世界の5大ウイスキーであるスコッチウイスキー。ウイスキーといえばスコッチウイスキーと言う方も多いだろう。スコッチウイスキーの歴史の中で、合併や経営の合理化などさまざまな理由で多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれた。その閉鎖された蒸留所をウイスキー愛好家たちは失われた蒸留所と呼んでいる。
今回は失われた蒸留所の一つ、ローズバンク蒸留所のウイスキー「チーフタンズ ローズバンク」の買取相場についてご説明しよう。
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チーフタンズ ローズバンクについて
まずチーフタンズ ローズバンクがどのようなブランドでボトリングされ、どんな特徴を持ったウイスキーなのかをご紹介する。
イアンマクロード社のブランド チーフタンズ
チーフタンズはブレンダー兼ボトラーズブランドであるイアンマクロード社がボトリングするモルトウイスキーのブランドのことだ。
イアンマクロードは創業80年を超える会社であり、現在チーフタンズのようなモルトウイスキーの他、ブレンデッドウイスキー、ジン、ウォッカ、ウイスキーなどさまざまなお酒を製造、販売している。
複数の蒸留所を所有し、ウイスキーだけでもその数は年間1500万本を越える世界で10番目に大きいスコッチウイスキー会社である。
所有する蒸留所は、グレンゴイン、タムドゥ、スカイ島、スモークヘッドスコッチウイスキー、エジンバラなどスコットランドのさまざまな地域を取り扱っている。
そのイアンマクロード社のブランドの一つであるチーフタンズは、レアモルトをボトリングしたシリーズだ。なかには蒸留所不明のチーフタンズ シガーモルトも販売されている。レアモルトは今では入手が困難なカスクのことだ。
チーフタンズのシリーズの数は多く、スプリングバンク、ダラスデュー、グレンアギー、リンクウッド、アイルオブジュラ、そしてローズバンクなどがある。では続いてローズバンクについてご説明する。
失われた蒸留所 ローズバンク
ローズバンクはスコッチウイスキー「失われた蒸留所」の一つローランド地方の伝説とも評される蒸留所のことだ。ローランド地方の伝統である3回蒸留をおこなっていた数少ない蒸留所であったローズバンク。
閉鎖当時に傘下に入っていたディアジオ(現UD)が、ローランド地方の蒸留所の中でローズバンクとグレンチンキーどちらかを残すのか判断をする際に、ローズバンクは選択されなかった。そのため1993年ローズバンクは閉鎖される。選ばれなかった理由は蒸留所の環境だ。
ローズバンクは交通量の激しい主要道路をまたぐように蒸留所が建てられていた、一方でグレンチンキーは多くの観光客が訪れそうな美しい風景の農地に建っていた。
そのためローズバンクは維持するだけの価値が無いと判断されることとなった。しかし、現在は、高級分譲アパートとして使用されている閉鎖された蒸留所は、現在皮肉にも多くの観光客が訪れる観光地の一つとなっている。
イアンマクロード社によってローズバンクが復活
UD社の経営の合理化により「失われた蒸留所」の一つとなったローズバンク。そのローズバンクが近々、早ければ2019年に復活する可能性がある。そしてその立役者となったのがイアンマクロード社である。
イアンマクロード社はUD社から所有する原酒およびローズバンクの商標、さらに他ルートで蒸留所跡地も買い取り、ローズバンクを復活させることになった。
閉鎖当時は、グレンチンキーよりローズバンクの方が人気は高く、閉鎖が決定したあと数多くの抗議などが寄せられ、ローズバンクは伝説の蒸留所とまで評された。
その伝説のローズバンクが復活するということで、その過去の原酒はかなり注目を浴びている。
チーフタンズ ローズバンクの買取相場
ではチーフタンズ ローズバンクの買取相場についてご紹介しよう。
今回はオークションなどでは買取実績がなかったので、ブランドなどの買取大手の「大黒屋」での買取相場、楽天市場での販売価格を参考にご紹介する。
大黒屋の買取価格は30,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド物などの買取大手の大黒屋では、チーフタンズ ローズバンク20年の買取金額は35,000円だ。
