ティファニーは長い歴史を歩みながら、今もなおラグジュアリーブランドの中で多くの女性に愛され憧れの存在であるジュエリーブランドである。現在もなお、新しいデザインを生み出しているティファニーは2015年9月に最新ブランド「ボウ」を発表した。
今回はティファニーが歩んできた歴史とともにティファニーボウのデザインや種類、買取相場や査定情報をまとめた。高額買取のポイントや買取業者についても情報を収集したので、手元にティファニーボウを持っているけれど、価値は今いくらくらいなのだろうか?と気になっていたら、ぜひ参考にしてほしい。
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ティファニーの歴史
ティファニーはアメリカで1837年9月18日にチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングの二人によって創業、当時は文具や装飾品を中心としていたが、フランスの二月革命をきっかけに宝石事業に手を広げた。1837年というと、HERMESが創業した年でもある。
1848年フランスで勃発した二月革命によって、亡命した貴族などから宝石類を多く仕入、販売することで、ティファニーは大きな成功を収め、チャールズ・ルイス・ティファニーはアメリカメディアから「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれるほどにまで急成長を遂げた。その後シルバーアクセサリー分野に進出。
ビジネスを多角化し、1853年社名をTiffany & Co.とし、現在も多くの女性から愛されるジュエリーブランドとして成長し続けている。ティファニーのイメージカラーである特徴的な青色はティファニーブルーと呼ばれ、正式採用されたのも1853年ごろである。
世界的な知名度を得る
1940年には多くのハイブランドが店を構える5番街に本店を設置、戦後のアメリカ経済を象徴するブランドとして、現在も発展し続けている。
今もなお採用され続け、ティファニーといえばリボンデコレートの箱だが、これはこの5番街の本店舗でデザインされ、世界的な女優オードリー・ヘプバーンの「ティファニーで朝食を」では舞台となり、ファッションの街ニューヨークでも代表的な観光名所の1つとなっている。
世界各国に店舗展開をしているティファニーは日本においても東京だけではなく、主要都市でティファニーを購入することができ、ハイブランドでありながら、手に届きやすいのも愛される魅力となっている。
銀の純度基準を設定
ティファニーは1851年、アメリカで初めて銀の純度基準を設定しアメリカ政府は銀の純度基準として採用している。1880年にはエンゲージメントリングを発表、世界中の人々から賞賛を得るとともに、大切な人への贈り物としても人気を集めるジュエリーブランドとなった。
ティファニーのジュエリーの価値
ティファニーは確固たるジュエリーブランドとして現在の地位を得ており、ティファニー社の主力ビジネスでもある。中でもティファニーといえば、指輪がすぐにイメージできるほど、指輪の売上は大きな比率を占めている。
ティファニーのジュエリーが人気な理由としてダイヤモンドの質、デザイン、価格帯の3つがあげられる。
ダイヤモンドの質
4℃と呼ばれるカット、カラー、クラリティ、カラットに加え、ティファニー社独自の基準を設けていることが特徴的である。ダイヤモンドの質を追求することでティファニーのダイヤモンドの価値が高くなると考えられる。
デザイン
特定のデザイナーに固執していないのも大きな特徴の1つだ。ハイブランドの多くはデザイナーこそが命であると考えているブランドが多い中、ティファニーは複数のデザイナーを常に抱え、それぞれが異なるタイプのデザインを開発している、それこそがティファニーはらしさをつかさどっているともいえるだろう。
価格帯
ティファニーは一般人には手が出せないほどの高額商品もあるが、10万から100万の価格帯で設定されているものも多く、憧れのブランドでありながら、実際に手にして身に着けることができる身近なハイブランドジュエリーとして、世界中の女性から愛されているのである。
ティファニーダイヤモンド鑑定書
ジュエリーショップでは販売時にダイヤモンドに対して、G.I.A(米国宝石学会)による鑑定機関から発行された鑑定書が添付されることが多いが、ティファニーでは独自鑑定書である「ティファニーダイヤモンド鑑定書」が発行される。
