LALEX(ラレックス)は1938年(昭和13年)にイタリアの実業家であったレオポルド・アキーラによって創業された。万年筆を愛し、収集する愛好家であったアキーラ自身が特注の万年筆製造を依頼していたMontegrappa(モンテグラッパ)を買収する形での会社設立だった。
一人の万年筆愛好家が、手作りでおしゃれな万年筆をできるだけリーズナブルな価格で提供することを目指して設立されたラレックスの名前は、レオポルド・アキーラのイニシャルLAと、ラテン語で法という意味のlexからつけられている。珍しい経緯で設立されたラレックス万年筆が持つ特徴と魅力、買取市場における評価について解説していく。
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ラレックス万年筆の特徴
ラレックスではさまざまなタイプの万年筆が製造されていたが、特に特徴的だったのはレオポルド・アキーラ自身が好んでいた純銀製の万年筆である。ラレックスの価値を知るために、前身であるモンテグラッパとラレックスの歴史やその特徴について確認しておきたい。
ラレックス万年筆の歴史
1938年に創業したラレックスは、その前はモンテグラッパという名の万年筆メーカーであった。モンテグラッパがあったヴェネト州は、イタリアの伝統的な工芸品の生産が盛んにおこなわれていた地である。伝統工芸で培われた高品質な銀細工の技術を生かして万年筆を作っていた。ちなみに、グラッパとはヴェネト州で生まれたお酒の総称である。
レオポルド・アキーラも銀製品を愛し、自身がモンテグラッパに対して特注していた万年筆も純銀製であった。その技術はラレックスにも引き継がれ、純銀を使った万年筆はラレックスのイメージの1つとなっている。
ラレックスが世界に広まった大きな理由として、ディーラーや小売業者との関係性が重要であることを認識し、信頼できる独占販売業者網の整備をしたことがあげられる。ラレックス製品の販売促進やブランディングのために広告や正規販売店の認定などを実施した。また、さまざまな立場からの製品に対するフィードバックを重視し、製品に反映してきたことも評価が高まった理由の1つである。
ラレックス万年筆の魅力
ラレックス万年筆には大きな2つの魅力がある。1つは前身のモンテグラッパから引き継いだ精密な純銀製の万年筆とその銀細工の技術だ。毎日使うことを前提に作られたラレックス万年筆は使うほどに味わいを深めていく。耐久性に優れており、銀細工の技術は万年筆のキャップに使われることが多い。
もう1つはその豊富なカラー展開である。特に鮮やかで印象に残る色彩と純銀のコントラストはラレックスの万年筆を魅力的にしている。そこには万年筆愛好家であったレオポルド・アキーラの想いが込められている。
ラレックス万年筆の種類
ラレックスを代表する万年筆はいくつかあるが、その中でも人気の高いコレクションについて解説しよう。
Forme(フォーム)
シンプルな図形である円や三角形、正方形に着想を得てデザインされたフォームは、幾何学をうまく万年筆のデザインに取り入れることに成功した。この製品は純銀ではなく、より軽く耐久性に優れながらもリーズナブルなアルミニウム合金を用いている。ボディは光沢のあるオレンジ・ブラウン・ピンク・ブルー・ブラックから選択できる。机の上で小さなオブジェの役割も果たせる印象的なデザインだ。
Simbolo(シンボロ)
万年筆を親しい友人の贈り物として活用していた、レオポルド・アキーラのギフトの精神が最も込められているのがシンボロだ。贈り物として用いられることを前提に、簡単に要望に合わせて個性を出せるように設計されており、その純銀製のクリップはすぐに交換ができる。
ラレックス万年筆は買取可能か?
