ベッドやソファー、タンスなどの大型家具は、ヤフオクで売却処分することも可能だ。所定の落札手数料が掛かるものの、リサイクルショップなどよりも高値で売れる可能性があるだろう。
しかし、大型家具の自力売却は苦労することも多い。出品をしたのは良いが思うように売れなかったり、配送の仕方に戸惑ってしまったりと、十分にリサーチをした上で販売に臨まないと思うようにいかないこともあるはずだ。
今回は、ヤフオクにおける大型家具の売却にはどのような注意点があるのか、ここで詳細を解説していく。
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売りにくくなる理由とは
ヤフオクの出品物を見ても分かるように、様々な大型家具が多数出品されている。入札及び落札も活発に行われ、決して大型家具は売れないわけではない。
しかしよくよく見てみると、売れ残りになっている商品も多く、何度も再出品を繰り返しているケースも珍しくないのだ。そこには、大型家具が売れにくい理由が関係している。
店舗で購入をしたほうが安い
大型家具は、郊外の家具店やホームセンター、さらにはネットショップでも購入できるわけだが、はっきり言ってヤフオクよりもこういった店舗で購入をしたほうが安いことが少なくない。それなりの品質の家具をリーズナブルに購入することも可能で、中古でなくともお得な商品は多数販売されている。そのような中、わざわざ好き好んで中古家具を購入する者も少ないだろう。
無論、全ての家具が該当するわけではない。家具の中にはブランド品も存在し、そうした高級家具の場合は新品では高額販売がされていることもあるため、中古で安く購入するのも選択肢だ。
一方で、そこに当てはまらない、元々が安いノーブランドの家具ならば、出品をしても売りにくくなるのが必然と言える。
新品で購入したい気持ちがある
一般的に、家具は頻繁に買替をするものではないはずだ。ちょっとしたインテリア家具ならまだしも、生活に密着する大型家具は長く使うという者も多い。
時には、何年もの間使い続ける物だからこそ、中古は買わないという声も少なくないのだ。特にベッドやソファーなどの、直接的に使う家具の場合は、どこの誰が使ったか分からない物よりも、新品の綺麗な物を使いたい気持ちになるのも自然とも言える。
こうした気持ちを覆すほどの魅力ある出品物ならまだしも、そうではない品物ならば需要も多くはないだろう。
配送料が高額になりやすい
大型家具の出品にあたり、ネックとなりやすいのが配送料だ。基本的にサイズが大きい物は金額が高くなりやすく、落札価格よりも送料のほうが高く付くことも往々にしてある。送料だけで万単位に及ぶこともあるわけだが、この小さくない負担の存在によって、>売れ行きが悪くなってしまうこともあるのだ。総額で考えるとお得感はなく、入札を敬遠するのも無理もない。
それならば、出品価格を下げれば良いという考えに至るが、当然出品者のうまみは小さくなってしまう。いくらでも良いから売れてほしいという考えならばまだしも、利益を目指す場合は状況が変わる。少しでも高く売りたい出品者の気持ちと、総額が高く入札を躊躇する者とのバランスが上手く取れず、スムーズに売れなくなってしまうこともあるのだ。
売れた場合の配送の仕方を考える
これからヤフオクへの出品をする際、どのような配送方法で落札者の元へと商品を届けるのか、事前にこの点について整理をしておく必要がある。大型家具に関しては、配送方法や費用の如何によって入札の可否も左右されやすく、内容次第で売れ行きも違ってくるだろう。
基本は大型サイズ対応の配送サービス
知っておかなければいけないのが、一般的な宅配サービスは大型家具の取扱には対応していないことだ。サイズ及び重量制限が設けられており、制限を超えることが殆どの大型家具の場合は別の方法で発送をしなければならない。
ただし、品物によっては工夫次第で一般の宅配サービスを利用できることもある。コンパクトに分解ができる物ならば、一度分解をした後に梱包をすることで、規定のサイズに収まることもあるだろう。必要ならば
複数個に分けて発送をすることも可能なため、その辺りは品物に応じて判断をしなければならない。
ヤマト運輸のヤマト便
通常の宅配サービスを利用できない場合の選択肢だが、ひとつにヤマト運輸の「ヤマト便」が挙げられる。馴染みが薄いせいか宅急便と混同されてしまうこともあるが、これは通常の宅配サービスでは対応できない荷物も運んでもらえるサービスだ。
ヤマト便の利用可能サイズ
よく利用される宅急便の場合、サイズは縦・横・高さの合計が160cm以内、重量は25kg以内という制限が設けられているが、ヤマト便の場合は、荷物1個あたりのサイズが200cmまで、重量が30kgまで対応してもらえる。制限にある程度のゆとりがあるため、この方法で発送ができることもあるだろう。
ただ、ヤマト便は1辺の長さが170cmまで、上下逆さまにできないなどの荷物は1辺の長さが100cmまでといった制限もある。
また、ドライバーが一人で持てないサイズには、対応をしてもらうことが難しい点に注意が必要だ。
ヤマト運輸のらくらく家財宅急便
同じくヤマト運輸の配送サービスのひとつに、「らくらく家財宅急便」もある。これは家財の引っ越しサービスのようなものであり、集荷から梱包、設置まですべてを一貫して行ってもらえるのが特徴だ。電話一本で依頼ができ、とにかく手間なく相手に届けたいというときに最適と言える。
ダブルベッドやカウチソファーのような、特に大型サイズの物にも対応してもらえるため、どのような物でも送ることが可能だ。
難点があるとしたら、費用が高くなってしまうことだろう。サイズや配送先住所などによって金額は違ってくるが、例えばダブルベッドを関東から関東に送る場合、2万円台~3万円台の費用が掛かってしまう。新品のベッドが買えてしまうくらいの金額のため、よほどの高級家具の売買でない限りは出番がないかもしれない。
