言わずと知れた世界的ハイブランドのルイヴィトン(LOUIS VUITTON)で定番の柄といえばモノグラムとダミエだろう。モノグラムの商品は数多く販売されているがその中でもひときわ目を引くのがアイ・ラブ・モノグラムではないだろうか。
2003年に発売されたアイ・ラブ・モノグラムはイラストレーターの村上隆とのコラボアイテムの先駆けとなった商品で、現在でも大人気のモノグラム・マルチカラーが始めて世に出た商品である。そんなアイ・ラブ・モノグラムの特徴や買取相場、高価買取のために気を付けることを解説するのでアイテムをお持ちの方はぜひ最後までチェックしてみてほしい。
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アイ・ラブ・モノグラムとは
前述したように日本の人気イラストレーターの村上隆とルイヴィトンが初めてコラボレートしたシリーズである。カタカナではアイ・ラブ・モノグラムだが、英語表記だとEYE LOVE MONOGRAMで目のことを指しており、あらためてアイ・ラブ・モノグラムの商品を見ると通常のモノグラムではなく目のイラストが描かれていることが分かる。カラフルな色使いと通常とは違うモノグラムで人気のシリーズである。
アイ・ラブ・モノグラムの特徴
アイ・ラブ・モノグラムには大きく分けるとバッグとスカーフの2種類がある。すべてのシリーズでブロンとノワールと呼ばれる白と黒のカラーが販売されている。93色のカラフルなデザインと、大きすぎず小さすぎもしない万人ウケするリボンのバランスが印象的でかわいらしいアイテムだ。ルイヴィトンといえば旅行用のトランクの製造から始まったブランドなのだが、アイ・ラブ・モノグラムにもトランクを思わせるようなデザインが施されている。
村上隆について
1962年に東京で美術家の家系に誕生した村上氏とルイヴィトンの出会いは、2002年にパリ・カルティエ財団で行われていた村上隆の個展での出来事だった。当時ルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターであったマークジェイコブス氏は元より村上氏のファンであったことなどもあり、ルイヴィトンとのコラボレートのオファーがされた。その翌年の2003年にアイ・ラブ・モノグラムが発売されていることからマークジェイコブス氏はよほどほれ込んでいたことが見て取れる。
2003年のコラボレート以降、チェリーブロッサムやモノグラムパンダなどの人気ラインを輩出し、2008年には当時まだ珍しかったストリート仕様のカモフラ柄とモノグラムをかけあわせたモノグラモフラージュを販売するなど多くの話題をルイヴィトンと村上氏で作ってきた。
アイ・ラブ・モノグラムを高く売るには?
ルイヴィトンを始めとするブランド品は幅広く買取が行われている。ではアイ・ラブ・モノグラムを高く売るためにはどのような注意点があるのか見ていく。3つのポイントを紹介しているがこれはアイ・ラブ・モノグラムだけに限定した注意点ではないので最低限の知識として覚えておくといいだろう。
保存状態を良く保つ
一番だいじなポイントが保存状態を良い状態で保っておくことだ。革製品は使用ぜず放置しているとレザーが固まってしまうのだが、メンテンナンスを行わず使用を続けているとレザーが柔らかくなりすぎ型崩れの原因にもなってしまう。数カ月に1度はセルフメンテナンスを行い、どこか故障している場合は悪化する前に修理に出すといった基本的なメンテナンスをしておくだけで売却価格は大きく変わってくる。新しいラインを買ったら使用頻度は落ちるので、価値を落とさず売却をしたいのであれば押し入れにしまう前に買取を依頼してしまうのがいいだろう。
買取業者を比較する
調べる手間はかかってしまうのだが売却する際は複数社を比較してから買取の依頼をするようにしたい。家の近くにある買取業者に持ち込み査定をするのが一番簡単な方法ではあるが高値での売却を希望するのであればそこで決めてしまうのは避けたい。もちろん地元店ならではの高値で買取を行ってくれる場合もあるが、多くの場合ではネットでの販路を持っている業者の方が買取後のリスクが少ないので高値を提示できる可能性が高い。
ネットで買取をおこなっている業者の多くは買取方法を3つ準備しており、実店舗で査定を行う店頭買取、自宅に作業員が査定を行いに行く出張買取、宅配便で業者に商品を送り査定を行う宅配買取の3種類だ。最近ではラインで写真を送るとおおよその査定金額を知らせてくれるサービスを行っている業者も多い。まずは査定のみの依頼でも対応してくれる業者は多くあるので買取業者を比較したうえでの売却をおすすめする。
査定前に商品をきれいにする
やはり商品はきれいな状態であることが好ましい。ホコリをかぶったバッグより小ぎれいにされているバッグの方が印象がいいのは容易にお分りいただけるだろう。クリーニングに出すと費用がかかってしまうので自宅で簡単にできる方法としては、査定に出す数日前には押し入れや箱から出して皮のクセを伸ばして、柔らかい布などで軽く拭いておくだけでも状態のイメージが良くなり査定価格が良くなる場合もある。しかし、あまりにきれいにしようとするとかえって商品にダメージを与えてしまうこともあるので、やり過ぎは控えたい。
