メルカリでiPhoneやiPadを売買する際にトラブルになりやすい事例がある。メルカリは気軽に出品ができ、ほしいものを購入することもできる便利なアプリだ。ただし個人情報が含まれるiPhoneやiPadの個人間取引では、専門知識がある買取業者売却するよりも慎重に取引することが求められる。
そこで、今回はメルカリでiPhoneやiPadを売買する際に、起こりがちなトラブル事例と、トラブルが起きないように気を付けておきたい注意点についても解説していく。ぜひ参考にしていただきたい。
（2024年1月4日更新）
iPhone 6 / p_a_h
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メルカリのトラブルになりやすい行為
メルカリなどフリマアプリでは、取引相手と連絡が取れない、話し合いで解決できない場合にトラブルになりやすい。双方どちらかにミスがあるトラブル、また悪意ある相手との取引が発覚した事例なども残念ながらゼロでなない。
主なトラブルになりやすい事例、違反行為に該当しないための注意点なども紹介していく。
主なトラブルになりやすい行為の事例
- ・取引した商品が届かない
- ・発送通知が来たが注文したものが届かない
- ・違う商品や破損などの商品が届く
- ・決済完了ができない
- ・評価がつかない
- ・出品者が頑なに返品拒否
- ・メルカリ出品に関する違反行為に該当する場合
メルカリ出品者の説明欄に「プロフ必読」や「初回コメント必須」など独自ルールを設け記載しているのを見たことがないだろうか、メルカリの違反行為に該当している場合があるので注意が必要だ。また「ノークレームノーリターン」は違反行為に該当するので注意しよう。
購入者側の保護ができない行為は違反行為とみなされてしまう。メルカリ運営側から、アカウントの利用制限や出品商品の削除、取引停止されてしまわないようにiPhone・iPad出品の違反事例があるので紹介する。
違反行為に該当するメルカリのiPhone・iPad出品事例
- ・端末が契約途中のもの
- ・端末が初期化されていないもの
- ・アクティベーションロック解除されていない端末
- ・ネットワーク利用制限「〇」「-」以外の端末
- ・端末代金が完済していることが明確に証明されていない
- ・解約前のプリペイド式携帯電話
- ・全てのSIMカード（eSIMエントリーパッケージも含む）
- ・その他、メルカリ事務局が不適切と判断した場合
メルカリ取引の注意ポイント
- トラブルが発覚後、受取評価をした後や取引完了後は、メルカリ事務局のほうで対応しきれなくなってしまうので注意しよう。
- 取引相手へトラブル内容を伝え、対応策（取引キャンセル・返品・返金）など話あう
- メルカリ事務局へ対応をもとめる
返品依頼の流れにも注意が必要
- ・受取評価や取引完了はしない
- ・返品について送料負担や発送方法について出品者と購入者の合意が必要
- ・返送商品が出品者へ到着後に取引キャンセルをする
返品は、出品者側の合意が必要になる。DMから返品の理由と希望を伝え、送料や発送方法を決定後に発送する。また匿名配送のメルカリ便は使用できないが追跡サービス付きの配送方法を利用しておくと安心だ。
iPhone・iPad「アクティベーションロック解除」していない
端末の初期化ができていないためトラブルになってしまったという例だ。基本的にアクティベーションロック解除されていない端末の出品は違反である。
iPhoneやiPadのアクティベーションロック解除をしていない端末は、元の購入者が設定したパスワードが必要になる。
アクティベーションロックとは
- アクティベーションロックとはiPhoneやiPadのセキュリティ機能の1つ。前の持ち主がアクティベーションロックをオンにしていた場合、iPhoneやiPadを購入し初期化しようとしても、前の持ち主のAppleIDとパスワードがないと初期化することができない。
取引完了前にトラブルがないか確認
取引完了や受取評価を押す前に、iPhoneやiPadのアクティベーションロック解除や初期化が完了しているか確認が必要だ。
取引完了後であれば、取引成立してるため、メルカリ運営側もサポートが難しい。例えばアクティベーションロック解除や初期化などができないiPhoneやiPadが届き、出品者と連絡がつかない場合は、返品や返金に対応してもらえない可能性が高くなる。泣き寝入りになりかねない。
