ヤフオクで中古レイコップを売買する時の落札相場情報まとめ

韓国の「ブカンセムズ」社が開発したふとんクリーナー「レイコップ」は、ハウスダストやダニ対策もできるふとんクリーナーとして世界24カ国以上で販売されている。日本では「レイコップ・ジャパン」が取り扱っており、2015年12月には累計で400万台の販売を記録している。

レイコップは「ヤフオク」でも人気の中古家電の1つであり、常時多数が出品されている。ここでは、その「レイコップ」の売買に役立つ「ヤフオク」の落札情報について触れていく。

最新5機種の落札相場価格

一口に「レイコップ」と言っても、すでに販売が終了している旧機種から公式でも購入できる最新機種まであり、「ヤフオク」ではそれらのほぼすべてが売買されている。ここではその中でも比較的入手が容易な、最新の現行5機種の落札相場価格について見ていこう。

「レイコップ」の最新5機種と新品価格（税抜き）

• ・レイコップRX：64,500円
• ・レイコップRP：46,000円
• ・レイコップRS2：33,800円
• ・レイコップRN：23,000円
• ・レイコップLITE：18,000円

まずは「レイコップ」公式ストアの新品価格を押さえておきたい。中古相場はこの新品価格の影響を強く受けているためだ。上記のリストで最上位の「レイコップRX」がハイエンドモデルにあたり、「レイコップLITE」がスタンダードモデルだ。「ヤフオク」での中古相場価格もほぼ新品価格から数割安い価格に落ち着いている。

「ヤフオク」での最新5機種の平均落札価格（調査時点）

次に「ヤフオク」での上記5機種の平均落札価格を紹介する。

• ・レイコップRX：36,518円
• ・レイコップRP：16,891円
• ・レイコップRS2：13,566円
• ・レイコップRN：14,875円
• ・レイコップLITE：5,980円

「ヤフオク」では過去の120日分の落札価格の情報を無料で提供しており、平均落札価格の調査もそれに基づいている。上記のように「レイコップ」は新品価格の高い上位機種ほど、「ヤフオク」でも高い落札価格で取引されている。例外的に「レイコップRN」の落札価格がやや高めなのは、未開封品の出品が多かったためだ。

「レイコップRX」の落札価格が高い理由

落札価格を個別に見ていくと、最上位機種の「レイコップRX」の落札価格の高さが目を引く。この機種は最上機種に相応しい様々な最新の機能が搭載されている。

他の機種にはないまくら専用の脱臭・除菌機能である「まくらモード」をはじめ、本体もコードレス化がされており、取り回しの良さも好評だ。こういった点が「ヤフオク」でも評価されている可能性が高く、どの出品も入札数が多いことから人気を窺わせる。

一方、スタンダードモデルである「レイコップLITE」の価格の安さも魅力的だ。唯一、10,000円を大きく下回る落札価格で取引されており、とりあえず「レイコップ」がほしいという人には「ヤフオク」で同機種を狙うのも悪くない。スタンダードモデルとはいえ、「レイコップ」の基本機能である、クリーナーやハウスダストを抑える機能などはすべて揃っている。

販売終了機種の落札相場価格

すでに公式ショップでは販売が終了している機種の「レイコップ」も「ヤフオク」では取引されている。ここではそれらの落札相場価格と、相場の動向について見ていく。

販売終了機種の平均落札価格（調査時点）

• ・レイコップRS：6,954円
• ・レイコップRT：3,443円
• ・レイコップマグナス（MAGUNUS）：出品なし
• ・レイコップスマート（SMART）：2,372円
• ・レイコップジニー（GENIE）：2,746円

「レイコップRS」

もっとも平均落札価格が高かった「レイコップRS」は現行機種の「レイコップRS2」の前身にあたるモデルだ。性能面でもこのリストの中で上位に位置することもあり、旧機種とはいえそこそこの落札価格で取引されている。

「レイコップRT」

次の「レイコップRT」は少し特殊なモデルだ。これはテレビ通販大手の「ジャパネットたかた」専用のモデルであり、正式な型番は「RT-300J」だ。元になっている機種は「レイコップジニー」であるが、一部は独自の仕様を加えられている。

2012年発売の3機種

残りの3つのモデルは、2012年に発売された比較的小型軽量の「レイコップ」シリーズだ。3機種はほぼ同時に発売されており、最上位のパワフルモデルである「レイコップマグナス」、エントリーモデルの「レイコップスマート」、そしてスタンダードモデルで最軽量の「レイコップジニー」だ。

落札平均価格は、出品のなかった「レイコップマグナス」を除いてどちらも3,000円以下で取引されており、値ごろ感も強い。

旧機種は安いが状態の見極めが重要

このように旧機種はどれも平均落札価格はかなり安く、上位モデルだった「レイコップRS」ですら10,000円以下で購入できる。

ただし旧機種はモーターの寿命が問題になったりと、最新機種と同じ感覚で購入するのはリスクが高い。商品のコンディションを見極めた上での入札が必要だ。

高額落札されやすい出品例

「ヤフオク」ではまったく同じ商品であっても、出品によっては落札価格に大きな差がつく。「レイコップ」の出品も同様で、同じモデルでありながら落札価格が10,000円以上異なることも珍しくない。ここでは出品時に参考になるように、過去に高額取引された出品例を取り上げ、分析する。

