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【専門家監修】チュードルの資産価値はどのくらい?時計ブランドの中で何番目なのか

読了目安:10分
更新日:2022/09/13
公開日:2018/12/14
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ロレックスと言えば世界的な高級腕時計メーカーとして知らぬ者はいない存在であるが、手ごろな商品でも数十万円台からのものがほとんどであるため、なかなか手が出せないという人も多いのではないだろうか。そのような場合に代替候補となり得るのが、ロレックスと共通の部品を多く使用して製造されているチュードルである。

そこで、以下ではこのチュードルの特徴と資産価値について掘り下げて見てみるとともに、時計ブランドにおける位置づけについて考察することとする。


この記事の監修者

ブランドレックス
宮本 亮直さん
ブランドレックスは、腕時計とバッグなどのブランド品の買取専門店です。ロレックスやオメガ、パテック・フィリップといった腕時計ブランドや、エルメスやルイヴィトンといったブランドバッグ・財布などを買取しています。また、金・貴金属や宝石の買取も行っています。宅配買取、店舗買取、出張買取に対応しており、全国どこでも送料や出張費は無料です。梱包キットも無料で利用できます。24時間いつでも受付可能なので、忙しい方にもおすすめです。商品を複数まとめて査定に出すと査定額アップにつながります。ヒカカク!の一括査定では、最も多く買取実績のある買取店であり、ご安心してご利用いただけます。(ヒカカク担当営業より)

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チュードルとはどのようなメーカーか

チュードルが誕生したのは1930年のことで、その創始者はロレックスの創始者でもあるハンス・ウィルスドルフである。当時からロレックスは高級腕時計ブランドとして知られていたが、あまりに高額であったためイギリスでは販売が低迷し、それを解決するためにそのディフュージョンライン(廉価版)として誕生したのがチュードルであった。

その名前の由来は、かつての英国王室であったチューダー家から取られており、イギリス人に馴染みの深いバラの紋章を用いるなど、同国での販売を促進するための工夫が随所に凝らされていた。また、質実剛健を旨とするイギリス人の感覚に沿うように、そのデザインも華美な装飾を抑えており、シンプルでありながらエレガントさを醸し出すモデルが数多く輩出されている。

チュードルの人気の秘密

販売促進に向けた数々の工夫によって順調に販売数が伸びたチュードルであるが、それを後押ししたのが文字盤、リューズ、裏蓋といった多くのパーツがロレックスのものと共通であったことである。

宮本 亮直さん
プロ注目のブランドでロレックスの姉妹ブランドとしてスタートしましたが独自色が強いです。また、ロレックスより安いため、今後需要が高まるでしょう。

手頃な価格設定

手ごろな価格でありながらロレックスと同等の品質を有する腕時計を手にすることができるということで、チュードルは当時世界をけん引する地位にあったイギリスにおいて多くの支持を得ることとなり、それをきっかけとして世界的にも知られる存在となっていくのである。

ロレックスとしても、この点に着目して次第にチュードルをロレックスブランドの廉価版として売り出すようになり、特にモデル名を共有しているサブマリーナは、両ブランドともほぼ同じデザインを有しているためロゴを見ないとどちらの商品か分からないということで話題となった。

廉価で売り出せる理由

同じパーツを用いながらチュードルの腕時計がロレックスよりもかなり低価格で販売することができるのは、チュードルの腕時計に用いられているムーブメントのほとんどが自社製ではなくETA社という専門メーカーの商品を使用しているためである。

このムーブメントというのは、腕時計の心臓ともいうべきパーツであり、ロレックスの腕時計が高額であるのは、デザインや用いられている素材もさることながら、マニュファクチュアラーとしての同社の技術のすべてが盛り込まれていると言っても過言ではない自社製のムーブメントを用いていることが大きな理由である。

この点、チュードルは廉価版であるというある種の割り切りのもとに、このムーブメントを外注することによって価格を下げることに成功したと言えよう。なお、廉価版とはいえETA社もムーブメントの専門メーカーとして高い技術力を有しており、実際に他のラグジュアリーブランドの腕時計にも採用されていることからも分かるように、その品質は決して低いものではない。

そのため、廉価でありながらロレックスと共通のパーツを数多く用いており、かつ高品質のムーブメントまで備えているチュードルの腕時計は、手ごろな価格で手にすることができる最良の腕時計ということができよう。

資産としての腕時計の価値

前述のようにチュードルは価格以上の品質を備えた腕時計であるということができるが、そもそも資産価値のある腕時計とはいかなるものをいうのであろうか。この問いに答えるべく、以下では、投資対象になる腕時計という観点から必要な要素を見ていくこととする。

価値を認められるための要素とは

要素1

まず、第一の要素として投資対象になるために必要なことは、機械式時計であるということである。一般に出回っている時計の多くは1970年代に登場したクォーツ式時計であるが、これらはコレクションとしてのニーズが低く、一部のレアな限定品を除いて投資対象となることはほぼないといえる。

一方、機械式時計は200年以上の歴史を有しており、アンティークとしての価値が認められているほか、実際に腕利きの時計職人の手によって作られているものも多く、それぞれが世界で唯一の品であるという希少価値もあって、高い価値が認められているのである。

要素2

次に、第二の要素として、モデルが古かったり、数が少なく希少な商品であるといった付加価値があることが、資産価値を高めるためには重要となる。特に熱狂的なコレクターが存在するブランドの場合には、価格競争によって中古品であっても価値が跳ね上がるケースもあるため、いざ売却することとなった場合に想像以上に高い金額で売ることができる可能性があるのである。

