スマートフォンの普及により所有する人が少なくなってきた時計だが、時間を確認するという機能ばかりではなく、ファッション性などの観点からも根強い人気を持ち続けているものが高級時計という存在だ。
高級時計は、所有していることそのものに意味があることもあるが、資産としての側面も強い。そのような高級時計ブランドのひとつであるタグ・ホイヤーにはどれだけの資産価値があるのだろうか。高級時計ブランドタグホイヤーの魅力や資産価値について紹介する。
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GR000255 / Zengame
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時計購入時のポイント
時計は、今や時間を確認するためだけの存在ではない。時間を確認するだけならば、より汎用性の高いスマートフォンをひとつ持っているだけで事足りるからだ。そのような時代にあり、時計という存在はファッション性や一種のステータスとしての側面も生まれている。
ファッション性などを期待して時計を望んでいる場合、高級時計ブランドの時計を購入するというのもひとつの方法だ。高級時計ブランドの時計は、ステータスがしっかりしていることは確かなうえに、デザイン性も豊富で、かつ質が良い時計であるため、要望がかなえられる可能性が高いからだ。
しかし、一口に高級時計ブランドといっても、多種多様なブランドが存在しているため、その中からどの時計を購入すべきか迷うことも多い。時計を購入するうえでのポイントをいくつか挙げていく。
購入の決め手となるものは
高級時計メーカーの中で、どのブランドのどのモデルの時計を購入するかといったことは、長く時計を使い続けるためには非常に重要なことだ。人気ブランドの定番モデルならば、おおよその時計に求める要望がかなえられるだろう。
しかし、みんなと同じものを選んでも面白みがないと感じる人も多く、その場合定番モデルは選ばれない。高級時計は消して安いものではなく、物によっては数百万円以上するものもあるため、慎重に選ぶ必要がある。
ポイントのひとつは、自分の好きなデザインを選ぶということだ。長く使い続けることを前提に考えるならば、ファッション性や自身のライフスタイルと合致しているものが望ましい。費用も重要なポイントのひとつである。
高級時計を初めて購入するならば、初めから数百万円以上もする時計を選ぶのではなく、手の出しやすい価格を選び、自身の中で時計選びの基準を作っていくことが望ましいだろう。また、防水機能やクロノグラフなどといった機能面で選ぶことも決め手になる。そして、資産価値を考えて選ぶことも重要なポイントである。
高級時計は、価格が高く、かつ時計という実用性も備えたものであることから、資産価値がつく。ほかにこだわりがなく、将来的なことも見込むならば、資産価値の高いだろう時計を選ぶこともおすすめである。
時計に資産価値がある理由
時計の中でも高級時計ブランドの時計には、高い資産価値がある。時計で資産運用を考えることは難しいが、時を刻むという機能を持ち続け、劣化しにくく、値崩れしにくいということから、資産価値を見出すことが可能だ。
高級時計は、有用であるとともに知名度もあり、市場が大きいので価値が安定している。また、不動産のようなほかの資産のように換金しにくいといった面も少なく、売りたいときにすぐ売れて流動性が高い。
資産としての維持管理費も少ない。さらに、一部の時計に限られるが、限定品やヴィンテージとして後々価値が上がることもある。これらのことから、時計には資産価値を見込むことができる。
資産価値のあるブランドの条件
高級時計ブランドには様々な種類がある。すべての時計ブランドと個々の時計に、同じ資産価値が見いだされるわけではない。どのような時計ブランドの時計に高い資産価値が生まれるのかを知っていると、資産価値を基準にして時計を購入しようと考える際に役立つだろう。
高級時計ブランドでは、機械式時計が多く作られている。それらの機械式時計には、時を刻むという実用性の部分以外に、工芸品として価値が存在している。そして、この工芸品としての価値が高いことが、資産価値の高さには大きく影響しているといえるだろ。工芸品としての価値、そして資産価値の高さが高くなるブランドとしての条件をいくつか紹介する。