アイ・ラブ・モノグラムの買取方法
今までアイ・ラブ・モノグラムの特徴や高価買取のためにできることをいくつかご紹介してきたが、実際に売却を行う方法には2つある。より高く売却が可能な方法をよく考えて選んでほしい。
買取業者に依頼
まずは買取業者に依頼する方法である。特徴としてはプロの目を持った鑑定士が正しい買取価格を提示してくれるので、自身が販売するなどの手間がかからず簡単に売却が行えるということである。業者に買取を依頼すると必ず売れるという点もうれしい点だろう。ただし、悪徳業者も世の中には多いので正しい買取価格を知るには複数の業者から見積もりを取るのがベストであるといえる。
フリマアプリでの個人売買
2つ目はフリマアプリやネットオークションを利用したインターネット上での個人売買だ。今はやりのメルカリや昔からサービスのあるヤフオクを利用したことのある方も多いのではないだろうか。特徴としては出品価格を出品者が決めることが可能なので、売りたい価格もしくはそれ以上の価格で売却することが可能である。ヤマト運輸や日本郵便と提携した匿名配送という配送方法があり、名前や住所を知られることなく個人売買が現在では可能だ。
個人売買は例外を除き、業者に買取を依頼するよりも高い価格での売却が可能である。例外というのは出品者がその商品の正しい価値を知らず、予想外の低価格で出品してしまう場合だ。なので個人売買を行う場合は過去の購入価格を自分でリサーチししっかりと相場を理解してから出品を行うように注意したい。
インターネットでの個人売買にはデメリットも多く、購入者が現れるまで商品を自宅で保管しなければならなく、発送や梱包(こんぽう)まで自身で行う必要がある。買取業者に依頼するよりはるかに多くの手間がかかるので初めて行うハードルは高いだろう。
買取方法別のメリット・デメリット
では先ほど挙げた2つの買取方法で起こるメリットとデメリットについて見ていこう。それぞれの買取方法を細分化し、その特徴についてまとめていく。
店頭買取
まずは買取業者に依頼する方法として店頭買取を紹介していく。店頭買取はリサイクルショップなどに持ち込むか、ネットで買取を行っている業者でも実店舗を持っていることがあるのでそこに持ち込み買取を行ってもらう方法である。
店舗まで直接買取を依頼しに行く形なので買い取りまでの時間が短く済むのが最大のメリットだろう。もちろん査定金額に納得がいかなかった場合はそのまま持ち帰ることも可能である。よほどの悪徳業者でない限りは査定は無料で行っている。しかし、買取までの時間が短いとは言っても店舗までの距離や時間は人それぞれ違い、もし近くにない場合は交通費をかけて出向くことになるので店舗が遠い場合にはあまりおすすめできない。
宅配買取
次は宅配便で業者に商品を送り買取をする宅配買取を紹介していく。宅配買取を依頼すると集荷や梱包用の段ボールの手配を行ってくれる場合もあるのでよく確認が必要だ。送料は無料のことが多いが、査定金額に納得がいかず返送をお願いした場合の送料は自己負担となる場合もあるので合わせて確認が必要である。
自宅から出ることなく買取を行えるので店舗に行く必要のある店頭買取よりも手間が大幅に減っているのが特徴である。査定金額は基本的には店頭買取と同額程度の場合が多いが、返送を依頼した時に送料の負担が必要になることや手間がかかることから、査定金額を低く見積もる業者もいるので宅配買取の前にはいくつかの業者でオンラインやラインでの簡易査定を行っておくといいだろう。
出張買取
買取業者に依頼する方法で一番簡単なのが自宅までスタッフが買取に来てくれる出張買取である。梱包などの手間もすべて省いた究極の形であるといえる。
ただし、買取スタッフの人件費がかかることや交通費などの出張費を考えた時に店頭買取や宅配買取よりも査定金額が低くなりやすい傾向にある。特に地方に住んでおり、買取業者の拠点から遠ければ遠いほど査定金額は下がってしまうので、よく高額でアイ・ラブ・モノグラムを売却したい人にはあまりおすすめができない買取手段といえるだろう。
メルカリ
メルカリは今大流行しているネットフリマアプリである。利用した事のある方も多いのではないだろうか。出品の手軽さと購入されるまでの時間が短いことから中高生から大人まで幅広い人気を獲得している。毎月1,000万人を越えるユーザーがメルカリを利用しており、ネットでの個人売買といえばヤフオクという時代が長らく続いていたが、現在ではメルカリに勢いがあるのは間違いないだろう。本やゲーム、コスメなどは商品のバーコードを読み込むだけでタイトルや商品説明が自動入力される便利な機能まで搭載されている。
メルカリでは自分で決めた料金で出品ができるいわゆる言い値での売買だ。なので自分の希望額で売却できるのが最大の特徴だろう。その特性上、自然に相場での落札になることの多いヤフオクよりも高値で購入されることもまれではない。また、ユーザー数も多いため多くの購入希望者に自分の商品を見てもらうことができるのも大きなメリットだ。
