買取ボーナスキャンペーン

フェーズワン デジタルバックの中古買取相場・査定情報まとめ

読了目安:10分
更新日:2021/01/29
公開日:2019/05/17
0のお客様が役に立ったと考えています

デジタルバックとは、カメラのボディ(本体)に装着する特殊なユニットだ。デジタルバックの中身は、画像をデジタル信号に変換するイメージセンサーなど、デジタルカメラのエレメント(要素)だ。

中判以上のカメラでは、多くの機種がフィルムを装填するフィルムバックの取り外しができるから、ここにデジタルバックを後付すればフィルムカメラをデジタルカメラに変えることが可能というわけである。

2000年代以降、このデジタルバックの人気が中古市場で注目を集めるようになった。この記事では、その中でも高級品として取引されるフェーズワンのデジタルバックについて、買取価格や査定情報などを解説する

フェーズワン デジタルバックの中古買取相場・査定情報まとめ

あなたのカメラアクセサリーの買取価格を
最大20社が一括査定
かんたん1分!
フリマアプリと違い売却時の手数料無料
今野杏南さん

フェーズワンのデジタルバックが人気

2000年代までデジタルバックの主な購入者は、CMや航空マップ用の写真を撮影するプロのフォトグラファーたちだった。カメラの性能を自分の目そのもののように熟知している彼らは、1990年代末期からデジタルカメラがフィルムカメラの性能を追い越し、時代が変化しつつあることを知っていたのである。

プロのフォトグラファーが選んだフェーズワン

その道のプロたちが選んだのが、フェーズワンの優れた解像度を持つデジタルバックだった。フェーズワンの本社はデンマークにあり、元は印刷業界で使用されるドラムスキャナの開発などをおこなっていた光学機器メーカーである。つまり、写真印刷技術の最先端に携わっていたため、いずれ写真の主流がデジタルになることを予期し、高級デジタルバックの研究開発にいち早く着手していたのだ。

現場に立つプロのフォトグラファーがフェーズワンを手に取ったのはこうした背景を考えれば当然だったと言える。実際に、操作が直感的にこなせること、スタジオでのポートレート撮影を念頭に置き、ディテールにこだわった再現力など、その性能はプロの要求を見越したものだった。

また、当時カメラのメーカーではなかったフェーズワンのデジタルバックは、当時流通していたフィルムカメラをデジタル化することを目的としてスタートを切ったため、互換性に優れるという特質を持っていたのだ。

リーズナブルな価格で憧れの存在が手に入るチャンスが到来中

操作性の良さと高い解像力に互換性をも兼ね備えたフェーズワンのデジタルバックは、アマチュアのフォトグラファーにとっても憧れの存在だったが、その価格は7桁となかなか手が出るものではなかった。

しかしデジタル機器というものは、次々により高度な性能を持つ新型が開発され、旧型に取って代わるという宿命を持っている。最新型を購入したプロが、手持ちのフェーズワンを手放すことで、アマチュアもリーズナブルな価格のリユース品を手に入れることができるようになったのだ。

とはいえ、その供給量は需要に対してあまりにも少ない。プロ・アマを問わず、フォトグラファーから求められ続けているフェーズワンのデジタルバックは、中古の買取市場でも常に高い人気を持つ、売り手市場の希少品なのである。

買取相場でも高値が期待できる

カメラ関連の中古市場にも少しずつ姿を見せはじめたフェーズワンのデジタルバックだが、もともとの価格が価格であるうえ、供給量がわずかであることも手伝って、その買取相場はつねに高レベルとなっている。

フェーズワンの買取相場

例えば、2010年代のモデルで使いやすさがプロから高い評価を受け、メーカー再生品がひっぱりだこの6000万画素、IQ2 60mpは、700,000円での取引履歴を見つけることができた。他にも2007年に発売された6050万画素のP65+は480,000円で、2004年発売のP20でも135,000円で買取されている。

P20は画素数1600万で、2019年現在の最新機種であるIQ3 100MPが1億画素であることを考えれば隔世の感がある。ところが、これがかえってフィルム時代のレンズでも十分性能を引き出せるという利点となり、手頃な価格で手持ちのフィルムカメラをアップデートできるとしてアマチュアから人気を呼んでいるのだ。

