クロスオーバー人気によってSUV市場が拡大している日本では、イギリスで生まれたランドローバーも高価買取の対象メーカーとなっている。
特にランドローバーの世界販売台数が27%も増加している近年では、新車に手が出ない人々が中古車市場に目を向ける傾向が高いため、4WDのみという変わったブランドであっても十分な需要が見込める時代が到来しているのである。
今回は一般的な輸入車とは全く異なる理由で高価買取が狙えるランドローバーについて、ヒカカク！で調査した参考買取相場と魅力を紹介していきたい。
Discovery1_1024x1280 / drop7landrover
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
ランドローバーの中古車が日本で高く買い取られる理由
ランドローバー中古車が日本国内で高い需要を維持する背景には、このブランドならではとも言える下記の特性が大きく関係している。
日本ではSUVが大人気
SUV車が大人気の日本では、デザイン性も高い輸入車クロスオーバーを求めるユーザ達が、ランドローバーの中古車に興味を示す傾向が非常に高いと言われている。
また、日本ではSUVと同時に高級車市場も活況状態となっているため、魅力的なSUVと高級感をあわせ持ったランドローバーに人気が集まることも自然な流れなのである。
キャサリン妃の出産で知名度を高めた
キャサリン妃がロイヤルベビーを抱いて病院から出てくるニュースは、輸入車に疎い日本国内でランドローバーの存在を浸透させるきっかけになったと言われている。
特にこの報道を見た人たちが抱いたランドローバーへのプラスのイメージは、これまでの輸入SUVにあった「山や海、アウトドアシーンで使う車」という認識を一掃させ、ファミリー層でも購入可能な車種という好印象を植えつけた。
その結果としてランドローバーへの敷居の高さが解消され、国内需要の高まりへと繋がったようだ。
アルミを使った錆びない車
物資不足によってアルミ素材をボディに採用したランドローバーは、格下のBMW X3やアウディQ5のモノコック単体とくらべても遥かに軽い車として知られるようになった。
また、ランドローバーは、高速道路での融雪剤が多く使われる日本でも錆びない車としての地位を確立しているため、「中古車でも穴が開きにくい」という信頼性も高価買取の要因と考えて良いだろう。
ランドローバー中古車を高く売るコツ
大切にしてきたランドローバーを手放すとなられば誰しもが少しでも高く買取に出したいと思うだろう。高額査定を狙うのであれば、近くの買取業者の査定に出すだけではなく、ちょっとした工夫と努力、準備が必要になってくる。
そのため、ここでは高く売るためのコツを紹介するので、参考にして欲しい。
掃除をして査定に出そう
査定の際は、車の年式や走行距離、人気カラーなどが重要なチェック項目となるが、ここで忘れてはいけないのが内外装の掃除である。
内装・外装の状態は、その車が大切にされていたかどうかを判断するための重要な基準となる。そのため、査定に出す前に洗車、内装・トランクなどは掃除機でキレイにしておき査定額アップを狙おう。
外装の掃除においては水洗いをし、キズがあるか確認するとよいだろう。水洗いをする前にキズだと思ってコンパウンドで磨いてみたら実はキズではなかったということもある。水洗いで出てきたキズはコンパウンドで磨ける範囲であったら磨いて査定に出すとよいだろう。
しかし、大きいキズやヘコミがある場合は、業者に修理してもらうとお金がかかり逆に損になってしまうこともある。また、自分で直してしまえば酷くしてしまうこともあるので、正直に査定時に申告して諦めるようにしよう。
また、内装の掃除の際は掃除機で綺麗に掃除するのはもちろんだが、忘れないようにして欲しいのが車内の臭いである。自分お車であると普段乗っているので気づきにくいが意外と匂いが染み付いてしまっていることが多い。
さらに、タバコやペットの臭いは買取業者に嫌がられるので特に念入りに消臭をしたほうがよいだろう。査定に出す前は消臭剤を使ったりしてできる限り消臭して買取に出そう。
売るなら早めに
中古車市場は日々価格が変動する。車種によって売れ筋のシーズンが存在し、2～3週間で10～20万円の価格差が生じることもある。
特に狙いたいシーズンは、需要が高まる夏と冬のボーナス時期前である。狙い目の時期を考慮しつつ相場を把握し、売るタイミングや予算を立てておこう。
中古車は少しでも新しいほうが高く買い取ってもらえる。高額で買い取ってもらいたいのであれば、早めの査定・売却を心がけよう。
付属品の保管はしっかりと
