フリマアプリで話題のメルカリの子会社ソウゾウが、2017年8月21日にブランド品専用の姉妹アプリ『MAISONZ(メゾンズ)』をiOS版とAndroid版で公開した。
このフリマアプリは、ブランド品というカテゴリに特化しているだけではなく、ブランド品の自動査定付きという驚きのアプリだ。この驚くほど便利で手軽なフリマアプリ『メルカリ』の姉妹アプリであるブランド品専用メルカリ『MAISONZ(メゾンズ)』について、サービスや特長を探ってみたいと思う。
引用:https://www.mercarimaisonz.com/
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メルカリとは
巷では、年齢を問わず話題になっているメルカリをあなたはご存知だろうか。フリマアプリというアプリをダウンロードして、売りたい商品の写真を撮って登録したり、買いたいものを画面上で探して落札したりするだけで、簡単に個人間で売買ができるように仲介し万全のサポートをしてくれるのが、その話題のメルカリだ。個人間の売り買いが、スマホ一つで完結する便利さなのだから、すごいと感嘆するしかない。アプリと聞いただけで敬遠するような人でも、一度この手軽さを経験すれば病みつきになるに違いない。
メルカリの姉妹アプリ『メゾンズ』とは
そんなメルカリが、満を持してブランド品というカテゴリに特化した姉妹アプリをiOS版とAndroid版で公開した。フリマアプリ『メルカリ』の子会社ソウゾウが、8月21日に公開したブランド品専用メルカリ姉妹アプリ『MAISONZ』は、iSO10.0以降およびAndroid5.5以上に対応可能だ。手数料は、メルカリと同じく取り引き成立価格の10%となっている。
メルカリメゾンズのサービスの特長
このメルカリメゾンズは、他にないメルカリメゾンズ独自のサービスを展開している。そのメルカリメゾンズのサービスには、4つの大きな特長があるという。そのメルカリメゾンズの4の特長とはなにか、少し深く掘り下げてみよう。
メルカリメゾンズ独自の自動査定
メルカリメゾンズの特長のひとつは、なんといってもブランド品の自動査定付きのフリマアプリというところだろう。自動査定付きなので、質屋のようなプロの目利きがない素人でも、売買価格の設定に戸惑うことなく出品することができる。この自動査定のサービスを利用することで、売値を安くしすぎて後悔したり高く設定しすぎて売れなかったり、相場より高い値段で買ってしまったなど、売る側も買う側もジレンマに陥ることもなくスムーズに気持ちのよい取り引きを最適価格でとり行えるというわけだ。
しかも、最低価格から最高価格まで、幅のある査定額を提示してくれるので、その中で売れやすく自分の納得のいく価格を付けることができるという心憎い気遣いのある査定だ。また、出品前に査定できるので、査定額が気に入らなければ売るのを止めればよい。一度査定が済んでいればマイページに査定を保存できるので、出品したいときにいつでも出せて、価格変動があれば通知も届くという便利な機能になっている。
ガイド付きカメラで商品撮影
出品したことがある人ならば、商品の写真が売れ行きを左右する大事なツールだと理解しているだろう。買う側は実物を見れないので、高級なイメージが大切なブランド品ならば、なおさら写真の出来が購入意欲を左右するに違いない。また、傷みや汚れ具合が確認できないと、価格との折り合いがつけられず購入に躊躇するだろう。
でも、このふたつ目の特長であるメルカリのメゾンズの『ガイド付きカメラ(特許申請中)』なら、ガイドに沿って撮影するだけで購入者が知りたいポイントや情報を漏れなく押さえて、プロ顔負けの写真が素人でも撮れるようになっている。また、人工知能の一種である機械学習の導入でパターン化されたデータを基に、撮影画像から商品情報(ブランド名・ ライン名・商品名・模様)を判別し自動入力されるようになる。公開時は、Louis Vuitton、CHANELのバッグや財布のみ対応だが、順次学習して対象ブランドは増える予定だという。
