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ラピスラズリの偽物と本物の見分け方を徹底解説

読了目安:9分
更新日:2022/09/14
公開日:2019/02/02
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青色が美しいラピスラズリは、古代から珍重され続けてきた宝石で、パワーストーンとしても人気が高い。安価なイメージを持つ人が少なくはないが、品質が高い物は高級品として市場に出回っている。

一方で、偽物が多く流通している石としても知られ、中古買取の査定ではじめて気付くケースもあるようだ。当然、偽物のラピスラズリは買取を拒否されるか、偽物としての価値しかつかない。

ここでは、ラピスラズリの真贋方法のほか、品質の良し悪しなどについて紹介する。

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ラピスラズリの基本情報を知ろう

ラピスラズリは和名を青金石と呼び、夜に例えられる青色が鮮やかな宝石だ。硬度が高い石ではなく、アクセサリーに他の天然石と使用する場合は、シルバーなどを間に挟んで制作される。

ラピスラズリは、青色の主成分であるアズライトをはじめ、準長石のソーダライトや金属光沢のある黄鉄鉱などが混ざっている鉱石だ。含まれる鉱物の量によって青色のニュアンスが異なるのも大きな特徴である。

黄鉄鉱が多く含まれれば青色に金粉を散らしたように見えたり、カルサイトの含まれた石は白が混ざって見える。人によって好みが分かれる宝石だが、ラピスラズリで一番高価と言われているのは、何も混ざっていない青色だ。

一方で、黄鉄鉱などがバランス良く含まれたラピスラズリも評価が高いが、一般的には黄鉄鉱やカルサイトが含まれる石は安価とされている。ラピスラズリは国内での産出はなく、日本で流通している石は全て外国産だ。

産出量が世界一のアフガニスタンと黄鉄鉱によるゴールドのチップが見られる石で有名なチリ、埋蔵量が世界一とされているロシアが、ラピスラズリの世界3大産地となっている。

染色加工したラピスラズリの見抜き方

人気が高いラピスラズリは偽物が多いため、購入する際は注意したい。特に、使わなくなったアクセサリーを中古買取に出す予定のある人は、本物でないと買取は拒否されるか、高価買取にならないと知っておく必要がある。

ただし、どこまでが偽物のラピスラズリであるかの境界は明確ではない上に、近年では偽物と明記して売られているケースも多い。

ラピスラズリの偽物でよくあるのが、染色加工を施した石だ。しかし、色味の良くないラピスラズリに染色したものも存在し、この様な石だと完全な偽物とは言いにくい。

ハウライトを利用

ラピスラズリでない石を染色した偽物では、表面の特徴が微多孔質のハウライトを利用して青く染めたものが多く流通する。ハウライトは染色しやすかったり縞模様があったりするため、ラピスラズリと同様に青く染めてターコイズに見せかけて売られるなど、偽の宝石によく使用される天然石だ。

ハウライトを深めの青色に染色してラピスラズリの名称で流通しているものは、一般的に安価だ。ラピスラズリにしては安すぎると感じたり、真っ青なラピスラズリであるのに安価なものは偽物と考えていいだろう。

黄鉄鉱がまるで見られない青いラピスラズリの場合、信頼できる鑑定書付きの高級品であるのが一般的だ。表面を染色しているのだから石を割れば真贋が分かると思いがちだが、前述した色の悪いラピスラズリを染色したものの場合、石を割ると白かったり、ハウライトでなくラピスラズリを構成するソーダライトを使用した染色加工の石だと割った内部は青かったりする。

このため、素人には真贋の見分けがつきにくいだろう。

購入価格以外の判断方法

購入価格以外で染色加工した偽物の石かを判断するには、アセトンを表面に塗ってみると分かりやすい。アセトンとは、ネイルリムーバーに使用されている薬品だ。ラピスラズリの偽物を青く染めるために使用される薬品はアセトンに溶けるため、ネイルリムーバーを塗ると色落ちする。

鑑定書付きの高級なラピスラズリに行いたくはない真贋方法だが、アセトンは揮発性が高いのに加えて、ラピスラズリに一度ネイルリムーバーを付着させた程度では変質しないとされている。すぐに柔らかい布等で拭きとれば問題はないため、手持ちの石で確かめる価値はある。

どうしてもネイルリムーバーを使いたくない場合は、石の表面を布で擦る方法もある。ただし、ラピスラズリは布で摩擦すると本物でも青く付着するケースが多い。この場合、色落ちとは異なるため、布で擦って青く付いた分だけ石の色が落ちるなら偽物と認識すると良い。

買取業者で査定してもらう際に、査定人でも見ただけでは真贋が見抜けないラピスラズリの場合だと、ネイルリムーバーが使用されることも少なくない。査定人がネイルリムーバーの使用を確認するのが一般的なので、許可して本物だと証明されれば買取に応じて貰える。

練りや張りと呼ばれる偽物も

染色や着色以外の加工を施したラピスラズリの偽物も多く流通している。練りラピスラズリなどと呼ばれ、パワーストーンを扱う店舗などでは、練りと表記をして売られているケースも多い。

練りラピスラズリ

人工溶練された宝石では水晶が有名だが、水晶の粉末を溶かしてから練って作られ、結晶を失うことから、厳密に言えば成分は水晶だが水晶ではないガラス(模造石)となる。練りラピスラズリも人工溶練されて作られるため、厳密に言えば加工されたラピスラズリではなく、模造石と鑑定されるものだ。

