特定の銘柄のシャンパンを売りたいときには、買取実績があるかどうかや査定額などを確認してから買取店を選びたい。シャンパンの価値をあまり評価していないお店に売ると、損をしてしまうこともあるため注意をしよう。
今回は、イギリス王室からも支持されているボランジェの買取、査定情報を取り上げる。ボランジェは、フランスでも人気のメゾン。このメゾンの有名な銘柄であるボランジェ R.D. 1985の相場についても簡単に紹介しよう。
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ボランジェ R.D.はメゾンのスペシャルなシャンパン
ボランジェ R.D. 1985は、ボランジェ（BOLLINGER）がリリースしているボランジェ R.D.のラインアップの1つだ。ボランジェ R.D.は、ボランジェの銘柄でもスペシャルなシリーズとして知られている。
マダム・ボランジェの発想から誕生したシリーズ
ボランジェ R.D.のシリーズは、5代目当主の妻となったエリザベス・リリー・ボランジェの発想から生まれたと言われている。彼女は、第二次世界大戦中も熱心にシャンパンづくりに取り組み、ボランジェの発展に貢献した。最初のボランジェ R.D.は、1960年代にリリースされている。
出荷の直前に澱抜きをするボランジェ R.D.
ボランジェ R.D. 1985などのボランジェ R.D.シリーズは、出荷をする直前に澱抜き（デゴルジュマン）を行うのが大きな特徴だ。一般的なシャンパンの場合、澱抜きはドサージュと呼ばれる糖分を加える作業の前に行われる。ドサージュが行われたシャンパンは、出荷までメゾンのセラーなどに保管されることになる。
市場にだす時点で澱抜きをするボランジェ R.D.の場合、雑味のないフレッシュなテイストが味わえるのが魅力。ちなみに、ボランジェ R.D.のR.D.は、フランス語のRécemment Dégorgé（最近澱抜きをした）の略だ。このシリーズには、澱抜きをした日付が記載されている。
長く澱に触れることで独特の風味が生まれる
出荷直前まで澱抜きをしないボランジェ R.D.のシャンパンは、一般的なシャンパンよりも長く澱に触れることになる。澱には、シャンパンのテイストを豊かにしてくれる効果がある。出荷が近づくまで澱と一緒にじっくりと熟成させることで、かぐわしい香りと豊かな味を持つシャンパンが生み出されるわけだ。
このシリーズの熟成は、8年以上の時間をかけて行われる。
イギリス王室のセレモニーでも用いられている
イギリス王室御用達のボランジェのシャンパンは、王室のセレモニーでも使われることがある。ボランジェ R.D. 1973などは、イギリス王室の結婚式のパーティーでも用いられている。
ボランジェ R.D. 1985の買取状況
ボランジェ R.D. 1985には、高い金額をつける買取店が多い。買取価格にはお店ごとに多少の差があるが、この銘柄は中古のシャンパンでも評価が高い。
熟成期間が長いボランジェ R.D. 1985の買取相場
ボランジェ R.D. 1985の買取相場は、20,000円前後といったところだ。この銘柄のように熟成に長い時間がかかるシャンパンや貴重なヴィンテージのシャンパンなどは、買取相場が高くなる傾向がある。買取価格はお店の在庫状況や再販するときのルートによっても変わるが、ボランジェ R.D. 1985の場合は高価買取されやすいシャンパンと言えるだろう。
ミスターフロンティアでの買取価格
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お酒の買取店であるミスターフロンティアでは、ボランジェ R.D. 1985の買取上限金額を18,000円に設定している。ちなみにこのお店の場合、ボランジェ ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズは50,000円、ボランジェ ラ・グラン・ダネ ブリュットは5,000円が買取上限金額になっている。
大黒屋での買取価格
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大黒屋では、ボランジェ R.D. 1985を22,000円以上の価格で買取している。極美品などは22,000円をこえることも十分に考えられるため、状態がよければ高価買取が期待できる。
ちなみに大黒屋では、ボランジェ ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズは50,000円から、ボランジェ ラ・グラン・ダネ ブリュットは5,000円から値段をつけており、ミスターフロンティアと買取価格がほぼ同じレベルになっている。大黒屋の場合、ボランジェ R.D. 1985についてはとくに高く評価しているようだ。
ボランジェはファイブニーズやストックラボでも買取中
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ボランジェのシャンパンは、ファイブニーズ（Five Needs）やストックラボ（STOCK LAB）でも買取をしている。こういったお店に相談をすれば、ボランジェ R.D. 1985なども高く買い取ってもらえる可能性がある。これらのお店ではボランジェ R.D. 1985の買取価格はとくに公開していないが、査定のサービスを利用すればだいたいの金額がわかるだろう。
無料査定にはいろいろなメリットがある
シャンパンを取り扱う買取店の多くは、無料査定のサービスを用意している。この手の査定は、宅配や査定用フォームなどから簡単に行えるため、相場を知りたいときにはぜひ利用してみよう。買取店の無料査定のサービスには、次のようなメリットがある。
- ・シャンパンの買取金額や市場価値がわかる
- ・他店との比較がしやすくなる
- ・売り時をチェックできる
査定の後には、買取店からシャンパンの買取金額が通知される。売る前にだいたいの金額がわかるため、査定を受けると取引が進めやすくなる。
