ブレゲといえば、フランス・パリで創業した老舗時計メーカーである。高級腕時計メーカーとして真っ先に挙げる人も多いであろう。こちらの有名メーカーだが、中古買取市場における価値もかなり高いということが知られている。
そんなブレゲの中でもブレゲ 5907の中古市場価格が高騰中であるという情報が入ってきた。そこで本コラムでは、ブレゲ 5907の買取価格を5社の買取業者で比較していきたい。そのほかにもブレゲという時計メーカーについての歴史や時計をできるだけ高く売るためのノウハウなどについてもご紹介していこうと思う。
この記事の監修者
Tourbillon power reserve close-up / GuySie
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ブレゲとは
ブレゲ 5907の買取価格を5社徹底比較をおこなう前に、まずはブレゲという時計メーカーについて、その特徴や歴史について簡単に見ていくことにしよう。ブレゲの魅力を知ることによってなぜ中古市場においてブレゲ 5907が高い評価を得ているのか理解できるはずである。それでは早速、以下に見ていこう。
ブレゲの概要
1775年、アブラアム=ルイ・ブレゲによってブレゲは設立された。IWCやオーデマピゲ、パテックフィリップなど多くの高級時計メーカーが老舗として扱われているがブレゲの歴史はさらに深い。創業当時からブレゲはラグジュアリーウォッチとしての名声をほしいままにし、フランス・パリにおいて多くのブルジョアジーたちを顧客としていた。
ブレゲのオーナーには数多くの著名人がいるが、その一部を挙げるとナポレオン・ボナパルト、英国王ジョージ4世、マリーアントワネットなどロイヤルファミリーや貴族たちがいる。
アブラアム=ルイ・ブレゲとは
ブレゲの創業者であるアブラアム=ルイ・ブレゲは、1747年スイス・ヌーシャテル州で生まれた。生み出した機構は数多く、ミニッツリピーター、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダーなどは彼が生み出した最高傑作の一部である。多くの機構を生み出し、時計の技術を大きく進歩させたことから時計の歴史を200年以上早めたと後世で高く評価されていることも有名だ。
そんな天才時計技師アブラアム=ルイ・ブレゲは、15歳という若さで故郷スイスからフランスのパリへ渡航している。いわゆる時計技師としての修行であり、ベルサイユに滞在したこともあった。フランス・パリのセーヌ川中洲に作った自前の小さな時計工房が後のブレゲである。
アブラアムとマリーアントワネット
ブレゲにはマリーアントワネットという名前の時計がある。これは、18世紀後半にフランスの王妃であるマリーアントワネットから直々に制作依頼があり、製造された時計だ。しかし、時計が完成したのは1830年頃。ご存知の通り、マリーアントワネットは1793年、フランス革命によって処刑されており、この時計が完成した頃には亡き人となっていた。
また、アブラアム自身も1823年没となっている。この時計は、アブラアム、マリーアントワネットの両者が不在の状態で弟子によって製作が続けられたのだ。この時計には、アブラアムが生み出した技術の全てが搭載されていた。パーペチュアルカレンダーやミニッツリピーターなどの動きが透明の文字盤によって確認できる仕組みは職人の遊び心といっても良いだろう。
20世紀後半、そんな貴重なマリーアントワネットを中心に騒動が起こった。イスラエルの美術館に所蔵されていたこちらの時計が、何者かによって盗まれてしまったのだ。その後25年間、所在が不明のままだったマリーアントワネットは、2007年ついに発見されることとなる。そして現在では、再びイスラエルに返還されている。
ブレゲの人気モデル
さまざまな歴史的事象がブレゲの魅力の1つではあるが、こちらではそんなブレゲの人気モデルをいくつか紹介していこう。
トラディション
トラディションは、アブラアム=ルイ・ブレゲが考案したスースクリプションという時計から発想を得て作られたモデルだ。このスースクリプションは1796年に製造された懐中時計で、直径が6センチメートルほどある。
エナメル質の文字盤に1本の針が印象的だ。トラディションという名前からも分かる通り、ブラゲはこのモデルによって、アブラアムの想いへの原点回帰を目指している。
マリーン
マリーンは、ブレゲのトラディショナルな様式をたしかに受け継ぎながらも、よりスポーティかつスタイリッシュなデザインを追求した仕上がりになっている。
マリーンモデルは、航海用精密時計と呼ばれるマリンクロノメーターを作り上げたアブラアムからインスピレーションを受けた後年作だ。ブラゲの伝統的な機能美と現代的な装いを兼ね備えたマリーンは、年齢を問わず愛される名作である。
タイプXX – XXI – XXII
タイプXX – XXI – XXIIは、「タイプトゥエンティ」と呼ばれるシリーズの1つである。そのタフな見た目からも想像に硬くないが、もともとはフランス海軍に採用されたモデルだ。大きめのケースに黒文字盤、そしてレザーからはたくましさが伝わってくる。
ミリタリーモデルはブレゲの時計では珍しいものだが、ネジ式のラグやコインエッジのフルート柄などは、たしかにブレゲの様式を継承している証である。
ブレゲ 5907の買取価格を5社徹底比較
