カードを売買するときに、カードショップなどで取引するのが一般的だ。ショップではあらかじめ買取の相場が決められており、スムーズに取引ができる。
一方で、メルカリなどを使って個人間でカードの売買ができる。メルカリを使うメリットは、カードの価格を出品者が決めることができるという点だ。もしあなたが家に眠って使わないカードがあれば、メルカリを使って取引するのもいいかもしれない。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
トレーディングカードゲームとは
トレーディングカードゲームとはトレカとも呼ばれ、各自が決められた枚数の中でカードを組み合わせ、二人で対戦をおこなうカードゲームのことである。古くはマジック・ザ・ギャザリングからはじまり、ポケモンや遊戯王、デュエル・マスターズなどさまざまな種類のカードが日本でも発売されてきた。
トレーディングカードゲームの特徴として、発売されたカードの中で自由にデッキが組めることがあげられる。しかし、カードにはレアリティが設定されており、欲しいカードがあってもなかなか手に入らないことがよく起こる。
トレカは普通パックで購入するが、中身はランダムとなっており開封するまで何が入っているかわからない。そのため、自分には不要だがレアリティの高いカードと自分が欲しいカードと交換することがよくおこなわれてきた。カードの交換はトレーディングカードゲームと切っても切り離せない関係である。
トレカを取引しよう
時代はすすみ、欲しいカードを交換ではなく直接買う方式が増えてきた。間にお店が入ることも多く、店側が不要なカードを買取し、要望のある人間に売るという方法だ。この方法では不要なカードを売ることは簡単にできたが、価格については店側のさじ加減1つのため、買いたたかれることも多くあった。
しかし、今ではメルカリに代表されるフリマアプリを使うことで、直接消費者同士がカードの売買ができる。このメリットとして、仲介業者がいないために余計な値段がかからないこと、なにより欲しい人にとってはすぐに目的のカードを手に入れることができることなどがあげられる。
トレーディングカードゲームは、はやりすたりが激しい。新しい種類のカードが出れば、ルールなどが変更され、主力となるカードも変わる。一方で、過去に価値のあったカードを使わなくなったり運営側の調整により禁止カードになる。そんなことが日常茶飯事で起きている。
使わなくなったレアリティの高い、あるいは強すぎて禁止になったカードや遊ぶことのなくなったカードが家のどこかで眠っていないだろうか。フリマアプリを使って取引をしてはどうだろう。かつて禁止だったカードが解禁されていたり、価格が上がっていることはざらにある。
メルカリとは
メルカリは、利用者の多いフリマとなっている。会員になるためのお金や月の会員費、出品費用や購入費用はすべてかからない。負担の必要があるのは、商品が売れたときの販売手数料の10%だけとなる。
メルカリに出品する方法は簡単で、スマホであれば商品の写真を撮り、説明を入力したらすぐに出品することができる。購入者側は、アプリから欲しい商品を選び、購入手続きをタップ、支払い方法を選択するだけで購入が可能となっている。
このスピード感のある取引が、メルカリのメリットといえるだろう。支払いはクレジットカード支払い、コンビニの支払い、携帯のキャリア決済、その他などを利用することができる。支払い方法を選べば、部屋にいながら欲しいものをすぐに購入することができる。
メルカリは個人間のフリマアプリのため、出品者が購入された商品を自分で郵送する必要がある。そのため、人によっては自分の住所を知られたくないという気持ちの人もいるだろう。メルカリはその部分もしっかりカバーしていて、後述もするが、らくらくメルカリ便という郵送方法がある。この方法を使えば、送った人がだれかわからない匿名郵送が可能である。
メルカリで郵送する方法
メルカリは、ネットを通じて遠方の人と物品をやりとりする。そのため、郵送は必須といえるだろう。ただし、郵送料金は取引価格(商品の値段)には含まれていないため、できるだけ安くしないと商品を売った額よりも送料のほうが大きいという事態が起こりうる。高額なデジタル機器などの取引ならまだしも、トレーディングカードの取引、または一回に扱う枚数が少ない場合などはしっかり気をつけたいポイントだ。
らくらくメルカリ便
メルカリ固有の方法として、らくらくメルカリ便があげられる。これはファミマやセブン、サークルKサンクス、ヤマト営業所などから発送することができる。
らくらくメルカリ便の特徴はなんといっても、匿名配送が可能という点だ。購入者側も、売却側も個人情報を知られないため、安心して取引ができる。特に女性の方や一人暮らしの方、頻繁に取引をおこなう方などには安心の方法で送料は195円からとなっている。
ゆうゆうメルカリ便
ゆうゆうメルカリ便も匿名配送が可能である。こちらの配送方法は、郵便局やローソンなどから発送する方法となっている。ゆうパケットでは、A4サイズで厚さ3cm以内の場合、175円で郵送可能となっている。
その他、郵送方法としてはゆうメールやレターパック、普通郵便を利用できる。中でも一番値段がお得なのが普通郵便となっており、82円の切手だけで郵送可能となっている。
ただし封筒に入れておくるだけなので、運搬中にカードが汚れたり折れ曲がる可能性がある。そのため、この記事の中で述べているようにカードを包装して保護する必要するがある。
また、ゆうパックやらくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便についている保障は、普通郵便にはついていない。高額なカードの取引には、少し値は張るがなんらかの保障がついているものがいいだろう。
封筒・ミニレターは使える?
