アストロンといえば、日本の首都・東京に本社のあるセイコーグループのブランド・セイコーから発売されているモデルだ。セイコーにはグランドセイコーやALBA、WIREDなどさまざまなシリーズ展開があるが、その中でもやはりセイコーは多くのオーナーから愛されてきた大衆向け腕時計である。
今回はそんなセイコーの中でも特に日常遣いのモデルとして人気の高いセイコー アストロンについて、その買取価格を比較していこう。ほかにも腕時計をより高値で売るテクニックやおすすめの買取業者などについても解説していくので、アストロンを売りたいと思っている方には必見である。
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セイコーについて
アストロンの買取価格を5社の買取業者で比較する前に、まずはセイコーという国産時計メーカーについて詳しく見ていくことにしよう。こちらの項にじっくりと目を通していただければ、どうしてセイコーのアストロンが中古市場において高価買取されるのかについて理解できるはずだ。それでは早速、見ていくことにしよう。
セイコーの概要
セイコーといえば、最初に挙げるべきなのがクォーツの技術であろう。世界で初めて水晶振動子を用いたクォーツをプロダクトとして生産することに成功し、世界的に有名な時計メーカーへと躍進した。もともとは精工舎(せいこうしゃ)という、時計店の製造・開発部門の会社がセイコーの前身。
日本において初めてのテレビコマーシャルとして、時報をおこなったことからも日本を代表する時計メーカーだろう。また現在、セイコーはオリンピックのように規模の大きいスポーツ大会のオフィシャルスポンサーなどに参加している。1930年代後半に後楽園球場などとスポンサー契約を結んだことがきっかけで、上記のようなスポーツ競技場で使用されるオフィシャルタイマーの制作をおこなうようになった。
セイコーの人気ブランド
セイコーは、グランドセイコーやワイアード、アルバなどといった人気な自社ブランドを数多く所有している。こちらでは、セイコーの人気ブランドについて、いくつかをご紹介していこう。
グランドセイコー
グランドセイコーは、セイコーが保有するハイブランドの1つだ。パーツの生産から組み立てにかけて、すべてを専門の時計師たちが日本国内でおこなっている。グランドセイコーのコンセプトには、実用時計の最高峰という言葉があるのだ。
ブランド誕生のきっかけは、当時のセイコーが開発していたハイエンドモデル・ロードマーベル以上の高機能型時計を開発することを目指したことにある。発売当時の価格は25,000円であったが、当時の国家公務員における初任給が12,000円だったことからして、非常に高額な腕時計であったことが分かる。
セイコー・スペクトラム
2006年に500個限定モデルとして発売されたセイコー・スペクトラム。値段は262,500円で高級腕時計の1つとしてみなされており、技術に電子インク技術の「マイクロカプセル型電気泳動ディスプレイモジュール」が導入された。これは液体に浮く微粒子を電子の力で自在に操り、文字などを自由に表示することができるという技術だ。
セイコー・スペクトラムの文字盤はフレキシブルディスプレイとも呼ばれ、自由にディスプレイへと時間を映し出すことで、近未来的なデザインを実現した。外観は腕時計というよりも、バングルのような形状となっている。機能性よりも、どちらかといえばデザイン性に傾倒した趣向がある。
セイコーファイブ
1960年代から国内において生産が続けられるロングセラーブランドのセイコーファイブ。文字盤のSEIKOの下に5のエンブレムが施されていることが特徴だ。この5という数字は、セイコーファイブが持つ5つの機能に基づいた数字である。その機能とは以下のものだ。
- 1. ダイアフレックス(ゼンマイが切れずに動き続ける)機能
- 2. ダイアショック(振動に耐える)機能
- 3. セルフワインディング(自動巻き)機能
- 4. ウォーターレジスタント(耐水)機能
- 5. デイ/デイトディスプレイ(日付・曜日表示)機能
開発〜発売時期にかけては日本国内で生産されていたが、1969年クォーツが登場したことにより、国内での発売がおこなわれなくなった。その後、日本国外のみで発売が継続され、逆輸入がおこなわれることもある。20世紀後半からは、中国やシンガポールの工場で生産されるようになった。
メカニカル
1950〜1970年代においてセイコーが開発した技術を復活させるべく、2000年代初頭に開発・生産されたメカニカル。秒針停止機能やパワーリザーブディスプレイ、曜針・日針などの機能を備えている。
セイコー アストロンとは
ここまでセイコーの概要や人気モデルについてまとめてきた。国内を代表する時計メーカーであることやセイコーを代表する技術などについて理解いただけただろう。次に本コラムのメインとなるアストロンについて紹介していこう。アストロンの特徴を抑えることで、高い市場価値が理解いただけるはずだ。
