セリーヌサルキーを皆さんご存知だろうか。セリーヌといえば女性に人気の世界的なブランドで、セリーヌから出ているバッグは女性のステータスのシンボルとして考えられるほどの高級感の強いブランドだ。
このブランドの名を知らない人はいないと思うが、セリーヌサルキーとはその商品の中のひとつで、具体的にはデザインをあらわしている。この記事ではそんなセリーヌサルキーについて、どんな商品なのか、買取相場や買取情報についてご紹介していく。
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セリーヌとは?
セリーヌといえば、グッチやシャネルなどと並んで女性の憧れのブランドとして大人気になっているハイブランド。まずはサルキーの買取情報に入る前に、セリーヌというブランドの基本情報を知っていただきたい。
セリーヌの基本情報
セリーヌ・ヴィピアナという女性実業家が、夫リチャードとともに、1945年フランスのパリで設立したファッションブランド。当初は子供向けの高級靴専門店としてスタートした。
創業者の名前をブランド名としたセリーヌ。パリの靴職人の高い技術力で丁寧に作りだされるオーダーメイド靴は、上流階級を中心に瞬く間に流行。子供の靴だけでなくそのお母さんたちの要望にも応えるため、婦人靴への分野へと進出する。さらに1960年代に入ると、女性向けのバッグ、靴、カバン、アクセサリーなども手掛けるようになった。
馬車の柄とバックルのバッグサルキーもこの頃、開発され、馬具金具をモチーフとしたモカシンなど、今オールドセリーヌとしてもてはやされるラインナップの多くは1960年代後半に作りだされた。1967年には高級な既製服を提供するプレタポルテコレクションをスタート。シンプルで上品なデザインが幅広い世代に指示を集めるようになる。
LVMHグループに買収される
順調に成長してきたセリーヌは、フランス上流階級の品のいい暮らしという意味をもつB・C・B・Gの代名詞的存在となる。しかし、上品で上質なデザインを展開してきたセリーヌに暗雲がたちこめる。上流階級を主なターゲットとしてきたマーケティングは業績が下がりだし、ブランドの勢いがしぼんでいき、存続が危ぶまれるほどの危機に陥ってしまう。
この危機的状況をLVMHグループというフランスの複合企業の傘下に入ることで乗り越えた。若手敏腕女性社長を抜擢し、大企業型の組織、経営改革により、経営を立て直したのだ。
マイケルコーチを迎え入れ世界的な有名ブランドへ
1997年には、今や自分のブランドも持っている世界的デザイナーマイケル・コーチをチーフデザイナーとして迎え入れた。マイケルコーチはスポーティなスタイルをセリーヌに取り入れ、それが好評を博し、新生セリーヌは息を吹き返した。マイケルコーチの出現によって、セリーヌは数年間で売り上げを倍増させたと言われている。
2008年には、クロエでも活躍したフィービー・ファイロがクリエイティブディレクターに就任。フィービー・ファイロはラゲージやバディントンなどの数々の人気商品を生みだした。このようにセリーヌは世界的なデザイナーを随時積極的に雇用することで、新しい風を吹き込んできた。
セリーヌのラインナップ
バッグ、シューズ、スポーツ、時計など幅広い商品を取り扱っている。商品は直営販売店のほか、セレクトショップ、ショッピングモール、アウトレットモール、百貨店などで販売されている。
セリーヌはネクタイやハンカチなど一部アイテム以外はメンズ商品は扱っていない。レディースやキッズ向けに特化している。特にバッグ類はレディースしか販売されていない。
バッグで人気が高いのは第2のパーキンともいわれているラゲージや、シンプルかつ使いやすいトートバッグのホリゾンタルカバだ。どちらもファービー・ファイロが生みだした傑作で、特にラゲージは一大センセーションを巻き起こしたほどだ。
セリーヌサルキーについて
サルキーとは英語では競馬車を意味する言葉。サルキーラインというと二輪馬車が連なったモノグラム調のデザインのことを指す。均一のとれた美しいパターンが印象的なサルキーだが、セリーヌのなかでも最も古いラインなのだ。
オールドセリーヌと言われる定番系のラインのなかでもとくに有名なのはマカダムやCマカダムだが、それらが発表される前から、サルキーラインは世に出ていた。最古のラインだといえ、ビット金具やCマカダムと混同されることが多いが、サルキーラインとは、4つの馬車が交錯し、それが規則正しく配置されたパターンのものだ。
