不要になった毛皮を処分するのに、捨てるのはもったいないからと言って買取専門店に売る人は多い。毛皮といっても種類はさまざまで、ヌートリアのようなリーズナブルなものからセーブルといった高級品までその価格はピンキリである。
数が少ないため特に価値が高いのが、現在取引が禁止されている毛皮だ。ジャガーの毛皮は1980年に日本への商業目的の輸入が禁止されたため、国内市場には40年近く流通していない。今回は、そんなジャガーの毛皮製品の査定情報を紹介する。
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ジャガー毛皮の特徴
ジャガーは北アメリカ南部から南アメリカにかけて生息するネコ科の動物で、ヒョウのようなまだら模様の毛皮を持つ動物である。ヒョウよりも体が大きくネコ科の動物の中では第三位の大きさを誇り、一頭からとれる毛皮の量が多い。
毛皮や牙を狙うハンターたちに乱獲された過去があり、現在では絶滅危惧種に指定されて、ワシントン条約で商業目的での国際取引が禁止されている動物リストにも載っている。日本は1980年にワシントン条約に加盟したため、それ以来ジャガーの毛皮製品は日本に入ってきていない。
ジャガーの毛皮の特徴はヒョウ柄模様だ。そのエレガントな模様は周囲の目を惹きつけることは間違いなく、身に着けるだけでゴージャスな気分に浸れるだろう。ヒョウ柄の毛皮は人気の高い品で、レオパードキャットやジャガーミンクなど同様の模様を持つ毛皮は高額で取引されている。
ジャガーの毛皮の買取相場はいくら?
買取業者の中ではジャガーの毛皮製品を高額買取すると明言している業者もあるが、過去の買取実績はどの業者の公式サイトを探してもない。ヤフオクでも過去の落札記録は0件だった。ジャガーの毛皮はそれほど珍しい品で、幻と言うのは決して誇張ではない。
数少ないジャガーの毛皮の取引事例
狩猟が禁じられているため、ジャガーの毛皮は海外での取引もほとんど見られない。数少ない事例を紹介すると、外国のオークションサイトで中古のジャガーのロングコートが出品されており、1,600ドル(2019年4月時点では日本円にして約180,000円)で落札されていた。
他にも2011年に、アメリカのフロリダ州でメキシコから密輸されたジャガーの毛皮を売ったとして夫婦が逮捕される事件があった。ジャガーの毛皮は加工前の状態にもかかわらず2枚で3,000ドル(約336,000円)で売られていた。広く流通しているミンク毛皮の買取額は30,000~50,000円なので、ジャガーの毛皮が高く取引されることがわかる。
希少価値は高いが状態が良くないと高い値段はつかない
高額取引されるのは毛皮の状態が良いものに限る。毛が大量に抜けているものや、破れている商品はたとえジャガーの毛皮であっても売り物にならず買い取ってもらえない。汚れや変色、ほつれがある場合は査定額がダウンしてしまう。
家にジャガーの毛皮製品があるなら、ほとんどが40年以上前の品だろう。それほど歳月が経過していると、カビや虫食い被害を受けている可能性が高く以前から正しく保管している品でない限り、コンディションは劣化しているだろう。状態が良いジャガーの毛皮が家にあれば奇跡だ。
おすすめの買取業者
買取業者を利用してできるだけ高く品物を売りたいと思う場合は、業者比較をおこなうべきだ。同じ商品であっても、買取査定額は業者によって経営方針や販路の広さが買取価格に反映されるため異なる。
査定のプロが言っているからと、1社だけ査定に出して言い値で売ってしまうと思わぬ損をすることがある。ここではジャガーの毛皮製品を売るのに適している4つの買取専門店を紹介する。
買取プレミアム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取プレミアムは全国展開している買取専門店で、知名度もそれなりに高く多くの人が安心感を持って利用している。毛皮の他に古銭やブランド品、宝飾類など多数の品を買い取っている。買取方式は自宅に来てもらって査定をしてもらう出張買取、商品を郵送して査定してもらう宅配買取、店舗に商品を持ち込んで査定をしてもらう持込買取の3つだ。
買取プレミアムはテナント料と人件費を極力削減して、圧縮できた費用を査定にプラスして顧客に還元している。全国に店舗があるということは地域によって査定額にばらつきが出るのでは、と思うかもしれないが心配する必要はない。買取プレミアムでは過去の査定データをすべてデータベースにストックしてあり、査定員はビッグデータを参考にして査定をおこなっているため、どこの店舗でも同じような査定結果を出すことができる。
全国で活動する業者なのでどこに住んでいても出張買取が利用できるのが強みで、女性査定員も多く在籍している。依頼者が女性であれば女性査定員を指定することができるので安心して利用できる。アフターサービスも万全で、相談窓口やクーリングオフにも対応しているのが特徴だ。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボは毛皮をはじめアパレル、シューズ、ブランド時計などを買い取っている。毛皮をメインに買い取っているというわけではないが、各ジャンルに専門の査定員がいるので確かな鑑定をしてくれる。
また、ストックラボでは買い取った品を個人や企業向けに販売したり、インターネットで販売している。その多岐に渡る販路から一番高くなるであろう値段をもとに逆算して査定額を出すので、高額査定になりやすい。
