ニッカウイスキーは日本ウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝によって北海道余市町で創業された日本の酒造メーカーだ。北海道余市町、宮城県仙台市にある2つの蒸留所でウイスキーを製造している。
ニッカウイスキーの人気は高く、日本を始め世界中に愛飲家がおり、買取も盛んにおこなわれているほどだ。未開封で保存しているニッカウイスキーがあり、処分するか迷っているのであれば、買取業者へ買取を依頼することを検討するべきだろう。
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ニッカウイスキーとは
ニッカウイスキーは日本で製造されているウイスキーであり、北海道余市町にある余市蒸留所、宮城県仙台市にある宮城峡蒸留所の2か所で製造されている。
ウイスキーとは
一般的なウイスキーの定義は、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させた蒸留酒のことだ。世界的に有名なウイスキーは、スコッチウイスキー・アイリッシュ・ウイスキー・アメリカン・ウイスキー・カナディアン・ウイスキーだ。
ジャパニーズ・ウイスキーはこれらのウイスキーとともに世界5大ウイスキーとして知られている。しかし、ジャパニーズ・ウイスキーには他の有名ウイスキーのように定義がない。つまり日本で製造されているウイスキーがジャパニーズ・ウイスキーとして見なされている。
日本でのウイスキーの定義
ジャパニーズ・ウイスキーの定義はないが、日本でウイスキーを名乗るための定義は存在する。その定義は、簡潔にあらわすと以下のようになる。
- ・発芽させた穀類、水を原料に糖化して発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの
- ・蒸留の留出時のアルコール分が95度未満
- ・上記の酒類に、香辛料、スピリッツ、アルコール、色素または水を加えたもの
- ・原酒混和率が10%を超えること
この規定に沿うように製造されていれば、日本でウイスキーを名乗ることが可能だ。日本のウイスキーの定義は他の国の定義とは異なり、樽熟成に関する規定、瓶詰アルコール度数に関する規定、生産場所に関する規定がない。
定義が細かくないのは、酒税法が課税を目的とするためのものであり、具体的な製法を問わないものだからとされている。他の国の定義は味を保つためにも重要なものであるが、ジャパニーズ・ウイスキーの定義は意味合いが異なっているのだ。
ニッカウイスキーのこだわり
ニッカウイスキーはジャパニーズ・ウイスキーとして抜群の知名度をもつ、その理由が徹底したこだわりだ。創業者の竹鶴政孝はウイスキー作りをスコットランドで学び、その後スコットランドのスコッチウイスキーのようなウイスキー作りを目指し、スコットランドの気候に近かった北海道余市町に蒸留所を建設した。
約30年後に宮城県仙台市の宮城峡に蒸留所を建設する際、この地を訪れた竹鶴政孝が持っていたウイスキーを新川の清流の水で割って飲み、その場で蒸留所建設を決めたといわれている。竹鶴政孝は第二の蒸溜所でつくる原酒にスコットランドのローランドタイプのバランスの良さを求めていたため、ウイスキーづくりに適した水があり、穏やかな気候の宮城峡の環境はまさに理想的なものだった。
蒸留所の建設ではウイスキー作りに適した気候・風土・環境にこだわっているが、蒸留方式に関してもこだわりがあり、本場の蒸溜所で学んだウイスキーづくりの手法を一切妥協せずそのまま再現したのである。その象徴が余市蒸留所でおこなわれている石炭直火蒸溜であり、現在ではスコットランドでもほとんどおこなわれていない蒸留方法だ。
宮城峡蒸留所でも、旧式と言われ雑味の成分が残りやすい「カフェ式連続式蒸溜機」を導入。技術によって原料本来の香りや甘みに変えることができるため竹鶴政孝はこの旧式蒸溜機を選んだと言われている。非効率と言われる方法であっても伝統の技を守り続けていることで、世界に評価される味を生み出し続けている。
気候や風土、蒸留方式、味わいや香りどれをとってもこだわりがあり、そのこだわりが現在も途切れることなく継続しているのだ。そのためニッカウイスキーはジャパニーズ・ウイスキーの代表格であると同時に、世界的に有名なウイスキーとしても名を馳せているのだろう。
ニッカウイスキーの味わい
ニッカウイスキーの味は種類によって大きく異なる。それを表しているのが蒸留所のモルト原酒の味や香りの違いである。例えば、余市のモルト原酒は男性的で力強く重厚と表現され力強さ、しっかりとしたコクがあり、華やかでまるみのある柔らかな香りが特徴だ。
それに対し、宮城峡のモルト原酒は、余市とは反対に女性的と表現され、味わいはまろやかでフルーティーであり、みずみずしい華やかな香りが特徴である。そのため、ニッカウイスキーの製品は商品ごとに味わいが異なるため、一つの味わいに振り分けることはできないが、それもニッカウイスキーの魅力だ。
ニッカウイスキーの人気銘柄
ニッカウイスキーの中でも人気の銘柄や高価買取が期待できる銘柄を紹介しよう。
ザ・ニッカ40年 80周年記念品