問題が発覚した場合は取引完了や評価などは付けずに、取引相手へメッセージからコンタクトをとり、対応をもとめよう。連絡がつかない場合は、速やかにメルカリサポートへ連絡して仲介に入ってもらう必要がある。
出品者がiPhoneやiPadの契約者の場合
相手と連絡が取れる状況であれば、メッセージで連絡を取り、出品者がiPhoneやiPadの契約者であれば遠隔でAppleIDとパスワードを解除してもらえる場合もある。また直接確認することで解決する場合もあるだろう。
メルカリで中古のiPhoneやiPadを購入する場合には、アクティベーションロック解除や初期化が完了しているか、事前に確認しておくことが大事なのだ。
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「赤ロム」には要注意
メルカリでは、ネットワークの利用状況「◯」・「－」の場合に出品可能だが、「赤ロム」は、ネットワーク利用状況が「✕」表示になり出品はできないことになっている。メルカリやその他のフリマアプリでも違反になるので注意しよう。
「赤ロム」とは
- 通称「赤ロム」は、端末本体代金の支払いが滞り、端末本体の支払いが完了していないため契約会社から強制的に使えない設定に変えられている端末だ。新しくSIMを挿しても使用ができない状態だ。ネットワーク利用状況が「✕」と表示される。
赤ロムを出品した時のリスク
赤ロムなのか確認せずメルカリに出品してしまった時点で違反行為に該当してしまう。返品対応や売上金、商品自体がもどらず支払い残債が残り、メルカリのアカウントが使用できなくなる場合も。出品前に必ずネットワーク利用制限を確認しておこう。
赤ロム確認方法
赤ロムなど端末本体の支払い状況を確認するには、iPhoneやiPad端末のIMEI番号が必要だ。IMEI番号は、iPhoneやiPadの個体番号になる。本体のSIMケースや、端末裏面、外箱に記載されいている。また端末画面の「設定」＞「一般」選択＞「情報」画面を下へスクロールするとIMEI番号が確認できる。
au、softbank、docomo、楽天モバイルなど購入時に契約した通信キャリア公式サイトのネットワーク利用紹介画面から対象端末のIMEI番号を入力して確認しよう。
メルカリルールに沿った商品情報を開示
メルカリではiPhoneやiPadなどの取引トラブル防止のため端末情報の提示を推奨している。
- 機種／キャリア（通信会社）／本体カラー
- ストレージ容量／OSバージョン
- IMEI（製造番号）／シリアル番号
- ネットワーク利用制限の状況 ※◯、ー以外は出品不可
- 付属品の有無
- 使用期間／修理歴の有無
- 保障の有無・期間
商品説明欄の記載以外に、IMEI番号が表示された画像を掲載することでも対応可能だ。もし何も記載がなく取引してしまった場合は、相手と連絡をとり話し合いをすることになる。出品者はiPhone・iPad商品情報の開示。購入者は開示を渋る出品相手から購入は避けたほうがよいだろう。
バッテリー最大容量
iPhoneやiPadのバッテリー最大容量を表示してバッテリーの使用状態を明記しておくことだ。購入者は後から本体の状態を確認したうえで購入することになるので、バッテリーによるトラブルは回避できるだろう。
確認方法は、iPhoneやiPad本体の「設定」＞「バッテリー」＞「バッテリーの状態」から確認できる。
その他のiPhone・iPadのトラブル事例
- 付属品・SIMカードの有無
- 商品の梱包
- 荷物追跡・補償付きの配送方法
初期化や赤ロム以外のiPhone・iPadトラブル事例は以下のとおりだ。
付属品がない
出品者の中には、iPhoneやiPadの本体のみを販売している場合がある。iPhoneやiPadの本体だけであれば、値段も比較的安く販売されていることが多い。そのため、値段だけを見て購入してしまうと、付属品が付いていなかったというトラブルが発生してしまうことがあるのだ。
本体だけの販売であれば、商品説明欄に記載されている場合もある。記載されていない場合には、付属品の有無を出品者に問い合わせてみることをおすすめする。仮に、商品説明欄に本体のみとの記載があるのにも関わらず、自分の確認不足で購入してしまった場合には、全て相手の責任とは言えなくなってしまう。
SIMカードの出品禁止
端末にSIMカードが挿入された状態での出品はできない。2022年8月1日以降メルカリでは、全てのSIMカードの出品は禁止されている。