アンティーク品ともなると、発売当時の定価の数倍から数十倍といった価格で取引されることも決して珍しくはない。

チュードルは価値があると言えるのか

資産価値を認められる第一の要素として機械式時計であるという点を挙げたが、それだけでは十分ではなく、多くのニーズがあるブランドであるということも重要である。この点、世界的にラグジュアリーな機械式腕時計ブランドとして確固たる地位を築いているのはロレックスであり、日本でもその人気は不動のものとなっている。そのため、ロレックスの時計に高い資産価値が認められるというのは言うまでもない。

一方、ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生したチュードルについても、ロレックスの人気が波及する形で世界中に多くのコレクターが存在している。

また、多くの部品を享有していることに加えて、もともとは同じロレックス社から出された商品ということで、チュードルの腕時計もロレックスと同様のメンテナンスを受けることができるという強みを有しており、これが中古市場で高い人気につながっているのである。

加えて、チュードルのモデルの定価は、ロレックスのほぼ半額程度となっており、このことまた同ブランドの人気を高める原因となっている。

以上の点を踏まえると、チュードルはブランドそのものに非常に高い価値があるといえるため、そのなかでもアンティークに属するようなモデルは優れた価値を有する資産であると評価することが可能であろう。

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チュードルは時計ブランドの中で何番目か

ここまでチュードルの概要とその資産価値について見てきたが、ブランドとしてのチュードルは数ある時計メーカーの中でどれくらいの地位を占めるのであろうか。この点についての明確なランキングは存在しないため、一概に何位であると示すことは容易ではないが、いくつかの観点から推し量ることは可能である。

有名ブランド資産価値ランキング

まず第一に、チュードルを擁するロレックスの地位を参考にするという視点から見てみることとする。世界的に大手の調査会社のサーベイによると、世界の有名ブランドを集めた資産価値ランキングにおいてロレックスは時計ブランドの中ではトップに位置づけられていることがほとんどである。

【専門家監修】ビジネスマンならロレックス腕時計の資産価値を知るべし
更新日 : 2022/08/05

これらの調査は、ブランドの有する歴史、ステータス、資産価値などに着目して順位が決められていることから、その中で高い評価を獲得しているロレックスに比肩する人気を有するチュードルは、ロレックスほどとは言えないまでも、それに近い位置にあるといって過言ではない。

技術力の高さ

次に、第二の観点として、その商品に用いられている技術力の高さに着目してみることも重要である。時計ブランドの中には、宝石を散りばめることで高い資産価値を実現しているところもあるが、そういったところは純粋に時計ブランドとしての価値を推し量るという視点では除外して考えるべきである。

この点、チュードルの時計はイギリスでのマーケティング戦略という点からも、基本は時計に必要なパーツのみのシンプルなデザインで勝負しており、しかもそこに用いられるパーツはロレックスと同等のものなのである。

ロレックスの技術は言うまでもなく世界最高水準であると評価されていることから、同じパーツを用いているチュードルもそれに並ぶ位置づけにあるということができよう。

以上の二つの観点から見ることで分かってくるのは、チュードルのブランドとしての順位はロレックスに次ぐ位置にあるといえ、数ある時計ブランドの中でもトップクラスであると評価することが可能であると推察される。

チュードルの腕時計をより高く売るためには

既に述べたようにチュードルはブランドして優れた存在であり、その腕時計は高い資産価値を有すると考えられるが、それをより高く売却するためにはいくつか取り得る方策がある。

よい状態に保つ

まず第一に必要となるのが、腕時計をなるべくよい状態に保つということである。日用品であるため、手に入れた腕時計はできれば身に着けて生活したいところであるが、資産という観点からは傷がついた時計の価値は大きく目減りしてしまうことからお勧めできることではない。

なるべく手に入れたときの状態をキープできるように、大切に保管することが重要となる。また、売却する際の評価を左右することとなるのが、販売時の附属品がすべてそろっているかどうかという点である。腕時計の場合には、それが入っていた箱や説明書などもこれに該当するため、たかが箱と思って破棄しないように留意すべきである。

売却方法を選ぶ

売却手法についてもしっかり考える必要がある。専門の買取業者に査定して引き取ってもらうというのも一つの方法ではあるが、熱狂的なコレクターを有するチュードルであるので、できれば彼らの競争心をあおって売却額を引き上げることができるオークションを利用するのがお勧めである。

インターネットの発達によってヤフオクなど個人が簡単に出品できるオークションサービスも多く存在しているため、そのようなプラットフォームを利用して売却に臨むとよい結果が期待できるであろう。

売る時は買取相場をまず調べよう

チュードルの資産価値、数ある時計ブランドの中での立ち位置について紹介した。見てきた通り、チュードルは不動的資産価値を有するロレックスに次ぐ価値がある時計として、時計ブランドの中でも上位にランキングされるのではないだろうか。

これらは必ずしも資産価値と直結するものではないが、一般的に資産の価値は、それに対する需要が高まれば高まるほど大きくなる傾向があることからすると、ロレックスの廉価版として多くの人々に親しまれてきたチュードルの資産価値は十分な物だと言えるだろう。

なお、ブランド時計の価値はその時々の景気動向や流行に応じて価格が変動するものであるので、売却を検討する場合には、そのタイミングについても十分注意したいところである。買取相場をまずは調べるところから始めてみよう。

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今野杏南さん

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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