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ヤフオクで中古車は売りにくい?配送はどうする?

読了目安:9分
更新日:2021/05/27
公開日:2019/01/15
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大切にしてきた愛車を売却するのであれば、少しでも高く買い取ってくれるところに売却したいものである。中古車の売却といえば、自動車ディーラーの下取りや車買取店での売却がこれまでは一般的な方法であった。

しかし、最近では「Yahoo!オークション」などのネットオークションでも売却することができるようになっている。この記事では、ヤフオクなどで中古車を売ることのメリットやデメリット、配送など引渡しの問題について詳しく迫っていきたい。

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ヤフオクで中古車を売るメリット

インターネットのオークションで手持ちの商品を売買することの最大のメリットは、中間マージンが少ないということである。基本的に「システム利用料」を払えばほかの費用は不要である。

買取業者を介した売買は、当然ながら買取業者の取り分が必要であるが、ネットオークションは出品者と落札者の個人売買というかたちを取るため、マージンが発生する余地がないという特徴がある。

低コスト

ヤフオクの自動車取引を利用する場合、出品時と落札時にそれぞれ3,024円(税込み)のシステム利用料を出品者が支払う必要がある。しかし、数十万円や数百万円という高額の取引であることを考えると、かなりの低コストである。

60万円の中古車に対しては約1%、300万円の自動車に中古車に対してはわずか約0.2%にしか過ぎない。

下取り査定ゼロ円の車でも値段がつく

一般的には廃車寸前と思われるような車を売却できることも、ヤフオクなどのインターネットオークションの特徴である。自動車を高く売りたい場合、「修復歴なし」「走行距離が少ない」「高年式」などのポイントを押さえておく必要がある。

しかし、それらのポイントを満たない場合はかなり安く買い叩かれることを覚悟しなくてはいけない。特に走行距離が10万キロを超えている場合は、「過走行車」として扱われてしまう。ディーラーの下取りなどでは査定ゼロ円をつけられてしまうことも珍しくない。

場合によっては廃車手数料を請求されることすらある。しかし、ヤフオクではあえてこういった車をほしがっている人も多いため、下取り査定ゼロ円の車でも十万円以上の値段がつくことがあるのだ。

ヤフオクで値段がつく車

ディーラーの査定ゼロ円でもヤフオクで値段がつく車には、いくつかのパターンがある。ひとつは、「マニュアルのスポーツカー」である。過走行のスポーツカーの場合、車体のあらゆるところが傷んでいる可能性があり、ディーラーや一般の買取業者からは敬遠されがちである。

しかし、自動車マニアやチューニングショップなどは「ベース車」としてこういった車を喜んで購入していく。「どうせほとんどの部品を交換するので程度は気にしない」という改造前提の考え方である。

次に多いのが「とりあえずの足代わり」というニーズである。「車検まで乗れれば多少のことは気にしないので、とにかく安い車がほしい」という極めて合理的な考え方の人たちだ。過走行のファミリーカーなどでも、機関に大きな問題がなければこういった人たちに買ってもらえる可能性が高い。

外装のキズやヘコミなども気にしない人が多い。ただし、エアコンの故障など日常の使用に差し障りがある場合は評価が下がるので注意が必要だ。

ヤフオクで中古車を売りにくい理由

ヤフオクで自動車を売る場合、出品者にはさまざまな責任が発生するため注意が必要である。日用品などの売買と違って、自動車にはさまざまな故障がつきものである。場合によっては重大な事故にもつながりかねない。

そのため、車に対するそれなりの知識を持っていないとネットオークションの利用は難しいといえる。車の状態を自分で把握できないようであれば、最初から専門の買取業者などを利用するほうが無難である。

自動車売買のトラブル

ヤフオクでは売買取引の条件として「ノークレーム・ノーリターン」を約束することが多い。しかし、それは車の状態に関する説明が正しいという場合に限られることに注意したい。自分では気付かなかった車の重大な不具合、つまり「瑕疵」については責任が問われることもあるのだ。

実際、ネットオークションを利用した自動車の売買については多くのトラブルが発生しており、裁判沙汰になっているケースもある。かなり安い金額で売却したにもかかわらず、落札者に「隠レタル瑕疵」として修理費用相当額の損害賠償請求が認められたという判例が東京地方裁判所で出ている。「ノークレーム・ノーリターン」は「瑕疵担保責任の免除」を契約時に交わすことであり、それ自体は有効である。

しかし、売主が告げなかった事実についてはこの限りではない。つまり、出品者が「知らなかった」ことについても責任を問われてしまうということなのだ。

自動車の専門的な知識がない人が安易にヤフオクで売買を行うと、それなりのリスクが発生することに注意が必要である。

手続きに必要な書類

ヤフオクは個人売買である以上、手続きに必要な書類なども自分で用意する必要がある。名義変更の手続きは落札者が行うことになるが、出品者の用意する書類に不備があれば手続きができないので責任は重大だ。

まずは「車検証(自動車検査証)」と「自動車損害賠償保険証明書」、「自動車税納税証明書」と「自動車リサイクル券」がそろっているかを確認したい。特に「自動車損害賠償保険証明書」は失くしてしまうと面倒なので注意したい。保険会社に連絡をすれば再発行してもらえるが、手元に送られてくるまでに1週間以上の期間が必要となる。

