ワインと言えば、フランスのボルドーワイン、ブルゴーニュワインなどヨーロッパのワインをイメージする方も多いだろう。ヨーロッパのワイン以外にも、カリフォルニアワインも忘れてはいけないワインである。
カリフォルニアワインの中でもトップに君臨するスクリーミング・イーグルは、ワイン愛好家にはたまらない逸品だ。スクリーミング・イーグルは、質の高いカリフォルニアワインというだけでなく、希少性の高いワインとしても有名である。スクリーミング・イーグル2007年は、特に出来がよく争奪戦必至だ。
希少性の高さ、品質の良さから、スクリーミング・イーグル2007年は、高値での買取が期待できる。本記事では、スクリーミング・イーグルの歴史や特徴を紹介した上で、2007年物の買取相場、おすすめ買取業者、高額買取のコツを解説する。
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争奪戦必至のカルトワイン・スクリーミングイーグルとは
スクリーミング・イーグルは、カリフォルニアワインであるとともに、希少性が高く、入手の難しいカルトワインとしての顔も持っている。世界のワイン愛好家が探し求めるスクリーミング・イーグルがどのように誕生したのか、どのような魅力があるのかを明らかにしていこう。
カリフォルニアワインの歴史
ヨーロッパで主流だったワインがカリフォルニアに伝わったのは、1769年修道士がキリスト教の布教のために、サンディエゴにワイン畑を開いたのが起源である。1848年からのカリフォルニアでの金発見によるゴールドラッシュにより、数十万人がカリフォルニアに入り、ワインの需要が増していった。
需要が高くなったカリフォルニアワインであったが、1920年から1933年にかけての禁酒法があった時代に、ワイナリーの閉鎖が続き、ワイン生産は縮小されていった。だが、商用以外のワイン生産は認められていたため、苦しい中でもワイン生産は続き、質の高いワインができるようになった。
禁酒法時代など苦しい時期を超えた1976年、フランスワインを超える評価を受け、カリフォルニアワインは、ヨーロッパワインに引けを取らない品質を証明したのだ。
スクリーミング・イーグルの歴史
カリフォルニアワインの台頭からちょうど10年後の1986年に、スクリーミング・イーグルの歴史が始まった。ジーン・フィリップス氏が、カリフォルニアのナパにある土地を購入し、ブドウの栽培を始めたのがきっかけである。小さな畑であったが、ブドウの1種であるカベルネ・ソーヴィ二ヨンの出来がよく、スクリーミング・イーグルの生産に着手した。
1992年に初めての収穫を行い、1995年にはスクリーミング・イーグルを生産するための区画拡大を行い、同年ついにスクリーミング・イーグル1992年が生まれた。ワイン評論家ロバート・パーカーによる評点において、99点を記録したことで、スクリーミング・イーグルは世界に広まっていたのである。現在まで33年とワインの歴史としては浅いが、瞬く間に世界に名を轟かせ、カリフォルニアワインの筆頭とされている。
スクリーミング・イーグルは世界最高峰のカベルネソーヴィニヨン
スクリーミング・イーグルは、カベルネソーヴィニヨンを使用した赤ワインである。カベルネソーヴィニヨンは、日本でも馴染みのあるワインで、高価な銘柄から安価な銘柄まであるため、身近な赤ワインの一つとも言える。
ヨーロッパ、南米、アメリカなど世界各国で生産され、それぞれの地域の特徴が出たカベルネソーヴィニヨンが数多く存在する。スクリーミングイーグルが生産されるカリフォルニアのワインは、熟成されたカシスの味わいやスパイシーな香りが特徴である。
ヨーロッパのカベルネソーヴィニヨンが主流であった時代から、スクリーミング・イーグルの登場によって、最高峰の赤ワインにカリフォルニアワインが加わった。カリフォルニアワインのトップとして、スクリーミング・イーグルは世界最高峰のカベルネソーヴィニヨンの座を誇っている。
カルトワインとは
スクリーミング・イーグルは、世界最高峰のカベルネソーヴィニヨンとして知られているが、カルトワインとしても広く認知されている。カルトワインとは、生産数が非常に少なく、入手困難なワインのことを言う。
スクリーミング・イーグルの他には、ハーラン・エステート、グレース・ファミリーなどがカルトワインと呼ばれ、スクリーミング・イーグルの産地であるナパで生産されていることも特徴である。スクリーミング・イーグルは生産量が少ないながらも、ロバート・パーカー氏によって、評価を上げたカルトワインの元祖とも言うことができる存在だ。