車の購入時に搭載されていた付属品類はしっかり保管しよう。特に「取扱説明書」や「整備手帳」などは車を査定する際にも必要なので失くさないようにしよう。付属品の有無は査定時の重要なポイントになってくる。ない場合は査定額がかなり下がってしまうこともあるので必ず揃えた上で査定に出すようにしよう。
また、社外のハンドル、マフラー、アルミ等に交換した場合も純正部品を必ず保管しておき、売却時は忘れないようにしよう。
下取りと買取はどちらがお得か
下取りとは、新車を買う際にディーラーに愛車を売って購入資金に充てること。一方、買取りとは、買取専門店などに愛車を売って現金を受け取ることである。あまり違いがないように思われるかもしれないが、買取価格の算出方法が大きく違うので注意してほしい。
買取の場合はオークションの相場を基本価格として車の装備や状態などから買取価格が算出される。そのため、全国各地の市場の相場データをリアルタイムに把握し、その値動きがダイレクトに価格に反映されるのだ。
しかし、下取りの場合は下取り基本価格表をベースに価格が算出されるのだが、オークション動向にリアルに連動しているわけではない。よって、市場の値動きに応じた高い下取り価格というのは提示されにくい。
また、新車購入が前提であり、新車の販売価格との兼ね合いで最終的な価格が決められる。そのため、車の装備や細かいアピールポイントに対する評価が期待できない。
もうお分かりのことと思うが、このような違いから下取りよりも買取のほうが高額査定の可能性が高くお得だということである。
買取業者選びは慎重に
ランドローバーを買取に出すにあたって、少しでも高額な買取を狙うのであれば、複数の業者に査定をしてもらうことが重要である。買取業者を誤ってしまうと何十万も買取価格が変わってしまうこともある。慎重に買い取ってくれる業者を選んで欲しい。
特に、買取業者を探すのが大変であるからと、地元の街の買取業者に買い取ってもらうことにしてしまうと、本来のランドローバーの価値を見出してもらえず、減額理由をたくさん挙げられ低い金額で買い取られてしまうだろう。
ネットで無料査定をできる買取業者も多いので、まずは複数の買取業者に査定をしてもらい、一番高く買い取ってくれる買取業者を探すようにしよう。
また、ランドローバーの場合中古の外車専門店ランドローバーの買取に力を入れている買取業者を選ぶと、さらに高額買取が見込めるだろう。
おすすめの買取業者
買取業者選びは高額査定を狙うためにかなり重要なポイントである。では、どこの業者を選んだらよいかわからない、探すのが面倒だという方は、ここで紹介する買取業者を是非参考に見てみて欲しい。
RANGERS（レンジャース）
レンジャースはランドローバー専門の販売店のため、ランドローバーを買い求める人が多く販売店に訪れる。店舗運営には10年の実績があり、安心して自分の大切なランドローバーを売ることができる買取業者となっている。
ネットから査定の申し込みができ、2,3日で返信が来るシステムとなっているので、興味のある人はまずはネットで査定を申し込んでみよう。
AUTOSPEC（アウトスペック）
アウトスペックは輸入車買取専門店である。ランドローバーの強化買取を実施していて、特にレンジローバー、レンジローバーイヴォーク、ディスカバリー、ディフェンダー、フリーランダーに力を入れている。
オークションではなく直接販売を行なっているためオークション流通マージンがかからず、本来のランドローバーの価値での買取を実現している。ネット査定ができるのでまずは査定に出してみよう。
カーセンサー
カーセンサーは中古車買取、査定を行なっている買取業者である。カーセンサーはランドローバーの買取も行なっていて、そのホームページにはランドローバーの買取や査定の情報も載っている。
人気車種ランキングや、そのほか高額査定を狙う秘訣、基礎知識や中古車査定でよくある質問など、様々な情報がホームページに載っているのでまずは参考にホームページをのぞいてみるのも良さそうだ。
ランドローバーの人気シリーズ・参考買取相場
ランドローバーの現行車種は、ディフェンダー、レンジローバー、フリーランダー、ディスカバリーの4種類だけである。人気の高いディフェンダーは、走行距離が少なく年式が新しい車両であれば800万円前後の高額査定も期待できる。
また、クラシカルな雰囲気で知られるディフェンダー110SEは、銘車ならではとも言える1,000万円以上の査定額を叩き出すこともあるため、妥協をせずに売却に向けての行動を起こして欲しい。
まとめ
いかがだったたろうか。ランドローバー日本で人気があり、高額査定が狙える車である。
しかし、ここで紹介した高額査定を狙うためのコツを忘れずに実施して、ランドローバーの価値を理解してくれる業者で愛車を一番高く買取に出すことを実現し欲しい。