買取店では、シャンパンの買取価格表などを公開していることがあるが、このような表にはすべての銘柄が掲載されているとは限らない。無料査定を受けると、公式サイトなどから情報が得られなくても品物の市場価値がだいたい把握できるわけだ。
複数のお店で無料査定を受けよう
無料査定は、複数のお店で利用しても費用はいっさいかからない。買取店の査定額を比較したいときに気軽に利用ができるところは、無料査定の大きなメリットだ。査定額を見比べれば、ボランジェ R.D. 1985が1番高く売れるお店を見つけられるだろう。
最初に査定を受けてから一定の時間がたつと、シャンパンの買取相場が若干変わるケースは少なくない。何回でも利用ができる無料査定なら、好きなタイミングでシャンパンの買取価格をチェックして売り時を見極められる。
査定結果に満足できなければ断ることもできる
無料査定を行うお店のほとんどは、査定と買取を別々のサービスとして扱っている。したがって、査定を受けても買取を断ることは可能だ。提示された価格で売りたくないときには、買取サービスを利用しなくても問題はない。
実際、宅配査定の結果に満足せず、品物を返送してもらっている人もたくさんいる。このような場合、通常は利用者が返送料を負担する必要があるが、買取店によっては品物を無料で返送してくれる。
買取店の査定に人気が集まる理由
中古品のボランジェ R.D. 1985を売るときには、いろいろなアプローチが可能だ。たとえば、オークションサイトのヤフオクに出品する、メルカリなどのフリマアプリで売る、などは、ボランジェ R.D. 1985の売買でも役立つアプローチだ。また、買取で査定を受ける方法を選んでいる人も多い。
買取店が人気を得るのには、いくつかの理由がある。以下で説明していこう。
プロが鑑定をする
買取店がシャンパンを買い取る際には、シャンパンに詳しい査定のプロが品物を評価するのが一般的だ。このようなプロは、ボランジェ R.D. 1985などの逸品の価値を正確に見極めて買取金額を提示する。
ヤフオクやメルカリの場合、品物の価値を判断して金額をつけるのは、素人の場合が多い。したがって、ときに市場価値に見合わないような価格で取引が行われることもある。買取店では、このようなケースは少ない。
早く売れる
ヤフオクやメルカリは、品物が売れるまで時間がかかることがある。たとえばオークションでは、入札があるまでしばらく待たなければならないケースも多い。
一方、買取店で査定を受けて売る場合には、商談がまとまれば当日中に売却ができる。スピーディーな取引ができるのも、買取店が人気を得る大きな理由だ。
確実に売れることが多い
オークションなどは、入札を希望する人がいないと品物が売れない。人気がない品は、オークションに出品をしても結局売れ残ってしまうことがあるわけだ。
買取店で査定を受けて売るときには、そのお店の買取基準に合っていればほぼ確実に買取してもらえる。たとえば、ボランジェ R.D. 1985の場合も、取り扱いがあるお店に相談するとだいたいは買取してもらえるわけだ。買取価格などに余りこだわらなければ、売却できるお店はすぐに見つかることが多い。
買取査定の減額のポイントを知っておこう
査定を受けて買取店にボランジェ R.D. 1985を売る場合、できるだけ減額されない方法を考えておきたい。次のような減額のポイントを知っておけば、より高い金額でボランジェ R.D. 1985が売れるように工夫ができる。
- ・ボトルキャップの包装がはがれている
- ・ボトルが汚れている
- ・箱がそろっていない
- ・ラベルがボロボロになっている
ボトルキャップの包装がはがれている
シャンパンは、未開封でないと品質を維持できない。ボランジェ R.D. 1985は熟成をさせて円熟したテイストを楽しめるシャンパンだが、ボトルキャップなどが傷んでいるときには、保管中に品質が落ちてしまうこともある。ボトルキャップの包装が剥がれていると、品質が落ちていると判断されて、大幅に減額されてしまうことが考えられる。
ボトルが汚れている
また、ボトルが汚れているシャンパンも減額の対象になりやすい。このような場合、保管場所の環境が悪いとみなされることが多く、やはり買取価格が安くなる可能性がある。査定を受ける前のシャンパンは、ダメージが生じるリスクが少ないワインセラーなどに保管しよう。
箱がそろっていない
箱入りで販売されていたシャンパンは、箱がないと買取価格がいくぶん下がることが多い。お店側が箱がついた状態を基準にして買取価格を決めているときには、減額は免れないだろう。箱がそろっていれば、このような減額は行われない。
ラベルがボロボロになっている
シャンパンのラベルも、減額のポイントになりやすい部分と言える。ボランジェなどの有名なメゾンのシャンパンは、ブランドの価値も考慮して査定が行われる。ブランドの価値を示すラベルがボロボロだと、有名なメゾンのシャンパンでも相場の金額で再販するのが難しい。
買取に出す前には、このような減額のポイントを意識してラベルのチェックを行おう。例えば、湿気が生じやすい環境に保管しないなどは、ラベルをきれいな状態に保つ1つのコツになる。
まとめ
今回はシャンパンを売りたい方におすすめの、メゾンの有名な銘柄であるボランジェ R.D. 1985の相場を紹介した。買取店はそれぞれ独自の経営スタイルや方針があるので、メゾンのボランジェ R.D. 1985の査定を受ける際には、買取価格や買取方法、評判を比較することをおすすめする。その際、無料査定のサービスを利用するとよい。
宅配買取が選べるお店なら、コストをかけずにボランジェ R.D. 1985を売りやすい。このような買取方法を設けるお店は全国から利用ができるのがメリットだ。
シャンパンは年齢を重ねても長く楽しめる趣味なので、歴を重ねるごとにアイテムが増えていくもの。ぜひ買取をうまく利用しながら、コレクションを楽しんでいただきたい。