未開封品や展示品の落札例

• ・未開封 raycop レイコップ RXシリーズ RX-100JWH：42,503円
• ・展示品 レイコップ ふとんクリーナー RP-100JWH 保証付き：29,800円

1番目は未開封の「レイコップRX」の落札例だ。新品価格が64,500円であることを考慮すると、未開封品でこの価格まで上がるのは妥当だろう。この出品例では箱に汚れや傷があったがそれでも19件の入札を集めている。

2番目の出品は展示品の「レイコップRP」だ。商品説明では家電量販店の展示品を購入しての出品とあり、状態が良かったこともあって上記の落札価格となった。またこの出品では保証がほとんど全期間残っていたことも高額落札の理由の1つだ。

付属品が完備していると落札価格が上がる

新品の「レイコップ」には付属品がいろいろと付いており、これらが出品時にすべて残っていると落札時の価格も上がりやすい。付属品にはフィルター類やブラシといった道具やコード収納袋などがあり、消耗品も複数あるためどうしても中古だと欠品が生じやすい。そのため付属品が完備している場合は、他の出品よりも有利だ。例えば以下の落札例も同様に価格が上昇した出品だ。

• ・RAYCOP RS2 ふとんクリーナー レイコップ RS2-100JRD ローズレッド 中古美品：14,300円

「レイコップRS2（新品価格 33,800円）」の出品だが、付属品が完備されていたこと、外観上の傷や汚れが目立たなかったことから、15件の入札を集めてこの価格で落札された。備品は説明書のシュリンクまで綺麗に残されており、コンディションの良さを窺わせたことも価格が上昇した理由の1つと言える。特に消耗品であり、価格もそこそこなフィルター類は付属品としての価値が高いので要チェックだ。

新品で入手不可能なカラー

公式ショップでもすでに取り扱っていない入手不可能なカラーの「レイコップ」が実は存在する。「レイコップLITE」の「パステルブルー」や、「ハニーイエロー」がそれだ。これらのカラーの「レイコップ」がほしい場合、必然的に中古市場を見て回るしかないため、「ヤフオク」でも一定の需要がある。

安く買いたい場合に狙い目の出品例

中古の「レイコップ」をヤフオクで狙っているのなら、できるだけ安く手に入れたいと考えるのは当然だ。安く入手しやすい出品を実際の落札例から紹介する。

外箱の不備

買取サービスの査定でもそうだが、外箱の不備は結構なマイナス要因となってしまう。これは売る側にとっては手痛い要素だが、買う側にとっては安く入手できるチャンスだ。「ヤフオク」での以下の落札例もそうだ。

• ・【未使用品】ふとんクリーナーレイコップRT2 カラーローズレッド 外箱シール跡・ハガレ有：7,000円

「レイコップRT2」は先に取り上げた「ジャパネットたかた」の専用モデルであった「レイコップRT」の後継機にあたる。比較的新しい機種であり、その未開封品ということで通常は10,000円あたりが落札相場と予想される。しかしこの出品では外箱の状態が悪かったことで入札も1件しか集まらず、7,000円での落札で取引を終えることになった。

このように外箱の不備は製品には何の問題もなくても人気が下がってしまうため、入札価格が上がりにくい。後々にオークションに出品したり、リサイクルショップなどに買い取ってもらう予定もないならば、外箱の不備を気にする必要もないので狙い目の出品の1つだ。

UVランプの不具合やダストボックスの欠品がある

故障したり、不備のある家電を購入するのはリスクが高いため通常は控えるべきだ。しかし簡単に交換が可能な部品の不具合ならば、むしろ狙い目の出品になりやすい。以下の「レイコップ」の出品もその一例だ。

• ・ふとんクリーナー レイコップ ジャンク RP-100JWH：5,750円

「RP-100JWH」は「レイコップRP」の型番名であり、色はホワイトだ。先にも挙げたように、中古の「レイコップRP」の平均落札価格は17.000円近くするが、この出品ではダストボックスがなかったため、この値段での落札になった。ジャンク表記があるが、ダストボックスを公式ショップから購入して取り付ければ再び使用できる可能性が高い。

落札後に一手間掛かる出品のため万人にはおすすめできないが、中古「レイコップ」を安く手に入れたい場合はチェックしておいて損はない。

不人気カラーを狙う

車のカラーリングと同じで、不人気カラーも「レイコップ」にはある。特に落札価格が低調なのが「シャイニーグリーン」だ。逆に「ホワイト」や「ブラック」などの人気カラーは価格が上がりやすい。不人気カラーとはいえ機能はまったく違いはない訳だから、色へのこだわりがない場合は不人気カラーの「レイコップ」はお買い得だ。

まとめ

ヤフオクで中古レイコップを売買するときの落札相場情報をご紹介した。レイコップは爆発的な人気を誇っており、ヤフオクでも多数の出品がなされている。

高額落札されやすい出品例や、安く買いたい場合に狙い目の出品例をみて、少しでもお得に取引できるよう心掛けたいものだ。