時計のクオリティが高い
高級時計ブランドになるために、もっとも重要な条件のひとつが、時計のクオリティそのものが高いということだ。
いくら社名やブランドが有名であったとしても、時計の質が悪く、長く使い続けることができないような時計を生み出しているようでは、資産価値のある高級時計のブランドとはならない。資産価値の高い時計というものは、トータルクオリティーが高い。
そのクオリティとは、機能面と芸術面とに分けることが可能だ。機能面とは、時計として精度が高く、正確な時を刻み続けることができるということはもちろん、頑丈で壊れることがないといったこともひとつだ。そして防水性や耐磁性があり、使い勝手が良いといったことを指す。
芸術面とは、デザインや素材のこだわりのことを言う。ケースや文字盤、装飾の美しさにこだわりがあるのか、素材を厳選しているのかといった点は、クオリティの高さにつながる。
ステータスと歴史
代表的なモデルやデザインが思い浮かぶようなブランド力があればあるほど、認知度が高く、資産価値が高くなる。そしてブランド力とは、ステータスと歴史によって培われるものだ。長い歴史を有しているほど、そして有名なエピソードがあるほど、ブランドとしての力が高くなり、資産価値が上がる。
コレクションのラインナップが豊富
時計のコレクションには、いくつかの種類がある。ドレスウィッチやスポーツウォッチ、ダイバーズウォッチなどがそれらに該当する。これらのコレクションのラインナップが豊富であると、資産価値の高いブランドになる可能性が高い。
ひとつのコレクションばかり作り続けていると、時代の流行や廃れに大きく影響を受けて、継続的に人気のある時計が生み出されない。そのため、豊富なコレクションのラインナップがある方が、そのブランドのどの時計を購入したとしても、資産価値のある時計となっている可能性が高い。
メンテナンス体制があるブランド
時計には、しっかりとした機能を有して、魅力的なデザインが豊富にそろっているということも重要であるが、その時計を長く使い続けることができるということも重要である。
そのため、時計を作るということに特化しているのではなく、メンテナンスや修理を請け負う体制が整っているブランドは、資産価値の高い時計ということが可能だ。
機械式時計は継続的にメンテナンスをする必要があり、これにより一生使うことが可能となっている。メンテナンス・修理体制が整っているブランドであれば、時計を長く使い続けることが可能で、その分資産価値も高まるといえるだろ。
中古市場でも人気が高い
資産価値の高さとは、すなわち中古市場での人気である。ブランドそのものが有名で、新品であっても人気が高ければ、中古品であっても人気が高いということができるが、特にアンティーク市場での人気が高ければ、そのブランドの資産価値を期待することができる。
製造が終了したモデルやアンティークモデルが人気であるブランドは、歴史があり、メンテナンス体制がしっかりしている証拠である。
タグ・ホイヤーとその価値
タグ・ホイヤーは、歴史深く豊富なデザインのラインナップのある時計メーカーである。魅力も豊富で、高級時計購入初心者の多くの人々が購入するブランドである。その資産価値と魅力などについて紹介していこう。
タグ・ホイヤーとは
タグ・ホイヤーとはスイスにある高級時計メーカーである。ドイツ系スイス人であるエドワード・ホイヤーが1860年にスイスのサンティミエにおいて創業したことによりその歴史は始まっている。
創業当初からストップウォッチやクロノグラフといったスポーツ向けの時計に力を注いでおり、F1チームやレーシングドライバー、レースの公式時計を担当するといったようにモータースポートとのかかわりが深いブランドである。
振動ピオニンやダッシュボードクロノグラフなどを開発し、クロノグラフの発展に多いに貢献しているとともに、世界初のストップウォッチであるマイクログラフも作り出している。さらに技術革新を行い、新たな時計技術に貢献している。
タグ・ホイヤーの魅力
タグ・ホイヤーは様々な面で魅力的な高級時計ブランドであるということができる。まず、価格設定の面で魅力がある。タグ・ホイヤーでは、方針として「他社と同価格のものはより価値のあるものに」、「同じ価値のあるものは半分の価格で」というものを打ち上げており、「手の届くぜいたく品」という位置を目指している。