セイコー アストロンの概要
セイコー アストロンの正式名称はセイコークォーツ アストロン35SQである。世界で初めて水晶発振器を搭載したクォーツであり、すべてのクォーツの祖である。
2014年には電気・電子技術の中でも歴史的偉業であることを認定するIEEEマイルストーンに登録されており、その後、国立科学博物館により未来技術遺産に認定された。
セイコー アストロンの歴史
初代セイコー アストロンは、セイコーエプソンという会社の前身である諏訪精工舎が10年以上の年月をかけて発売にこぎつけたプロダクトだ。1969年当時において、450,000円という高価格で販売されているものの初週売上だけでも100台が記録されている。
また当時においては非常に時間正確性が高く、1日における時間のズレはたった0.2秒間。1ヶ月をかけても5秒間程度のズレしか生じていなかったという。2010年には、セイコー アストロン初代を踏襲する形でセイコー アストロン40周年モデルを発売。
初代のデザインをそのまま移した形となった。また、2012年には、衛星電波式ソーラーウォッチとして2代目セイコー アストロンを発売。その際にはアストロンという名前で商標を使用した。
買取価格を5社で徹底比較
さて、ここまでセイコー アストロンについてまとめてきた。読んでいただいた方には、どうしてアストロンが中古市場において高価買取されるのかについて多少なりとも理解できたのではないだろうか。そこで次にセイコー アストロンの買取価格を5社の買取業者で徹底的に比較していく。
また、買取価格を参考にしてアストロンの買取相場を導き出し、どの程度の買取価格なら妥当だといえるのか検証していこう。なお、以下に掲載する5社の買取価格については2019年12月時点のもののため、買取査定に出す時期や買取業者によって価格変動の可能性があることについてはご理解いただきたい。
宝石広場:80,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者宝石広場におけるセイコー アストロンの買取価格は、80,000円であった。宝石広場は買取店激戦区である東京・渋谷で28年以上の実績がある信頼度の高い買取業者である。買取後、自社でメンテナンスまでをおこなっているため、中間コストを削減し、高価買取につなげている。
カイトリマン:90,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者カイトリマンにおけるセイコー アストロンの買取価格は、90,000円であった。カイトリマンは、8社の買取業者への査定をまとめて一括査定してくれる業者である。そのため、複数の買取業者に依頼を出して価格を比較する手間を省くことが可能だ。
なんぼや:90,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者なんぼやにおけるセイコー アストロンの買取価格は、90,000円であった。なんぼやは、国内外のブランドアイテムやノーブランドアイテムなどオールジャンルで買い取っている業者だ。そのため、セイコー アストロン以外のアイテムをまとめて売る際にもおすすめできる。
高山質店:55,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者高山質店におけるセイコー アストロンの買取価格は、72,000円であった。高山質店は買取実績100年を超える超老舗中古買取業者である。宅配買取も受け付けているため、店舗が付近になくても全国から利用することが可能である。
エコスタイル:80,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者エコスタイルにおけるセイコー アストロンの買取価格は、80,000円であった。エコスタイルは無料で宅配買取や出張買取をおこなっている買取業者だ。もちろん買取査定を受けた後のキャンセルも無料のため、ひとまず査定を受けたいという方にもおすすめだ。
カイトリマンとなんぼやで最高額買取
上記でセイコー アストロンの買取価格を徹底比較した結果、以下のような順位となった。
- 1. なんぼや:90,000円
- 1. カイトリマン:90,000円
- 3. エコスタイル:80,000円
- 3. 宝石広場:80,000円
- 5. 高山質店:55,000円
アストロンの最高買取価格を掲載していたのはなんぼやとカイトリマンの2者だった。また、ほかの買取業者も55,000円以上の買取査定額であったことからも、アストロンの買取査定額は安定していると見てよいだろう。
ちなみに、上記で比較検証をおこなった5社の買取査定額を平均化すると79,000円だ。比較をおこなった2020年7月時点において、セイコー アストロンの中古市場における適切な買取相場は79,000円台であると考えてよさそうだ。
買取査定額を上げるテクニック
