはもちろんビジネスシーンでも活躍するアイテムだ。
査定ポイント
サンローランのモノグラムの査定基準はそれぞれの買取業者によって異なるが、重視されるポイントは共通している。では、最も重要な4つのポイントをみてみよう。
商品の状態
サンローランのモノグラムの査定価格は、商品の状態によって大きく変わる。新品が最も価値が高く、状態が悪くなるにつれ価値がどんどん下がっていく。古くても使用感が感じられないものは高額査定が期待でき、新しくても中古感が強ければ価格は下がる。
商品の状態でチェックされるのは、バッグなら持ち手部分、底部の4つ角、ジッパーや金具、ポケットの中やバッグの中の汚れ具合である。財布なら、四つ角、ジッパーや金具、財布の中やポケットの汚れ具合だ。
本物であるか
サンローランは人気ブランドであるためコピー商品も出回っている。そのため、査定では本物であるかどうかも査定のポイントとして重要だ。ギャランティーカードがあれば本物であることがすぐに証明できるが、紛失している場合は査定士の判断にゆだねられる。並行輸入品の場合はギャランティーカードが付かないことが多く、本物であってもフラッグショップで購入した商品よりも低い査定になることが多い。
付属品がそろっているか
サンローランのモノグラムには、ギャランティーカードや外箱、保存袋などが付属している。付属品がどれだけそろっているかも査定のポイントとなるため、手持ちの付属品はすべて持ち込むようにしよう。商品タグのような小さなものでも、捨てずにとっておくことが大切だ。
また、ショルダーバッグについているショルダーストラップは使わないと紛失してしまいがちだが、ないとギャランティーカードや外箱の比較にならないぐらい査定で大きなマイナスとなる。数万円の減額となることもあるので、失くさないようにしっかり保管すること。
新しい型であるか
サンローランのモノグラムに限らず、ブランド品は新しい型であるほど査定に有利である。同じデザインでも別の生地で作られたものが発売されたり、新しい型が発売されたりすると価値が大きく下がってしまう。使わないものは、できるだけ早く査定に出すのが賢明だろう。
しかし、2012年から2016年までのエディ・スリマン時代のサンローラン製品は、プレミア化することも考えられる。価格の変動を定期的にチェックしておくと良いだろう。
買取相場
それではここから、サンローランのモノグラムが実際にいくらで売れるのか、その相場をチェックしていこう。今回は、ブランド品専門買取業者・ネットオークション・フリマアプリの3通りの売却方法に関して調査した。売却の視野を広げるためにも、以下を参考にしてみてほしい。
ブランド品専門買取業者
ブランド品専門買取業者において、サンローランのモノグラムは高値で買取されている。モノグラムのチェーンウォレットなら100,000円~160,000円、モノグラムのフラップウォレットなら40,000円~60,000円が相場である。
ブランド品買取業者は店舗買取と出張買取と宅配買取の3つの方法があり、ライフスタイルに合わせて買取方法が選べるのが便利である。どの方法においても査定は無料であるが、宅配買取の場合は査定金額に納得せず返送してもらう場合、送料がかかることもある。
ネットオークション
ネットオークションにおいては、サンローランのモノグラムはたくさん出品されているものの、入札は見られない。モノグラムのチェーンウォレットの入札開始価格は100,000円~130,000円、モノグラムのフラップウォレットの入札開始価格は20,000円~40,000円となっている。
ネットオークションは人気の高い商品の場合は想定以上の金額で落札され夢があるが、必ず入札されるという保証がないのがデメリットである。売るタイミングによっても入札数は変わってくるので、エディ・スリマン時代の製品がプレミア化した際には高額買取を狙えるかもしれない。
フリマアプリ
フリマアプリにおいては、サンローランのモノグラムは需要の高い商品となっている。モノグラムのチェーンウォレットは110,000円~140,000円、モノグラムのフラップウォレットは40,000円~75,000円ほどで出品されており、多くの商品が売却済みとなっている。
フリマアプリにはサンローランのモノグラムを求める利用者が多く、良品なら高額で売却することが可能だろう。ただし、送料を負担するほか出品手数料がかかる。
高く売るコツ
サンローランはブランドのネームバリューも高く、モノグラムは人気ラインであるため高額買取が期待できる。しかし、より高く売るためには、いくつかのテクニックを知っておくのが賢明だ。
買取業者の比較
サンローランの買取をする業者はたくさんあり、それぞれの業者によって買取価格は異なる。より高く売るためには、複数の業者の買取価格を知り、最も高い買取金額を提示してくれた業者に売ることが大事だ。一括査定サービスを利用すると、複数の業者の査定金額を一度に知ることができるので便利だ。
また、買取業者だけでなくネットオークションやフリマアプリでの買取相場を知っておく必要もある。場合によってはネットオークションやフリマアプリの方が高く売れることもある。
買取価格の変動をチェック
買取価格は常に一定の金額が提示されるわけではなく、毎日変動すると言っても過言ではない。そのため、買取価格の変動をチェックすることも大切だ。ブランドバッグはクリスマス時期にプレゼントとして購入されることも多いため、秋頃に買取価格がアップすることもある。
まとめ売りで価格交渉
ブランド品は単品で買取に出すよりも、まとめて買取に出すと価格交渉が可能になる。モノグラムのバッグと財布のセットや、サンローランの別のライン、他のブランドの商品など、5点や10点などまとめて売るほどにプラスアルファが期待できる。商品の組み合わせによっては、合計の査定金額で100,000円以上の差が出ることもある。
希望の価格を伝える
買取業者が最初に提示する査定金額は、出せる金額よりも少し低めに提示されることが多い。そのため、だいたいの相場が分かっているなら自分の希望の査定額をあらかじめ伝えておこう。査定員も希望にそえるようにぎりぎりの高値を付けてくれる可能性も高まり、満足できる金額で売却しやすくなる。
買取に出す前の下準備
サンローランのモノグラムを買取に出す前には、下準備を怠ってはいけない。できるだけ美しい状態で出すことが高額査定の条件であるので、セルフクリーニングできれいにしてから買取に出すのが必須となる。
セルフクリーニングといっても大げさに考える必要はなく、目立つ汚れやホコリをきれいにするだけでOKだ。柔らかい布で拭いたり、取れにくい汚れは水に濡らして硬く絞った布で拭き取るとよいだろう。
洗浄力の高い洗剤や薬品を使用すると生地を傷める恐れがあるので、どうしても取れない汚れはそのままにしておくのが無難だ。バッグの中は、粘着テープで目立つゴミを取り除くだけでもよい。
バッグは使ったままの状態でクローゼットに入れっぱなしにしておくと、形が崩れてしまう。長期間使用しない場合は、中に詰め物をして型崩れを防ぐことが大事だ。また、直射日光は生地の変色や劣化に繋がるため、直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管するようにしよう。
まとめ
サンローランのモノグラムは人気が高く、高額買取が期待できる商品だ。新しいほど価値は高くなるため、売るなら早めに買取に出すのがおすすめである。複数の買取業者の買取価格を比較し、セルフメンテナンスをしてきれいな状態で出せば、満足できる金額で売却できる可能性が高い。価格の変動をチェックして、売りどきを逃さず賢く売却しよう。