ザ・マッカランを語る上で必ず耳にする言葉がある。それはシングルモルト界の「ロールスロイス」だ。ロールスロイスと言えばイギリスの超がつく高級車の代名詞として、知らない者はいないだろう。
そのロールスロイスの名をほしいままにしているスコッチウイスキーのザ・マッカランとはどのようなウイスキーなのか。長いスコッチウイスキーの歴史を色濃く受け継ぐ人気のザ・マッカラン。今回はその中でも25年もののシェリーオークについて紹介してみよう。
ザ・マッカランの歴史を紐解き、マッカラン25年シェリーオークの魅力に迫りながら、買取価格や買取業者を厳選して紹介していく。高価買取になるためのポイントも押さえておこう。
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ザ・マッカランとは
世界5大ウイスキーの中で、最も歴史が長いとされている「スコッチウイスキー」に属しているザ・マッカラン。発祥の地はイギリスを構成している島国のひとつとなるスコットランドだ。ザ・マッカランが属しているスコッチウイスキーは以下の4つにわけられている。
- ・スペイサイド
- ・ハイランド
- ・ローランド
- ・アイラ
この中でウイスキーを生産している蒸留所が密集しているのがスペサイドで、ザ・マッカランもこのスペサイドに蒸留所を置いている。
ザ・マッカランの誕生と製造方法
ウイスキーを製造していた工場では昔、出荷を待っているウイスキーは樽に入れて保管されていた。そうして長期間樽の中で保存をしておくことで芳醇な香りを発し、ウイスキー特有の琥珀色の美しい姿へと変化していく。
マッカランはこうして誕生したのだ。このザ・マッカラン誕生の製造方法は、現在でもウイスキーの製造方法のひとつとして確立されている。
ザ・マッカランの語源
ザ・マッカランを語る上で知っておきたいのは、その名の語源である。マッカランは元々、「Magh Fhaolain（マグアラン）」というゲール語が元になっていると言われている。
ザ・マッカランを語るとき「マッカランとは”聖コロンバの丘”という意味を指している」のような記述をよく見かける。
しかしザ・マッカランの公式サイトをみると「The field of St Fillan」との記述があるので、「聖コロンバの丘」ではなく、「ファランの平原」ではないかという説もあるようだ。
ちなみに「ファラン」は英語名では「フィラン」となる。「Fillan」はゲール語で「Faolan」とされるので、「The field of St Fillan」を直訳すると「Faolan氏の平原」とするほうが正しそうだ。ただし、日本の販売元となっているサントリーなどでは「聖コロンバの丘」説が記載されているので、どちらが正解かをはっきりすることは難しいかもしれない。
ザ・マッカランの味わいと香り
シングルモルトとなるザ・マッカランは、シェリー酒を作っていた樽を使用して熟成させて完成する。このことから、ほのかなシェリー酒の香りが漂う。そこに加えて芳醇なマッカラン特有の甘い香りも大きな特徴とされている。
初めて口に含んだ瞬間、そのまろやかな口当たりの良さに驚くことだろう。世界にある数あるスコッチウイスキーの中でも、その飲みやすさで人気を集めている。
ザ・マッカランの特徴
ザ・マッカランが製造されているマッカラン蒸留所は、名だたる蒸留所がひしめくスペサイド地方の中でも一番小さな蒸留釜を使用している。なぜそれほどまでに小さな釜をしようするのかというと、蒸留するときに直火炊焚きを可能にしたからだ。
そのことにより、口当たりがなめらかな印象を与えることができる。そうしてシングルモルトのロールスロイスと評されるほどの、極上で上質なウイスキー作りに成功したのだ。
蒸留をおこなうと、最初のうちはどうしても雑味を感じる成分が液体の中に混ざっている。蒸留していくことで、必要となる成分をすべて抽出するので、混ざると大変後味の悪い雑味が出てしまう。
そこでマッカラン蒸留所では、前後を間引いた中間部分をウイスキーの原酒として熟成させることにした。このわずかな中間部分は「ハート」と呼ばれている。どれぐらいわずかかというと、マッカランの場合は16%程度しか使われないそうだ。品質にこだわりぬいた作り手の思いが、ひしひしと感じられる数字ではないだろうか。
ザ・マッカランを知る上で忘れてはいけないのが「樽」へのこだわりだ。熟成に使用されるのは「シェリーオーク樽」のみ。選び抜いたシェリー樽でなければザ・マッカランのあの上品で華やかな香りは出すことができないだろう。