サルキーのバッグは主にPVC(塩化ビニル)で作られているが、もう現在では生産は終了している。つまり今のサルキーは中古品でしか手に入らないようなヴィンテージアイテムとなっている。
ファイロがクリエイティブ・ディレクターとなってからは、ミニマルで実用的なデザインが主流となり、オールドセリーヌとは一線を画している。
それが現代の若者を含めたセリーヌの人気につながっているのだが、マイケルコーチ以降のセリーヌしか知らない層にとっては、オールドセリーヌのデザインは受け入れがたい存在かもしれない。ただ若い世代にもヴィンテージファンは多く、根強い人気を誇っている。
セリーヌの買取相場
セリーヌの買取で一番人気なのは、やはりラゲージ。買取相場も高く、10万円を越える場合も多い。それ以外のバッグや小物は新しいもののほうが買取価格はあがる。人気ブランドなので並行して輸入品も入ってきており国内低下の1割から2割引きで販売されており、その影響が買取相場にも影響が出てきてしまうらしい。
ヴィンテージアイテムでもレザー商品は中古市場でも人気があるようで、高い価格での買取が期待できる。特に馬車金具を使った黒のショルダーバッグなどは、状態が良ければ3万円程度の買取をしてくれる場合がある。
セリーヌサルキーの買取相場
では肝心のセリーヌサルキーの買取相場はどれくらいなのか、インターネット通販サイトヤフオクで調査してみたので結果を記す。
以下の価格は2019年4月末時点の価格なので、参考程度にご覧頂きたい。また、紹介する価格は販売価格なので、買取価格はこの水準を下回ってしまう可能性が高いことにもご注意いただきたい。
- ・セリーヌ CELINE サルキー トートバッグ トートバッグ PVC レディース →9,801円(税込)
- ・定価1.2万円 CELINE セリーヌ ブラウン サルキーマークとロゴ柄のニットベスト 120㎝→2,900円(税込)
- ・CELINE・セリーヌサルキー 馬車柄 キャンバス×レザー ボストンバッグダークグレー×ブラウン→10,800円(税込)
- ・オールド ヴィンテージ●CELINE/セリーヌ サルキーライン 馬車金具 総柄 PVC×レザー 斜め掛け ショルダーバッグ→17,900円(税込)
- ・ビンテージ★セリーヌ CELINE キーケース 馬車ゴールドプレート 6連 サルキーライン キャメル色 オールドセリーヌ→2,800円(税込)
定価12,000円のニットベストが約3,000円で売りに出されているということは、定価の30%程度となる。あくまで目安だが、この程度の相場感であることを知っておいていただければと思う。
セリーヌサルキーを高価買取してくれるショップ
セリーヌは人気ブランドであるので、さまざまな業者が高額買取をうたっている。どこの業者を選べばいいか迷ってしまうと思うので、ここでは信頼できる業者を何社かピックアップしてみた。母親からもらったセリーヌサルキーが押し入れに眠っているなど、使わないセリーヌサルキーがあるならぜひ参考にしていただきたい。
モノカウ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
高価買取専門店のモノカウは、大阪市にあるブランド品の高価買取店。再販の経験もあるスタッフが、数多くの再販ルートのなかから最も適切な売却先を選択してくれるので、高額買取が実現しやすい。
また経験豊富な査定士が在籍しているため、流行や相場変動にも敏感で新作や人気商品については特に高値が出ると評判。新品や新中古品など質の高い商品の高値は全国でもトップクラスであるとの評価を得ている。
セリーヌの買取実績も多数あるので、安心して買取依頼を出しやすいだろう。買取方法は店舗・宅配・出張の3種類から選べる。手数料も発生しないので気軽に見積もりを依頼してみてはどうか。
エコスタイル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
エコスタイルは、東京・静岡でブランド品・ジュエリー・時計・楽器などを高価で買取してくれる業者。創業も14年以上たち、多くのユーザーが利用している。買取方法は店舗・宅配・出張の3通りで、送料や手数料は発生しない。
