トレカといえば、カードでバトルをするために作られたものだ。特に男性の10代20代なら、知らない人はいないと言っても良いだろう。そして現在では、副業をするのが当たり前になりつつある時代だ。
副業のひとつとしてトレカ転売が注目を集めている。特にトレカの中でも遊戯王カードやポケモンカードは、利益率が良いことでも転売目的に使われることが多い。トレカ転売で悩むべきところは、この2つのトレカをどこで仕入れて売るのかということだ。
そこで今回は、トレカの転売をフリマアプリのラクマだとどのくらいで売れるのか紹介する。ラクマでの仕入れや売りの状況、またトレカ転売に必要な情報も載せているので参考にしてほしい。
引用:magi
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
ラクマとは
ラクマは楽天が運営しているフリマアプリだ。旧名称はフリルと呼ばれていたので、フリルという名称の方がなじみのある人が多いかもしれない。フリマアプリの最大手メルカリを比べてしまえば、知名度は劣るものの楽天が運営しているということもあり、楽天ポイントなどの楽天の恩恵を受けることができるサービスだ。
最近ではテレビCMも放映されていて、ラクマとしての知名度が上がっていることは間違いないだろう。しかしラクマがフリルだった時代を知っている人からすると、ラクマは女性ファッションのイメージがある人も多いと思う。実際現在でも、女性のファッションがメインのイメージがかなり強い。
そんなラクマで遊戯王カードやポケモンカードなどのトレカは、どの程度取引されているのだろうか。以下ラクマとフリマアプリ最大手のメルカリを比較したので、参考にしてほしい。
また、余談ではあるが、総合ジャンルの商品をあつかうラクマやメルカリの他にも、ポケカや遊戯王カードの仕入れにぴったりのフリマアプリ「magi(マギ)」がある。トレカの取引を専門とするmagiでは、まとめ売りや引退セットなどの出品も比較的多く存在する。なかには、思いがけずレアカードが混じっていたなんてことも...。
1枚当たりの価格を大幅に抑えつつ、上手に仕入れる方法としてフリマアプリのmagiも視野に入れてみてほしい。
ラクマとメルカリ比較
同じフリマアプリでもメルカリは、何でも扱うというイメージあるだろう。ラクマは紹介した通り女性ファッションのイメージだ。この両者のメリットデメリットを交えながら比較してみる。
ラクマ
ラクマで遊戯王カードを検索してみる。遊戯王カードで1番有名で高額取引がされているブルーアイズホワイトドラゴンで検索してみた。取引済と未取引合わせた表示件数は約1,000件となっていた。(2019年6月21日)
ラクマの知名度がテレビCMによって上昇したこともあり、かなり多くの取引数がされていると言える。そして初期のシクブル(ブルーアイズホワイトドラゴン)や大会限定も500,000円以上で取引されていたので、ラクマで取引している人もコレクターとしての目利きがあると言えるだろう。
初期のシクブルや大会限定のシクブルを欲しがるのはコレクターだ。しかも500,000円という高額取引ということで、ラクマで売っても良いと言えるだろう。またポケモンカードの中でも高額取引がされているひかるリザードンも、200,000円〜300,000円程度で取引されているものが多かった。
ラクマでトレカ転売は、メルカリと同様に良いと言えるだろう。そしてラクマのメリットとデメリットを確認しておこう。実はラクマには大きなメリットがある。
ラクマのメリット
- ・手数料がかなり安い
- ・楽天ポイントが利用可能
ラクマの大きなメリットは、手数料がとにかく安いことだ。2019年6月21日現在のラクマの手数料は3.5%となっている。実はメルカリでは、手数料が10%もかかってしまうので大きな差だ。
メルカリでカードを10,000円で売ったとしても手元に残るのは9,000円だ。しかしラクマなら9,650円が手元に残る計算だ。この650円の差はかなり大きい。
転売目的でたくさん利用するなら、利用しているアプリの手数料はしっかりと把握しておく必要がある。そしてラクマは、手数料の観点からかなり利用価値があると言える。また楽天が運営しているということで、楽天ポイントが利用できるのもメリットだ。
