ポケカをヤフオクで高く早く売れるようにするにはコツがある。落札されたときにはカードを発送することになるが、その梱包方法を考えたことがあるだろうか。出品する時点でどのようにしてトレカを落札者の手元に届けるかはよく考えておく必要がある。梱包方法という観点からヤフオクで売るときのポイントをおさえておこう。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
落札者は出品者のサービスまで見ている
ポケカをヤフオクに出品するときにはただカードの写真を撮り、簡単なカードの説明書きを準備すれば十分というわけではない。確かにヤフオクのアカウントを持っていればそれだけで出品することは可能で、開始価格と終了日時を決めて手続きをすればオークションの品物として公開される。
ただ、ヤフオクに出品して落札されたときには自分で落札者とやり取りをして、カードを引き換えにお金を手に入れなければならないことは念頭に置いておこう。買取業者に売るのと違って、その場でカードを渡して現金をもらうような簡単なものではないのだ。
ヤフオクのかんたん決済システム
ヤフオクのかんたん決済システムを使えばお金のトラブルは起こりにくい。落札してもらえたら買ってくれる人から送付先についての連絡が届き、決済をしたという通知がヤフオクのシステムから来る。この時点でその住所にカードを送ることになる。
そして、相手に確かにトレカを受け取ったと報告してもらうことで取引が完了し、お金が出品者の手に渡るという仕組みになっている。この際にやり取りでトラブルが起こってしまったら自己責任で対処しなければならないのが原則だ。
責任を負っているのは落札者も同じ
このような責任を負っているのは落札者も同じだということも忘れてはならない。落札した人も売り手と自分でやり取りをして、欲しいカードを手元に届くように手配し、その対価としてお金を支払うという形を作り上げる必要があると自覚している。そのため、できるだけ自分にとって都合が良く、かつトラブルが起こりにくい対応をしている出品者かどうかを判断した上で落札するのが一般的だ。
ポケカを売ろうとしているのが個人でも業者でも関係はなく、安心して取引できるサービスがあるかを見極めようと努力しているケースが多いのである。人によっては、この人のサービスでは心配だから安いけれど入札しない、この人のサービスなら安心だからちょっと高いけれど入札するといった判断もすることも稀ではない。
落札者が納得してくれるサービスを提供するように心がけると共に、それをはっきりと理解してもらえるように工夫するのが重要だ。このような視点を持つと、ポケカを出品するときには梱包方法についても考慮する必要があることが理解できるだろう。
ポケカの梱包方法の基本
ポケカはどのように梱包したかによって、落札者の手元に届いたときの姿が変わっている可能性がある。直接手渡しをするわけではなく、運送会社や郵便局などが他の荷物と一緒に運んでいくことになるからだ。
また、発送方法によっては郵便ポストに入れたままになる場合もあり、風雨にさらされてしまうリスクすらある。ポケカは紙でできているので雨に濡れたら悲惨な状態になってしまうのは明白だ。
また、わずか0.3mm程度しかないので、強い力がかかったら簡単に折れ曲がってしまってみすぼらしい姿になってしまう。表面加工があるカードの場合には摩擦によって傷が付いたり、加工が剥がれてしまったりするリスクもある。
このようなポケカの特性を考えると、梱包する上では水や摩擦などの外部からの刺激を遮断するように心がけることが肝心だ。基本的には受け取り手の視点に立って、美しい状態で手元に届くように梱包するのが理想である。
特にヤフオクでは商品の状態を写真で良くわかるように掲載することがガイドラインで定められている。その写真とは違うような姿の品物が届いてしまうと詐欺だと言われても反論するのが困難になってしまう。
慎重な人は写真をダウンロードしておいて、カードが届いたら付き合わせて確認していることもある。運送中のトラブルで状態が悪くなったのか、もともと実は虚偽の写真を掲載していたのかは証明するのは難しい。ヤフオクのシステムは落札者を守るのを優先するようになっている部分が多いので、ひどい状態で届いたら出品者の責任と言われてしまうリスクが高いことも念頭に置いて梱包方法を整えておこう。
どんな梱包方法が考えられるのか
ヤフオクで落札されたポケカを梱包する方法は多種多様で、事例については枚挙にいとまがない。ただ、梱包のために多大なコストをかけたくはないというのが正直なところで、安くて納得してもらえるものにできれば理想的である。具体例としてよく用いられている方法を八つ紹介するので検討してみよう。
クリアケースを用いる方法
一つ目はカードサイズのクリアケースを用いる方法だ。カードの枚数が少ないときには便利で確実性が高い方法で、硬質ケースを使えば強度は十分にある。また、防水性も優れているので封筒に入れるような場合でも問題が生じることはない。
プラスチックケースを使う方法
