フラッシュメーターといって、すぐにカメラ関係のアクセサリーだと思い浮かぶ人はどれだけいるだろうか。フラッシュメーターは一眼レフなどのカメラのストロボ光やそのほかの情報などの瞬間的な光量を測定する機械のことだ。露出計ともいわれており、特にプロのカメラマンが撮影スタジオなどで被写体を撮影するときによく使われる。
今回はそんなプロ御用達のフラッシュメーターの中古買取相場や査定情報、またフラッシュメーター自体の情報も紹介する。カメラに凝っている人にとってフラッシュメーターは手が届かないことはないが、それでも高額な買い物になる。中古価格相場も紹介するので、買取を検討している人だけでなく、これから購入を検討している人の参考になれば幸いだ。
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最近のデジタルカメラに内蔵されている
広告や雑誌に使われるデジタルカメラは35ミリの一眼レフタイプのカメラが今は主流となっている。実は最近のデジタルカメラにはほとんどフラッシュメーターが内蔵されている。このフラッシュメーターはTTL露出計と呼ばれており、割測光方式と呼ばれるモードでは、内蔵されているコンピューターで測定結果を計算するようにもなっている。
例えばデジタルカメラでシーン調節といった機能を試した人は多いのではないだろうか。夜景モード、逆光モードなど、デジタルカメラには初心者でも簡単に見たままの写真が撮れるモードがついているが、実はこれはデジタルカメラに内蔵されたTTL露出計をはじめとするコンピューター処理によって実現されている。
撮影したあと、ディスプレイに写される映像があるため現像する必要もなく、制度の高いTTL露出計により、見たままの風景写真やシーンを撮影することは熟練者でなくても可能になった。逆をいえば、このデジタルカメラが普及する前のフィルムカメラにおいて、フラッシュメーターはプロカメラマンにとってなくてはならない存在だったということだ。
TTL露出計とは
TTL露出計とはカメラに内蔵されている露出計の一種で、撮影するときに使うレンズを通った光を測定する形式のものだ。 TTLとはThrough the Lensの頭文字をとっており、東京光学、現在のトプコンが世界で初めてTTL露出計を内蔵した一眼レフカメラをリリースしたのが始まりだ。
TTL方式の利点は、撮影用のレンズに実際に入った光を測定することにより、写真フィルムやCMOSセンサーに当たる光量そのものを測定できる点にある。カメラの露出は一般的にはレンズの明るさであるF値とシャッタースピードの組み合わせによって決定されるが、F値はレンズを通過する光の吸収や散乱、さらに近接撮影時の撮影倍率に従い著しく光量が落ちるので、ピントの調節やズーム操作によって実際にフィルムやCMOSセンサーに当たる光の量がレンズのF値から大きくそれてしまうことがある。
つまり、実際にレンズを通る光を最初から分かっていればこの問題から解放される。初期のTTL露出計には露光中の測光ができないという欠点があったが、露光中に実際の光量を測定できるTTLダイレクト測光の開発によって撮影中の光線状態の変化に追従できるようになり、複雑な条件下でも測定が可能となった。
プロに求められる光を読む力
実はカメラに内蔵されているTTL露出計は、シーン全体の露出を計ることはできても、部分的なコントラストや光のバランスまでは計測できない。つまりストロボがメインになるスタジオ撮影では、いまだフラッシュメーターは現役で活躍しているということだ。
広告や雑誌の写真は見る人に情景を共有してもらうことが一番大事とされるが、そうなると光にも効果的なデフォルメが必要となり、撮影後の画像処理をふまえた適正露出を見つける力、つまり光を読む力が必要になる。
自然光に見えても実は照明機材を使う場面も
写真家によっては露出計、つまりフラッシュメーターが必要ないという人もいる。デジタルカメラならばスタジオの光量から大まかなセッティングをカメラに施してライトを確認しつつ微調整すればいいという意見もある。さらにフィルム時代から同じスタジオで同じ照明を使っていればフラッシュメーターのような環境が変わったときに必要な機材が必要ないという意見も写真家の間にはある。
しかし、一見自然光に見える写真でも、バックからのライトは自然光とストロボからのミックスを必要とする写真もあり、そうなると照明機材だけの出力では正確な光量が測れないということもある。この場合、撮影環境が自然光などの、絶えず変化する光量の中では、取り終わった写真を見て修正する方法ではかえって時間がかかってしまうのだ。
さらに一眼レフのモニターだけでなく、外付けのモニターで確認するにしても、そのモニターの映し出す映像のクオリティをそこまで信用できないという見方もある。つまりは、やはりフラッシュメーターを使い、自然光やストロボ光の詳細な値を計算したうえで、適切な露出を施しながら撮影することが大切だというのが一般的にいわれている。
ライティングを目指す人には必要なフラッシュメーター
前述のとおり、デジタル一眼レフカメラには高性能なTTL露出計が内蔵されており、フラッシュメーターの必要性すらも専門家から疑問視されているが、たとえばテレビ番組などの裏方スタッフに照明という職業があるとおり、今でも撮影時の照明というのは人間の手や鑑識眼が重視されている。
光の当たり具合をデザインし、目には見えない光というものを読み取るためにはまずそれらを数値としてあらわすことができるフラッシュメーターがもっとも適した入門機とされている。