出張買取では最短で即日にも対応可能と、スピーディーさもウリだ。LINEでの簡単無料査定も実施し、リピーターであればさらに有利な価格を提示してくれるとのこと。
買取王子
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取王子は色々送って即入金をうたっている。取扱ジャンルは全60種類以上にも及ぶ。何でもまとめて買い取ってくれる買取店だ。査定額を現金化せずポイントをためておけるなど、他店にはないサービスを展開しているのも特徴。
宅配キットを送ってくれるので、不用品をまとめて処分したい人にはおすすめ。持ち込み不要、自宅で待っているだけで楽ちんと口コミでも評判を得ている。送料、振込手数料もかからない。
GALLERY RARE
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
GALLERY RAREは人気高級ブランドの買取専門店で、大阪心斎橋や東京銀座など一等地に店を構えている。買取方法は店頭買取、出張買取、宅配買取、てぶらで店頭買取の4種類だ。出張料や査定料、キャンセル料、手数料全て無料なので安心だ。
セリーヌサルキー高額買取のポイント
セリーヌサルキーは一度見たら忘れない、二輪馬車のモノグラムと馬車のバックルが特徴的だ。カジュアルにもエレガントにも使えるので幅広い世代から支持を得ている。
今やヴィンテージアイテムとして生産されていないサルキーだが、高額買取を実現するためにはいくつかポイントがあるので紹介する。下記のポイントを押さえ納得のいく買取を実現しよう。
業者を比較して選定する
これはサルキーに限った話ではないが、高額買取をしてもらいたいなら複数の業者から査定をおこなったほうがいい。業者によって査定方法や重視するポイントが異なるので、買取金額も業者によって変わってくる。複数に査定を依頼し、もっとも高値がつく業者に買取を依頼しよう。
そのためには事前にネットで業者情報の下調べをしてだいたいの価格の見当をつけておいたほうがいい。また、業者によっては「他店より高額買取します」と宣言している業者もあるので、他店でより高値が出た場合、もう一度ここに持っていけば最高値が出ることになる。
掃除してきれいな状態で出す
セリーヌサルキーのバッグを高額で買取してもらいたいなら、傷はもちろんのこと、汚れやホコリ、タバコのヤニなどにも注意すべきだろう。たばこのヤニや臭いは素材にしみこんでしまうと大きく査定額を下げてしまうことになりかねない。日頃から保管には気を付けておくことをおすすめする。
また少しでも買取額をあげるために、バッグの中や外見、持ち手など細かいところまで掃除して、きれいな状態で査定に出す方がいいだろう。こうすることで担当者の印象がアップし、価格交渉に応じてもらいやすくなる。
付属品はまとめて売る
購入時についていた箱やギャランティー、説明書などの付属品も一緒に売ると査定額がアップする。付属品があるほうがブランド物の買取市場では売却しやすいのだ。そのため付属品は捨てずに保管しておくことが大切となる。買取依頼を出す前は、必ず付属品のチェックをおこなうようにしよう。
まとめ
セリーヌサルキーは1960年代後半に生まれたセリーヌの代表作。二輪馬車が連なったモノグラム調のデザインが特徴的だ。馬車が規則正しく配置された美しくて個性的なデザインが当時のパリの上流階級から支持を集めたのだ。
今はもう生産されていないヴィンテージアイテムであるが当時のセリーヌのほうが好きだというコアなファンやヴィンテージマニアからは依然として支持を集めている。しかし買取金額としてはあまり期待しないほうがいいかもしれない。
セリーヌは人気ブランドであるが、買取金額が高く出るのは第2のパーキンと名高いラゲージなどの現在生産されている人気商品だ。やはりトレンドやターゲット層が変化しているので、ヴィンテージ品には高値がつきにくい。
それでもレアものであることは間違いないので、セリーヌ買取に実績がある専門店であれば、ネット通販や他店を利用するよりは高値が出る可能性が高い。しっかり情報を検索し、高値がつく買取店にもっていこう。その際はこの記事でご紹介した買取店をぜひとも利用していただきたい。
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