カードを取引するときに気になるのが、郵送する方法だ。できるだけ利益を出したいと思うならば、安い方法を選びたいだろう。ふつう定型の郵便で送ると、25g以内で82円かかる。しかし、ミニレターを利用すれば62円で送ることができる。
ただし、ミニレターは厚みが1センチ以内、重さはミニレター自体の重さを含めて25g以下という制限がある。結論として、ミニレターを郵送に利用することはできるが、大量に送る場合は厚みや重量などに注意が必要である。
カードを郵送するために気をつけること
カードを送るときに気をつけなければならないことは、カードの状態を維持するということだ。そのために、以下の対策を施そう。
- ・カードをスリーブに入れて防水対策・表面が傷つかないようにする
- ・スリーブに包んだカードをさらにダンボールなどの厚紙ではさむ
ダンボールで包んだあとは、ガムテープなどでカードが包装の外に出てしまわないようにしっかりと固定しよう。
より高い値段でカードを売るために
メルカリなどのメリットとして、自分で値段設定をできることがあげられる。しかし一方で、メルカリは雑多な商品を扱うフリマアプリのため、出品した商品がすぐに流れてしまうことが考えられる。
より高い値段で取引するためには、トレーディングカードゲームに特化したフリマアプリが有用だ。そこで今回はmagiというサイトをおすすめする。magiはカードに特化したフリマアプリとなっている。
magiの特徴
magiでは、トレカに特化しているため検索項目などもカード用の項目が設定されている。カテゴリからカードゲームの種類を、タグの項目からはもっと細かい検索項目を設定することができる。たとえばポケモンカードゲームなら、炎や水といった属性検索のほかにポケモンやトレーナーズといった項目を選べる。もし、特定のカードではなく特定の属性の中からカードを買いたいと思ったときに有用だろう。
また、検索画面には商品の状態を設定することができる。状態としては、美品、微キズ、プレイ用、その他ジャンク、などから選ぶことができる。
大会などに参加したいのであれば美品である必要はなく、プレイ用のカードを安く買えばいい。逆に、コレクションが目的の場合であれば、美品を選ぶのがいいだろう。そんな風に目的に応じて使い分けることができる。
また、カードを売っても買ってもポイントがたまる。そのため、magiを利用して取引をするほど、よりお得になっていくというポイントが特徴である。
そのほか、magiを利用するにはPC版とアプリ版の2つの方法があるが、PC版では出品や購入において制限される機能がある。特にこだわりがない場合はAndoroidやiPhoneのアプリを利用しよう。
magiの取引の流れ
magiで出品したい場合はスマホでカードの写真をきれいに撮影する。カードにキズなどがある場合でもしっかりと撮影したほうが好ましい。
購入者側が自分の求めてる商品があれば、PCやアプリからカードの購入をおこなう。代金の支払いはコンビニやクレジットカードを利用することが可能だ。購入時にカードを送ってもらうための自分の住所を入力することが必須になっている。
商品が購入された場合、出品者側は通知を受け取る。住所を確認して発送しよう。カードの郵送方法には封筒ミニレターが一番安くておすすめだが、それ以上にカードの包装に気を付けよう。スリーブなどで包み、その上に折れ曲がり対策をほどこす。
出品者による評価があるため、あまりずさんな取引をしてしまうと継続的な注文をもらえなくなるかもしれない。購入者側は、商品を受け取ったら中身を確認してしっかりと出品者を評価しよう。
この出品者を評価するという行為が、出品者側に荷物が届いたことを知らせることになるのでしっかりとおこなおう。最後に出品者側が、購入者側の評価を確認し、おかえしの評価をすることですべての取引が完了となる。出品者側はこのようにお互いの評価が終わるまでは、売上代金を受け取ることができないので注意しよう。
また、郵送時の注意書きが公式HP上にある。カードは値段が高価なものであっても、大きさや厚み、重さなどが手軽なことから郵送を多く利用される。しかし郵送事故の可能性があるため、確実にカードを手に入れたい場合はほかの選択肢を選ぶか、または配達記録や保証つき郵便などを選ぶことを推奨している。
カードを売るためには
カードをしっかりと売るためには、相場観が大事である。というのも、レアだが実際のゲームの中でそれほど役割を持てずに、使用率の低いカードや、その逆にそれほどレアリティが高くないけど使用率が高かったり、書いてあるキャラクタの人気が高いものなどは値段が変わる可能性がある。
一概にレアリティが高いからといって値段を上げると厳しい側面がある。一般的な相場観を知るためにトレカの指数を検索しよう。ここでは一般的なお店に並ぶ売買の値段ではなく、相場としてのカードの価格を知ることができる。
magiはフリマアプリのため、使いやすく自分で価格設定ができるメリットがある反面、相場を知らないとそもそも買ってもらえない。しっかりと相場を把握し、取引される価格設定が大事である。
まとめ
トレーディングカードゲームは、カードを交換することが根底にあるカードゲームである。価値のあるカードというのは、自分の使っているデッキによって異なる。そのため、勝つためには目的のカードをなんとかして手に入れたくなるのが人情というものだろう。
一時期は店がその間を取り持ち、カードの売買をおこなっていた。しかし今ではメルカリや今回ご紹介したmagiといったアプリの台頭で、プレーヤー同士が直接取引ができるようになった。
互いにプレーヤー同士ならばカードの扱いや思い入れなどもわかりあえ、スマホから簡単に目的のカードを探すことができるので学生にも便利である。また、昔遊んでいたけど使わなくなったカードなどを売るのにも有用である。カードゲームは価値の変動が激しいので、よいタイミングで取引をおこない、今回の記事を参考にしていただき郵送などにも注意していただければ幸いである。