佐川急便の飛脚ラージサイズ宅急便
あまり馴染みがない人も多いかと思われるが、佐川急便にも大型サイズ対応の配送サービスが用意されている。それが「飛脚ラージサイズ宅急便」だ。
これは三辺の合計サイズが260cm以内まで、重量が50kg以内まで利用できるといったもので、法人だけでなく個人でも利用できるサービスである。
ただし、ドライバーが一人では持てないサイズには対応してもらえない可能性がある点に注意しよう。
なお、佐川急便ではもっと大きなサイズにも対応する配送サービスもあるのだが、個人の依頼には対応していなかったり、個人間取引には実用的ではない金額が掛かったりする。したがって、紹介した飛脚ラージサイズ宅急便が主な選択肢となるだろう。
トラックを借りて配送する
多くの場合は専門業者に依頼して配送をすることになるだろう。しかし、費用が嵩みやすく売買におけるネックとなるかもしれない。少しでもコストを減らしたい場合、トラックをレンタルして配送するという手段もひとつだ。
人を選ぶ選択肢でもあるが、近場ならこうした方法で配送をしたほうが安価に済むこともある。実際に手渡しで落札者の元へ届けたり、あるいは出品者の元へ取りに行ったりするケースもあるのだ。積極的な検討をおすすめできる方法ではないものの、一応こういった手段もあると知っておくと良いだろう。
個人間取引のリスクについて知っておこう
大型家具はヤフオクで売ることもできるが、売りにくい可能性があることも理解した上で選択をしたほうが良いだろう。思うように売れるとも限らず、配送の仕方でも悩んでしまうかもしれない。
また、無事に売れた場合でも、その後の経過がスムーズにはいかないリスクもある。なぜなら、個人間取引の場合はトラブルが勃発することもあるからだ。万一、返品返金の事態にでも発展したら相当な苦労を強いられるだろう。下手をすれば高い配送費用が自費となり、利益どころかマイナスになることもある。
ネットオークションをはじめ、フリマアプリなどでも、実際に個人間でのトラブルがよく起こっている事実を知っておくことが大切だ。
もしもそのようなリスクに不安を感じる場合は、買取業者を利用するのもおすすめと言える。個人間取引と比較すると安値になることも多いが、トラブルに発展するリスクは低いだろう。
あれこれ手間を掛けて高く売るのも選択肢のひとつではあるものの、安心安全を重視した売り方を選ぶのもアリと言えるのではないだろうか。
また、高く売るためのテクニックを押さえておけば、納得の価格で手放しやすいはずだ。
買取業者に売るときに心掛けたいこと
買取業者に売るときは、以下3つの点に注意してほしい。
一式セットでの売却を心掛ける
高価買取を実現するには、一式セットで査定に出すことが大切だ。例えば、元々がセット品のソファーならば、バラで売るよりも丸ごとのセットのほうが価値は付きやすい。欠けがあるとその分、減額にされてしまうこともあるため注意が必要だ。
また、別々の家具をまとめて売ってしまうのもおすすめと言える。ソファーやベッド、テーブルなど、複数点のまとめ処分の場合は買取に色を付けてくれることもあるのだ。価格交渉もしやすくなるため、引っ越しなどで部屋中の物を整理したいときにも良いだろう。
綺麗に見えるように
査定を受けるにあたって、見た目で好印象を与えられるよう工夫もしたいところだ。使用感が見受けられる汚れやシール痕など、マイナス要素があると減額に繋がりやすい。コンディションが綺麗で商品価値が高く見える物のほうが高額査定に繋がるため、査定前には手入れを行っておくことが望ましい。
とは言え、やたらにクリーニングをして素材を傷めるなどするのも考えもののため、専門的過ぎる手入れまでは行う必要はないだろう。
いくつかの業者から査定を受ける
査定価格は買取業者によって異なることが多い。したがって、複数のところから査定を受け、比較を行ってみることが望ましい。大きな価格差が付くことも多く、より高く売れるところを発見できるはずだ。査定は無料で行ってくれるところが殆どであるため、費用の心配もないだろう。
また、ウェブサイトからの申込で事前査定をしてくれるところもある。もしも直接訪問をしてもらうことに抵抗がある場合は、こうしたオンライン査定を活用しながら、買取業者の価格調査を行ってみるのも良いかもしれない。
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家具 the DAYSは家具専門の出張買取業者。愛知・岐阜・三重県に対応している。費用は無料で、申し込み後最短15分で出張可能。査定額に了承すればその場で現金支払いしてくれるスピーディーな対応の買取店だ。
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フォーカスはブランド家具からノーブランド家具まで取り扱っている家具専門の買取業者。基本的に関東全域で出張買取をおこなっているが、ほかの地域でも相談可能で郵送や持込も対応してる。関東での高価買取No.1を目指しており、他社との相見積もりを歓迎してるほど高価買取に自信を持っている買取業者になる。
まとめ
ヤフオクで大型家具を売る場合の注意点と配送料についてまとめた。大型家具を売却する場合、一般的な配送サービスは利用できず、らくらく家財宅急便や飛脚ラージサイズ宅配便など特殊な配送サービスを利用しなければいけない。その際は配送料が高額になりすぎて利益どころかマイナスになる可能性があるので注意してほしい。
また、ヤフオクなどの個人間取引で起きるトラブルを避けるためには、専門の買取業者を利用することもおすすめだ。オンライン上での事前査定や出張買取にも対応しているため、安心して利用できる。
どちらを利用したほうがあなたにとってメリットが大きいのか、よく考えてから取引方法を選んでほしい。