ラレックス万年筆は、純銀とアルミニウム合金を組み合わせヴェネト州の伝統工芸品の技術を織り込んでおり、世界的にも人気が高い。また、独占販売契約を結んでいたことで、どこでも気軽に手に入る製品ではないため希少価値がある。
手元に現在使っていないラレックス万年筆があり、今後使う予定がない場合には買取業者に売却するのがオススメだ。少しでも高く買取をしてもらうために、複数の買取業者に査定を出してみると良い。
ラレックス万年筆の高価買取ポイント
ラレックス万年筆を高価買取してもらうためには、おさえておきたいポイントがある。買取査定を出す場合には十分に注意してのぞんでほしい。
万年筆をキレイにする
万年筆は筆記具なので、本来の用途に使えないと判断される場合には買取額が低くなってしまう。買取業者は限られた情報で判断するため、リスクを取らない。
ペン先につまりがないように、ぬるま湯などにつけて筆記具として使える状態にしておくことは重要だ。ただし、ラレックス万年筆の場合にはそれだけでは足りない。ラレックス万年筆の特徴の1つである、純銀の美しさと銀細工の素晴らしさを損なわないように、ボディやキャップの細かな細工の部分までキレイに掃除し磨き上げることで、本来の美しさを表現できる。
複数の買取業者に査定を出す
ラレックス万年筆は独占販売の製品だが、全体的な流通量は多かった。そのため、買取業者によっては在庫を抱えている場合があり、買取額が低くなりやすい。
少しでも高く買い取ってもらうためには、在庫が少ない業者を見つける必要があるが自分で見つけるのはなかなか難しい。複数の買取業者に査定を依頼することが必要である。
ラレックス万年筆の買取業者一覧
ラレックス万年筆の買取には、専門の業者へ依頼するのが適策だ。どこへ依頼するかは、それぞれライフスタイルに合った業者がベストである。ここで掲載する情報にきちんと目を通してほしい。
キングダムnote
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
万年筆の買取業界にその名をとどろかせているのは、キングダムnoteだ。ボールペンやペンケースなど、筆記具に関わるグッズであれば、ほぼ取りそろえている。
キングダムnoteの強みは、買取業だけではなく販売業も共立している点だ。万年筆を市場に流通す必要がなく、マージン分の削減が可能である。本来であれば、買い取った品を流通マーケットへ出品しなければ販売に結びつけることは難しい。1社で全ての工程を実行できるというのは、高価買取のカギとなるのだ。
また万年筆本体だけではなく、ペン先部分のみでも現金化が可能だ。特に金製のものは、数千円~数万円の価値が見込める。壊れたからといって、ペン先を捨てるのだけは避けてほしい。
店舗は新宿区にあるが、出向くのが面倒と感じるのであれば宅配買取が便利だ。無料のキットも用意されているので、有効的に活用すると良い。
- 会社名
- シュッピン株式会社 Syuppin Co.,Ltd.
- 住所
- 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目14番11 Daiwa西新宿ビル3階
- 営業時間
- オンライン受付:24時間対応
電話受付:11:00~20:30 - 定休日
- 年中無休
- 店舗からのコメント
- 眠っているペンはありませんか?筆記具高価買取いたします!
- 査定・買取方法
- オンライン査定/宅配査定・宅配買取/出張査定・出張買取/店頭査定・店頭買取
- 買取価格
- 要査定
良品買館
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許可番号
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ウイルス
対策
中国地方から関東地方にかけて、多数店舗が点在する良品買館。2003年に事業を開始しているが、業績好調とあって次々と店舗を拡大している。家電や生活雑貨も扱うが、ノートや万年筆などの文房具関連にも注力している業者だ。
特に高価買取を公言しているのは、国内メーカーや指定ブランドの万年筆である。手持ちの万年筆が該当するかは、直接良品買館へ問い合わせるのが安心だ。
ホームページ上には、店舗ごとのお知らせや買取情報も載せてある。店のイメージや印象をつかむ材料にもなるので、1度目を通しておいてほしい。近くに店舗がある場合は実際に足を運んでみるのもオススメだ。
- 会社名
- 株式会社 ベストバイ
- 本社住所
- 〒567-0065 大阪府茨木市上郡1-4-14
- 営業時間
- 店舗によって異なる
- 定休日
- 年中無休
- 店舗からのコメント
- 文房具・筆記用具の買取・リサイクル・販売なら良品買館にお任せください!
