ブドウを原料にしたグレープブランデーの中でもフランスのボルドーはコニャック地方のみで製造され、更に厳しい基準をクリアして初めて名乗れるのがコニャックだ。そんなコニャックの中でもその質の高さから評価、知名度、人気を持ち合わせたコニャックこそ今回紹介する「ジャンフィユー」である。
今回はジャンフィユーの歴史や特徴について解説し、その背景を理解した上で、具体的に買取相場や査定情報、より高く売却するための手段について説明していく。
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ジャンフィユーの特徴
ここではジャンフィユーの特徴についていくつか紹介していく。
製法と原料へのこだわり
ジャンフィユーはジャンフィユー一族が代々経営する家族経営のコニャックメーカーだ。現在収穫は機械によっておこなわれる効率重視の経営が一般的だが、ジャンフィユーではブドウを一つ一つ目視で確認し、しっかり時期を見極めた上で、手摘みで収穫されている。
その後の蒸留から熟成の工程、ボトル詰めに至るまで全てが手作業という徹底した管理で大量生産はできないが一本一本が非常に高いクオリティのコニャックを生み出し続けている。
ジャンフィユーの所有する農地は全てコニャック地方に存在する6つのうち最高評価の土壌であるグランド・シャンパーニュ地区にのみ存在し、原料になるブドウはその全てがここで収穫される。つまり、最高級のブドウのみを使用しているコニャックなのだ。
評価
ジャンフィユーは高い品質のコニャックで非常に高い評価を得ている格式のあるコニャックメーカーだ。1972年には、美食及び観光国際委員会から最優秀品に認定され、「セプ・ドール」を名乗ることをコニャックとしては初めて許されている。
このセプ・ドールという称号は1業種につき1品種にのみ与えられる格式の高い称号で、例えばワインであればロマネ・コンティ、シャンパンであればローラン・ペリエが与えられている。つまり、美食及び観光国際委員会はコニャックのNo.1をこのジャンフィユーと認めたという証である。
2種類のボトル
ジャンフィユーは2種類のボトルがあるのでよく知らない方は違いに戸惑ってしまうことも多いのではないだろうか。実はジャンフィユーは日本で流通するものには独自のデザインを施している。つまりボトルを見れば日本流通版のジャンフィユーか、海外流通版のジャンフィユーかが一目瞭然というわけだ。
日本の正規代理店から流通したボトルは通常のクリアボトルとは違い、緑色のくもったガラスである。もし自宅にジャンフィユーを持っているという方は一度確認してみていただきたい。ちなみに、買取市場でも価格差が出るのが一般的で、クリアボトルのほうが流通数が多いため少し安くなっている。
ジャンフィユーの歴史
ここまでジャンフィユーの特徴について見てきたが、そんなジャンフィユーの特徴にはどのような背景があるか、ここではジャンフィユーがどのような歴史を辿ってきたのかについて見ていこいう。
ジャンフィユーが生まれたのは1880年のことである。初代当主「オノレ・フィユー」がグランド・シャンパーニュ地区で開業して以来約140年にわたってコニャックを生産し続けている由緒正しきコニャックメーカー一族だ。現在の当主は既に5代目のクリストフJフィユーであり、培ってきた伝統的な製法は現在も脈々と受け継がれている。
どんなお酒?
