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リサイクルショップが集荷・宅配時に使う業者はどこがおすすめ?

読了目安:9分
更新日:2020/12/15
公開日:2018/12/04
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販売している商品を郵送して消費者のもとに届け、宅配買取で郵送された商品を受け取ることがビジネスの大前提となるネットショップでは宅配業者選びが非常に重要なポイントだ。安く、早くを求めてくる消費者のニーズに応えてくれる宅配業者が望ましい。

ネットショップの場合、送料・手数料に関する消費者へのサービスの向上がコストを上昇させ利益を圧迫させてしまう部分もあるだけに宅配業者選びがそのままネットショップ運営の成否に直結する部分も出てくる。料金面だけでなくサービスの内容も含めて慎重に検討していきたい。


クロネコヤマト! / kei51

宅配業者の選択

ネットショップを運営する際にはあらかじめ宅配業者を決めて契約することが大前提だ。商品を販売するだけでなく買取も扱うショップともなると配送だけでなく集荷も必要になるわけだから、宅配業者との付き合いが経営コストに占める割合は非常に大きい。

極端な話売買を行うたびに宅配業者にお金を支払う形になるわけだから、コスト感覚を忘れずに宅配業者を選んでいく視点が求められる。近所に営業所があって利用しやすいから、といった安易な選択は避けたい。

主な宅配業者

宅配業者はクロネコヤマト、佐川急便、郵便局の3社が全国規模の大手として知られており、次いで日本通運、西濃運輸や福山通運などが挙げられる。基本的には大手の料金やサービス内容をチェックしたうえで各社を比較し、地域性も加味したうえで判断していくことになるだろう。

ネットショップは全国規模でビジネスを行えるのが大きなメリットなのだがら大手を選んだ方が使いやすいのは事実だが、オフィスを置いている地元に強い宅配業者がある場合、またはおもな顧客層がいるエリアに強い宅配業者がある場合には大手にこだわらず選んでいく姿勢も必要になるだろう。

宅配業者のサービス内容について

各業者のサービス内容についてもしっかりチェックしておきたい。どのジャンルの商品を扱っているかで利用するサービスが違ってくるからだ。家具やスキー用品、楽器などサイズの大きな商品を扱っている場合にはとくにこの点の検討が欠かせない。

たとえば宅配業者には大きさ制限が設けられており、それを超える場合には別料金になったり、取り扱ってもらえなかったりするケースもあるのだ。サイズの基準に関しては「長さ・幅・厚さ」の合計と重量で判断されるのが一般的で、クロネコヤマトの場合、合計が1.6メートル以内、重さが25キログラム以下で超過した場合には別料金となる。

郵便局のゆうパックでは合計が1.7メートル、重量が30キログラムとクロネコヤマトに比べてやや制限が緩いが超過した場合には受け付けてくれないので注意したい。大型の商品ではない場合でも大量の買い取りを受け付ける場合には重量が超過してしまうこともあるので気をつけたい部分だ。

宅配業者のプラン

どの宅配業者でも複数のプランを用意しているのでショップに合ったプランがあるかも大事な点だ。リサイクルショップの場合は低コストで利用できる佐川急便の「飛脚メール便」やクロネコヤマトの「クロネコメール便」などは見逃せないサービスだ。これらのサービスは買取業務では必要ないが販売の際に非常に重要な選択肢になる。

中古商品を扱うショップの場合は買い取りと販売両方の観点から宅配業者を比較していかなければならない。買い取り面のメリットばかりに目を向けてしまうと販売の面で適していない業者を選んでしまう恐れも出てくるからだ。

集荷サービスと割引制度

買い取りの観点から宅配業者を利用する場合には集荷のサービスも見ておきたい。利用者としてはできるだけ面倒な思いをせずに宅配買取を利用したいものだ。

集荷サービスの比較

近所にコンビニがある場合ならとくに面倒はないかもしれないが、そうでない場合や、荷物が多い、重いなどでコンビニや宅配業者の営業所まで持ち込めないという場合には集荷サービスが欠かせない。

本やゲーム、CD・DVDは大量に買い取って欲しいものがある場合に宅配買取を利用する傾向があるため、とりわけ集荷サービスは重要だ。

このサービスについて比較してみよう。クロネコヤマトは19時まで最寄の営業所に依頼すれば対応してくれる。電話だけでなくインターネットでの依頼にも応じてくれるのが魅力だ。利用者からすると昼間外出先でスマホで依頼し、夜帰宅後に集荷に来てもらうといった使い方ができるのでメリットが大きい。

なお、宅配ロッカーが設置されている住宅の場合、宅配ロッカーに荷物を入れておけば集荷してくれる「宅配ロッカー発送サービス」も利用できる。これは仕事の都合などでなかなか集荷に対応している時間帯に家にいることができないサラリーマンに重宝されるサービスだろう。

佐川急便と郵便局も19時まで営業所へ依頼すれば対応可能で、依頼は電話のみだ。なお規模の大きな郵便局の中には24時間営業のところもあるが、そこなら持ち込み限定ながら24時間受け付けてくれる。宅配買取の観点からすると多彩なサービスが充実しているクロネコヤマトに軍配が上がるだろうか。

割引サービスの比較

割引サービスも忘れずにチェックしておきたい。宅配買取の場合は着払いでの対応が原則となるだろうし、商品を配送する場合でも少しでもコストを軽減するために割引制度を最大限に利用したいところだ。