ここまでブレゲの歴史や人気モデル、マリーアントワネットという時計についての逸話などブラゲの知られざる事象を簡単にまとめてきた。目を通していただいた方には、なぜ中古市場においてブレゲ 5907が高い評価を得ているのか理解が深まったのではないだろうか。次にブレゲ 5907の買取価格を5社徹底比較をおこなっていくこととする。
それと同時にブレゲ 5907の適切な買取相場を算出し、どの程度の価格で売ることが良いのかについても検証していこう。なお、以下の検証に用いる買取価格については2019年12月時点の情報であるため、買取査定に出す時期や査定依頼する買取業者によって買取価格の変動があることは先に注記しておきたい。
BRAND REVALUE:600,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者BRAND REVALUEにおけるブレゲ 5907の買取価格は、600,000円であった。こちらの買取業者は、LINEやメール、電話などで手軽に見積もりをおこなってくれる。
そのため、店舗に行く前にまずは買取価格を知りたいという人におすすめだ。買取実績についても70億円を突破しており、多くのユーザーが利用する人気な大手買取業者である。はじめて利用する方にも安心であると言えるだろう。
なんぼや:560,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者なんぼやにおけるブレゲ 5907の買取価格は、560,000円であった。なんぼやでは、海外ブランドアイテムの強化買取がおこなわれている。そのため、ブレゲのような海外高級時計はかなり高く買い取ってくれるだろう。また、買取業界において、時計買取点数が第1位とのこと。先ほどのBRAND REVALUE同様に、利用者が多い人気買取業者だ。
GINZA RASIN:520,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者GINZA RASINにおけるブレゲ 5907の買取価格は、520,000円であった。GINZA RASINは、独自の広い販売ルートと徹底的なコスト管理によって高価買取を実現している業者だ。
高級な時計ほど買取価格に差が出るが高価買取のためのシステムを構築しているため、安心して買い取ってもらうことができる。また、鑑定士は時計に精通したプロフェッショナルなスタッフがおこなう。価値のある時計を、その価値に見合った価格で買い取ってくれることがGINZA RASINの魅力なのだ。
カイトリマン:520,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者カイトリマンにおけるブレゲ 5907の買取価格は、520,000円であった。ホームページを見ると、ブレゲの買取をおこなったユーザーからの好評が掲載されており、高額査定に定評があることがわかった。
また、入金が速いとの口コミも多く見られ、できるだけ早く現金化したいという方にもおすすめだ。買取方法には店舗買取と宅配買取の2つに対応している。そのため、カイトリマンの店舗が近くになくても、全国どこからでも利用することができる。
ブランドレックス:600,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者ブランドレックスにおけるブレゲ 5907の買取価格は、600,000円であった。ブランドレックスはその名の通り、ブランドアイテムを専門にした買取業者である。2019年12月現在において買取価格を10%アップするキャンペーンがおこなわれており、ブラゲのような高額買取品はかなりの査定額アップを見込むことができそうである。
5社買取価格の比較結果を発表
上記でブレゲ 5907の買取価格を徹底比較した結果、以下のような順位となった。
- 1. BRAND REVALUE:600,000円
- 1. ブランドレックス:600,000円
- 3. なんぼや:560,000円
- 4. GINZA RASIN:520,000円
- 4. カイトリマン:520,000円
今回の比較において、ブレゲ 5907を最も高く買い取るのはBRAND REVALUEとブランドレックスであった。また、ほかの買取業者においても500,000円台をキープしており、あらめてブレゲ 5907の中古市場における価値は高いということがわかった。
なお、ブレゲ 5907の買取査定額を平均化したところ560,000円という結果になった。査定依頼を出すシーズンなどによって多少の変動はあろうが、2019年12月時点においてブレゲ 5907は560,000円程度で売ることがふさわしい腕時計であるということがわかった。
より高い値段で買い取ってもらうコツ
ここまでブレゲの5907の買取価格を5社徹底比較をおこなうと同時に適切な買取相場を算出し、どの程度の価格で売ると良いのかについて検証してきた。検証結果を受けて「もっと高く買取をおこなってもらえないのか」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないだろうか。
そこで次にブレゲ 5907をできるだけ高い値段で買い取ってもらうコツをご紹介していこう。買取査定額を引き上げたいのであれば、以下のコツを実践してみてほしい。
