シャトー・ル・パンは世界中で愛されているワインだ。甘い口あたりと芳醇な香りが特徴的で、ワインの女王という異名も持っている。人気があるため手に入れることは難しく、買取市場では高値で取引されているのだ。今回は、そんなシャトー・ル・パンの中でも1991年のヴィンテージに関する情報や買取相場などを紹介していく。
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シャトー・ル・パンについて
ここでは、シャトー・ル・パンの理解を深めるために基本的な情報を紹介していく。
シャトー・ル・パンとは
シャトー・ル・パンは、フランスのボルドーにあるポムロール地方で作られている赤ワインだ。2ヘクタールほどの小さな畑で作られたブドウを使っており、年間の生産量はとても少ない。
ブドウの品種はメルロが大半で、それにわずかな割合でカベルネ・フランが混ぜられて製造されている。ル・パンという名前は日本語で一本松を意味しており、これは、敷地の中に一本の松が生えていたことからつけられた。
シャトー・ル・パンの特徴
シャトー・ル・パンの大きな特徴として、口あたりのまろやかさと芳醇な香りがあげられる。これは、マロラクティック発酵と呼ばれる独自の発酵技術によるものだ。マロラクティック発酵は、簡単に言えば乳酸菌を用いた発酵方法のことで、ワインの酸味が和らいだり、香りに複雑さが生まれるといった効果がある。
製法は、1次発酵と2次発酵を同一の樽でおこなうというものなのだが、シャトー・ル・パンは当初、意図してこれをおこなっていたわけではなく、発酵後のワインを保管する樽がなかったためしかたなく取った手段であった。しかし、これが結果として素晴らしいワインを生むことになったのだ。
ガレージワインというジャンル
収穫量が少なく、年間にわずかしか作られないワインのことをガレージワインと呼ぶ。収穫のための施設がガレージを改装した程度だったことからこの名前がついた。
シャトー・ル・パンはガレージワインの先駆け的存在で、初めのころの年間生産量は3,000本程度しかなかった。その後、生産量は増えたのだが、それでも年間に7,000本程度だ。ブドウが不作の年はさらに少なくなるので、シャトー・ル・パンを手に入れるのはなかなか難しいものがある。
世界的な評論家からの絶賛
ロバート・パーカーという世界的なワインの評論家がいる。その影響力は絶大で、高得点をつけたワインはそれがテーブルワインであろうとも値段が跳ね上がるほどだ。
そんなロバート・パーカーは、シャトー・ル・パン1982年のヴィンテージに100点をつけた。そのため、シャトー・ル・パンは世界から注目を集めるようになり、シンデレラ・ワインの仲間入りを果たしたのだ。
シャトー・ル・パンのあたり年
ワインの評価は年代によって大きく変わってくるものだ。ブドウのできがいい年のワインは高額で取引され、将来的にも値上がりが約束されたようなものである。
では、シャトー・ル・パンにおけるあたり年とはいつなのだろうか。評価が高いのは、1982年、1989年、1990年、2000年、2010年となっており、この年のシャトー・ル・パンは、他の年のものよりも高額がつけられている。ちなみに、シャトー・ル・パンのファーストヴィンテージは1979年で、こちらも愛好家なら是非とも手に入れたい一本だろう。
シャトー・ル・パン1991年の買取相場
手元にあるシャトー・ル・パン1991年を売ろうとした際に気になるのは、いくらの値が付くかだろう。ここでは、買取業者が実際に公表している買取相場を他の年代とあわせて紹介していく。(2019年8月現在)
- ・1982年…~435,000円
- ・1989年…~120,000円
- ・1990年…~175,000円
- ・1991年…~105,000円
- ・1995年…~174,000円
- ・2000年…~210,000円
- ・2001年…~150,000円
- ・2005年…~205,000円
- ・2007年…~150,000円
- ・2009年…~205,000円
- ・2010年…~200,000円
- ・2012年…~150,000円
シャトー・ル・パンの主な買取相場はこの通りで、やはりあたり年のものは高値が付いている。特に、1982年は別格といえるだろう。1991年はあたり年のものと比べると少し相場は下がるが、それでも10万円を超える値段が付いているので高額といえる部類だ。この相場は、コンディションや売却時期によって上下するので、場合によってはさらなる高値が狙えることを覚えておこう。
シャトー・ル・パン1991年の買取の流れ
ここでは、実際にシャトー・ル・パン1991年を買い取ってもらう際の流れを紹介していく。
無料査定を受ける
シャトー・ル・パン1991年を買い取ってもらうためには、まず無料査定が必要になる。近くに買取業者の店舗がある場合は、直接持ち込んで査定を受けることも可能だ。専門的な知識を持った査定員がいるのなら、それほど待たずに結果を知ることができるだろう。
近くに買取業者がいない場合は、オンライン査定などを利用すると良い。業者のホームページから銘柄と年代を連絡すると大まかな査定額を知ることができる。LINE査定の場合だとより細かな相談が出来るので、そちらを活用してみるのもおすすめだ。