主にラピスラズリをアクセサリーなどに加工する際に出る粉末を樹脂などを使用して固めて作られるが、ハウライトの粉末なども一緒に使われる。練って作るため金チップなどもバランス良く配合しやすく、一見して模造石かどうかの見分けがつきにくい。高価なラピスラズリのように金のチップが美しく散っているのに若干安価であったり、やや青味が薄い場合は練りラピスラズリの可能性がある。

模造石とは言え、ラピスラズリの粉末から作られるなら宝石としての価値はあると考えられがちだが、前述したように人工溶練されたラピスラズリは模造石であるため宝石の価値はない。

ターコイズ

また、ラピスラズリを他の石に貼りつけて加工する張りと呼ばれるものも流通している。ラピスラズリではなく、ターコイズをプラスチックなどの安価なマテリアルに貼りつけているケースも少なくはない。ターコイズとラピスラズリはフラットタイプのデザインが多いため張り加工がしやすく、ラピスラズリの偽物を作る際に良く使われる手段だ。

真贋方法は、石につなぎ目が存在しないかをチェックする方法があるが、アクセサリーの場合だと石を留めている台座につなぎ目が隠れている可能性もある。

また、石を叩いてみて音の様子が明らかに不自然な場合、内部にラピスラズリとは異なる硬度の石が混入していると考えられる。

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中古買取で高額査定になるラピスラズリ

ラピスラズリは、偽物を作る技術が精巧になっていると言われている。そのため、買取業者へ持ち込んでも、査定人に真贋が判断できないケースもある。

第三者機関で鑑別

ビーズの状態で販売されている安価なラピスラズリのイメージが日本では強いが、宝石として加工されている高級なラピスラズリを購入する際には、購入する宝石店ではなく第三者機関によって鑑別された鑑別書付きのジュエリーを購入すると信頼度が高い。

値段はその分高価格になるが、中古買取する場合にも鑑別書が付属したアイテムには高額査定がつきやすいと言える。また、ラピスラズリはアフガニスタンが市場へ多く流通させたことや、原石のサイズが大型のため、宝石としての価値はさ程高くはない。

しかし、プラチナやゴールドと言った高価な金属や、他の高価な宝石と一緒にデザインされているハイジュエリーの場合は、査定時に高評価となりやすいと言える。

早めに売る

また、ジュエリーにはデザインの流行があるため、身に着けないと感じたら早めに売ってしまうのも高額査定につながりやすい。

また、中古買取業者へ査定を依頼する前にはセルフクリーニングをしておくのも、査定人の印象を良くする条件だ。

クリーニング

ジュエリーは肌に直接接触するケースが多く、皮脂汚れが目立つものは柔かな布等で拭き掃除をすると良い。水洗いする手段もあるが、ラピスラズリは洗えないので、適した方法でクリーニングする必要がある。

日頃から保存状態に配慮し、汚れや傷などがつかないようにするのも大切だ。特に、ラピスラズリは硬度が低めの柔らかい鉱物のため、他のジュエリーなどとまとめて保管すると破損する可能性があるため、個別にボックスなどへ収納すると良い。

加えて、極端に強い衝撃などは与えないように管理すべきだろう。

ラピスラズリの青色

ラピスラズリは深い青色が魅力的な石だが、天然物のため全ての石が同じ青色ではない。前述したが、青色の薄い偽物が流通しているとは言え、薄めの色合いであっても購入価格が高額であれば本物である可能性も高い。

高価買取になるような価値が高いラピスラズリの色は濃さでは決まらず、深みのある色合いで、石の全てに青色が均一に広がるものである。紫よりの青色がより高価と言われ、緑に近い青色であればある程価値は低くなるのが一般的だ。

最高品質のラピスラズリが産出するのはアフガニスタンで、サリ・サング鉱山から採掘される石の中には、完全に群青色一色の石があることで有名だ。一方、ロシアのバイカル湖付近で採掘するラピスラズリには、アフガニスタン産の石よりも深い青色で黄鉄鉱が成分に含まれていないものもある。鑑別書に表記されているラピスラズリの原産国をチェックするのも、グレードを確認するひとつの方法だ。

買取業者選びは慎重に

真贋の見分けがつきにくいラピスラズリなどの宝石があしらわれたジュエリーを中古買取したいなら、買取業者を十分に選択するのも高値で買取するために必要だ。鑑定士のスキルが宝石の買取では問われるため、少なくとも10年の歴史がある業者を選ぶようにすると良い。

加えて、業者がどのような鑑定を行ってきたかをホームページなどでチェックするべきだ。宝石のみを取り扱う業者か、ジュエリーに詳しい査定人がいる業者であれば、より専門的な査定が行えるため適正価格で買取って貰える可能性が高い。

しかし、業者によってハイジュエリーの買取価格に差がつきやすい傾向もあるため、査定見積もりは複数の業者から取るのが良いと言える。業者によってジュエリーに使われる貴金属のみに買取価格をつけるケースがあるため、査定見積もりで提示された買取額を見て納得できる業者へ売るのが基本だ。

まとめ

ラピスラズリの偽物と本物の見分け方について紹介してきた。人気が高いラピスラズリだが、偽物と本物の境界線は曖昧なところもあるので、購入する際は注意したい。

ラピスラズリの偽物でよくあるのが、染色加工した石だが、色味の良くないラピスラズリに染色したものもあるので、この様な石だと完全な偽物とは決められない。現状、素人には真贋の見分けがつきにくい。

真贋が見抜けない場合は買取業者を検討するのも一つの方法だ。その際は、少なくとも10年の歴史がある業者を選ぶことをおすすめする。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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