スイスには、数多くの高級時計メーカーのブランドがそろっている。それらの伝統あるブランドの時計の多くは、平均価格が50万円以上であり、70万円から80万円といった価格が安い部類に入ることも多い。そのような中でタグ・ホイヤーは、平均価格が30万円から40万円程度であるので、高級時計購入の初心者にとって非常に人気のあるブランドとなっている。
また、タグ・ホイヤーにはバリエーション豊かなデザインがあるということも魅力だ。多彩なモデルラインナップがあり、好ましいデザインを選ぶことができる。スイスのメーカーでは珍しいクォーツ式と機械式の両方を同じデザインでも展開していることに始まり、クロノグラフと3秒時計の両方も作成している。
古くからすポートウォッチを作成していたことからクロノグラフが得意であるが、時・分・秒針の3針時計も品質確かに作られている。デザインもスポーツウォッチが中心であるが、クラシカルなものからモダンなものまで多種多様にそろってデザインの幅があり、実用性とともにデザインを楽しむことも可能だ。
タグ・ホイヤーは、1860年から続く歴史あるブランドである。同時にモータースポーツとのかかわりが強く、アクティブで発展的・挑戦的なイメージが根付いていることも魅力となっている。
さらに、タグ・ホイヤーはアフターサービスがしっかりしているという点で非常に魅力的だ。正規購入をすれば年会費無料、保証期間があり、メンテナンスを格安で受けることができるクラブに入会することができる。永く使い続けたい場合に非常に便利だ。さらに、アフターサービスは臨機応変に対応してくれるという点でも魅力が高い。
タグ・ホイヤーの資産価値
時計ブランドの資産価値は、先に説明したように時計の品質とブランドの歴史・ステータス、ラインナップの豊富さやメンテナンス体制などが影響してくる。
これらの観点からみると、ロレックスやオメガ、パテック・フィリップなどといった高級時計メーカーのブランドが最高級の資産価値を有しているということができる。世界でも最も人気が高く伝統ブランドだ。
ではタグ・ホイヤーを見てみると、時計の品質には問題がない。永く開発を続けてきたしっかりとした技術力があり、ブランドの歴史やステータスも問題ないだろう。ラインナップもスポーツウォッチにイメージが偏りがちだが豊富で、メンテナンス体制も万全であり、大きな問題はない。
これらのことからタグ・ホイヤーは高い資産価値を有する時計を展開しているといえる。その資産価値は、上位に位置し、最高級ブランドの次、およそトップ10に入っているといっても過言ではない。
高価買取の条件
タグ・ホイヤーにかかわらず、高級時計の高価買取を目指すならば、いくつかのポイントを抑えている必要がある。
ひとつが付属品をしっかりととっておくということだ。高級時計を購入した場合、保証書がつき、しっかりとした箱に入っていることがほとんどだ。そのような付属品を廃棄せず、買取査定・鑑定の際に合わせて持ち込むと価格が上がる可能性がある。
傷や汚れがついていないことは重要である。時計は使い続けるものであるため、多少の傷や汚れがついてしまうことは仕方がないが、査定・鑑定に出す前に、汚れをふき取っておくと査定が有利に進むかもしれない。あるいは、使用しない場合には丁寧に保管することも重要だ。
また、時計は動くことが大前提となる。機械式時計は定期的なメンテナンスが必要となる。オーバーホールなどのメンテナンスを、メーカーで定期的に行っていると、よい状態が続き、買取査定の際に高価買取へとつながるだろう。
まとめ
タグ・ホイヤーは時計の品質・ブランドの歴史、ラインナップの豊富さ、メンテナンス体制という、資産価値が高くなるうえで重要な項目を満たしているため、ブランドの資産価値は世界TOP10に入るくらいである。
また、タグ・ホイヤーは「手に届くぜいたく品」という位置を目指しており、他の高級腕時計ブランドと比べて価格設定の面で魅力がある。そのため、高級時計購入の初心者にとっては非常に人気のあるブランドとなっている。
タグ・ホイヤーを売却する際は、付属品をとっておくこと、汚れをふき取っておくこと、定期的なメンテナンスをしておくことが重要である。
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