割引に関しては営業所に持ち込むことで割引してくれる業者が多く、郵便局、クロネコヤマト、佐川急便ともに100円割引が適用される。

なお、郵便局の場合、前回と同じあて先に出す場合には50円の割引が適用されるので本やCD、ゲームなど大量の商品を分割して集荷するケースが多い商品の場合はメリットが出てくるだろう。なおクロネコヤマトはセブンイレブン、ファミリーマート、スリーエフに持ち込んだ場合も100円割引になる。ショップが商品を配送する際にも欠かせないポイントだ。

チェックすべき点

主な宅配業者のサービスの比較をしてきたが、ほかに宅配業者を選択する際のチェックすべき点について紹介していこう。

時間帯指定

商品を配送する観点からは時間帯指定の使い勝手がどれだけいいかも重要なポイントとなるだろう。ほとんどの宅配業者では時間帯指定を導入しており、どれだけ細かく設定できるかがポイントになりそうだ。各業者でそれほど大きな違いはなく、5~6種類の時間帯の中から選ぶ形になる。

ポイントとしては佐川急便は8時から対応していること、クロネコヤマトは6種類と多い選択肢から時間帯を選ぶことができることだ。この点は扱う商品の顧客層なども考慮したうえで選びたい。

サラリーマンがおもな顧客層の場合は夜遅くに指定しやすい郵便局とクネロコヤマト(20時~21時が可)、高齢者がおもな顧客層の場合は午前中に指定しやすい佐川急便の方が適しているだろう。なお配送日の指定はどの業者も可能だが、メール便は例外なので注意したい。

オプションサービス

料金を追加したうえで利用するオプションサービスも見ておきたい。ユーザーによっては少しでも早く商品を届けて欲しいケースもあるだろう。

この点は佐川急便が充実しており、翌日中に届ける「スーパー便」をはじめ翌日午前中に配達する「航空便」、翌日時間指定が可能な「飛脚TOP便」などが用意されている。この点では郵便局が速達サービスしかないのでやや不利か。

クリスマスシーズンなどスピードが問われる時期もあるだけに消費者に追加料金を払ってでも早く届けてくれる選択肢を用意できる宅配業者の方が魅力的なのは間違いないだろう。

決済方法

決済方法に関してはどの業者も代金引換サービスを扱っているが、商品を届けた際にカード払いができるサービスは郵便局では扱っていないので気をつけたい。クロネコヤマトでは事前登録が必要だが商品と同封される払い込み票で後日コンビニ・郵便局で支払うサービスもある。

商品によっては消費者が代金前払いに不安を感じるものもあるし、高額な商品ともなると代金引換も抵抗がある場合も出てくる。そんな時にこのサービスはかなり重宝するだろう。

損害賠償や貴重品向けの配送サービス

骨董品など価値の高いものを扱うショップの場合は損害賠償や貴重品向けの配送サービスが充実しているかも見ておきたい。損害賠償に関しては30万円まで無料のところが多い。佐川急便では貴重品配達サービスをオプションで用意しているのでチェックしてみる価値があるだろう。

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宅配業者の比較と選び方

宅配業者を選ぶ際に知っておきたい部分がひとつある。それは送料は必ずしもホームページなどであらかじめ規定されている金額とは限らない点だ。交渉次第で安くしてもらう余地も十分にある。

簡単に言えばたくさん利用すればするほど割引してもらう余地が出てくるのだ。じつは事業者が宅配業者を選ぶ上ではこれが非常に大きなポイントになってくる。個人が選ぶ場合との最大の違いといってもよいだろう。

この点に関しては郵便局よりもクロネコヤマト、佐川急便のほうが交渉の余地が大きく割引が期待できるというのが一般的な評価だ。とくにクロネコヤマトの場合、たくさんの商品を扱えば扱うほど値引き幅が大きくなる傾向がある。

ただそれは逆に最初に事業者と契約する際に割引する余地が少ないという理由が背景にあるため、ネットショップを始めたばかりの頃はあまり値引きが期待できないので注意したい。

個人経営の小規模なネットショップの場合は佐川急便、ある程度規模の大きなショップ、あるいは本やCDなど買取で宅配を利用する機会が多いショップはクロネコヤマトの方が割引交渉の観点から見ると向いているだろう。

交渉の際には1ヶ月にどれぐらい発送するのか、できるだけ正確な数字を用意したうえで少しでも有利な契約に持ち込む努力もしたい。なお、値引き交渉に関しては業者ごとだけでなく各営業所ごとでも違いが出てくる。同じ業者でも営業所によって割引の幅が違ってくることもあるわけだ。

そのためひとつの業者だけに交渉を持ち込むのではなく、複数の運送業者に話を持ち込んだ上で比較検討し、最終的にもっとも安く利用できるところを選択するといった工夫も心がけたい。

まとめ

ネットショップの運営の観点から大手の宅配業者のサービス内容を比較してみた。どの業者が突出してよい、ここがネットショップにピッタリといった優劣はなく、ショップが扱っている商品やジャンル、必要としているサービスによって評価が違ってくることがうかがえるのではないだろうか。

それだけにショップが必要としているサービスに対応しているか、ショップが主に利用するサービスで価格が安いかどうかを比較検討して選んでいくことになるだろう。また、価格交渉ができる宅配業者もあるので複数の運送業者に持ち込み、比較検討することをオススメする。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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