ティファニー鑑定書は、生涯保証となるため、万が一ダイヤモンドの品質等に不具合などが判明した際には、速やかに対応することが約束されている。消費者も安心してティファニーのダイヤを購入することができる。
ティファニーボウとは
ティファニーボウは、長い歴史を持つティファニーの中でも最新作で、2015年9月に発表された。
ティファニーボウの「ボウ=Bow」はリボンの意味があり、ジュエリーで作ることで絶対にほどけないリボンから絆を意味し、2人の絆を深めると同時に、女性の体にしっかりと馴染み大人の洗練されたデザインから、30代以降の女性にも愛されるコレクションになっている。
そのティファニーボウは新進気鋭のデザイナー、フランチェスカ・アムフィテアトロフによるデザインで、ローズゴールドとホワイトゴールドでは全く異なった印象となる。さらに、結び目部分を中心からあえて外したアシンメトリーなループを描くティファニーボウと、蝶結びをほどこした正統派ティファニーのデザインともいえるティファニーボウがある。
ティファニーボウの種類
ティファニーボウの種類はネックレス、ペンダント、リング、ピアス、チョーカー、ブレスレット、カフ、グラス、ボックスなどがある。
日本限定商品ティファニー ボウ ペンダント
2017年11月11日に日本限定のティファニーボウ ペンダントが数量限定で販売された。その数量はなんと800個というから、希少価値が高いことがわかる。
発売当初の価格は85,000円(税抜)で、デザインは18Kローズゴールドが描くリボンのラインとセンターにピンクサファイヤがセットされた可憐な指輪である。
ティファニーボウの買取相場
人気のティファニーボウは、種類によって価格帯も若干異なるが、基本的に、新品に近いほど買取価格は高くなり、宝石や貴金属によっても買取価格は異なる。それぞれの種類の買取価格を含め参考にしてほしい。
新品に近いほど高額な買取価格となる
以下の買取相場を参考にしてほしい。
- ・新品または未使用品:定価の2~4割ほど
- ・一般的な中古品:定価の1~3割ほど
例えば、定価200,000円のジュエリーを売却するとしたら
- ・新品または未使用品:40,000~80,000円ほど
- ・一般的な中古品:20,000~60,000円ほど
となる。
新品や未使用品に近いジュエリーのほうが高値で買取が可能となるのが一般的なようである。とはいえ、買取相場は目安の1つであるため、参考程度に思っておきたい。
宝石や貴金属により価格が大きく変動
ダイヤモンドのジュエリーを売却する際には、カラット・カラー・品質・透明度・加工技術などが非常に重要視される。ティファニーボウの場合は一級品のダイヤモンドが採用されているため、高額査定が見込めると考えてよいだろう。
指輪
ティファニーボウの指輪は比較的新しいものが多いこと、定価が高価格帯なことから、新しければ新しいほど高額買取の期待が持てる。
ただし、指輪の場合には、常日頃の手入れがそのまま品質の保持に結び付くため、つけ終ったあとで布でしっかりと拭いておくなど美しい状態を保っているかどうかで買取査定額も変わってくるだろう。
査定のポイントとして、状態の良し悪しは当然だが、保証書や鑑定書、箱など付属品の有無が重要だ。
査定額は以下を参考にしてほしい。
- ・ティファニー ボウ リング ダイヤモンド K18WG:買取価格 180,000円(なんぼや)
- ・ティファニー・ボウ・ダイヤモンド(ファッション)リング・指輪/Pt950-5.3g/0.56ct/11号(#51):買取価格 216,000円~324,000円(リファンデーション)
ペンダント・ネックレス
指輪同様、ティファニーボウは、ティファニーの中でもハイブランドに属する価格帯のため、買取額も質が良ければ高額買取が期待できる。
箱や保護袋、保証書などの付属品の有無はもちろんのこと、状態も重要なポイントとなる。なるべく新品に近い状態を保持することで高額買取の期待もできるため、使用している間もできるだけ手入れをするよう心掛けたい。
査定額は以下を参考にしてほしい。
- ・ボウ ミディアムネックレス PT950ダイヤモンド:買取価格 200,000円(買取エージェント)
ブレスレット
高級感溢れるティファニーボウのブレスレットは高額買取が期待できる一品。査定ポイントとして状態に左右されるもののダイヤモンド付きのものは高額買取が期待できる。
付属品、保存袋、箱、鑑定書の有無は買取価格に大きな影響を及ぼすため、確認しておきたい。
買取業者での情報は残念ながら得られなかったが、ヤフオク!での価格帯は80,000円以上になっている。
グラスの買取相場