買取方法を選択する
査定額に納得がいった場合、次におこなうのが買取方法を選ぶことだ。主な方法は、出張買取、持ち込み買取、宅配買取の3種類があるが、買取額は変わらないので、自分の都合がいい方法で構わない。
出張買取は、近くに店舗がない場合でも査定員が自宅に来てくれるので大変便利だ。商品や現金の受け渡しもその場で完了できる。ただし、出張できるエリアが業者ごとによって違うので、そこは、しっかりと確認しておくことが大事だ。
持ち込み買取は、査定から現金化するまでのスピードが速いので近くに店舗があるのならおすすめできる。ただし、シャトー・ル・パン1991年のような高級ワインは、激しい振動を与えてはいけないので運搬には細心の注意が必要だ。持ち込む際にワインが破損しても補償してもらうことはできないので覚えておこう。
宅配買取は、全国どこからでも利用できるので、業者選びの幅が広がる。宅配キットもワイン専用のものが無料で送られてくるので、輸送の際の安全も確保できる。万が一破損しても運送会社の保障サービスが受けられるので安心だ。デメリットは、送るまでの日数がかかるので、現金化まで多少の時間がかかるということがあげられる。
現金を受け取る
無事に取引が完了したら、買取金を受け取って終了だ。出張買取や持ち込み買取の場合だとその場で現金を受け取ることができるが、宅配買取の場合は振り込みでの受け取りになる。その際に振込手数料などの経費が無料かどうかは業者ごとで違ってくるので、事前に確認しておくことが大事だ。
おすすめの買取業者
ここでは、シャトー・ル・パン1991年を高値で買い取ってくれる専門店を紹介していく。買取実績が豊富な業者をピックアップしたので、それぞれの特徴を比較して選ぶといい。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取実績で言えば大黒屋がトップクラスだろう。年間に150万件以上の買取数はなかなか見られるものではない。全国的に店舗展開しているので持ち込みでの利用もしやすい。
もちろん、出張買取や宅配買取にも対応しているので、日本のどこからでもお酒を買い取ってもらうことが可能だ。ホームページで簡単な買取相場を公開しているので、最初にここで確認しておくと良いだろう。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは幅広い査定方法に対応してくれる買取専門店だ。写メ査定やLINE査定なら商品の細かな状態が分かるので、より詳細な査定額を知ることができるだろう。飲食店や海外にまで販売ルートを持っているため、高額買取も期待できる。対応もスピーディーなので急いでいる人でも安心だ。
ジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ジョイラボは業界最高金額保証を謳っており、査定額が他社よりも高いという特徴がある。もし、他の業者のほうが高かった場合は、そのことを告げれば査定をやり直してくれる。査定を頼む場合は、他の業者の買取金額を把握しておくと役立つだろう。
高額査定を目指すためのポイント
シャトー・ル・パン1991年に限らず、ワインには高額査定のポイントというものがある。これを覚えておくのとそうでないのとでは、買取金額が数万円変わることも珍しくない。折角のシャトー・ル・パン1991年を買い取ってもらうのなら、損をしないためにもこれから紹介するポイントはしっかりと覚えておこう。
きちんとした保管方法
ワインにおける一番の査定ポイントは、何といっても商品の品質だ。いくらあたり年のワインだといっても中身の状態が悪ければ価値は無くなってしまう。
ワインの保管には安定した温度と湿度が必要だ。このポイントを押さえておかないとワインはあっという間に劣化してしまう。できればワインセラーなどの専門的な保管場所を用意しておきたいものだ。もし、そのような場所を確保できないのであれば早めに買取に出したほうが良い。
エチケットを大事にする
ワインボトルについているラベルのことをエチケットという。このエチケットの状態は綺麗であればあるほど価値がある。エチケットに傷や汚れがある場合は、減額するとアナウンスしている業者もあるほどだ。査定に出す際にはエチケットを傷つけないように汚れをふき取っておこう。
専門店に買い取ってもらう
シャトー・ル・パン1991年は、多ジャンルを扱っているリサイクルショップなどでも買い取ってもらえる場合がある。その際には、専門的な知識を持った査定員がいるかどうかを確認しておくことが大事だ。
もし、そういった人員がいない場合は注意したほうがいいだろう。ワインの価値を正しく査定してもらえない可能性があるからだ。専門店とそうでない店の買取金額を比べると、数倍の違いが出ることもあるので、ワインを買い取ってもらうのなら専門店に任せたほうがいいだろう。
まとめ
シャトー・ル・パン1991年は、まろやかな口あたりが特徴で世界的人気のある赤ワインだ。ガレージワインと呼ばれるほど生産量が少なく、買取市場では高値が付く。買取り相場も10万円を超えるので、手元にあるのなら売却を考えても良いかもしれない。その際には高額査定のポイントを押さえておくと、より高値を狙うことが可能だ。