オークションサイトでの買取相場

大手オークションサイトのヤフオクでは、2018年12月からの120日間にp20+が242,000円で、p65+にmamiya 645DF+のボディ(カメラ本体)などをセットにしたものが630,000円で落札された記録がある。

これらの情報をまとめると、かなり初期の製品であるp20でも100,000~200,000円前後、画素数が6000万以上のモデルであれば500,000~700,000円前後での売却が可能だと言える。フェーズワンのデジタルバックは、総じて高い買取相場を誇っているのだ。

デジタルバックを査定に出す前に知っておきたいこと

簡単な取り付けで、手持ちのフィルムカメラを高画質・高精細のデジタルカメラに変えることができるデジタルバックは、中古市場でも積極的に買取がおこなわれている商品だ。その中でも、プロのフォトグラファーから高い評価を受けているフェーズワンのデジタルバックは、特に高値が期待できる高級品である。

逆に言えば、大きな金額の動く商品であるだけに買取業者は査定に関して慎重になる。質の良い業者ほど、デジタルカメラとその周辺機器に深い知識と鋭い目を持つスタッフをそろえ、デジタルバックの状態を見極めて査定金額を提示するものだ。

そこで、買取業者がどのようなパターンで査定をおこない、どういった部分を重視して買取価格を決定するかを知っておけば、ある程度査定結果の予想もできるし、より高い評価を得るための対策も取れるということになる。デジタルバックを査定に出す前に以下のチェックポイントを押さえておこう。

動作の正確性について

実用品であり、精密機器であるデジタルバックの査定では、動作の正確性が最重要点だ。査定の場では、買取業者はまず正常に使用できるかどうかを確認する。次に大きな傷や目立つ汚れがないかを見て、それが動作に影響を与える可能性がないか美観を損ねていないかを判断していく。

耐久ショット数とは

こうした本体のチェックが終われば、次に見られるのはショット数(シャッターを切った回数。レリーズ数とも呼ばれる)である。ここでは、次の購入者が十分利用できる品物であることが大切だ。デジタルバックは、ショット数が多ければ多いほど耐久性は落ちていくことになる。

フェーズワンのようなプロユースの高級機材には数十万回という高い耐久ショット数が備わっているが、それでもショット数が少なければ少ないほど査定価格が上がることは言うまでもない。例えば、700,000円という高額で買取がおこなわれたIQ2 60mpのショット数は1104回であり、その使用頻度の低さも評価につながっているのだ。

メーカー保証期間について

使用に耐えうる品という部分で、もうひとつ査定価格に影響を与えるのがメーカー保証期間の残り期間である。フェーズワンのデジタルバックは、機種により保証期間は1年間のものと5年間のものが存在し、追加料金を支払えば1年間の延長保証をつけることも可能だ。

つまり、最大で6年の保証期間があることになる。特にIQ2/IQ3以降の保証内容には、代替機保証が含まれているため、保証期間が残っていることはかなり重要な評価ポイントだ。当然、その期間の長さにより査定価格は変化する

付属品とは

デジタルバックには本体のほかに多数の付属品が購入時についてくるが、それらがそろっていれば、それだけ査定でも高評価を得られるのだ。専用バッテリーやUSBケーブルといったアクセサリーだけではなく、デジタルバックが入っていたプラスチックケースや取扱説明書、外側の箱もすべて付属品である。要するに新品として販売されていたときの形が再現できることが大事なのだ。

0役に立った

査定前のチェックポイントと申込時の注意点

フェーズワンのデジタルバックを売却すると決意したなら、次にするべきことは査定のための準備だ。どの買取業者に依頼するにしても、スムーズに取引を進められるよう体制を整えておいて損はない。買取価格の底上げにつながる部分もあるので、以下にあげるポイントをチェックして査定に臨もう。

デジタルバックの情報を用意する

売却手続の手始めは、これと思った買取業者への電話やメールによる査定申込である。このとき必要になるのが査定を希望するデジタルバックの情報だ。この情報をもとに仮査定がおこなわれる。情報量が多いほど本査定との価格のブレが小さくなるので、後でがっかりしないためにもしっかりと用意しておきたい。

形式の確認

まず、形式を見てみよう。「P」や「IQ」などフェーズワンのデジタルバックはアルファベットがシリーズ名となっていて、その後に付けられた数字で機種が分けられている。「p65+」というようにプラス記号が付くものは上位版であり、査定価格も変わることになるので忘れずメモしておく。