もちろん箱など付属品がそろった状態での価格であり、保存状態によって価格は変動するため注意が必要だ。
正確な査定をおこなう場合には、店に連絡しての取引になる。35,000円以上で取引をおこないたい場合には、この価格をもって他店への交渉をおこなうかオークションサイトで出品するといいだろう。
楽天市場の販売価格は79,800円
他に買取実績がなかったため、楽天市場での販売価格を調査した結果、チーフタンズ ローズバンク20年の販売価格は79,800円だ。
実際の販売価格であるので、たとえオークションで出品したとしても、この価格より高くなることはないだろう。
買取業者での買取価格は30,000~40,000円、オークションであれば30,000~60,000円での取引が可能であると予想できる。
実際には、保存状態や出品のタイミングなどによって変動するため、あくまで参考として扱ってほしい。
チーフタンズ ローズバンク高値買取のコツ
ではチーフタンズ ローズバンクの高値買取をおこなうためのコツをご紹介する。実際に売却する際や、他のブランドのウイスキーを扱う場合でも是非参考にしてほしい。
売却タイミングは今
チーフタンズ ローズバンクの高値買取のコツの1つ目は、タイミングである。筆者が考える売りどきは「今」だ。
ローズバンクが復活するという話題性が最も大きい。失われた蒸留所の一つとして伝説とも言われているローズバンク蒸留所が復活するのだ。これ以上ない話題性である。
ローズバンクが復活となれば、残存原酒や新たに蒸留するお酒などが販売されていくので供給が多くなり価格は下がっていく可能性がある。そのため、現在ローズバンクの話題が上がっている「今」が最も売りどきである。
保存状態に注意
チーフタンズ ローズバンクを持っていたとしても、保存状態が悪ければ買取不可になってしまう可能性もある。そのため高値買取を希望するのであれば、保存状態は良好でなければならない。これはウイスキーに限った話ではない。
ウイスキーの保存状態は、以下をチェックすると良い。これらを満たす最もおすすめの保存場所はワインセラーである。
- ・未開栓
- ・ラベルの汚れ(シミ/傷/日焼け/カビ)
- ・ウイスキーの劣化(沈殿物/変色)
未開栓
未開栓であることは必須だ。開栓済みのウイスキーは買取不可である買取店が多い。中には買取店をおこなっている店もあるが、価格は下がってしまう。開栓してしまったウイスキーは、ご自身で楽しんでもらうとよいだろう。
空きボトルだけでも売れることはあるので、残しておいてフリマアプリなどで出品しても良いだろう。
ラベルの汚れ(シミ/傷/日焼け/カビ)
ラベルはウイスキーの顔だ。蒸留所、熟成年、瓶詰め年など全ての情報が載っているのでこれがなければ無価値と言っていい。
そのウイスキーの顔であるラベルの汚れなどは極力避けるようにしよう。特に注意が必要なのは日焼けとカビだ。
日焼けは紫外線を浴びていることの証明になってしまうので、ラベルだけではなくウイスキーの質にも影響を及ぼす。日焼けがあると買取価格は大きく下がるだろう。
またカビにも注意が必要だ。飲む香水とも言われるウイスキーは香りが命のお酒だ。特にローズバンクは3回蒸留の非常にライトで、モルト本来のフレーバー楽しむウイスキーである。そのためウイスキーのフレーバーを台無しにしてしまうカビには注意が必要である。
ウイスキーの劣化(沈殿物/変色)
次に温度管理や直射日光(紫外線)などにも注意が必要だ。温度管理はなるべく変化しない環境に保存することだ。温度変化が大きいとウイスキーの品質が変わってしまう。また、その際には湿度の変化も気をつけよう、カビの生える危険性が増す。
紫外線に関しては、食品全般にも言えることであるが、紫外線によってウイスキーの成分が変質してしまい、沈殿物などが発生する。このような沈殿物があるようなウイスキーに価値は無い。
ウイスキーはボトリングされたときが最高の状態であるため、その品質をいかに維持するかに神経を使うことをおすすめする。
付属品はそろえよう
チーフタンズ ローズバンクは黒い箱に入ったウイスキーだ。
この付属品の有無によっても買取価格は変化する。上で挙げた大黒屋や楽天市場での価格はいずれも付属品ありの状態での価格であるので、付属品が無いとすればこの価格以下での買取になることは避けられないだろう。