香りは非常にオークが香り華やかである。全体にマンゴーやアプリコット、リンゴなどのフルーティさが目立つ。香りの変化で濃厚なアロマが楽しめるお酒だ。味に関してはタンニンとウッディな味で樽感が感じられる。ピーチ、リンゴの熟成感、フルーティーさも堪能できるだろう。渋みは少ない。
ジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルに使われている原酒は熟成期間が50年以上のもののみという長期熟成品であり、それらを更に厳選してブレンドがされている。
ジャンフィユーファミリーの歴史が詰まった最高級の原酒がブレンドされているから“ファミリア”が冠されている。芸術的とも言える多様な熟成香が時間の経過とともにその歴史を振り返るように楽しめる。長い時間をかけてゆっくりと味わいたいコニャックである。
買取相場
ジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルの買取参考価格は残念ながら具体的にほとんど明示されている業者はなく、16,000円と記載があった業者が1社のみ見つかった。オークションサイトヤフオクにおいては2019年7月に箱付き未開栓で売りに出され、28,100円という高額な取引履歴が見つかった。ちなみにこれは海外流通盤のクリアボトルのものだ。
手作業で家族経営のジャンフィユーのコニャックは大量生産をする他社と違って年間で生産できる本数が少なく、当然流通数も少なくなっている。その中でもレゼルヴ ファミリアルは50年以上熟成のプレミアムボトルだ。更にその流通数は少ない。
今回明確な価格が見られたのは上の2つのみだ。希少性は非常に高いと言えるだろう。飲みたいファンの需要は多いが、供給数が非常に少ない。高額の買取にも期待ができると考えられる。
より高く売却するには?
需要に対して供給数が少なく市場のニーズが高いジャンフィユー レゼルヴ ファミリアル。高額の売却が期待できるだろう。では、そんなジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルを少しでもより高く売却するためにはどうすれば良いだろうか。
ここではそんな疑問にお応えして、ジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルをより高く売却するためのコツやテクニック、注意点について紹介していく。一つずつ順を追って説明していくので売却を検討している方はここで紹介する内容を確認していってほしい。
保存状態に注意する
まずは保存状態に注意することが重要だ。これは購入した際や頂いたタイミングからすぐに実践してほしい。その後自分で飲むにしても売却するにしても、最高の品質を誇るジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルを最高の状態で維持してほしい。
売却する場合はこの保存状態が最も価格差に関与する要素と考えて良いだろう。液面の低下やコルクへの漏れなど劣悪な環境で長期保存するほど価格が下がるリスクは高まってしまう。
コニャックはワインほど繊細ではないが、それでも直射日光を避けて冷暗所に保管するようにしたい。また、もし仮に飲む予定がないのであれば早期の売却を検討してほしい。これは、上の状態が悪くなってしまうリスクに加えてラベルの剥がれやボトルの破損、どこにいってしまったかわからなくなってしまう、などのリスクを最大限下げるためだ。
付属品をそろえる
ジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルのように高級で格式の高いお酒にはケースや替栓などの付属品が付属している場合がある。もし入手した際にボトルと同時に入手したものがあれば同じ場所にしっかりと保存をして査定に出す場合にも同時に出すようにしてほしい。
極端な話だが、ファンはこの付属品の有無で購入を決断する場合さえある。そのため買取業者もその点はシビアだ。
最近では、LINE査定など画像であらかじめおおまかな価格を査定してくれるサービスも多い。この際にもボトルと一緒に付属品を写真に収め、付属品がそろっていることをアピールすることで査定金額が釣り上げられる可能性があるので、まずは付属品があるか確認するようにしよう。
キレイに掃除する
査定に出す前にボトルと付属品を掃除してキレイな状態にしておこう。仮にこのことを怠ってしまってホコリが被ったような状態で査定に出すと鑑定士にマイナスな印象を与えてしまう。また、保存状態が悪かったのではないか。というような憶測のもとになる可能性もある。
注意点として極端にゴシゴシ洗うようなことはしないことだ。ボトルの剥がれやコルクの破損はマイナス評価につながってしまう。布で優しく掃除するようにしたい。
複数業者に査定を出す