フラッシュメーターはカメラのシャッタースピードや絞り値だけを決定するものではないことは前述したが、自然光という普段意識することがない光の強さを数値にして理解することで、状況により最も適した露光の値を割り出せるようになる。ライティングを目指す人にはまず入門として購入しておきたいのがフラッシュメーターだ。
フラッシュメーターのそれぞれの相場
フラッシュメーターはAmazonなどの大手サイトで購入することができる。2019年5月現在29,800～33,800円だが、さらに高価なものになると61,899円になる。
Amazonは評価が高く、購入しやすい商品をAmazon's Choiceという形で紹介しているので、レビューの詳細を一つずつ読むより手軽な選択方法といえる。
フラッシュメーターの買取価格
フラッシュメーターの買取価格は6,980円から26,980円ほどの買取価格だ。もちろん箱や付属品がそろっているのが前提条件だが、型式の古さによって買取金額が変わってくる。新しいタイプのフラッシュメーターなら高額で買取ってくれることもあるので、箱や付属品などは捨てずにとっておこう。。
フラッシュメーターのオークションの値段
フラッシュメーターのヤフーオークションでの出品価格は29,800円から26,000円と新品相場と似た価格水準になっており、即決価格も29,800円のものなら29,800円と設定されており、おおむねして値下げ交渉などには応じない価格設定になっている。
フラッシュメーターのフリーマーケットの値段
メルカリにてフラッシュメーターも多数出品されているが、こちらは、2,600円や24,900円など取引価格に大きなブレがある。箱や付属品がすべてそろっている状態でも11,800円など、価格にばらつきがある。
フラッシュメーター買取のコツ
フラッシュメーターを買取に出すときのコツを紹介していく。
ネットオークションの買取について
フラッシュメーターをネットオークションで出品する場合は、開始価格と即決価格を同額にすることをお勧めする。
使い古したフラッシュメーターなら問題だが、もともと大切に扱うものなので、付属品や箱などが完品の状態ならオークションの開始値段が即決価格でも出品者評価を下げられる心配はないだろう。
ネットフリマでの買取について
こちらは前述のとおり、価格にばらつきがあり、そもそもフラッシュメーターをネットフリマで購入しようとする人が少ないことがわかる。中古価格の相場をよく調べたうえで出品してみよう。前述したように手の届きやすい値段で出品されているので、その価格帯を参考に値段を付ければトラブルに巻き込まれることもないだろう。
付属品について
箱や付属品の欠品がある時点で大幅減額されるといっていいのが家電機器製品なので、箱や説明書、また保証書なども大事に取っておく必要がある。買取に出す場合は前述の相場を理解したうえで、手放すべきか決めよう。後継のカメラの購入資金に充てる金額になれば、買取に出す価値が出てくるはずだ。
おすすめの買取業者「買取NET」
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対策
買取NETは埼玉県に店舗を構える、家電をはじめとした住宅設備、楽器や工具、カー用品、オーディオ機器、厨房機器、カメラ、業務用製品、農耕機、自転車まで買取ってくれる。不要になったものがあっても、どこに買取に出せばいいのかわからないときに活躍してくれる買取業者だ。
また法人の在庫一括買取にも対応しており、訳あり品や型落ち品なども買取ってくれるなど、非常に買取の間口が広い。
買取方法は宅配買取、持ち込み買取、出張買取に対応している。買取での手数料などは一切かからないところもポイントだろう。
宅配買取
買取NETのお問い合わせフォームから買取を依頼する。買取NETは過剰な個人情報を収集しないというセールスポイントがあり、匿名での依頼ができる。査定は最も早くて当日に行ってくれるうえ、1営業日以内にメールで査定結果がわかるようになっている。
査定結果に了承すれば、買取NETから買取申込書に関するメールが届き、振込先などの簡単な情報フォームがあるメールが送信される。あとは指定した日時に買取業者が運んでくれるが、その際に梱包は必要ないのは非常に助かる。商品が到着し、検品が完了すれば振込手数料無料で翌日、もしくは1週間以内に入金がある。
持ち込み買取
もっとも簡単な買取方法だ。買取NETのお問い合わせフォームから買取を依頼し、あとは店舗に持ち込んだあと査定され、査定結果に了承すればそのまま現金で支払ってくれる。店舗が近くにある場合はこちらが一番手軽だといえる。
出張買取
こちらも非常にシンプルな買取方法だ。買取NETのお問い合わせフォームから買取を依頼し、査定員の自宅への訪問日を調整し、あとは査定員に商品を鑑定してもらい、金額に納得すればその場で支払いをしてもらえる。手数料は買取NETが負担してくれる。
まとめ
フラッシュメーターの買取相場と査定情報、またフラッシュメーターに関する写真への効果を紹介した。一眼レフは今でも憧れる人は多いうえに、趣味としてどんどん掘り下げられるのも醍醐味だ。
フラッシュメーターはややプロ方向に傾いている機材ではあるが、プロカメラマンを目指している人、また照明などの専門職を目指している人には必須アイテムといっていいので、新品価格を参考に購入してほしい。
また、前述したように光量の測定を完全に一眼レフに内蔵されているものに任すのであれば、紹介した買取業者に査定してもらったり、オークションに出すのもおすすめだ。