ニッカウイスキーには高額買取が期待できる商品が少なくないが、このザ・ニッカ40年 80周年記念品は希少性が非常に高く買取価格が最も高い。ザ・ニッカ40年 80周年記念品はニッカウイスキー創業80周年を記念して製造された商品だ。総生産量は1000本である上、日本に流通したのは700本と希少である。
また、ザ・ニッカ40年 80周年記念品は1945年の余市蒸溜所モルト原酒と、1969年の宮城峡蒸溜所モルト原酒がブレンドされており、希少性に拍車をかけている。販売当初の参考小売価格が税抜き50万円で売られており、買取価格は状態がよければ、50万円を超えることは間違いない。味わえる芸術品と称されるほどであり、価格にふさわしい品質も持ち合わせている商品だ。
竹鶴
竹鶴シリーズはニッカウイスキーを代表する人気シリーズである。創業者の名を冠しており、ニッカウイスキーを象徴するウイスキーのブランドだ。国際的な品評会で数々の受賞歴があり、世界から認められるほどの品質を誇っていることが分かる。
竹鶴の種類はピュアモルト、ピュアモルト12年、17年、21年、25年、35年などである。現行品として入手できるのはピュアモルトのみであり、17年、21年、25年は本数限定であり、35年は本数限定で販売され現在は終売品だ。竹鶴のピュアモルトの買取価格は千円前後、12年でも数千円前後であるが、17年から買取価格は1万円を超え、21年、25年は数万円または10万円前後の買取価格がつく。
他のウイスキーの買取価格の数倍から数十倍の値段になるのが35年だ。竹鶴35年は、特別な商品であり、2000年~2011年までに本数限定で販売、ラベルに「竹鶴政孝」のウイスキー造りの軌跡が記載されている。2007年にボトリングされた竹鶴35年の希望小売価格が7万円、それ以前は5万円で販売されていた。
購入価格からしても高級品であるが、現在終売していることもあり、買取価格は状態が良いものであれば、30万円前後で取引される。多くのウイスキーの買取価格は販売価格に満たない場合が少なくない。しかし、竹鶴35年は買取価格が販売価格の数倍になるなど、人気が高く入手は非常に困難だ。
竹鶴の特徴は、同じブランドでありながら熟成年月によって個性が異なっていることである。竹鶴ピュアモルトは複雑にして華麗であり、なめらかな口当たりでさわやかな余韻があじわえる。竹鶴17年ピュアモルトは円熟の深い味わいで重厚感があるなど熟成年月によって味わいが大きく違う。
余市
竹鶴政孝が建てた余市蒸留所の原酒のみを使い、1989年に発売開始された。2008年にWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)世界最優秀賞を受賞、ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)の金賞を何度も受賞するなど、国際的評価な評価も高い商品である。
2014年~15年放映されたNHK連続テレビ小説「マッサン」の影響で人気が高まり、原酒不足となった。そのため、2015年に余市10年、12年、15年、20年シリーズが終売となり、現在発売されているのはノンエイジのみである。余市の種類は現行品のノンエイジ、終売となった10年、12年、15年、20年などであり、終売品となった商品も多くある。
現行品のノンエイジの余市の買取価格は1,500円前後であるが、終売となった10年、12年、15年は数万円前後で取引される、20年になると買取価格は10万円を超えることも珍しくない。余市は熟成年月によって価格に大きな違いはあるものの、ノンエイジ以外であれば、高価買取が期待できる。
買取前のチェックポイント
ニッカウイスキーは、数十万円で買取される製品があるなど日本を代表するウイスキーだ。価値のあるウイスキーであるため、希少性の高い製品であれば、高価買取が期待できるだろう。しかし、いくら高価なウイスキーであっても状態が悪くなっていた場合などは減額されてしまうこともある。買取前に確認しておきたいポイントを紹介するので、ぜひ確認してほしい。
キャップの透明フィルム
ウイスキーは、開封してしまうと買取が拒否されることが多いため、買取を検討するのであれば、未開封の状態にしておくべきだ。ウイスキーのキャップにある透明フィルムで、確認することができる。
透明フィルムが破けていない状態であれば未開封であり、色に変色がなければ液漏れなどの可能性は低い。透明フィルムの破れ、変色がある場合は、ウイスキーの状態が劣化してきているので、すぐに買取に出そう。
コルク栓の経年劣化
ニッカウイスキーの製品の中にはコルク栓が用いられている商品がある。コルク栓は天然素材であるため、時間とともに経年劣化する。栓をしているコルクが劣化すると隙間が生まれ、それにより中のお酒が液漏れ・蒸発してしまう。コルク栓が劣化していると感じるのであれば、早めに買取業者に査定を依頼しよう。
お酒の保存状態
ウイスキーは未開封であれば長期に渡って品質が保たれるが、未開封の場合であっても日光に当たると紫外線により化学変化が起きる可能性があり、高温の場所ではお酒の品質に変化が出る。また、臭いの強い場所では、臭い移りが起き、湿気のある場所では品質の悪化に繋がる。
買取業者はお酒の品質も確実にチェックするため、品質が悪ければ買取価格の低下は避けられない。そのため、ウイスキーを保管する際は、ウイスキーを購入したときについてくる外箱を利用しよう。外箱に入れて保管すれば、日光、空気、匂いを遮断してくれるので保管する際に役立つ。
