シルバーアクセサリーとしても人気が高いブランドであるジョージジェンセンは、テーブルウェアなどの製品も手がけている。カトラリーや食器、ポットなどの商品は人気が高い。中古の食器は本来人気がなく、買取業者の中には買取を断るところも少なくない。
しかしジョージジェンセンは新品で購入すると高い値段のものが多いことから、比較的安価な中古も人気があるのが特徴だ。世界的なブランドということで買取を強化している買取業者も存在する。この記事ではジョージジェンセンのブランドとしての特徴、買取の際の相場、買取業者に査定に出す際のコツとおすすめの買取業者を紹介する。
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ジョージジェンセンとは
世界的にも非常に高い人気を誇るブランドであるジョージジェンセンは、買取市場でも人気のアイテムが非常に多い。時計やジュエリーなどのファッションアイテムを手がける一方でキッチン用品、バーアイテムなども展開している。買取業者に査定を依頼する際には、なるべく事前にブランドに対する理解も深めておきたいものだ。
知識がないまま買取業者を利用してしまうと、安く買い叩かれてしまう恐れもある。ブランドの背景や特徴などを理解しておくことで、損をするリスクを減らせるのだ。まずはジョージジェンセンのブランドについて以下では説明していこう。
100年以上の歴史を誇る会社
ジョージジェンセンはデンマークに本社をおく会社だ。ジュエリーなどの装飾品や家庭用品など幅広い商品を販売している。1904年にゲオルグ・イェンセンが会社を設立した。
ゲオルグ・イェンセンの父はナイフ研ぎ師であり、ゲオルグ・イェンセン自身も14歳の頃から銀細工を学んでいた。一方で彫刻にも興味があり、デンマーク王立芸術アカデミーでは彫刻を学んだ。ゲオルグ・イェンセンは、もともと芸術的な表現を追求する人物だった。
芸術家としての評価も決して悪いものではなかった。しかし次第に芸術家として生計を立てることの難しさを実感し、工芸に転身していく。生計を立てるために陶器の製造にも携わり、自ら瀬戸物屋を開いたこともあった。
瀬戸物屋としての評価も悪いものではなかったが、生計を立てるには不十分だった。そこでゲオルグ・イェンセンは1904年に自らの名前を冠したブランドを立ち上げる。銀細工と彫刻、そして陶芸とそれぞれかけ離れた能力を持つゲオルグ・イェンセンのデザインは瞬く間に人気になった。
アール・ヌーヴォー
ゲオルグ・イェンセンのデザインが爆発的人気を誇った背景には、当時アール・ヌーヴォーと呼ばれる国際的な美術運動が盛んになっていたことがある。アール・ヌーヴォーの特徴は花や植物といったモチーフを使いながらも、自由曲線の組み合わせによってそれまでの美術様式を踏襲しない様式だ。当時としては芸術分野ではまだ新しかった鉄やガラスといった新素材を使用していたことも特徴の一つである。
創業者であるゲオルグ・イェンセンはブランド発足当初アール・ヌーヴォーの流れを汲み取ったデザインの製品を多く作っていた。しかしゲオルグ・イェンセンは時代とともに芸術様式が変化することを知っており、新しい芸術表現を受け入れることにも寛容だった。そのためジョージジェンセンのブランドは時代とともに表現が変化している。
ジョージジェンセンは常に新しい表現を受け入れ、変化してきたからこそ長く生き残ってきたブランドと言えるだろう。シルバージュエリーは基本的に時間が経つにつれて価値が落ちるものだが、ジョージジェンセンの商品は時間が経つにつれてプレミアがつくことも珍しくない。
ジョージジェンセンの価値
世界的にも人気が高いため、ジョージジェンセンの商品はどれも買取市場でも高い値段で取引されることが多い。ジュエリーなどでも数万円で買取してもらえることも珍しくない。カトラリーや食器、ポットなどの相場について以下では詳しく説明していこう。
カトラリー
カトラリーとはもともとは「刃物」を意味する言葉だったが、転じて食卓で使用するナイフ・フォーク・スプーンなどを指すようになった。広い意味ではトングなどを含む場合もある。ジョージジェンセンはカトラリーのセットも販売している。
ナイフ・フォーク・スプーン2種類による16ピースのセットの販売価格は32,000円だ。もちろん製造された年代や、状態、希少性にも値段は変わってくるが、オークションなどではジョージジェンセンのスプーンが13,000円で落札されたこともある。
食器
ジョージジェンセンは食器も展開している。非常に高品質な食器であり、愛用者も多い。商品によって価格は異なるが、一つのボウルで20,000円以上するものも存在する。
中には新品で100万円以上の値段がつけられて販売されているボウルもある。買取価格も数千円~50,000円弱の値段がつくことも珍しくない。新品の商品はどうしても値段が高くなりがちだが、中古では安く手に入れられる。
中古のジョージジェンセンの食器は非常に人気があるのだ。
ポット
ジョージジェンセンのポットはデザイン性にも優れ、世界的にも高い評価を得ているものが多い。コーヒーや紅茶に限らず、日本の抹茶を楽しむためのアイテムも展開している。ポットはカトラリーや食器などと比べても高価なものが多く、10万円以上するものも少なくない。
中には180万円以上のティーポットも存在する。オークションなどでも高い値段で取引されている。過去にはネットオークションで20万円の値段がつけられ、落札された事例もあるようだ。
高価買取をしてもらうコツ
多くの場合使用済みの食器は買取を断られてしまうことがある。一度口をつけてしまったものや食卓に並んだものは衛生面から中古のものを使用するのをためらう人が多く、買取業者としても扱いに困るためだ。しかしジョージジェンセンのように世界的に有名なブランドの食器は喜んで買取してもらえることがある。
それこそ傷があっても多少買取価格が落ちることはあっても買取してもらえる。ジョージジェンセンのような有名ブランドの食器はコレクターも多く存在するので、中古のものであっても買い手がつくのだ。買取業者により高い値段で買取してもらうためのコツを以下では紹介する。