メルカリと連携して売買
メルカリメゾンズの特長のみっつ目は、メルカリと連携して売買ができるところだ。メルカリの姉妹アプリだけあってアカウントがメルカリと連携しており、メルカリメゾンズに出品した商品は、何の手続きもせずにメルカリ上でも販売されることになる。これによって、売る側はメルカリメゾンズとメルカリと販路が二つ確保でき、買う側はメルカリを閲覧するだけでブランド品の出品も一緒に探せるという。売る側にとっても買う側にとっても、互いに都合がよい環境が用意される。
偽ブランド品撲滅の5つの取り組み
そして最後にメルカリメゾンズのよっつ目の特長は、偽ブランド品に対する5つの取り組みになる。ブランド品といえば、本物かどうかが気になるところだが、メルカリメゾンズでは心配しなくてもよい安心のシステムが構築されている。メルカリ姉妹アプリであるメゾンズは、偽ブランド品の撲滅や取り締まり強化をしっかり掲げているだけあって、万全の体制をしくための下記の5つの取り組みを行っている。
取り組み1
まず、1つ目の取り組みは、ブランド権利者の協力で出品された商品をパトロールして見張ることだ。700以上のブランド権利者の協力の下、常に250名以上のカスタマーサポートスタッフが目を光らせ、最新のブランドも含めて情報を収集、共有して出品のパトロールにあたり、偽ブランド品と判明すれば即時削除という対応をしている。
取り組み2
2つ目の取り組みは、業界歴の長いプロ鑑定士が在籍して真贋力の強化を図っていること。ブランド品の鑑定業務は、経験がものをいう世界だ。そのため、長年ブランド品の鑑定業務に携わった真贋を見極める鑑定士が、複数名カスタマーサポートに在籍することで、高確率で偽ブランド品を排除できる質の高いチェック体制を維持している。
取り組み3
3つ目の取り組みは、テクノロジーを使った不正を見抜く仕組みづくりをしていること。毎日100万品以上の出品があるというメルカリでは、人の目だけで偽ブランド品を見極めるのが難しい。そこで、テクノロジーの出番となる。社内のデータベースで蓄積された偽ブランド品の情報を機械学習で解析してモニタリングに活かし、自動的に出品削除を行ったり、出品者への注意喚起を行ったりして未然に不正を防いでいる。
取り組み4
4つ目の取り組みは、捜査機関や官公庁とのパートナーシップの構築だ。警察や経済産業省はもちろん、国民生活センターなどとも情報交換をして、違反や犯罪の傾向分析や抑止・防止に協力し合っている。それに加えて、専用の連絡窓口を設置して、警察の捜査や消費生活センターのトラブル解決への協力体制をも作っている。
取り組み5
偽ブランド品補償で安心な取り引きを実現していることが、5つ目の取り組みだ。出品されたブランド品は、他の4つの取り組みにより排除されるが、万が一、届いた商品が偽ブランド品と疑われる可能性があった場合は、問い合わせをすれば調査してくれる。その上で、補償条件に合うと商品代金を全額補償してくれるというのが5つ目の取り組みの内容だ。これだけの安心安全な取り組みをしてくれていれば、まず偽物をつかまされることはないだろうし、万が一の補償もあるから個人でも安心して取り引きができる。
まとめ
メルカリは、これからも個人の『売りたい』と『買いたい』の気持ちを上手く繋げることができるように、さらにカテゴリに特化した充実のサポートで、便利で手軽なサービスを図っていくようだ。メルカリの快進撃はどのカテゴリまで、またどの世代まで、どの国まで広がりをみせ拡充していくことが可能なのか、今後とても楽しみだ。
また、あなたの『いらないもの』が、誰かの『ほしいもの』につながっていけば、あなたの小さな行動で、地球規模の無駄を省き『もったいない』を無くすことができるようになることも、忘れないでほしい。