希少性によって、値段は高くつき、スクリーミング・イーグル1992年は、日本円で約5,300万円と値がついたこともある。ワイン愛好家にとって、カルトワインは所有したい、飲みたいワインであり、買取の需要を期待できる。
スクリーミング・イーグル2007年の魅力
スクリーミング・イーグル2007年は、他の年のスクリーミング・イーグルよりも評価が高く、入手困難を極める1本である。買取相場や査定について解説する前に、スクリーミング・イーグル2007年の魅力を知っておこう。どのような点が評価されているのかに要注目だ。
パーカーポイント100点を誇る品質
ワインの評価は、ワイン評論家ロバート・パーカー氏の評点によるところが大きい。スクリーミング・イーグルのファーストヴィンテージであったスクリーミング・イーグルは99点をつけられ、カリフォルニアワインの位置づけが変化した。
その後もスクリーミング・イーグルは99点に近い点数を取り続け、1997年にはついに100点満点を獲得した。10年後の2007年に再び100点満点を獲得し、スクリーミング・イーグルの中でも2007年の出来の良さを証明するものとなった。
2007年以降にも、2010年、2012年にも100点満点を記録し、100点満点は計4回となった。4回のうちの1回であるスクリーミング・イーグル2007年は特に出来が良いとされ、ワイン評論家のコメントからも評価の高さを伺うことができる。
コレクターでも入手困難な希少性
どの年のスクリーミング・イーグルでも、カルトワインとして希少性は高いが、スクリーミング・イーグル2007年は特に入手困難を極めている。スクリーミング・イーグルの公式サイトには、ウェイティングリストの登録ページがあるが、いつ入手できるか分からないほど、世界中のワインコレクターが殺到しているようだ。
希少性が高いことで、値段も上がり、ますます入手困難になっている。裏を返せば、買い手が多く、買取価格が期待できるとも言うことができるだろう。
スクリーミング・イーグル2007年の買取相場
ワインコレクターが追い求めるスクリーミング・イーグル2007年の買取相場を見ていこう。スクリーミング・イーグル2007年は、他の年のスクリーミング・イーグルに比べて希少性が高く、ネットオークションやフリマアプリでの出品は見つけられなかった。買取店での買取実績においても、情報が少なく、レアなワインであることが改めて分かる。
だが、2007年以外のスクリーミング・イーグルの買取はいくつか見受けられた。
- ・1992年:250,000円(2019/4/18現在)
- ・2002年:180,000円(2019/4/18現在)
- ・2004年:160,000円(2019/4/18現在)
- ・2008年:170,000円(2019/4/18現在)
- ・2009年:165,000円(2019/4/18現在)
- ・2011年:130,000円(2019/4/18現在)
スクリーミング・イーグルの起源である1992年が、一番買取価格が高くついている。スクリーミング・イーグル2007年の相場としては、価値の高い1992年に次ぐ買取価格が予想される。
スクリーミング・イーグル2007年のおすすめ買取業者3店
スクリーミング・イーグル2007年は、買取実績が少ないことから買取相場の予想が難しい。そのため満足できる価格で買い取ってもらうためには、買取業者の査定を比較する必要がある。複数のお酒買取専門店舗に査定を依頼することで、買取価格の相場が分かり、買取店で売却したり、オークションに出品する参考になったりもする。
買取業者での価格の比較をするために、おすすめのお酒買取専門店を3店舗ピックアップした。それぞれの特徴やスクリーミング・イーグル2007年の買取実績を紹介していく。買取業者選びの参考にしてみよう。
ワイン買取コンシェルジュ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ワイン買取コンシェルジュは、多くあるお酒買取専門店とは異なり、ワインだけに特化したワイン買取専門店だ。ワインに特化した買取・査定を可能にするために、ソムリエ資格保有者や研修を受けたプロフェッショナルが在籍し、確かな知識と技術をもとに、信頼できるワイン買取を可能にしている。
また、買い取ったワインを飲食店に提供するルートを開拓し、直接取引によるコスト削減を図り、高額買取に還元している。買取はお客様を第一とし、買取を依頼するお客様、買い取ったワインの次のオーナーまでに配慮した買取を目指している。
買取方法についても、宅配買取、出張買取、店頭買取から選ぶことができ、利便性が高い。オンライン査定を利用して、一度買取価格の見積もりを立てるのもおすすめだ。