セット商品はすべてのアイテムをそろえた状態にする
カトラリーのようにセットになっているものはすべてのアイテムをそろえた状態で査定を依頼した方が高い値段がつきやすい。査定に出す場合にはなるべくすべてのアイテムがセットになった状態にするようにしよう。
きれいな状態で査定に出す
食べ物を盛るために使用する食器は、汚れている場合印象がとても悪くなってしまう。ほこりや汚れなどをつけたまま査定に出すと、査定額が相場よりも著しく安くなることも珍しくない。買取業者に査定に出す前には、必ず食器をきれいに洗うようにしよう。
しかしむやみに金たわしのようなものでごしごしと洗ってしまうと食器に傷がついてしまう恐れもある。傷がついてしまうと査定額も落ちてしまう。洗うときには柔らかい布やスポンジなどで優しく扱うようにしよう。
黄ばみや茶渋などが付着していないかどうかもしっかりとチェックしておく。食器の黄ばみや茶渋は使用感を出してしまうため、中古としての印象が悪くなってしまう。査定に出す前に洗い落とすようにしよう。
付属品はすべてそろえる
食器などが入っていた箱なども買取の際には重要だ。高価買取をしてもらうためには箱などの付属品もそろえるようにしよう。箱があることで中古の印象を薄くすることもできる。
中古の印象が薄ければ買い手もつきやすいため、買取業者としても箱に入った状態の食器を買取したいと思うものなのだ。食器を保管する際、購入時に入っていた箱を使うことで汚れるのを防ぐ効果も期待できる。買取の際に食器の汚れなどは厳しく見られるが、箱の汚れは多少のものであれば査定額にほとんど影響を及ぼさない。
しかし食器を保護する目的と、中古として販売する際の印象をよくするためにも箱は必要なものであるということを忘れないようにしよう。
「売りたい」と思った時に売却する
食器は時間が経てば経つほど価値が落ちてしまうものだ。古くなり、ほこりなどの汚れがつくリスクもある。未使用の食器を売却したいと思ったら、なるべく早く行動するようにしよう。
食器が劣化する前に買取業者の査定に出すことで、高い値段がつきやすくなる。また、自宅に長期間放置しておくと使用してしまうこともあるだろう。食器は未使用のものと使用済みのものとでは大きく値段が異なる。
使用しないと思った食器はその時点で買取業者に買取してもらった方がいいのだ。
リサイクルショップは使わない
リサイクルショップの中には使用済みの食器の買取を断る店も多いが、中には買取してくれる店も存在する。だからといってジョージジェンセンのような世界的に人気のあるブランドの食器をリサイクルショップに持ち込むことは避けるようにしよう。リサイクルショップはあくまでも不用品の売却のために使う店だ。
価値ある高価なものを出品しても高い値段をつけてもらえない。ジョージジェンセンの食器も「ただの食器」としてしか扱ってもらえないだろう。売却したい場合は専門の買取業者を利用するようにしよう。
正しい価格を査定した上で買取してもらえるので損をすることを防げる。
複数の買取業者に査定を申し込む
買取業者によって得意分野や好みが異なるため、同じブランドの食器でもまったく違う値段がつくことは珍しくない。ジョージジェンセンの食器を売却する際にはなるべく複数の買取業者に査定を依頼するようにしよう。
おすすめの買取業者
ジョージジェンセンのような世界的有名ブランドの買取に長けた買取業者を3つ紹介する。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
福ちゃんはブランドや骨董品、着物などのアイテムの買取を取り扱っている買取業者だ。食器の買取もおこなっている。食器の買取を強化していることもあるので、買取強化期間を利用するとさらに高い値段で買取ってもらえるだろう。
幅広い商品を取り扱っているが、食器の買取に関しては特に専門的におこなっている。専用のページも設けており、食器の査定に長けたスタッフも在籍している。だからこそ初心者でも安心して高価な食器を査定に出せるだろう。
バイセル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バイセルも幅広いジャンルの商品の買取をおこなっている買取業者だ。食器の買取もおこなっている。食器を専門に取り扱っているわけではないため、中には買取を断られる食器も存在するが、ジョージジェンセンのようなブランド物であれば喜んで買取してもらえるだろう。
もともとバイセルはブランド物の買取に長けた買取業者だった。その延長線としてジョージジェンセンの買取もおこなっている。
対応が非常に早いのもバイセルの特徴の一つだ。最短30分で査定から買取までおこなってくれる。短い時間で終わらせたい場合などにはおすすめの買取業者と言えるだろう。
日晃堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日晃堂はもともと骨董品を専門に取り扱っている買取業者だった。現在でも多くの骨董品の買取をおこなっており、知名度も非常に高い。だからこそブランド物の食器の買取も可能なのだ。
電話対応が非常に丁寧なのも日晃堂の特徴の一つと言える。人によっては「質問項目が多くてくどい」と感じることもあるようだが、丁寧さの現れと感じている人も多い。たくさんの口コミが寄せられている買取業者ではないが、それでも「丁寧な対応」「買取価格に満足できた」といったいい評判のものが目立つ。
まとめ
世界的にも高い人気を誇るジョージジェンセンの食器は、中古のものであっても買い手がつきやすい。買取業者も喜んで買取してくれるだろう。査定に出す際には事前にブランドに関する知識を身につけておくようにしよう。
安く買い叩かれるのを防ぐことができる。また、この記事で紹介した査定に出す際のコツをおさえることでより高い値段をつけてもらえるかもしれない。