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SINN(ジン)の資産価値はどのくらい?時計ブランドの中で何番目なのか

読了目安:9分
更新日:2022/07/15
公開日:2019/02/25
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世界中の資産家たちが愛してやまないラグジュアリーアイテムの一つが、腕時計である。もっとも、彼らを満足させるだけのクオリティを備えているブランドはそれほど多くはない。そのような数少ないブランドの一つが、技術大国として名高いドイツを代表する時計メーカーであるジンである。

そこで以下では、このジンがどのような変遷をたどってきたのかを見た上で、代表的な腕時計の資産価値と時計ブランドにおける同社の位置づけについて順を追って説明していくことにしよう。

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ジンとはどのようなブランドか

ジンは、正式な会社名をジン スペツィアルウーレンといい、このうちの「スペツィアルウーレン」というのは、特殊時計会社を意味するドイツ語である。日本では時計ブランドといえばロレックスやタグホイヤーといった世界的な大手メーカーをイメージする人が多いが、このジンも世界に名だたる一流ブランドである。その価値を知るためにも、ここではまず同社の歴史について俯瞰しておくこととしよう。

創業から一流メーカーへの道

ジンが誕生したのは1961年のことで、その創業者はヘルムート・ジンという人物であり、すぐに分かるように社名はその苗字に由来して名付けられたものである。彼はドイツ軍でパイロットや教官として務めていたことがあり、その経験を活かしてパイロット用の時計を手がけるようになったのがきっかけであるといわれている。軍隊勤めをやめて時計職人に転じることができるというのも、日常に職人が溶け込んでいるドイツならではのキャリアといえるであろう。

もっとも、操業当初に開発された時計は、どちらかというとメーターのような航空機器のような代物で、およそ腕時計とは異なる形状をしていたのである。ところが、パイロットの視点に立って開発されただけあって、この時計は非常に優れた視認性を有しており、その頑丈な作りとあいまって熟練のパイロットたちに愛用されることとなった。これによって、ドイツ軍に認められることとなったジンは、一躍時計メーカーとしての地歩を固めていくことになるのである。

さらなる飛躍に向けた歩み

次に、ジンが大きな転換点を迎えるのは1994年のことである。この年、長年スイスの時計メーカーで製造部門担当役員を務めていたローター・シュミットという人物が経営を引き継ぐこととなり、彼によってもたらされた世界の時計業界をリードしていたスイスの最先端の技術を活用することによって、ジンはさらなる成長に向けて必要な力を得ることができたのである。

なかでも、シュミットが社内に浸透させた、「常に新たな技術を創造することによってのみ成長を実現することができる」という考え方によって、ジンは積極的に技術開発をおこなう会社となり、その結果、従来から有していた優れた視認性や耐久性を有するパイロットやダイバー向けのウォッチのほかに、金融機関の勤務者向けに開発されたファイナンシャルウォッチなど、他社が手がけないような視点に立って作られた製品を数多く世に送り出すことになるのである。

他国からの厚い信頼

これらにはすべて、ジンのオリジナルのテクノロジーが用いられており、その技術力の高さは他の追随を許さないほどである。その優れた技術力は世界中で評価されており、現在ではドイツだけでなく、数多くの国の軍や警察、消防などのプロフェッショナルたちから厚い信頼を寄せられるようになっているのである。

ジンの代表モデルとその価値とは

ではここからは、世界的に評価の高いジンを代表する腕時計のラインナップについて紹介していくことにしよう。資産価値についても理解を深めるために、モデルの特徴と合わせて、新品での価格と中古市場での評価額についても触れておくこととする。

最初に記しておくと、ジンの時計の特徴は、限界まで機能性を追求することによって得られるシンプルさと、無機質とも思えるほどに洗練されたデザインである。この両者のバランスはジンでしか実現できないほどに絶妙なものとなっており、実際に同社も「ジンの時計でしか堪能できない」と公言してはばからない。

556シリーズ

556シリーズは、ジンの中では比較的リーズナブルな価格帯となっており、はじめて同社の時計を購入する人にお勧めのモデルである。

とはいえ、用いられている技術は他のモデルと遜色はなく、極めてコストパフォーマンスに優れたものであるといえるであろう。

556シリーズの特徴

556シリーズの特徴は、シンプルかつエレガントな文字盤にあり、全体のフォルムがそれに落ち着きを与えている。基本的にはフォーマルシーンでもカジュアルシーンでも活躍できるデザインとなっているが、556.IM.Mのように、文字盤の全体がモカブラウンとなっているカジュアル向けのタイプも存在することから、自分の用途に合ったものを選ぶとよいだろう。

556シリーズの新品価格

この556シリーズの新品での価格は、タイプによって多少の違いはあるものの、おおむね20万円前後となっている。ラグジュアリーブランドの時計と比べるとかなり手ごろでありながら、世界最先端の技術によって作られた時計を手にすることができる価値のあるモデルであることが分かるのではないだろうか。

556シリーズの中古価格

一方、中古市場での取引相場であるが、CMなどでおなじみのフリマアプリであるメルカリにおける取引事例をみると、状態がよいものであれば10万円以上の高額で取引されているものが散見される。

