家電は消耗品のため、いつかは寿命となり新しい家電と買い替えることとなる。その際、不要となる古い家電は何らかの形で処分する必要があるのだが、現在は家電リサイクル法が施行されており、家電の種類によって処分方法が異なる。また、同じ家電でも家電量販店によって引き取り方に差が生じている。
今回はヤマダ電機で掃除機、テレビ、ドライヤーを引き取ってもらう際の条件についてまとめた。
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掃除機は下取りのみ
まず、掃除機に関しては家電リサイクル法の対象品目ではない。そのため、処分は比較的簡単におこなうことが可能だが、家電量販店に掃除機を持ち込む際には注意しておかなければいけないことがある。
従来は所定の代金を支払えばどんな掃除機でも家電量販店に引き取ってもらえたが、現在は不用品回収に関する法律が改正され引き取り対象品は限られている。どのような掃除機が引き取ってもらえるかは家電量販店によるので事前にチェックしておこう。
引き取り条件
ヤマダ電機で引き取ってもらえる掃除機は、ヤマダ電機が指定しているメーカーであることが条件になっている。対象メーカーは東芝・日立・シャープ パナソニック・ダイソン 三菱・アイロボット・ レイコップだ。ヤマダ電機の店頭で売られていても引き取り対象外のメーカーもあるので注意が必要だ。
そして、延長管やハンドル、ヘッド、充電器など掃除機の付属品が全てそろっていること。ただし、付属品が全てそろっていても本体に破損や色あせ、サビなどが発生していた場合は引き取り不可。年式は2012年以降のものが対象となっており、それ以前の掃除機は引き取ってもらえない点にも注意が必要だ。
引き取りのみでも利用可能
ちなみに、他の家電量販店では新しく掃除機を購入することが古い掃除機を引き取るための条件となっているところが多いが、ヤマダ電機では条件は厳しくなっているものの、引き取りのみでも受け付けてくれる。買い物ついでに持ち込むこともできるので気軽に利用できるだろう。
テレビ引き取りの条件
テレビは家電リサイクル法の対象となっているため、粗大ゴミとして処分することができない。家電リサイクル法の対象となっているテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機は何らかの形で引き取ってもらう必要がある。ヤマダ電機ではテレビをどのような形で引き取っているのか確認しよう。
メーカーによって料金は異なるが幅広く引き取っている
ブラウン管、液晶、プラズマ、いずれのテレビも引き取り可能となっている。テレビの種類とメーカー、大きさによってリサイクル料金が異なるので、ヤマダ電機にテレビを引き取ってもらう際はテレビのメーカーと大きさを確認しておこう。
例えば、同じ型の薄型の地デジ対応テレビであったとしても50インチ以上のものは20,000円で引き取ってもらえるのに対し、40~49インチのものは15,000円と大幅に料金が変わる。誰もが知っている大手メーカーであっても料金が異なるため事前のチェックは欠かさずおこなっておきたい。
ネットでテレビ購入時に申し込む
引き取りはネット通販でテレビを購入したときにもおこなえる。テレビを購入する際、カート内に「リサイクル有無」の項目があるのでリサイクルを申し込めば商品を配達した際に古いテレビを引き取ってもらえる。
ちなみに、ネットショップで商品を購入するときはカードでの支払いとなるが、古いテレビを引き取ってもらう際のリサイクル料金はその場で現金支払いになるので注意しておきたい。
故障品でも引き取りOK
もちろん、店舗に直接持ち込んでの引き取りも可能だ。この際、新しいテレビ購入の条件はない。また、引き取るテレビが正常に動くかどうかも特に指定されていない。故障して映らなくなったテレビでも所定の手続きをすれば問題なく回収してもらえる。
さらに、液晶テレビとプラズマテレビのみとなるが、買取もおこなってもらえる。液晶・プラズマテレビを処分するのなら、まずは買取条件に自分のテレビが合致していないかチェックしてみよう。
ヤマダ電機のテレビ買取条件
ヤマダ電機ではさまざまな家電を買取しているが、ほとんどが2011年以降の商品が対象となっていた。ところが、テレビに関しては範囲が広げられていて、2010年以降のならば条件を満たしていることが確認された時点で買取の対象となる。掃除機と同様、新しいテレビを買い替える人のみが対象となるわけではなく、テレビの買取のみもおこなってもらえる。
買取条件はきびしめ
年式以外の条件としては、故障しておらず正常に作動するもので、なおかつ、本体に色あせや錆、破損や変色がないものとなる。また、説明書やリモコンなど付属品が全てそろっていることが条件となっている。これらの条件をクリアし、なおかつ、買取査定を受けて良品と判断された場合にのみ買い取ってもらうことが可能となっている。
ヤマダ電機のサイトでは事前に申し込めば査定を受けることも可能。ちなみに、ヤマダ電機全店舗でテレビの買取をおこなっているわけではないため、近所の店舗が該当するかどうかは事前にチェックしておこう。
身分証明書の提示
買取の際には身分証明書の提示が必要となる。運転免許証・健康保険証・健康保険被保険者証・住民基本台帳カード(顔写真入りもタイプ)・パスポート・顔写真入りの学生証・住民票の写し(発行後3ヶ月以内のもの)・残留カードなどが身分証明書として利用できるので、あらかじめ準備しておこう。
ちなみに、ヤマダ電機の買取サービスに関してはマイナンバーカードは身分証明書とは認められない。また、未成年者が自分のテレビをヤマダ電機に買い取ってもらう際には親権者の同伴が必要となる。
買取価格、買取不可だとどうなる?