そして付属品の保存状態にも気をつけよう。基本的にウイスキーの保存状態と同様のことを気を付けておけば問題ない。できればワインセラーに付属品とウイスキーのボトルを一緒に保存しておくといいだろう。
チーフタンズ ローズバンクのおすすめの買取店
チーフタンズ ローズバンクのおすすめ買取店をご紹介する。ここでご紹介する買取店以外にも買取をおこなうことは可能だ。できれば複数の買取店で査定をしてもらうと良いだろう。
一度査定してもらった価格を他店で提示すれば、さらに高値の査定になる可能性があるので、複数店で査定をおすすめする。ではチーフタンズ ローズバンクのおすすめの買取店をご紹介しよう。
ブランド風月
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
神奈川県横浜市に本店を構えるブランド風月。買取には店舗買取、出張買取、宅配買取をおこなっており、査定は実店舗査定、出張査定、メール査定、LINE査定でおこなうことができる。
店舗買取
店舗買取では、神奈川、東京、埼玉に実店舗があるので、直接持ち込めば査定・買取までおこなってくれる。いずれの店舗も駅から徒歩数分の距離にあるので、アクセスも良好だ。
出張買取
店舗まで行くことができない方には出張買取が利用できる。本社のある横浜から半径100km以内、つまり神奈川、東京、埼玉、千葉、栃木、茨城、群馬、山梨、静岡であれば出張買取が利用できる。
鑑定は1点5分程度で終了し、その場で換金してもらえる。またHPには出張鑑定士の写真が掲載されているので、誰が来るのかが事前にわかるため女性の方でも安心して利用できる。
もし価格に納得がいかない場合でもキャンセル費用は一切かからないので気軽に利用してみるといいだろう。
ただし、買取金額が5万円以下の場合は出張買取の対象外となってしまうので、申し込みのときに買取商品の詳細な内容を記載し査定してもらうといいだろう。
宅配買取
出張買取の対象地域以外の方は宅配買取もおこなっている。自身で梱包し送付する「今すぐ発送コース」と梱包キットを無料で送ってもらえる「宅配キットコース」の2つから選択できる。いずれも送料は着払いでOKだ。
梱包材などを持っておらず、時間に余裕のある方は「宅配キットコース」を選択し、キットを送付してもらうといいだろう。
もし買取金額に納得が行かない場合はキャンセルしても無料で送り返してくれる。ただし、買取不可品のあった場合には、送り返しの送料は負担する必要があるため、注意が必要だ。
事前査定を利用しよう
キャンセル料などが無料であるところはブランド風月の魅力ではあるが、出張や宅配での査定では時間や手間がかかってしまうというデメリットがあるので、できれば事前に査定をおこなっておくことをオススメする。
事前査定にはメール査定とLINE査定があるが、特に正確な査定金額がわかるのはLINE査定だ。ブランド名などの詳細情報に加え、写真を何枚でも送付できるのでより詳細な情報をやり取りできる。
それによって正確な金額で査定してもらうことができる。もし事前査定の金額に納得がいかなくてもキャンセルする必要はないので、他店で売却してしまって構わない。
もっとも気軽に利用できるので、できる限り事前査定することをおすすめする。ただし査定金額は買取を保証するものではないため、詳細な査定の結果価格が変わってしまう可能性もあるので注意が必要だ。
ローズバンクの買取
「ブランド風月」はサイト上にローズバンクの紹介ページも備えており、ローズバンクの買取も積極的におこなっているので高値がつく可能性は高い。
チーフタンズ ローズバンクを売却する際には「ブランド風月」を使用してみるといいだろう。
まとめ
今回チーフタンズ ローズバンクの買取相場についてご紹介した。
ローズバンクは、現在閉鎖されたスコッチウイスキーの蒸留所の中でも非常に話題性のあるウイスキーだ。売却を考えているのであれば、話題性のある今が絶好のチャンスだといえる。
ヒカカクではウイスキー買取店を多く取り扱っており、一度に5社の一括査定が可能なので是非利用してほしい。本記事が、チーフタンズ ローズバンクの高値買取の参考になれば幸いである。