このシェリーオーク樽は、シェリーメーカーにわざわざ一度貸し出して、シェリーの香りが樽に移った状態から使用を開始する。ザ・マッカランを特別な1本に仕上げるためには、樽へのこだわりはなくてはならないのだ。
マッカラン25年シェリーオークとは
ザ・マッカランには人気の銘柄がいくつかある。若いウイスキーには出せない熟成された大人の味わいが人気なため、現行の18年物がもっとも人気が高いと言われている。旧モデルの18年物も人気が高く、さらなる熟成を楽しむことが可能だ。
今回紹介している25年物も人気が高く、ザ・マッカランのなかでも選りすぐりの優れた原酒をチョイスしてブレンドしている。味の端々にある角をほどよく落とした大人のまろやかさが口の中に広がる。30年ものと肩を並べる人気ぶりとなっている。
いくつかの種類のあるザ・マッカラン。既存の物にはシェリーオークとファインオークがある。今回紹介しているファインオークは、シェリー種を作った樽で熟成させていることがファインオークとの大きな違いだ。
ザ・マッカランのスパイシーさはこのシェリー種の香りがうつっているからである。まるでドライフルーツのようなスパイシーさは、シェリーくならではの味わいだ。上質な重厚感に、馥郁たる香りと味の深みを味わえる豊かなウイスキーとなっている。
ザ・マッカラン25年シェリーオークの買取相場
ザ・マッカランと名のつくウイスキーの全てが、世界的に知名度が高いが敷居が高くないことから初心者にも親しみやすい。そのくせ上質で高級となると、シングルモルトの王道を行くザ・マッカランの中でも、今回紹介している
25年もの時間をかけて完成したザ・マッカラン25年シェリーオークは、希少価値も高いことで有名だ。この希少さもステータスとなり、コレクターの間でも人気を博している。買取価格の相場は120,000円～～150,000円前後となっている（2019年3月26日現在）。
ザ・マッカラン25年シェリーオークの主な買取業者
ザ・マッカラン自体が相当な人気である中、希少価値などがつくザ・マッカラン25年シェリーオークはさらに人気が高いことまおり、名だたる大手買取業者だけではなく、さまざまな業者が買い取りをしてくれるだろう。ザ・マッカラン25年シェリーオークの買取をおこなっている主な業者を5つ紹介していこう。
お酒買取プレミアム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
他店より買取金額が1円でも安ければ全額返金とのうたい文句の「お酒買取プレミアム」は、ウイスキーのみならず買い取り対象は幅広い。女性客などに配慮し、査定員を女性にしてもらえるなどきめ細かな配慮も魅力だ。
日本全国いつでもどこでもスピーディーな対応が売り。郵送買取の送料無料、出張買取の出張費用も無料なので、店舗が近くにない場合も安心して依頼ができる。もちろん店頭買取も行っているので、1本からでも気軽に足を運んでみる価値はありそうだ。
営業時間も年中無休、24時間営業となっているので、仕事や家事・子育てなどに忙しい現代人にオススメしたい。
お酒のプロが責任を持ってしっかちと査定をしてくれることもあり、状態がよければ高額買取も期待できる。対応の丁寧さも評判の一つなので、はじめての買取でも安心できそうだ。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒の買い取り専門店として創業100年以上の酒販店が運営をしている「レッドバッカス」は、専門知識とよそを追従させない圧倒的な販売ルートを有しており、高額買取に自信があるようだ。
リサイクルビジネスに力を入れているお酒の買い取り専門店として営業しているので、一般的に販売されているビールや焼酎、日本酒などは賞味期限の問題があるため買取は行っていない。今回紹介しているザ・マッカラン25年シェリーオークなどはこれにあてはまらないので買取可能だ。
「宅配買取」「店頭買取」「出張買取」の3種類の買取方法をおこなっており、どの買取方法を選ぶにしてもまずは仮査定をおこなうところからスタートする。仮査定は「Web査定」「LINE査定」「電話査定」と3つが用意されているので、使いやすいものを選べる手軽さは魅力だ。
買取金額の振込スピード業界最速を目指しているだけあり、商品到着日の振込達成率は94%と謳っている。買取を急いでいるのであればレッドバッカスにするのもいいだろう。
宅配キットを電話申し込みすれば査定額が5%アップや、初めての利用者限定の現金1,000円プレゼントキャンペーンなどのキャンペーンが随時開催されているので、こちらも忘れずにチェックしておきたい。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京は新宿区と港区の麻布十番に店を構えるお酒の買取店「ストックラボ」は、酒類だけではなく、毛皮や洋服、靴にバッグなどを始めとするブランド物や、お酒の買取サイトをそれぞれ展開している。
