「本を売るなら～」というキャッチコピーで有名なブックオフのことを、古本だけを取り扱っている買取店と考えている方もいるかもしれない。確かにブックオフでは古本の取り扱いが中心となっているものの、同時にゲームやCDといった製品の買取も行っているのだ。
CDは数が増えてくると場所を取ってしまうこともあり、音楽データとしてパソコンや音楽プレイヤーに取り込んだら、不要なCDを買取に出すことを考える人もいるだろう。
この記事ではブックオフでのCD買取を検討している人に向けて、査定額をアップさせる方法や買取価格などについてご紹介していく。なお、以下のコラムも合わせて参考にしてみてほしい。
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ブックオフでCD買取を依頼する時の注意事項
買い取りに出すのは不要になったCDとはいえ、少しでも高い金額での査定を期待したくなる人も少なくないだろう。そのためには、ただ要らなくなったCDを買い取り窓口に持ち込むのではなく、高額買取を狙って手段を講じなければならない。売るタイミングや、CDの状態などによって、買取の価格は左右されてくるためだ。
ここではCDの買取を依頼する時、事前に注意しておくべきポイントについてご紹介していく。
昔のCDの価格は物によって異なる
部屋で邪魔になっている不要なCDの買取を考えた時、その中には一昔前の流行歌のCDなど、古いCDが含まれていることもあるのではないだろうか。「古いものであれば希少価値が付き、高い値段になっているのではないか」と考える人もいるだろうが、それは「物による」というのが実情だ。
先に触れたような「古い流行歌」の場合、CDそのものはかなり多く流通していることが予想される。このため、少し古くなったくらいでは、入手は簡単に行えるため、買取価格が高くなる可能性は低いと言えるだろう。
反対に、例えば既に廃盤になってしまったCDなどで、入手困難となっている商品であれば、高値が付く可能性もある。初回限定版など、販売された数量が限定されている商品も同様に、高額な査定結果になる可能性があるだろう。
店舗によっても異なる買取価格
しかし、現実的なところでは、初回限定版や廃盤だからといって、絶対に高値が付くとは言い切ることはできない。ブックオフの店舗で買取を依頼する場合は、その店舗によっても買取価格が異なるためだ。
また、古くて希少価値があっても、ベストアルバムなどに収録されて近年に新しくCDが出ていたりすると、需要が見込めず買取価格が低くなることもあり得るだろう。
古いCDという例で言えば、8cmのCDも古く希少な品物が多いが、店舗として買取そのものを行っていない店も多くある。マニアなどの好事家を除けば、一般的には現在も8cmのCDを聞いている人はほとんどいないことが想定される。
このため、CDに希少性があっても、需要が見込めなければ、買取を行ってもらえる可能性は低くなってしまうのだ。実際、ブックオフのホームページ上でも、縦ジャケットの8cmのCDについては、買取を行わないと記されている。
このように、希少価値の有りそうな古いCDであっても、高い値段が付くかどうかは、その商品によって変わってくる。事前にある程度、ネットなどでCDの価値を調べておくことも大切になるだろう。
CDの状態の確認は基本中の基本
ブックオフに限らず、買取を依頼すれば必ずその商品の状態はチェックされる。CDで高価買取を目指すのであれば、少しでも綺麗な状態で買取を依頼するべきだろう。もしもCD本体が割れてしまっていたりすれば、そもそも取り扱ってもらえない可能性もあるため、壊れやすいCDは慎重に扱わなければならない。
また、CDの買取では、CDの本体だけでなく、付属品もセットとして鑑定が行われる。この「付属品」としては、少なくともCDケースと歌詞カード、そしてジャケットの3点はまとめて揃っている必要がある。どれか1つでも欠品してしまっていると、買取を拒否される可能性もあるため注意が必要だ。
付属品の状態も査定にひびく
しかし、単に揃っているだけで、それぞれの状態が酷い場合、これも同様に買取をしてもらえない可能性がある。CDケースであれば、表面がひび割れてしまっていたり、欠けてしまったりしていると査定金額が下がりやすい。加えて、あまりにも日に焼けて変色しているケースの場合も、査定金額に大きく響くため注意しよう。
この点は、CD本体も同様で読み込み部分が汚れていたり、傷がついていたりすると、読み込みに問題がなくとも査定に響く場合もある。簡単に落ちる汚れであるならば、CDを拭くのに適した柔らかな布などで綺麗にしておこう。
ジャケットや歌詞カードについても、日焼けや汚れは査定における減額ポイントになってしまう。こちらも取れる汚れであるならば、査定の前にあらかじめ取り除いておくべきだろう。
ただし、ジャケットや歌詞カードは紙製である場合が多い。日焼けであったり、飲み物をこぼしてシミになってしまったりすると、後から綺麗にすることはほぼ不可能だ。そんな事態にならないよう、日頃からCDは丁寧に扱うように心がけておくと良いだろう。
「買取に出す前に品物の状態を綺麗にする」というのは、CDに限らず、本など他の商品の買取にも当てはまる基本事項だ。必ずチェックするポイントとして、記憶に留めておいて損はない。
キャンペーンなどの「売るタイミング」も大切
需要がある商品ほど、基本的には買取の価格も上昇していく。このため、CDの買取においても、多くの人が聞きたいと考えている最新の人気曲などであれば、高値で査定してもらえる可能性は高い。同様に、突然ブレイクしたアーティストの古いCD（特に初回限定盤などで入手が困難なCD）であれば、タイミングが合えば高価買取の可能性を高めることができる。