不要ならすぐ売ってしまう
1つ目にご紹介するブレゲ 5907をできるだけ高い値段で買い取ってもらうコツは不要ならすぐに売ってしまうということである。理由は自宅に置いておくことで経年劣化して買取時に減額することを避けるためと買取相場が下落する可能性があるためという2点だ。
ブレゲのようにタフな時計でも時間とともに変色したり、カビ・サビが発生することはある。それに中古市場においては流通量が少ない最新モデルが高く買い取られる傾向にあるため、早く売ることに越したことはない。
買取前の清掃
2つ目の高い値段で買い取ってもらうコツは買取査定前に簡単な清掃をするということである。買取時にブレゲ 5907が綺麗な状態であれば、美品評価が受けられる可能性もある。美品評価が受けられれば買取査定額がアップする可能性は高いのだ。以下はブレゲの5907と同じクラシックモデル・5177の状態ランク別買取相場である。
- ・クラシック 5177 状態N(新品) → 1,342,000円
- ・クラシック 5177 状態S(新品同様) → 1,040,000円
- ・クラシック 5177 状態A(美品) → 840,000円
- ・クラシック 5177 状態B(使用感あり) → 740,000円
見ても分かる通り、時計がきれいなほど高く売れる傾向にあることがわかるはずだ。
複数の買取業者に査定依頼をお願いする
最後にご紹介するコツは複数の買取業者に査定依頼をお願いするということである。今回、比較検証したことでも明らかとなった通り、同じブレゲ 5907でも買取業者によって査定額が大きく異なる可能性がある。
そのため、より高く買い取ってくれる業者と取引をすることが重要だ。できるだけ、ホームページなどに高価買取実績を掲載している買取業者を探し、手間はかかるが複数の買取業者に査定依頼をお願いしよう。
買取に出す際のおすすめ業者
ブレゲ 5907をできるだけ高い値段で買い取ってもらうコツについて、いくつかその方法をご紹介してきた。今回比較検証をしたことでも分かったがどの買取業者に査定依頼を出すかということが高価買取を狙う上で非常に重要である。
そこで、本コラムの最後にブレゲ 5907を買取に出す際のおすすめ業者を3社ご紹介していこう。もし、買取査定をおこなう上で信頼の足る買取業者を知らないということであれば、以下の買取業者を参考にしてほしい。
ブランドラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドラボは、ホームページ上に多数の高価買取実績を掲載している非常に信頼感が高い買取業者である。ブレゲの買取事例は記載されていなかったがロレックスやパテックフィリップ を中心として1,000,000円を超えるような高価買取を何件も見つけることができた。ブレゲのように価値の高い腕時計であれば、相当な買取額を見込めるはずだ。
またブランドラボでは、LINE査定やメール査定のような手軽に見積もりを出してもれるサービスが整っている。複数の買取業者で買取査定を比較する際にも、ぜひ選択肢に入れたい買取業者である。
ダイヤモンドセブン 新宿店
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ダイヤモンドセブン 新宿店は、その名前の通り、新宿に拠点を置くダイヤモンドのように高価な貴金属を中心に買取をおこなっている業者だ。近年では宅配買取を開始しており、全国どこからでも利用可能になった。査定対象のアイテムが店舗に到着してから24時間以内に査定完了・即日支払いできるので、素早い取引が可能である。
買取アイテムはダイヤモンド以外にもブレゲのような高級腕時計も含まれる。ちなみにダイヤモンドセブン 新宿店は質預かりもおこなっている。利息が1%と良心的で、すぐにお金を融資してもらうことができるため、その点においても即金希望の方にはうれしい。
メモリーゴールド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
メモリーゴールドは、オンラインストアやオークションなど幅広い販売ルートを保有している業者である。独自の広い販路を持っていることでを買い取ったアイテムを1番高く売る販路が選択できるため、高価買取が可能なのだという。
買取方法は、店頭買取・出張買取・宅配買取の3点に対応しており、宅配買取は送料・宅配キット提供料などの諸経費が無料で利用可能だ。ホームページに掲載されている買取事例も多ジャンルかつ多数あり、ブレゲも高価買取をしてくれることが期待できる。
まとめ
今回のコラムではブレゲ 5907の買取価格を5社の買取業者で徹底的に比較し、できるだけ高い値段で買い取ってもらうコツやおすすめの業者をご紹介してきた。本コラムの検証結果、2019年12月時点でブレゲ 5907の最高買取額は600,000円。買取相場においては500,000円台となった。
5社においては安定して500,000円台以上の買取査定額が提示されており、中古買取市場における需要の高さが感じられる検証結果となった。ブレゲ 5907のように価値の高い腕時計を、適切な買取価格で取引してもらえるよう、買取業者の選定や高価買取を狙うテクニックの駆使を余念なくおこなっていこう。
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