購入時期の確認

次は購入時期だ。レシートや保証書を見て、いつごろ、どこで購入したかを確認する。このとき、メーカー保証期間がどれくらい残っているかもチェックしておく。

ショット数の確認

そして、もうひとつ大事なのがショット数だ。デジタルバックのショット数は、装着して撮影をおこなったカメラに記録されているため、カメラメーカーのサービスセンターにカメラとデジタルバックを一緒に持ち込むことで調べてもらうことができる。

付属品をそろえておく

購入時に付属していたものをすべてそろえておこう。アクセサリーをばらばらに保管していて、どれが元の付属品がわからなくなってしまったという場合は、カメラ販売店のホームページなどを利用することで確認できる。デジタルバックが譲渡品で付属品がそろえられないという人は手元にあるものだけでかまわない。

状態をチェックし、クリーニングする

デジタルバックをカメラに装着してみよう。しっかりとセット、リリースができたら、バッテリーも取り付け、電源を入れて通常の動作が正しくおこなえるかをチェックする。各ランプがきちんと点灯してモニターが起動したら、映り具合やタッチパネルの感度が劣化していないかを確認しよう。問題がなければ、1度撮影をおこなってみる。

撮影後は正しくデータの書き込み、読み出しができること、メニュー設定や各種表示に異常がなく、編集ができることを確かめる。スロット部分や各端子の差込口などに小さなゴミが入り込んでいないか見ることも大切だ。

最後に付属品も含め、全体をクリーニングクロスと液状クリーナーで拭いてほこりを取り、指紋を消しておく。前もってクリーニングされていれば、買取後はすぐに商品として販売できるため、査定価格の底上げが可能なのだ。デジタルバックは精密機器なのでクリーニングは取扱説明書をよく読み、注意書きを守っておこなおう。

申込時の注意点

デジタルバックが未開封品であれば、開封せずにそのまま査定に出そう。また、メンテナンスの履歴は正直に申告するようにしよう。なぜなら、メーカーでのメンテナンスは正常な動作を保証する最も確実な方法であるため、むしろプラスの評価になるからだ。修理証明書があれば、査定の際に添付するようにしよう。

これらを含めて申込は嘘のないようにおこなおう。仮査定でうまく取りつくろっても、本査定でプロがチェックすれば簡単に見抜かれてしまうものだ。悪くすると本来買取可能だったものも、拒否されてしまう可能性も出てきてしまうのだ。

まとめ

需要高まっているデジタルバックのなかでも、高級品とされているフェーズワンのデジタルバックが自宅で眠っていたり、使わないのに譲り受けたという方もいるだろう。そういった方は、ぜひ上記のチェックポイントや注意点を参考にしたうえで査定を受けて頂きたい。需要に反して供給量が伴わない今、デジタルバックは高価買取のチャンスなのだ。

複数の買取業者に査定してもらうことが高価買取の理想だが、オークションに出品する方法もある。複数の業者に査定してもらうことやオークションに出品して購入者とのやり取りが面倒だという方は当サイトのような一括査定サイトを利用するのもひとつの手段になるので活用してほしい。

0役に立った
ブックオフ
ゲオ
ハードオフ
  1. 商品を検索
    1商品情報を入力
    分かる範囲でフォームに入力しましょう
  2. 査定依頼
    2査定結果
    最大20社から査定結果がメールで届きます
  3. 買取予約
    3買取価格を比較
    最も金額の高い業者を選びます(キャンセル可)
  4. 買取完了
    4買取申し込み
    商品を買取業者に送って、現金を受け取ろう
あなたのカメラアクセサリーの買取価格を
最大20社が一括査定
かんたん1分!
フリマアプリと違い売却時の手数料無料
今野杏南さん

運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
買取業者を周辺から探す

買取業者を地域から探す

このコラムに関連する商品
このコラムに関連するキーワード
  • カメラアクセサリー(37)
  • 人気(2170)
  • 中古市場(2220)
  • 一括査定(386)
  • 高価買取(1549)
  • 注意点(1876)
  • 買取相場(4260)
  • 査定ポイント(310)
今すぐ売るならこちら!無料で査定依頼する