ラクマのデメリット
- ・女性ファッションのイメージはまだある
- ・利用者が少ない
ラクマのデメリットは最初から伝えている通り、女性ファッションのイメージあることだ。もちろんその影響もあり、利用者もメルカリやヤフオクと比べるとかなり低いと言って良いだろう。ラクマで遊戯王やポケモンカードを調べている人は、幅広く情報収集をしているコレクターというイメージだ。
メルカリ
ラクマのライバルでもあるフリマアプリのメルカリ。ラクマは知らなくても、メルカリを知っている人は多いだろう。メルカリでもラクマ同様にブルーアイズホワイトドラゴンで検索をして、取引済と未取引の表示件数を調べてみた。
メルカリでは表示件数が約4,800件となった。ラクマの約5倍の件数がヒットしたことになる。この結果からもわかるように、ラクマよりもメルカリの方が出品者も購入者も多いということが言えるだろう。そして初期のシクブルも大会限定もラクマと同様に、500,000円前後で取引されているものもあった。
ただしかし、ラクマよりも高額で取引されている件数が少ないようにも感じる。そしてひかるリザードンも検索してみたが、300,000円で取引済なものはたったの1件だけだった。その他のひかるリザードンは100,000円以下で取引されているものが多かったのだ。
高額で取引済のカードはラクマの方が多い件数ヒットしたのはなぜだろうか。以下メリットとデメリットを見てみよう。
メルカリのメリット
- ・利用者数が圧倒的に多い
- ・最低金額の設定が可能
- ・また取引が早い
メルカリの大きなメリットは、利用者数が多いことだろう。利用者数が多いことがトレカ転売の回転率を高めてくれると言っても良い。またメルカリには、多くのコレクターや転売目的の人が多い。
そのため適正な価格でトレカを売れば、その日のうちに郵送するなんてこともある。とにかく早く利益を得たい人には、ラクマよりもメルカリの方がオススメだと言えるだろう。
メルカリのデメリット
- ・手数料がラクマより高額
- ・気軽に値切り交渉をしてくる
メルカリのデメリットの1つ目が、ラクマよりも手数料が高いことだ。ラクマの手数料が3.5%だったのに対して、メルカリの手数料は10%になっている。そのため高額のトレカを取引する際は、利益に大きな差が出る。
またメルカリを利用したことがある人はわかるかと思うが、なんの断りもなく値切り交渉をしてくることが多い。1,000円のトレカを800円にしてほしいという交渉ならわかるが、1,000円のトレカを400円にしてほしいという人もいる。もちろんラクマや他のフリマアプリにもいるが、メルカリは利用者の数が多いためか、このような人と出会う確率が高いと言えるだろう。
手数料を考えてラクマは使える!
ラクマでもメルカリでも取引に大差がなかったこともあり、手数料のことを考えるとラクマの方が良いと言えるだろう。個人で売買する場合は送料や手数料がかかってくるため、この部分を注意しておかないと利益どころか手数料で赤字になることもある。この部分を考えるとラクマは優秀だ。
また手数料分を少し値段下げてもメルカリよりも高額で取引できることにもなる。そして余計な値引き交渉をする頻度も下がるのでオススメだ。ただメルカリよりは即効性は低いことだけは頭に入れておく必要があるだろう。
トレカの仕入れ方法
トレカをどこで仕入れるか。トレカ転売する上で悩みどころのひとつだろう。基本的には2つの仕入れ方法がある。それは実店舗かネットかということだ。
実店舗
トレカ転売者なら実店舗で購入する人も多いのではないだろうか。特にトレカが好きで転売しているような人に、向いているスタイルと言える。実店舗の購入の場合は、トレカショップやリサイクルショップでの購入が一般的だ。
トレカショップなら安いノーマルカードを超格安で大量に販売している。1枚数円から数十円で販売しているので、このようなカードを大量に購入して個別に分けて転売していくことで利益を得ることができる。トレカショップではゴミのように扱われているカードの中に、1枚で数百円になるようなカードも含まれている可能性もある。
またノーマルカードがいきなり価格が上がることがある。以前はバトルで全く使えなかったカードが新しいカードの効果と相性が良く利用価値が上がった場合などだ。これをシナジー(相乗効果)を呼ぶが、この現象によりカードの価格が少しだけ上がることがある。