ティファニーボウはグラスの販売も行っているが、基本的にティファニーの食器の場合には、未使用品または未開封品のみではないと、買取は不可となることが多いようだ。
また、新品の場合でも買取率は15%程度といわれているため、あまり高額買取は期待できない。
ティファニーボウを高く買い取ってもらうポイント
ティファニーボウは新品であればあるほど、高く買い取ってもらえることが多く、ダイヤモンドは高値で売れるようだ。
また、ブランド品を買取査定に出す際には、付属品は揃えておくことは基本中の基本である。特にダイヤモンドの場合には鑑定書があることで価格が数万円単位で査定が変わってくるといっても過言ではない。
ティファニーのダイヤモンドは他のジュエリーと比較してもランクの高い石を使用しており、独自の鑑定書を付属しているため、必ずつけておこう。
ティファニーボウの高額買取を行っている業者
実際にティファニーボウの買取を検討するとなったときに、どこの買取業者が良いのかわからない人も少なくないだろう。
特にティファニーのリングは製造の際の工程数が多く、ブランド価値も高い。そのような知識をしっかりと持った買取業者を複数選び、見積査定をしてもらうことで、買取業者を選ぶことが賢い方法だろう。
ティファニーボウはブランドジュエリーのため、ブランド品に強い買取業者を選ぶよりも、貴金属やジュエリーに強い買取業者を選ぶほうが高額査定になりやすい。10万円以上するジュエリーの査定額に関しては業者によっては数万円単位で違うこともあるため、貴金属に強い業者を選ぶことは必須だろう。
貴金属に強い買取業者を紹介するので、ティファニーボウを査定に出す際には参考にしてもらいたい。
銀蔵
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
銀蔵は新宿で10年以上買取を行っている業者で、信頼の厚いショップである。ジュエリーにも強く、サイト上で多くの買取価格が紹介されているので、一度チェックしてみてほしい。
買取方法は以下の4通りとなっている。
- ・宅配買取
- ・出張買取
- ・サロン買取
- ・店頭買取
他の買取業者にはあまりないのがサロン買取である。完全予約制のサロンで査定してもらえる買取方法で、店舗買取と違い一目を気にすることなく来店でき、完全予約制なので順番待ちもない。
コメ兵
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドジュエリーの買取最大手であるコメ兵(KOMEHYO)はティファニーの買取実績も多く、信頼度も高い。ジュエリーの買取はなんでも高いといわれているほど、買取相場も安定している。
相場と照らし合わせ適切な買取価格を計算し、社内全てで共有しているため、全国どこの店舗、宅配買取を行っても査定額が変わることはない。
ジュエリーの販売力もあり、他社では難しい強気な金額を提示することができるのも特徴だ。近年は宅配買取サービスにも力を入れており、送料やキャンセル料などはかからず、すべて無料で査定依頼をすることができる。
2017年日本限定発売のティファニーボウペンダントは52,980円で販売されていることもあり、ティファニーに強いこともうかがええる。
ブランディア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランディアもブランドジュエリーに強い買取業者の1つだ。自宅にいても簡単に宅配買取査定を依頼することができるため、手軽にブランド品を売ることができる。
シルバー製品や食器などに関しても問題なく査定してくれるため、ティファニーボウのグラスを持っているなら、ブランディアに依頼するとよいだろう。同時に他のティファニーを依頼すれば、高額査定も期待できる。
素早く査定してくれるのも魅力の1つだが、ティファニー以外のブランド品が多数あるならブランディアを利用し、一度の宅配買取でたくさんの品物の買取依頼をする、という使い方も良いだろう。
まとめ
ティファニーボウの買取査定や情報についてまとめたが、さまざまな買取業者がいることもわかったのではないだろうか。
地金相場が上がっているときを狙うとゴールドやプラチナの単価も上昇するため、買取価格も高くなる。また、人気のモデルはそれだけでもすぐに売れる可能性があるため、2015年に発表されたボウシリーズも同様、買取店が持つ在庫が少なければ少ないほど高額買取の可能性が高くなると考えられる。
いろいろな情報を収集しながら、日々の手入れをしっかりとしておくことで、さらに高額な買取も期待できる。できるだけ賢く買取情報を利用してもらいたい。