査定に出す場合は1社のみの査定を受けるのではなく、複数業者に査定を出すようにする。これは査定に出す前から前提として考えておきたい。というのは、1社目の査定に出した際に極端に査定金額が低かった場合でもそんなもんかな、となってしまう恐れがあることや、売却する気が失せてしまい、結局家で眠ってしまうということを避けるためだ。
最初から複数社に査定を出すことで最新の買取相場情報が手に入り、大きな検討材料になる、そしていざ売却する際にも最も高い査定金額を提示した業者を選択することができる。
1社のみに査定を出して買い叩かれてしまうことを避けるために複数業者への査定をおすすめする。ジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルは値打ちのあるコニャックだ。せっかく売却するのであれば少しでも高い売却が実現するよう工夫するようにしよう。
おすすめの買取業者について
先程、複数業者に査定を出すことをおすすめした。では具体的にどのような業者に査定に出せばよいのだろうか。Googleで「お酒 買取」と検索すると62,600,000件がヒットする。それほどお酒買取業者というのは幅広く存在するということだ。
これでは迷ってしまうだろう。そこでここではオススメの業者についていくつか紹介していく。それぞれの特徴についても解説していくのでぜひ参考にしてほしい。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
レッドバッカスは橋本酒販という岡山県に本社を置く明治33年からお酒を取り扱う老舗が運営しているお酒買取専門のサービスだ。
REDBOXという店舗による売却は平成4年から続けており、配送センターが埼玉県、千葉県、ショールームが京都府というように全国に展開している。老舗で全国展開もしており、お酒のプロ集団ということで査定も信頼できる。
ブランデー買取のページによるとレゼルヴ ファミリアルこそ表示がないが、「ジャンフィユー Fillioux」は買取ランク星5つで価格交渉歓迎と記載もある。更に稀少なレゼルヴ ファミリアルの査定も歓迎してくれるだろう。
お酒高価買取専門店 リカスタ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取専門店 リカスタは大阪府に本社拠点を置くお酒買取専門の業者である。2017年に設立されたレッドバッカスとは対象的な若いサービスであり、キャンペーン情報なども得られるInstagramやツイッター、You Tubeのチャンネルまで持っているのが特徴的だ。
そのサービスも最新で、通常のWEB査定はもちろんLINE査定、電話査定、FAX査定、リスト査定と非常に幅広く気軽に相談しやすい環境になっている。
買取方法に関しても店頭買取や出張買取の他に、宅配キットによって自宅で売却が完結できてしまう宅配買取なども用意されているのが嬉しい。ジャンフィユーに関してはジャンフィユーのページが単体で存在していることから売却にも力を入れていることが推測できる。
お酒買取TOWN
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取TOWNは業界トップクラスの買取価格を誇るお酒買取業者だ。専門の熟練スタッフが最新の市場調査をおこなった上で厳正な査定金額を出してくれる。実店舗を持たず、WEB上のみの買取をおこなうなど運営コストを最大限まで削減することで買取価格に還元しているのが特徴だ。
また、査定料や送料、手数料、キャンセル料も全て無料なので気軽に相談が可能。納得がいかなければキャンセルしてしまえば良い。2019年8月現在初回限定で買取金額30%上乗せという破格のキャンペーンをおこなっており、通常の査定から30%も上乗せした金額が現金で得られる。
このサービスを利用することで他社の査定を大きく上回る査定金額が得られる可能性がある。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋はご存じの方も多いのではないだろうか。全国に220店舗以上の実店舗を持ち年間150万件を超える買取実績を持つ買取業界の超大手企業だ。この大黒屋、ブランド買取や貴金属買取が有名だが、お酒買取にも非常に力を入れている。
電話査定の査定時間はなんと最短30秒で、ざっくり価格を知りたいという場合はまず最初に相談してみても良いだろう。LINE査定やメール査定、WEB査定も用意されており、公式サイトには「相場上昇中につきブランデーを買取強化中!」との文言あり。圧倒的な買取実績と広いネットワークで正確な査定金額に期待ができる。
まとめ
今回はジャンフィユー レゼルヴ ファミリアルの歴史や特徴、買取相場などをチェックし背景を理解した上で高く売る方法やオススメの買取業者について見ていった。役に立つ情報は見つかっただろうか。
売却する際にもそのお酒の背景や相場観を抑えていることで悪い業者に騙されてしまうような事態を避けることができる。しっかりこの記事を読んだ上で売却のテクニックや買取業者についても参考にし、高額の買取を実現してほしい。