また、春や夏でも毛皮を高い価格で買い取ってくれる。シーズンによって利用頻度が変わるアイテムには、売りどきというものが存在する。毛皮が着られるようになる冬の直前に買取業者に持って行けば、業者側もこれから需要がある品ということで高い値段をつけてくれる。
これからどんどん暑くなる春に毛皮を査定に出せば、在庫として長く置いておく品になると判断されて在庫費を賄うために査定額を低くする。毛皮を高く売りたいなら時期が大切だが、ストックラボに依頼すれば自分の好きなタイミングで売りに出すことができる。
うるココ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
数ある買取業者のなかでも利便性という点ではうるココはトップクラスだ。宅配査定、出張査定、店頭査定のこれら3つの査定は業界のスタンダードな買取方法として普及している。だが、うるココはこれらの買取方法に加えて即ウルという独自の買取方法を導入している。即ウルは、ビデオチャット機能を使って査定員が品物の査定をおこなう方法である。
依頼者は家にいながら査定員とリアルタイムでやり取りができ、その場で買取金額を提示してもらえる。ビデオチャット時に、査定員に集荷希望日を伝えると、その日に宅配業者がやってきてうるココに査定をしてもらった商品を送ってくれる。
初回は商品到着後に入金をしてもらえ、2回目以降からは集荷の予約完了後に査定額が50,000円以下であればすぐに入金してくれる。つまり即ウルは、店頭査定の安心感と換金スピードに加え、宅配買取の利便性をあわせ持つ買取方式になる。ビデオチャットできちんと査定ができるのか疑問に思うだろうが、査定員の指示通りに商品を映していけば商品価値を判断できるようだ。
ビデオチャットではわからない場合は、宅配買取に切り替えるとしている。商品到着後に査定しなおした結果、もっと価値があるとわかれば差額分が追加で振り込まれる仕組みになっている。
ブランドファン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドファンは顧客満足度92.4%、年間買取実績100万件以上の買取専門店だ。長い間保管されていたジャガーがダメージを受けていた場合はブランドファンがおすすめだ。ブランドファンは社内に修繕施設を持っているため、他の業者では買取を断られるような状態の商品でも買い取ってもらえる可能性が高い。
ブランドファンは独自のマーケティングと高いリサーチ力を使って市場動向を調べ、その結果を査定に反映している。マーケット相場のトレンドを先読みすることで、現在はそれほど価値がない品でも将来的には価値が上がると予想できたなら、顧客に損がないようにきちんと相応の値段で買取をしてくれるのだ。
宅配買取や出張買取、店頭買取をおこなっているが、簡易査定としてLINE査定とメール査定も導入している。宅配買取では商品を預かってから24時間以内に査定結果を報告してくれるためスピーディな取引が可能だ。
ジャガーの毛皮をより高く売るためには
業者選びの他にも高額買取に大切なことがある。商品のコンディションを良好な状態に保つということが第一だが、長らく眠っていたジャガーの毛皮にできることは早く売ることと、査定に出す前にホコリを払うことくらいだ。だが、コンディション面に注意を払う他にも査定額を高くする方法が2つ存在するのでそれを紹介しよう。
付属品も一緒に査定してもらう
ブランドものの毛皮を買うと毛皮の品質を証明する保証書がついてくる。ジャガーの毛皮と一緒にその保証書が残っていれば査定に一緒に出すようにしよう。査定員は目利きなので保証書がなくてもそれが本物のジャガーなのか、別の動物の毛なのか、ヒョウ柄をプリントしただけのフェイク・ファーなのかを見抜くことができる。
だが、業者が買い取ったあとで毛皮をどこかに売るとなると、保証書があったほうが売りやすく査定に色を付けてもらえる。査定に出す前に保証書が残ってないか探しておこう。
複数の商品をまとめて売る
商品をまとめて査定に出すと、ほとんどの業者は5%~10%ほど買取価格を上乗せしてくれる。依頼者にはわかりにくいが、商品をまとめて持ち込むことは、業者の業務の負担が軽減されるのだ。買取専門店を利用するときに顧客は商品を査定員に見せるだけだが、業者は査定以外にもいろいろやることがある。
出張買取では依頼者宅まで伺う必要があり、宅配買取では配達キットの手配をする必要がある。査定が終わっても、買い取った品物を記録に残しておかなければいけない。まとめ売りだと業務の工数を削減できるので、節約できた分を査定額に還元することができるのだ。
ほとんどの買取業者は毛皮以外のジャンルの買取もおこなっている。査定アップのためにも、他に不要な毛皮やブランド品などがあれば一緒に査定に出すようにしよう。
まとめ
ジャガーの毛皮はとても珍しい品なので、買取額をあまり詳しく調べることができなかった。しかしこの記事でご紹介したようにジャガーの毛皮は日本では約40年流通していないので、希少性もあり買取に出した場合高い金額を提示される可能性は十分にあるだろう。
買取業者にジャガーの毛皮を査定したことがある査定士が在籍しているのかはわからないため、必ず複数の買取業者に査定を依頼して適正な価値を見極めることが大切である。ジャガーの毛皮以外にも不要な毛皮や品物があれば、一緒に査定時に出してまとめ売りでの査定額アップをしてもらおう。買取業者はさまざまなキャンペーンをおこなっていることが多いので、事前にホームページなどをチェックしてお得な取引ができるようにしてほしい。