インターネットの中古販売サイトでもそれ以上の価格で取引されていることが多いため、新品の半値以上の価値があるといって過言ではないであろう。

103シリーズ

ジンの商品ラインナップの中で、男性的なイメージが強く、かつ同社の原点である伝統的なクロノグラフの作りに近いモデルとなっているのが103シリーズである。

103シリーズの特徴

全体にシックかつミリタリー風のデザインとなっており、フォーマルよりもカジュアルな場面で活躍しそうな時計であるが、屋外で行動することの多いビジネスマンなどにもお勧めの一品である。

特に、103.B.SA.AUTOというモデルは、直径41mm、厚さ15.5mmという腕時計にしては大柄な形状をしているだけでなく、細部まで作りこまれた精巧な作りをしており、その存在感は圧倒的である。

103シリーズの新品価格

この103シリーズはジンの中でもハイグレードに属する商品となっており、新品での価格はおおむね40万円前後となっている。

103シリーズの中古価格

一方で、中古での取引価格を見てみると、メルカリでは16万円程度で売買されているケースが見受けられるほか、中古品の販売サイトでは25万円ほどで売られているものが存在しており、こちらも新品価格から極端に値下がりはしていないようである。

その他のモデル

以上で挙げた2つのモデル以外にもジンには数多くのモデルが存在しているが、いずれもシンプルかつ機能性に富んだ時計となっており、販売価格に比べて優れたパフォーマンスを期待できるものとなっている。

中古での取引価格も、おおむね前述したとおり大きく値崩れすることはないことから、資産価値も非常に高い腕時計であるということが分かるのではないだろうか。

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ジンの腕時計の資産価値について考える

これまで見てきたように、ジンの腕時計の特徴は優れたコストパフォーマンスに加えて、高い技術力を有するという点にある。そこで、資産価値の裏づけともいえるこの技術力の内容について、さらに詳しく見てみることにしよう。

ムーブメント

腕時計の資産価値を決める重要な要素となるのが、自社製のムーブメントを備えているかどうかである。この点、ジンの腕時計にはSZムーブメントと呼ばれる自社で改良し製作しているムーブメントが採用されている。

ここであえて「改良」といっているのは、もともとジンは優れたムーブメント技術を有しているのであるが、それに満足せずさらなるレベルアップを狙って数々の改良が施されて完成したのが現在のSZムーブメントであるという背景があるためである。

同社では、このムーブメントの企画・設計から試作品の作成、量産化までの一連のプロセスをすべて社内でおこなっており、これによって他社では真似ができないほどの高品質なムーブメントを、コストを抑えて提供できるようになっているのである。

徹底的に追及された実用性

ジンの腕時計は、軍隊や警察などの厳しい環境でも時計としての機能を十分に果たすことができるように考えられて製作されており、そのことが熱狂的な愛好者をひきつける要因となっている。同社では、どのような場所で身に付けようと、絶対的な信頼感を持って使用することができる腕時計を提供することを目指しており、そのことが徹底した耐久試験の実施へと繋がっているのである。

そのようにして開発された腕時計は、他社ではありえないほどの耐久性と実用性を兼ね備えたものとなっており、そのことがジンの腕時計を世界でも唯一無二の存在へと押し上げているのである。

技術力と実用性のバランスからなる資産価値

これらから分かるように、ジンの腕時計は心臓部ともいえるムーブメントに凝縮された優れた技術力と、徹底的にこだわり抜かれた実用性とが絶妙に組み合わされて生み出されたものとなっており、そのために多少使用しただけでは価値が大きく棄損するようなことはないのである。まさにこの点が、同社の製品の資産価値を高めているポイントであるといえるのではないだろうか。

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ジンは時計ブランドで何番目か

最後に、数ある時計ブランドの中でジンが置かれている立ち居地について触れておくことにしよう。

世界には数多くの一流時計ブランドが存在しており、特にラグジュアリーブランドでは腕時計一つが数百万円するようなものも珍しくはない。そのようなブランドと比べると、そこまで高価な商品の取り扱いが少ないジンは一見すると取るに足らない存在に見えるかもしれない。

しかしながら、そのような高級時計は、文字盤に宝石がふんだんに装飾されていたり、本体が貴金属でできていたりと、本来の時計としての価値以外の部分で付加されたものによって価格が押し上げられているという側面を見過ごしてはならないであろう。

この点、ジンの時計は、純粋に腕時計としての技術や機能性を追求して完成されたものとなっており、その技術力と価格とのバランスは業界でも一、二を争うほどである。このため、ラグジュアリーブランドと同じ土俵で比較することは難しいものの、純粋にコストパフォーマンスで見た場合には、時計ブランドの中でもトップクラスにランクされると考えて間違いないであろう。

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まとめ

ジンはその成り立ちから、時計としての機能性を追求してブランドを確立してきた。貴金属やデザインを足すのではなく、徹底的に削ぎ落とすというジンの美学がそこにある。技術力や実用性はもちろんのこと、ブランドの奥に一貫した精神性をも垣間見ることのできるジンの時計は、一流品ながらコストパフォーマンスに優れた一品といえるだろう。

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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