日本 国内における自動車シェア率ナンバーワン誇るトヨタの車は、中古車市場の軸とも言える人気メーカーである。
今回はそんなトヨタ車が買取店から大歓迎される理由を含めて、人気シリーズのラインナップや相場などを紹介していきたい。
Toyota Logo / paul david (busy running!)
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トヨタの車はなぜ高価買取されている?
トヨタの中古車が高価買取される理由には、4つのポイントがある。
1. 他メーカーの良いところを真似ている
トヨタ自動車は、 同業他社の良いところを真似て更にクオリティの高い技術に導くのが非常に上手いメーカーである。この特性は、「他社分析をきちんと行っている証」とも言える。
そのため、他メーカーへの不満を抱えたユーザがトヨタにたどり着くのはよくあることなのだ。その結果として、トヨタの中古車需要が高まっている。
2. 消耗品の耐久性が高い
トヨタ自動車の品質の高さは、「消耗品のクオリティ」によるものが非常に大きい。交換頻度が高い消耗品は、コストを抑えやすいパーツの代表である。
しかしトヨタ自動車では、そんな 消耗品のクオリティにもこだわった生産をしているため、マイカーに対して安心や安全性を求めるユーザでもリピーターになりやすい特性を持つのである。
3. 万人受けするデザインが多い
ターゲットを決めないクルマづくりを行っているトヨタ自動車は、年齢や性別問わず購入できる車種が多いメーカーである。
また、コンパクトカーなどの場合は、家族みんなで乗れるようなベーシックなデザインを多く採用しているため、自動車へのこだわりの少ない高齢者やファミリー層からの人気が高いこともシェア率の高さに繋がっていると言えるだろう。
4. 海外なら中古の中古でも高値で売れる
日本同様にトヨタのシェア率が高いカンボジアなどでは、リーズナブルな価格で購入できる「中古の中古」でも十分な需要がある。
また、北米ではレクサスやクラウンといった超高級シリーズを買い求めるユーザが多い傾向があるため、トヨタ中古車の人気は世界規模で広がっていると言えるのだ。
トヨタ人気シリーズの参考買取相場まとめ
トヨタの人気シリーズにおける買取相場を調べてみると、古い車種でも軽々と100万超えになった事例が非常に多いことがあわかる。また、団塊の世代などから人気の高いハリアー等の場合は、 15年以上前の車種でも査定が付くこともあるため、「もう古いから」と諦めて鉄クズリサイクル業者へ持ち込む前に一括査定サービスなどを利用してその価値を確かめてみて欲しい。
アルファード
・GF (平成28年式、走行距離1万キロ) 568万円
・AS プラチナセレクション2(平成19年式、8万キロ) 113万円
プリウス
・プリウス L(平成21年式、7万キロ) 58万円
・プリウス S LEDエディション(平成23年式、6万キロ) 87万円
ハリアー
・ハリアー FOUR(平成10年式、6万キロ) 5万円
・240G Lパッケージ(平成17年式、4万キロ) 118万円
クラウンアスリート
・スペシャルナビパッケージ(平成23年式、7万キロ) 195万円
・60th スペシャルエディション(平成19年式、8万キロ) 90万円
ヴォクシー
・ヴォクシー Z(平成19年式、10万キロ) 66万円
・ヴォクシー X(平成17年式、9万キロ) 10万円
アクア
・アクア S(平成25年式、2万キロ) 100万円
・アクア G Gs(平成26年式 3万キロ) 170万円
ランドクルーザープラド
・ランドクルーザープラド TX(平成22年式、3万キロ) 270万円
・ランドクルーザープラド SX ワイド(平成6年式、23万キロ) 70万円
どのように買取してもらうのがベストなのか
中古車を売却する方法はいくつもあるが、その中でも特に人気なのが「ディーラー下取り」「中古車買取専門店」「個人オークション」の3つだ。いずれの売却方法にもメリットとデメリットがあるのでしっかりとチェックしておこう。
ディーラーで売る場合
ディーラーの「下取り」とは、新車を販売することを目的として同じ客から中古車を買い取ることを言う。
ディーラーの下取りのメリットは中古車の売却と新車の購入を一緒にまとめて行えるということや、複数の業者に査定を依頼しなくてもいいということ。また、同じメーカーの新車を買う場合査定額がアップする場合もあること、などが挙げられる。
特に売却と購入を一緒に行えるというのは時間的なロスを大きく減らすことができて嬉しい。一刻も早く買い替えをしたいという人にはディーラーがオススメだ。
中古車買取専門店で売る場合
中古車買取専門店で売却する場合のいちばんのメリットは、ディーラーの下取りよりも高額買取になりやすいということだ。買取専門店は数も多く、競争も激しいので買取価格の相場が上がりやすい。
また、一括査定を利用して複数の買取店に査定を依頼することで、最も査定額が高い買取店を選択することができる。ほかのメリットとしては、車が故障した際のメンテナンスや修理をディーラーよりも安い価格で受けれる場合がある、事故車や故障車でも買い取りが可能な場合がある、といった点が挙げられる。
中古車買取専門店へ売却する際の最大のデメリットは「複数社からの電話対応が面倒くさい」ということだ。
特に一括査定を利用して5社も10社も査定を依頼すると、そのすべてのお店から連絡が来るので対応が大変になる。電話対応のおかげで仕事がはかどらない、ということにもなりかねない。電話対応が苦手な人はメール査定を行ってくれる業者を探してみるのも一つの手だ。
電話対応が苦にならず、複数社に査定を競合させて高額買取を目指したという人は中古車買取専門店を利用してみよう。
個人オークションで売る場合
個人で
個人で出品するので余計な手数料も人件費もかからない。オークションという場所は入札側の心理状態が大きく左右するので、入札に熱が帯びてくると価格がどんどん跳ね上がり、気がつくと驚くほど高額で売ることができた、ということにもなりやすい。価格以外にも、個人売買なので業者と面倒な交渉をしなくて済むというのもメリットだ。
オークションのデメリットは、個人売買なので名義変更の点で問題が発生することがあるということ が手間になってしまうだろう。また、売買後にクレームがきてトラブルになることもあるということや、絶対に売れるという保証はどこにもないということ、などが挙げられる。
特に名義変更は一からすべて自分でやらなければならず手間がかかる。また落札者側がいつになっても名義変更を行ってくれないといったことも起こる。
ネットオークションへ出品する場合は、自分で商品ページを作らなければならないし、掲載する写真も細かに撮らなければならない。もし商品説明に誤りがあったり、掲載した写真とは違う点が見つかったりすると落札者からクレームがきてトラブルになることもある。
オークションへ出品する場合は、事前にその中古車の価格相場を調べて適正な価格で出品することが重要になる。適正な価格相場を外れて出品すると、まったく入札が入らないということも起こるので注意しよう。
まとめ
若者から段階の世代まで、幅広い人々に愛されるトヨタの車は、故障の少ない安全性の高い中古車という意味でも需要の高いカテゴリと断言できる。
特に人気車種のアルファードやランドクルーザープラドなどの場合は、早期に売却することで500万円以上の現金化を狙えることもあるため、売り時や相場に注意をして査定依頼へと進んでみて欲しい。