- 査定・買取方法
- 店頭買取・出張買取
- 買取価格
- 要査定
ジュエルカフェ
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
万年筆というのは、世界共通の筆記具でもある。国内はもちろん、海外でも売買がおこなえる稀有な品なのだ。買取業者でも、海外マーケットは重要視されており、可能性は無限に広がっている。
国内トップクラスの店舗数であるジュエルカフェは、なんと海外へも出店している実力派の業者だ。ジュエルカフェが有している販売ルートも、世界規模へと広がりを見せている。ラレックス万年筆のようなコレクターからも人気の高い品は、海外ニーズも高い一品だ。マーケットの広さを考慮すると、価格は相当期待できる。
高価買取につながる太いパイプを構築しているジュエルカフェは、海外基準へと歩みを進める注目の業者だ。ラレックス万年筆が眠っているのなら、海外マーケットが得策とも考えられる。
- 会社名
- 株式会社クレイン
- 住所
- 本社住所: 〒107-0062東京都港区南青山5-6-26 青山246ビル5F
- 営業時間
- 店舗によって異なる
- 定休日
- 店舗によって異なる
- 店舗からのコメント
- 満足価格に口コミ多数
- 査定・買取方法
- LINE査定/宅配査定・宅配買取/出張査定・出張買取/店頭査定・店頭買取
- 買取価格
- 要査定
万年筆ファクトリー
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ポリシー
ウイルス
対策
気軽に試せるオンライン査定がうりの万年筆ファクトリーは、超スピード査定に定評のある業者である。オンライン上から簡単に情報を入れ込むだけで、最も早くて1時間以内に返答がくるのだ。
なぜそんなにも早く価格が導き出されるのかというと、常時20万点以上の相場価格をリサーチしているからである。万年筆ファクトリーでは、価格の動向にすぐさま反応して査定額を更新していくのだ。
超スピード査定であってもその根拠は確かであり、最もフレッシュな情報ということになる。最速・最短でおおよその価格が知りたい、あるいは最新の相場価格を目にしたいときは万年筆ファクトリーを検索してほしい。
- 会社名
- スターフリートリサイクル株式会社
- 本社住所
- 〒105-0022 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング3階
- 営業時間
- オンライン・FAX 24時間
- 定休日
- 年中無休
- 店舗からのコメント
- あなたの万年筆お売り下さい。
- 査定・買取方法
- オンライン査定/宅配査定・宅配買取
- 買取価格
- 要査定
エコスタイル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
エコスタイルは、高級ラインからカジュアルラインまで、幅広いテイストがそろう買取・販売業者である。衣服やジュエリーにはじまり、筆記具まで手を広げているのだ。筆記具の中でも高級ラインに属する万年筆は、買取を強化しているアイテムだ。
万年筆の高価買取には、限定品などの生産が少ない・書きやすく使い勝手が良い・見た目にもリッチ感がある、の3点が重要だと掲げている。特にラレックス万年筆は、この3点にくわえ精巧なつくりというポイントもくわわる1本だ。
また、理解が難しい万年筆の知識に長けているスタッフにも定評がある。対応力も高く、マナーを心得たスタッフが接客にあたるのだ。スタッフ力は、業者の顔ともいえる重要事項である。
3パターン用意されている買取方法は、どれもスピーディな対応だ。時間がない人でも安心して利用できるよう、細部までつくり込まれている。入金に関しても、ユーザーが承認し次第なんと24時間以内に振込が完了するのだ。迅速かつ丁寧な応対は、ユーザー評価の高さに直結する。
- 会社名
- 株式会社スタンディングポイント
- 住所
- 〒146-0092 東京都大田区下丸子2丁目24-26 光写真印刷第2ビル
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 毎週火曜日(祝日を除く)
- 店舗からのコメント
- 初めての方でも大歓迎!買取アドバイザーがお客様のライフスタイルに合った、最適な買取方法をご提案します。ペン・筆記用具高価買取1点から大切にお見積りします。
- 査定・買取方法
- LINE査定/宅配査定・宅配買取/出張査定・出張買取/店頭査定・店頭買取
- 買取価格
- 要査定
まとめ
ラレックス万年筆は一人のイタリア人万年筆愛好家による、手作りで品質の高い万年筆をより多くの人に使ってもらいたいという想いから生まれたブランドだ。伝統工芸の技術を用いた純銀細工の技術と印象的な色使いで製品の価値を高め、顧客の声をフィードバックし、小売店を大事にする戦略で世界中で知名度を得た。
コンセプトがリーズナブルに使ってもらうことなので、驚くような買取金額になることはない。だからこそ複数の買取業者に査定を依頼することで、少しでも高く買い取ってもらいたい。ラレックス万年筆が手元にあって使っていないならば、本当に手に入れたい人の手元に届く方がお互いにとって有意義だ。