買取価格はテレビの大きさと年式によって異なる。例えば19型以下のテレビは、100円。もっとも大きい50型以上のものは2018年以降のものであれば20,000円となる。
しかし、所定の条件をクリアしていても買取査定によっては買い取ってもらえないこともある。この場合は引き取り、つまりリサイクル商品の対象となる。リサイクル回収の対象になると料金をこちらが支払わなければ回収してもらえないので、買取条件を満たしていたとしても、リサイクル料金を支払えるだけの現金は準備しておくようにしよう。
ヤマダ電機のドライヤー引き取り条件
ドライヤーも長年使い続けていれば故障するため、買い替える必要が出てくる。ドライヤーに関しては、基本的に不燃ごみとして専用のごみ袋に入れれば処分することが可能だ。
リサイクルとしての処分が推奨されている
不燃ごみの処分は袋の中に入れを上部を縛れるのであれば問題はない。しかしあまり知られてはいないが、ドライヤーはリサイクルが推奨されている家電なのだ。2013年から始まった小型家電リサイクル法の対象となっている。今後ドライヤーもテレビや洗濯機などのようにリサイクル法にのとった処分が義務付けられるかもしれない。
ちなみに、小型家電リサイクル法の対象品目は、デジカメやプリンター、電話機などコンセントを繋げて利用する家電はほとんどが対象となっている。そのため、小型家電リサイクル法が義務化されると家電は気軽に処分できなくなるだろう。とはいえ、小型家電に関しては大型家電ほど手続きが面倒ではなく、とても簡単な方法で回収をすることができる。
引き取りは回収ボックスに入れれば完了
ヤマダ電機をはじめとした家電量販店には、家電を回収するための専用のボックスが設けられていて、そこに入る大きさのものであればどのような家電でも回収してもらえる。ドライヤー程度の小さな家電であれば問題なく回収ボックスに入るだろう。
小型家電のリサイクルが義務付けられたとしても、回収ボックスに持ち込むだけなので心配する必要はない。加えて、回収ボックスに入れるだけなので、引き取ってもらうドライヤーの条件は特になく、古かったり故障して使えないようなドライヤーでも引き取りを断られることはないだろう。
買取業者紹介
下取りに出せなかった際はどうすればよいのだろうか。ここではヤマダ電機の下取りで引き取ってもらえなかったものを、査定してもらえる買取業者を紹介する。
家電の買い取り屋さん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
プロの鑑定士が査定をおこなってくれる業者家電の買い取り屋さん。最短30分で査定が完了するため、結果を早く知りたい際にも適した業者となる。
出張買取などもおこなっているが、これらはすべて無料にて依頼できる。そのため気軽に査定をおこなえる点も、利用する側としてはありがたいところだろう。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大手の買取業者として知られている大黒屋。ブランド品などの買取で名前が上がるが、家電の買取もおこなっている。圧倒的な買取実績があるため安心である。
全国にある店舗での買取に加え、出張買取もおこなっている。買取に関するすべての費用は無料となっているため、査定額を吟味するための候補にするのもよい。
まとめ
このように、ヤマダ電機では掃除機、テレビ、ドライヤーそれぞれで引き取りの条件が異なる。掃除機は買取の対象にならなければ引き取ってもらえないし、テレビは状態によって引き取りと買取が利用できる。また、ドライヤーなど小型の家電は回収ボックスに入れるだけなので特に問題はないが、ある程度大きな家電を引き取ってもらう際には引き取りの条件を満たしているかを確認しておくことが大切だ。
リサイクルを促進させる動きは今後もどんどん高まっていくことが予想される。そのため、今後法改正がされて従来の方法では家電を処分できなくなることも考えられるので、常に最新の情報をチェックしておこう。