「宅配買取」「店頭買取」「出張買取」の3つの買取方法をおこなっており、気軽に申し込める「LINE査定」もあるので利用しやすいだろう。
原則、ラベルはがれの物や古いもの、澱や液面低下などが起きていても査定や買取をおこなっている。買取に出す際は1本だけではなく、できるだけ数を多くしたほうが買取金額がアップするシステムになっている。ザ・マッカラン25年シェリーオーク以外にも買取に出すものがあれば、高額買取が期待できる。
マルカ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
元々は京都で「金」「プラチナ」「ブランド品」の高価買取店として営業していた「マルカ」も、お酒の買取業者として注目したい。60年以上の歴史があり、経験豊富な査定士によるスピード査定もひとつの売りとなっている。査定費用無料、即日現金買取も可能だ。
買取方法は「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の3つ、査定方法は「LINE査定」「メール査定」の2つとなっているので、自分に合った方法を選択しやすい。今回紹介しているザ・マッカラン25年シェリーオークやお酒以外の買取を検討しているのであれば、まとめて相談してみるのも良さそうだ。
ライフバケーション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ザ・マッカラン25年シェリーオークのようなウイスキーだけではなく、ブランデーやシャンパン、ワインや日本酒・焼酎など、さまざまな酒類の買取を行っている「ライフバケーション」は、関東中心に十店舗を展開している。店頭に持ち込む「店頭買取」のみならず、遠方在住者にもありがたい「出張買取」「宅配買取」もおこなっている。
査定は「web査定」「電話査定」があり、当然すべて無料でおこなえ、web査定に関しては24時間対応している。汚れや破損のあるものや、年代がかなり古い洋酒の買取も行っているので、家の隅で日の目を見ることのない状態のお酒でも一度査定をしてもらうといいだろう。
ザ・マッカラン25年シェリーオークを高く売るためのポイント
希少価値のあるザ・マッカラン25年シェリーオークであるからこそ、少しでも高く売るための3つのポイントを知っておこう。これは希少価値の高いウイスキーだけには限らず、どのようなものにでも共通することばかりなので、知っておいて損はないだろう。
複数の業者で査定をおこなう
希少価値が高いからこそなおのこと、1社の査定で判断せずにいくつかの業者に査定を依頼しよう。同じザ・マッカラン25年シェリーオークだというのに査定価格が大幅に異なる可能性もあるからだ。
時間をかけずに複数の業者からまとめて査定をおこなえる一括査定サービスの利用をすれば、限られた時間の中で最大限の結果を生み出すこともできそうだ。
商品の状態を少しでも良くする
同じザ・マッカラン25年シェリーオークが並んだとき、ほこりまみれの物と、きれいに磨かれた物とでは大きく印象をわけることだろう。最初の印象を少しでも良くすることで、査定の印象も変化するかもしれない。
せっかくの希少価値があるザ・マッカラン25年シェリーオークを手放すわけなのだから、それにふさわしく、丁寧にほこりや汚れをふき取って、みためを整えてやってから査定に出そう。
箱や付属品もチェックする
買取の際は、未開封であることや、外箱のあるなしは査定にかなり影響を及ぼす。未開封なだけで、箱があるだけで思わぬ高額買取の結果になることもあるので、箱や付属品のチェックも忘れないようにしよう。
希少価値が高く、コレクターにも人気の高いザ・マッカラン25年シェリーオークであれば、なおのことだ。
まとめ
ザ・マッカラン25年シェリーオークの特徴や買取相場、主な買取業者や、高く売るためのポイントについて紹介したので、買取を考えているのであればぜひ参考にしてほしい。
現行モデルでも非常に人気が高いザ・マッカランシリーズ。ザ・マッカラン25年シェリーオークのようなヴィンテージに至っては、買取の需要も高い人気の1本なので高額買取も期待できそうだ。
ザ・マッカラン25年シェリーオーク以外の製品の売却を検討しているのであれば、ぜひ今回紹介した、高く売るためのポイントを踏まえて、複数の業者に査定をしてもらうといいだろう。