ここまでセイコー アストロンの買取価格を5社の買取業者で徹底的に比較していきつつ、その買取価格を参考にしてアストロンの適正買取相場を導き出し、どの程度の買取価格なら妥当だと言えるのか検証してきた。
結果から、買取価格をもっとアップできないものかと考えた方もいるかもしれない。そこで、こちらでは買取査定額を上げるテクニックをご紹介していくこととする。ぜひ、アストロンの買取価格をアップさせたい方は参考にしてほしい。
いらない時計はすぐに買取に出す
1つ目に紹介するテクニックはいらないセイコー アストロンはすぐに買取に出すということである。アストロンに限らず、不要となったモデルは古くなる前に早く売る方が市場価値が高いことが多い。最新モデルの方が市場に出回っておらず、希少価値が高いためである。
また自宅に眠らせている間に経年劣化で致命的なダメージを受けてしまう可能性もあるので使っていないのであれば買取査定に出してしまおう。
買取査定前に清掃しておく
2つ目に紹介する買取査定額を上げるテクニックは買取査定前に清掃しておくということである。買取査定時に綺麗な状態にしておけば、鑑定士からの印象も良く、美品評価を受けられるからだ。これはセイコー アストロンに限った話ではないが、美品評価を受けた方が買取査定額がアップする可能性が高いのだ。
買取業者を複数選び買取査定依頼を出す
最後に紹介するテクニックは買取業者を複数選び、できるだけ多く買取査定依頼を出すということである。今回の比較検証でも分かった通り、買取業者によってセイコー アストロンの買取査定額がかなり違う。
そのため、できるだけ多くの業者に査定をしてもらい、最も高い査定額の業者と取引をすることが高価買取のための近道である。手間はかかるが、アストロンをより高値で売るためにも、ぜひ多くの業者に査定をしてもらってほしい。
セイコー アストロンでおすすめの買取業者
ここまでセイコー アストロンの買取査定額を上げるテクニックについて、その方法を何点か解説してきた。買取業者を複数選び、できるだけ多く買取査定依頼を出すと言及した通り、買取業者複数社に査定をお願いすることが大切だ。
しかし、みなさんの中にはどこに査定依頼を出せばいいか分からないという方もいらっしゃるだろう。そこで本コラムの最後にセイコー アストロンを売る際におすすめの買取業者3選をご紹介していく。もし、買取査定依頼を出す際によい業者が分からないということであれば、以下の業者を参考にしていただければ幸いだ。
銀座パリス草加店
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
銀座パリス草加店は、ジュエリーやブランド品の高価買取をおこなっている業者である。本拠地は埼玉県草加市にあるが、宅配買取や出張買取をおこなっているため全国から利用することが可能である。
また、ホームページに多数の高価買取実績を掲載している。買取事例を多数掲載している業者は査定額の透明性も高いため、信頼度が高い買取業者であることは間違いない。
ピースマーケット
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ピースマーケットは、ブランド品から粗大ゴミになるようなものまで多ジャンル買取をおこなっている。近年では、テレビでも紹介されるなど知名度が高い買取業者だ。
店舗は千葉・北海道を中心に拡大しているおり、対応地域は東京・神奈川・千葉・茨城・北海道と書かれているが、相談次第でその他のエリアにも出張可能とのことだ。セイコー アストロンの買取だけではなく、家にある不要なアイテムをまとめて売ってしまいたいという方に特におすすめしたい業者である。
Dan-Sha-Ri
買取価格
スピード
手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
Dan-Sha-Riも、先ほど紹介した業者同様に高価買取実績をホームページ上多数掲載している業者のため、信頼度が高い。確認したところ、セイコーの腕時計であれば200,000円以上の価格で買い取っているものも見受けられる。
需要のある時計であれば、国内外を問わず高額で買取をおこなっているようだ。また、Dan-Sha-Riでは買取査定や相談などがすべて無料で受けられる。メール・電話上でも簡単に見積もりを出してもらえるため、気になったら気軽に利用してみるといいだろう。
まとめ
今回はセイコーの人気モデルセイコー アストロンの買取価格を5社の買取業者で徹底的に比較した。ほかにも買取査定額を上げるテクニックやおすすめの買取業者3選について紹介をしてきた。比較をおこなった5社の買取査定額を平均化すると82,400円。
中古買取市場においては、リセールバリューも低くなく、一定の需要が感じられる腕時計である。人気の高いセイコー アストロンをより高く売ることができるように今回ご紹介したテクニックを駆使しつつ、買取業者と高値での取引を実現させてほしい。