なお、「自動車税納税証明書」は役所に行けば即時発行が可能だ。さらに名義変更のために「印鑑証明書」「譲渡証明書(要押印)」「委任状(要押印)」の3点を落札者に渡すことになる。印鑑証明を赤の他人に渡すことに抵抗を感じる人もいるが、インターネットの個人売買とはそういうものである。つまり、個人情報漏洩のリスクも警戒しておく必要があるのだ。

落札者の履歴や評価をきちんと調べ、信頼できる人物かどうかを判断してから取引をすることが大切である。ヤフオクの場合、自動車のような高額商品の取引では、実績の不明な「新規」の参加者の入札を断ることも必要である。

引き渡しはどうするのか

自動車の売買では「引き渡し」も大きな問題である。一般の商品のように宅配便で送れるわけではないので、遠方の落札者との引渡しが大変だ。

落札者立会いの元でチェック

自動車を引き渡す場合は、出品者と落札者立会いの元で現車のチェックを行うことが基本である。ボディのキズやへこみ、機関の状態などを確認したうえで引渡しを行わないと、後で大きなトラブルが発生する恐れもある。

また、印鑑証明書や委任状を渡すこともあり、お互いの顔を確認して信頼関係を作っておきたい。距離が近い場合は、必ず本人同士が取引をすることが大切だ。

取りに来てもらうことが基本

また、落札者のなかには「勝手に駐車場にとめておいてほしい」といった依頼をする人もいる。しかし、そういった人は個人売買を理解していないことが多いので注意が必要だ。

ネットオークションでの車の売買は取りに来てもらうのが基本である。もちろん、お互いの都合の良い場所で落ち合うケースも多いが、それは出品者の都合だったり、ちょっとしたサービスとしてである。

遠方の取引

問題は、遠方の取引である。取りに来てもらうのが理想的であるが、無理な場合は配送業者を手配して陸送してもらうことになる。ただし、自動車の輸送は決して安いものではない。もちろん配送料金は落札者も負担となるが、値段に驚いて取引をキャンセルしてくる人もいるので注意が必要だ。

例えば東京・大阪間の陸送(トヨタ・クラウンクラス)であれば5万円以上をみておく必要がある。申込みから実際の陸送までは1週間以上かかることもあるため、取引を急ぐ場合はその点も注意しておかなくてはいけない。

陸送業者の選択も重要なポイントである。あまりに安いところは、ドライバーの技術や経験もそれなりであると考えておいたほうがよい。万が一キズなどが発生した場合、落札者からクレームが来ることもあるため、信頼できる大手に任せたほうが安全である。大手はいざというときのために保険にも加入しており、フォロー体制もしっかりしている。

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買取業者はどうか

ヤフオクに限らず、メルカリなどネットオークションを介した自動車の個人売買は、全て自己責任である。そのため、自動車マニアを自認している人以外は、買取業者を利用することがもっとも安全な方法といえるだろう。

ただし、買取業者にもさまざまな種類があるため、自分の車に合った業者を選ぶことが大切である。

下取り

自動車を売却する場合、ディーラーの「下取り」がよく知られた方法である。新車を購入する場合、ディーラーに下取りをしてもらえば乗り換えもスムーズである。

しかし、ディーラーは新車の販売が仕事であり、中古車の買取はあくまでサービスの範疇であることに注意が必要である。下取りした車はオークションに流したり、関連会社で二次販売をするだけなので、査定額は低くなりがちである。よほど新車を値引きしてもらえる場合を除いては、あまり高い買取額を期待することができない。

車査定・下取りのシミュレーションができるサイトまとめ
更新日 : 2018/06/28

高く売りたい場合は買取専門業者

安心して高く売りたい場合は、買取専門業者がおすすめだ。車の買取を専門に行っているため、日々「いかに高く買うか」を追求しており、高く買うノウハウや仕組みを持っているという特徴がある。なかでも圧倒的な実績を誇っているのが「ガリバー」だ。

ガリバー
買取形式
宅配店頭出張
取扱商品
自動車・バイク、自動車、自動車・バイク用品、カーナビ、カーオーディオ、外車・輸入車・スポーツカー
地域
関東、東京都、新宿駅
送料
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状態別の
買取価格
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実に16年連続で買取実績No.1を達成しており、全国に550もの店舗を展開しているほどだ。規模の論理だけでなく、徹底した管理コストの削減で高い査定額の提示を可能にしている。管理コスト削減策のなかでも、特徴的なのが「在庫期間短縮」の仕組み作りである。

買取した中古車の販売にはあらかじめ期限が設定されており、期限を過ぎた場合はオークションで販売するという方法を採っている。そのため、会社の規模に対して在庫の維持・管理費を大幅に小さくすることに成功しているのだ。

ガリバーなどの大手買取業者は、ネットの査定サービスも提供している。ヤフオクなどのネットオークションと比較しても、大変に手軽で安全な方法といえるだろう。まずは気軽に公式サイトを覗いてみることをおすすめしたい。

まとめ

ヤフオクで中古車を売ることは可能だ。最大のメリットは中間マージンがないことでコストが抑えられることだ。また廃車寸前と思われるような車や査定ゼロ円の車でも値段がつくことがあるのも、ネットオークションの特徴だ。

ただ、出品者にはさまざまな責任が発生するため注意が必要になってくる。また引渡しや書類の準備も配慮が必要だ。

自動車の個人売買は、全て自己責任なので、車に相当詳しくないとおすすめはできない。あまり詳しくない場合は、買取業者を利用することが安全な方法といえる。

上記で説明した通りガリバーなどの大手買取業者は、ネットの査定サービスも提供しているので、ネットオークションだけでなく買取業者も検討してみるといいだろう。

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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