また実店舗の中には、トレカショップの他にもリサイクルショップがある。実はこれがかなり穴場となっている。なぜならリサイクルショップには、トレカに詳しい人が少ないために大量購入の中に高額のカードも混入している可能性があるからだ。
家の近くにリサイクルショップがあるなら仕事帰りに寄ってみるのも良いかもしれない。意外なお宝が見つかるかもしれない。
ネットで買う
ネットの購入なら1,000円以上の高額カードを転売目的に買うことがオススメ。ヤフオクなどで安く出ているカードがあるので、それを購入しラクマなどの他の媒体で販売することで、利益を出すことができる。
またネットにも大量のカードを販売していることがある。それは年末の大掃除の時や引っ越しの時、トレカ引退の時などだ。この場合高額に売ることがメインではなく、とにかくカードをはけさせたいという人が多いので、価値に見合った価格が設定されていないだろう。また引退した人のトレカには、お宝カードが眠っている可能性も高いのでオススメだ。
実店舗でもネットでも安く大量購入できるなら仕入れても良いだろう。しかし高額のカードは実店舗ではなく、ネットから仕入れてネットに転売するのが良い方法だ。
トレカを少しでも高く売るためのコツ
ここでは少しでも高額に売るためのポイントを紹介していく。基本的には以下の3点を守ると高額取引も可能になるだろう。
保管は徹底的に気をつける
これは売る前にすることではなく、カードを保持している時の注意点だ。トレカはとにかくデリケートなアイテムで、ほんのちょっとした傷でさえ購入金額を大きく左右してしまう。
- ・スリーブで徹底的に守る
- ・湿気は紙の大敵
- ・光は色あせの原因
まずは傷がつかないようにスリーブをつけて徹底的に守ってあげるようにしよう。これはほとんどの人がおこなっていることだが、スリーブは1枚だけでなく2枚以上つけてあげると良いだろう。スリーブでカードを密閉することで、湿気から守られるという利点もある。
そしてトレカは紙で作られている。そのため湿気にはかなり弱く、すぐに変形してしまう可能性があるのだ。もちろんスリーブで守ってあげることも良いのだが、湿気がこもらないような場所で保管してあげることが重要なポイントだ。
また光は色あせの原因にもなってしまうため暗所での保管がオススメだ。暗所であり湿気がたまらないようなところが最適だと言えるだろう。
タイミングが重要
仕入れのときも引っ越しや大掃除のタイミングを見計らって仕入れた方が掘り出し物が見つかるという話をしたが、売るときも同じようにタイミングが重要だ。
シナジーを持ったカードが新しいパックが登場した時のタイミングこそ、重要なポイントになってくる。そのため大量購入したカードの中に良いカードがあれば、高額で売れる可能性が高いからだ。タイミングは運と言える。
出品時は相手を思いやる
トレカを売る時に重要になってくるのが思いやりだ。うさんくさいかもしれないが、これがトレカを高く売ることにもつながる。先ほどカードは少しの傷でも価格に左右されるデリケートなものだと説明した。
そのためちょっとした傷でも、写真や言葉で丁寧に説明することが重要なのだ。説明文と写真は、購入者を安心して購入してもらうための重要な要素でもある。そのため購入者が安心できるくらいたくさんの情報を書いておいた方が良い。
またたくさんの情報を載せておくことで、トラブルを避けることもできるので、しっかりと記載しておこう。初心者が1番めんどくさがるところだと思うので、しっかりと書くことで周りの初心者と比べて、一歩抜きに出ることができる。
まとめ
トレカを売るならフリマアプリなどを利用し、個人でネットで売るのがオススメだ。フリマアプリと言ってもたくさんあるが、その中でもラクマはオススメのアプリだ。
ラクマの良いポイントは手数料が低いということだ。メルカリが10%なのに対して、ラクマは3.5%とかなり格安と言えるだろう。そのためより多くの利益を得ることが可能になるのだ。
またこの記事では、トレカを仕入れる方法やトレカを高く売るコツを紹介した。ラクマで売ることが決まったら、あとは仕入れをいかに安くおさえるかが重要なポイントになってくる。