二つ目はカード用のプラスチックケースを使うもので、ポケカのデッキを発送するというような枚数が多いときによく用いられる方法である。百円ショップでも売られているのでそれほど高いものではなく、収納できる枚数もさまざまなものがあるのでデッキなら60枚に合わせて手に入れれば良い。もともとデッキの保管用に使っていたならそのまま発送してしまえば良いだろう。
ジップロックを用いる方法
三つ目に挙げられるのはジップロックだ。カードサイズの小さなジップロックも販売されていて、クリアケースよりもずっと安く手に入れられるのが魅力である。
防水性については申し分ないものの、折れてしまうリスクはあるので気をつけなければならない。そのまま発送している事例も多いが、厚紙や段ボールで挟んで送るという方法も良く用いられているので参考にしよう。
段ボールを用いる方法
四つ目は段ボールという発想をそのまま転用しているものだ。段ボール箱に入れて発送するのではなく、カードを段ボールに挟み、さらにビニール袋などに入れて送るのがコツである。段ボールは強度が高いので簡単に折れ曲がってしまうことはない。
ただ、防水性については皆無なのでビニール袋に入れてその分を補っているのだ。段ボールは安価なので梱包剤としては優れていて、その全体を覆って密閉できるものならビニール袋も何でも良い。ただ、見た目の問題でスーパーなどのポリ袋を使うよりは透明なポリ袋やジップロックを購入して使ったほうが印象が良いだろう。
梱包材を用いる方法
五つ目はいわゆるプチプチと言われている衝撃を吸収できる梱包材を用いる方法だ。しっかりと巻いてビニール袋に入れておけば折れにも濡れにも強いだけでなく、衝撃で磨耗してしまうリスクもない。何かを買ったときに付いていた緩衝材をそのまま使えばコストもかからないので検討してみると良い方法だ。
ホルダーに入れる方法
六つ目はコレクターとしてポケカを集めていた人に向いているもので、ホルダーに入れて送ってしまう方法だ。ホルダーごと手に入れば嬉しいという人も多いため、高めの価格で出品しても買い手が見つかる可能性があるだろう。
このような方法は、送るためにいくばくかのコストがかかってしまうのは確かで、特に枚数が少ないときにはかなり費用が気になってしまうかもしれない。残りの二つの方法は、いらないものを有効活用して発送する方法なので検討してみると良いだろう。
CDやDVDの空きケースを使う方法
七つ目の候補はCDやDVDの空きケースを使う方法だ。CD-RやDVD-Rなどを使っていた人なら空きケースの使い道がなくて捨てようかと思っていることもあるが、数枚のカードを入れるにはちょうど良い梱包材になる。隙間があるので防水性が気になるというのならセロハンテープで目張りしておけば大丈夫だ。
ポリ袋を使う方法
八つ目はスーパーなどで簡単に手に入るポリ袋を使う方法だ。防水性については無料で手に入るポリ袋で丁寧に包めば問題はない。それに加えて強度を確保できれば十分である。
通販で何かを買ったときのダンボールや、生活雑貨を買ったときに手に入る厚紙を使ってカードを挟めば良い。このように防水性のあるものと強度があって平らなものを組み合わせれば廃物利用で梱包できる。
梱包された状態を写真で掲載しよう
このような梱包方法を考えて落札者の便宜を考えたとしても、ポケカを探すためにヤフオクを利用している人に理解してもらえなければ意味がない。梱包を丁寧にしているので美しい状態で手元に届きますという一言があるだけで十分だと考えるのも問題で、もっと具体的に示さないと疑いの目を向けられてしまうことになる。最も有効なのは梱包された状態を写真で撮影して掲載する方法だ。
何重にもして梱包する場合には段階ごとに撮影して写真をアップロードするのが良い。例えば、プチプチで包んだ上にプラスチックケースに入れて封筒に封入するという場合には、プチプチで包んだ姿、プラスチックケースに入れた状態、封筒に入れた後の三つがあれば大丈夫だ。表と裏から写真を撮ってどこにも不備がないこともアピールしておこう。
フリマアプリで出品するときも基本は同じ
梱包方法に着目して信頼できる出品者だと示す方法はヤフオクなどのインターネットオークションに限って有効な方法というわけではない。フリマアプリを使うときも同様で、メルカリなどを使うときにも意識しておくのが重要だ。フリマアプリにはmagiというトレカ専門のものもあり、トレカを売るときには有力な候補になる。
magiではトレカの種類ごとにカテゴリ分けされているので買いたいものを探しやすく、売りたいときにも同じカードが出品されているかを確認するのが簡単だ。ポケカの場合には下記のページに出品されているカードが一覧になっているので参考にしてみよう。
(https://magi.camp/categories/31/items)
まとめ
ヤフオクやフリマアプリなどを使って個人を相手に売ろうとするときには、出品者がどんなサービスをしてくれるのかも評価対象になっているので注意しよう。梱包方法が優れていれば安心と考えて高めの価格でも入札してくれるケースもある。カードは濡れや折れに弱いことを考慮して梱包し、そのやり方を写真で伝えておくのが重要だ。