到着後の破損、発送事故
梱包の仕方によって、精密機器であるiPhoneやiPadの郵送時に故障の原因になってしまう。出品者は梱包材を使用して箱の中で動かないようしておきたい。また配送トラブルを防ぐため荷物追跡や補償付きの配送方法を選ぶことをメルカリは推奨している。
購入者は、iPhoneやiPadを購入し、到着して中身を確認したら壊れていたときは、受取評価をせずに、出品者に連絡を取り、到着時の状態を伝え返品や返金の相談をすることだ。なぜ受取評価をしてはいけないかというと、受取評価をお互いに済ませてしまうと、その時点で取引が成立したことになってしまうため。返品や返金対応が難しくなる。
発送事故についても、絶対に起きないとは言い切れないため、できるだけ保証付きの発送方法で送ってもらうことをおすすめする。
相手が受取評価をしてくれない
このトラブルは特に、出品者側に多くあるトラブルだ。メルカリでは、商品の代金を一度メルカリが預かり、商品が購入者の元に届き、受取評価をしたら自分に入金される仕組みになっている。そのため、購入者が受取評価をしてくれないと、いつまでたっても売上金が反映されないのだ。
もし、商品を発送してからいつまでたっても受取評価をしてもらえない場合には、一度購入者へ連絡をすることが大事だ。それでも購入者から返事がない場合には、メルカリの運営に問い合わせる必要がある。出品者が商品を発送してから、一定期間購入者からのメッセージ及び受取評価がない場合には、運営が受取評価をしてくれるのだ。その場合でも、売上金は反映されるので心配ない。
着払いで送られてきた
元払いで購入した商品が、着払いで送られてきたというトラブルも頻発している。この場合には、荷物を受け取ることなく出品者へ確認することが大事になってくる。受取を拒否すれば、自動的に荷物は送り主の元へと返される。しっかりと連絡を取り、元払いでもう一度送りなおしてもらうことがポイントだ。
この時に気を付けるべきなのが、着払いの送料を支払ってしまうことだ。仮に送料を支払ってしまった場合、出品者が返金の手続きを取ってくれればいいが、連絡が取れなかったり返金を拒否されてしまうことも考えられる。
メルカリはトラブルばかり？メリットは？
メルカリは正しく使えばかなり便利なアプリだ。そこで、メルカリを使うことのメリットをいくつか紹介する。
どこでも気軽に使える
メルカリは、スマホで取引を行うことができるため、わざわざ実店舗に足を運んで商品を選ぶ必要がない。そのため、時間のない人や実店舗に行くのが面倒くさい人にとっては、かなり便利なのだ。
品数が豊富
メルカリには、様々なジャンルの商品が多数出品されている。そのため、自分が欲しいと考えている商品を見つけやすいのだ。また、個人間でのやりとりになるため、比較的安い値段で販売されていることも多い。その理由は、不要になったものを処分したいという理由で、販売している出品者が多いからだ。
値段を比較しやすい
メルカリでは、同じ商品がいくつも出品されていることも多い。そのため、値段や商品の状態などを比較しやすいということもメリットの1つだ。
価格交渉がしやすい
メルカリでは、頻繁に価格交渉が行われている。そのため、交渉によっては、販売価格よりも安い値段で購入することもできるのだ。
出品が手軽にできる
メルカリでは、購入だけでなく出品も気軽に行うことができる。商品の画像を撮り、簡単に商品の説明を書いて、値段を決めるだけで出品することができるのだ。本などはバーコードを読み取るだけで商品情報が出てきたり、おすすめの出品価格が表示されるため、初心者でもかなり簡単に出品することができる。
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お手元のiPhoneやiPadがどの程度の買取価格がついているのか、ぜひチェックしてみてほしい。
まとめ
メルカリでトラブルに巻き込まれないためには、違反行為に該当しなていないか確認が必要だ。取引相手がコミュニケーションが良好にできる相手かどうか取引履歴や評価などもみておくとよいだろう。
利用規約をしっかりと読み、慎重に取引することも大事になってくる。相手の顔が見えない取引ではあるが、丁寧な対応をすることでお互いに気持ちよく取引をすることを心掛けたい。心配な方はiPhone買取業者を選択することも方法の1つだ。最大20社一括査定ができる「ヒカカク！」から最新の買取相場を比較してみてはいかがだろうか。
参考サイト