その他にも、ブックオフでは、CDをまとめて売ると10％などの一定割合で買取価格がアップするキャンペーンを開催している時がある。こうしたタイミングに合わせて買取を依頼することも、買取金額を高くするためには重要だ。
なお、宅配買取サービスを利用できる買取店については、下記コラムを参考にしてほしい。
参考：ブックオフで古本買取は時代遅れ？宅配買取で評判の古本買取業者まとめ
買取不可になってしまう商品もあるので注意
買取を依頼する時、商品の状態が査定金額に影響することは既に解説した通りである。そうなるとCDの場合、「最も綺麗な状態」は「未開封」ということになるが、これには注意が必要だ。なぜなら未開封のCDや、同一のCD複数枚を買取に出した場合、買取不可になってしまうことがあるためだ。
ここでは買取依頼をしたのに、買取不可とされてしまうケースについてご紹介していく。
宅配と店頭でも取り扱い商品に違いがある
まず、CDの買取を依頼する場合、店頭に持ち込む方法と、宅配で依頼する方法を選択できる。ブックオフであれば、ブックオフオンラインが宅配買取に対応している。この場合、宅配買取では取り扱いができる品物でも、店頭では買取ってもらえない可能性があるのだ。
例えば、先述した8cmのCDであれば、ブックオフのホームページ上では、縦ジャケットのものは買取不可と表記されている。このため店頭に持ち込んでも、買取を行ってもらえる可能性は低いだろう。
しかしブックオフオンラインの買取基準一覧では、8cmのCDについては「バーコードの無いもの」が買取不可能な商品として挙げられている。買取価格の検索サービスを利用してみると、8cmのCDに関する買取価格も出てくるため、バーコードのある8cmのCDであれば査定してもらえると考えられるだろう。
このように、店頭買取だけでなく宅配買取などにも対応している買取店の場合、どちらを利用するかで買取不可となる品物が出てくる可能性がある点には留意しておきたい。値段についても、宅配買取で検索した買取値段と、店舗での買取値段は異なる。少しでも買取価格を高くすることを考えるのであれば、店頭と宅配でより高い買取価格を狙える方を選んでおこう。
未開封品は買い取ってもらえない可能性がある
ジャケットが日に焼けたりしていないのであれば、最も商品が綺麗な状態は未開封ということになる。しかし、この未開封品は、場合によって買い取ってもらえない可能性があるのだ。
なぜ、未開封品は買取不可となってしまうのか。その背景には、盗難という問題が存在している。開封された商品であれば一度は使用されたものである可能性が高いが、未開封品ではCDショップなどから万引きして、転売しようとしている可能性がつきまとってしまう。このため、意図的に未開封の綺麗な状態で保存しておいたものであっても、場合によっては買い取ってもらえないことがあるのだ。
実際、ブックオフのホームページ上にも、新品未開封などで盗品の疑いがある場合については、買取を断る場合があると注意書きされている。
どうしても買い取ってもらいたい場合は、自分で封を一度開けてから、窓口に持ち込むという手段もある。しかし、こうした商品の状態については、査定する店員によっても判断が分かれてしまうこともある。このため「不安がある場合は一度店員に聞く」というのがベターな方法だろう。あらかじめ、保存するために未開封であったことなどを伝えておけば、問題なく査定してもらえる可能性もある。
同一商品の複数買取も不可
盗難品の転売を防止するという点から、ブックオフでは同一商品について2点以上の買取は行っていない。特典がつくCDを複数枚所持していて、全てまとめて買い取りに出した場合、この点で問題になってしまう可能性があるので注意しよう。複数回に分けて買取に出しても、買取記録はデータとして残っているため、店員には同じ商品を出してきているということがわかってしまう。このため、基本的に、同一の商品を複数買取りに出すことはできない、と認識しておいて間違いはないだろう。
高額での買取がされているCDの価格まとめ
CDの買取価格は店舗によって異なるため、店舗買取については明確な金額を記載することはできない。そのため、ここではブックオフオンラインで利用できる、買取価格検索サービスにおいて、高い値段がついているCDについて幾つかご紹介していく。
J-pop
まずJポップのCDでは、2018年7月18日発売のUVERworldの「ALL TIME BEST（完全生産限定盤）」には、3,000円と高額な値段がついている。また、2018年7月11日に発売された、miwaのBlu-ray Discの付いた「THE BEST（完全生産限定盤）」にも、2,300円と高い買取価格が付けられている。
アニメ・ゲーム
アニメやゲームのCDでは、2018年7月25日発売のRoselia（バンドリ）の「R（初回限定盤）」に1,800円の買取価格が付けられている。また、2018年7月4日に発売されたTokyo 7th シスターズのDVD付き生産限定盤である「THE STRAIGHT LIGHT（プレミアムボックス）」には、4,500円という高額な買取価格が設定されている。
これらの他にも、買取価格検索を利用すれば買取を依頼したい商品の査定価格をあらかじめ調べることができる。なお、上記の価格については、時間の経過によって価格が変化する場合があるため、必ず自身の手でも調べるようにしよう。
買取価格
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