より良い状態を保つためには、ウイスキーをアルミホイルにくるんでから外箱に入れて保管すると良い。そうすることで、密閉性が高くなり、長期間品質を落とさずに保管することが可能だ。
また、保管時に注意したいのが、ボトルを落下しやすい場所に置かないことである。落下しやすい場所に置いていると地震が起きた際に、ボトルが落下し割れてしまう可能性ある。ボトルが割れてしまえば、数十万円の価値のあるウイスキーだったとしても無価値になるため、その点は意識してほしい。
商品の見た目
ボトルがホコリが被っていたりした場合、見た目が悪くなり、買取価格は減額されてしまうので、買取前に清掃をおこなおう。清掃の際に注意したいのがラベルの状態を悪化させないことだ。ラベルは破損しても張り直しができないため、清掃の際や保管する際は気を配らなければいけない。また、木箱などに入っている商品はその箱の状態も確認されるため、紛失や破損しないように注意するべきだろう。
熟成年月
ウイスキー全般に言えることではあるが、熟成年月の多いものが高く買取されやすい。実際に同じブランドの商品でも熟成年月の多いものが少ないものよりも何倍、何十倍の高値で買取されているのだ。そのため、熟成年月の多いニッカウイスキーであれば、高価買取が期待できるだろう。
希少品は高価買取が狙える
ニッカウイスキーはウイスキー人気の影響から終売となった商品や本数限定で販売された商品が多数ある。このような終売品や本数限定品などは希少価値が高いため、需要があり、高値で買取してもらえることも多い。
買取業者の利用がおすすめ
買取業者であれば、専門的な知識を持った査定員が査定をおこなうので、安心して査定をまかせられるだろう。また、買取依頼から買取金額の支払いまでにそれほど手間と時間がかからないため、現金化を急ぎたい人にも向いている。
梱包材などを無料で送付してくれる業者もあるため、自分で用意する手間を省ける。買取店が強化買取を実施している場合に買取を依頼することで通常よりも高く売却できるだろう。売りたい商品があるのであれば、安心で手間のかからない買取業者に依頼するのがおすすめだ。
おすすめ買取店
ウイスキーの買取をおこなっている買取業者であれば、ニッカウイスキーは問題なく売却できるはずだ。希少価値の高い製品であれば、高価買取も期待できるだろう。
少しでも、高く売りたいと考えるのならば、買取業者の選択が重要になってくる。高価な商品になればなるほど、買取業者間の価格差が大きくなるため、数十万で売却できる製品であれば、数万円の価格差がでてもおかしくはない。おすすめの買取業者を取り上げるので、選ぶ際に参考にしてほしい。
SPANA
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
SPANAは、お酒買取を専門におこなっている買取業者だ。販売を全てインターネット上でおこなうことで、店舗や人員コストを削減、削減したコストを買取金額に還元しているため、買取価格にも期待が持てるだろう。Web査定・電話査定・FAX査定に対応しており、査定依頼をおこなった翌営業日中に仮査定金額を知らせてくれる。
仮査定金額に納得できれば、買取を依頼することになる。買取方法は、出張買取・宅配買取・持込買取の3つの買取方法に対応しており、査定料、送料、キャンセル料、出張料が無料であるため依頼しやすい。買取強化アイテムとしてニッカウイスキーの製品もあるため、一度無料査定をおこない価値を確かめてみよう。
アプレリカー
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アプレリカーはお酒買取の専門店であり、飲食店への卸販売、ネット通販をおこなっており、海外への販路を構築しているため、高い買取価格の提示を可能としている。他社よりも高い価格での買取、業界最高水準の買取でお酒を売却できると記載しているなど買取価格に自信がある業者だ。
査定方法は、メール査定、電話査定、LINE査定に対応しており、買取方法は店舗買取、出張買取、宅配買取に対応している。査定に関しては、お酒の専門家が迅速に査定をおこなうため、営業日での査定の申込であれば、24時間以内に返答がくる。また、平日14時までに買取が成立すれば、当日入金も可能であるなど対応も早い。
査定料、宅配キット、送料、出張料、キャンセル料などといった各種費用が全て無料であるため、買取を気軽に依頼できる。アプレリカーに買取を申し込んだ顧客の98%以上が成約しているなど顧客満足度も高い。ニッカウイスキーの買取実績もあるため、買取先に悩むのであれば、利用を検討してみてほしい。
まとめ
本コラムでは、ニッカウイスキーの買取相場や査定情報を紹介してきた。ニッカウイスキーは国際的な賞を数々受賞するなど品質が世界的に評価されているウイスキーである。そのため、希少な商品であれば高価買取が期待できるだろう。
同じ商品でも買取業者によって買取価格は異なるため、今後買取に出す際には複数の買取業者に無料査定をおこない、査定額を比較してほしい。また、終売品や限定品は入手が困難であるため、今後希少性が増して買取価格が上昇すること可能性が高い。ここで紹介したような知識を理解しながら買取サービスを利用してもらいたい。