お酒買取専門店ジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ジョイラボは、ワインだけでなくシャンパンやブランデー、日本酒などお酒を幅広く扱うお酒買取専門店である。ワイン買取リストには、スクリーミング・イーグルも含まれ、スクリーミング・イーグル2007年の品質やカルトワインとしての希少性への適切な評価を期待できる。
ジョイラボの特徴は、業界最高価格を保証している点である。買取店でスクリーミング・イーグル2007年を売る場合に重要になる買取店比較において、他店よりも低い価格がついた場合、何度でも査定を見直すというメリットがジョイラボにはある。貴重なスクリーミング・イーグル2007年を売る際に、できるだけ高値をつけてもらいたいというニーズに応える買取店だ。
また、全国に対応した出張買取、宅配買取は、手数料無料で利用できる点もおすすめしたいポイントだ。
晴れ屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
北海道から九州まで対応可能な11の支店を持つ晴れ屋では、出張買取、宅配買取でお酒をはじめとした様々な品を買い取っている。晴れ屋のお酒買取の特徴は、市場価値を把握したベテラン査定員が高額査定を実現する点である。
ワインなどのお酒は、年代によって市場での価値が異なるため、スクリーミング・イーグル2007年を売る際にも、市場の状況は重要なポイントだ。スクリーミング・イーグル2007年の市場価値を理解した上での高額買取を期待することができる。
スクリーミング・イーグル2007年の高額買取のコツ
スクリーミング・イーグル2007年そのものの価値が高く、高額買取は約束されていると言えるだろう。ただ、価値のあるスクリーミングイーグル2007年を所有していたとしても、ラベルや中身の状態などによっては、スクリーミング・イーグル2007年の品質を証明できず、値がつかないことも考えられる。貴重なスクリーミング・イーグル2007年を良い高値で買取できるように、高額買取のコツをおさえていこう。
鷲が描かれたラベルの状態を確認
スクリーミング・イーグルであることを証明するラベルの状態は、高額買取に欠かせない条件である。スクリーミング・イーグル1992年から変わらずに採用されている鷲の描かれたラベルは、希少性を示すために、できるだけ良い状態であることが求められる。
スクリーミング・イーグルは、セカンドフライトと呼ばれるワインを2006年から販売している。従来のスクリーミング・イーグルとは異なるラベルである。ファーストラベルはより価値を高めることになったため、ラベルの状態をチェックしておこう。
保存状態をチェック
スクリーミング・イーグルの中でも別格と評価される2007年であっても、保存状態が良くなければ、査定に影響が出てしまう。ワインセラーで保存していたり、温度変化が少なく、静かな場所に置いていたりすると、保存状態は良いと言うことができる。
ワインはボトリング後も熟成を続けるため、10年後に飲み頃を迎えることもある。スクリーミング・イーグル2007年は、2019年現在飲み頃であることも考えられ、保存状態がよければ、高価買取の条件が揃っている。
オークションで売り手を待つのも一つの方法
スクリーミング・イーグル2007年は、買取業者での実績が少なく、相場が読み取りにくい銘柄と言うことができる。買取業者で査定してもらったが適正価格か分からない、予想よりも低い価格がついたということも予想される。
満足のできる価格で売却する方法として、買取業者での査定だけでなく、ネットオークションでの買取も一つの方法である。ネットオークションは買い手がつくまでに時間がかかることや発送に手間がかかることなどのデメリットもあるが、納得いく価格での買取を実現することができる。
スクリーミング・イーグル2007年であれば、コレクターにとって、見逃せない逸品である。買取を焦らないという方は、ネットオークションでの買取も考慮に入れておこう。
まとめ
スクリーミング・イーグル2007年は、スクリーミング・イーグルの中でも、別格とされ、希少性が高い銘柄である。買取情報は少なく、買取相場の読み取りは難しいが、ファーストビンテージである1992年の買取価格などを参考にすると、高値での買取が期待できる。
複数の買取業者での査定比較やラベルの状態・保存状態の確認をすることで、高額買取を実現することが可能になる。スクリーミング・イーグル2007年の特徴や相場、高価買取のコツをおさえて、満足のできる価格で売却をしてみよう。