ただし、メルカリでの個人売買にはデメリットも多くある。メルカリには独特の文化がり、それが値引き交渉だ。メルカリは出品後も自由に出品価格の変更が可能で、それによりコメントで値引きを求められることが多くある。また、メルカリの仕様で出品者が返信をしなくてもすべてコメントが商品ページに表示されてしまう。ヤフオクでは出品者が返信するまでコメントが表示されないので無礼なコメントを無視できるのだが、メルカリでは無視しているのが他の購入希望者にも伝わってしまうためイメージがよくない。コメントを削除しても削除した旨のメッセージが残ってしまう。それを理由に値引きをしてしまう出品者も少なくないのだが、決して値引きに応じる必要があるわけではないので丁寧に断りの返信をするか、無視してかまわないだろう。
ではメルカリでのアイ・ラブ・モノグラムの売買を見ていこう。メルカリでは購入者が若い世代であることが多いことから、高額な商品は余り出品されない傾向が強い。それはアイ・ラブ・モノグラムにも言えることで今までにバッグのシリーズは1度も出品されていない。(2019年4月20日の情報)スカーフは過去5件のみ売買が行われている。
ヤフオク
ヤフオクはYahoo!Japanが1999年より提供しているネットオークションの定番サービスだ。ネットオークションの分野に関してはヤフオクが市場を独占しているために他の競合サービスはほとんど存在しない。出品者がオークション開始価格と開催日時を設定して出品することによりオークションが開始される。商品状態や現在価格に納得した購入希望者が入札を行っていき、開催終了時間に最高額を入札している入札者が落札できるシステムだ。掲載可能な画像の枚数は2017年10月まで3枚のみだったが、現在は10枚まで掲載可能になり購入希望者が安心して入札できる取り組みなどが日々が行われている。
ヤフオクを利用する最大のメリットは出品者も思いがけない高値で落札されることがある点だろう。現在の流通数が少ない場合や、プレミアのついている商品は誰もが狙っている商品なのでどんどん高値が更新されていく。オークションという仕様上、入札者どうしが競り合うことで熱くなり相場価格よりも高値で落札されることもよくある。
だが、あまり多くの入札者の目に止まらなければ、想定していた料金よりも低い落札価格になることもあるのでメルカリやフリルと同様に、ヤフオクでの開始価格の決め方は非常に難しいのである。他のデメリットもメルカリやフリルと同様に、落札されたら梱包と発送を自分で行う必要があることや、落札手数料や売上金の払い出しに各種手数料がかかるので落札された金額よりも手元に残る料金は少なくなることである。そして写真を撮るポイントを抑えていないと落札後にクレームを入れられることもある。そこまで頭に入れて買取業者を使うか個人売買を行うかを決めるようにしよう。
では実際にヤフオクでアイ・ラブ・モノグラムを見ていこう。ヤフオクでのアイ・ラブ・モノグラムの流通数は非常に少なくここ数年では1年に5つほどしか落札されていない。出品は10品以上されているがスカーフの割合が高く、バッグには強気の開始価格が設定されているので入札はしばらく入っていないものが多い。
アイ・ラブ・モノグラムの買取相場
では最後にアイ・ラブ・モノグラムの買取相場を調査した結果をまとめていく。買取業者による査定金額は状態によって幅が広い。新品に近い上程であれば20万円を越える金額を付ける業者もあるが、状態が悪いものだと1万円を切る値段での買取になることもある。なるべく高額で売却するために以下のアイ・ラブ・モノグラムの買取相場をチェックしておくといいだろう。
BRAND REVALUE
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
BRAND REVALUEではアイ・ラブ・モノグラムの買取実績が公開されている。
- 買取価格:230,000円
- 商品名:アイ・ラブ・モノグラム サック・ジギャンティック
- カラー:ブロン
- 型番:M92057
- 買取価格:99,000円
- 商品名:アイ・ラブ・モノグラム サックレトロGM
- カラー:ブロン
- 型番:M92053
コメント抜粋
- ルイヴィトン・アイラブモノグラムの査定の際にぜひお持ちいただきたいのは、購入時に同封されていた保証書や購入証明を含む付属品。 そのお品物の種類、購入時期等がわかればよりスムーズに査定を行うことができます。 付属品等は、購入当初についていたものが揃うほど、より査定金額が高くなります。 もちろん、付属品がなくても お品物そのものの価値は変わりませんのでご心配ございません。
買取実績を公開している業者でもっとも高額査定をしていたのがBRAND REVALUEであった。ヤフオクでの相場と同等、もしくはそれ以上での買取を行っていた。
ブランディア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランディアでもアイ・ラブ・モノグラムの買取実績が公開されている。
- 買取価格:85,000円
- 商品名:アイ・ラブ・モノグラム サックレトロGM
- カラー:ノワール
- 型番:M92053
シーガル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
シーガルでもアイ・ラブ・モノグラムの買取実績が公開されている。
- 買取価格:50,000円
- 商品名:アイ・ラブ・モノグラム アイ・ミス・ユー
- カラー:ノワール
- 型番:M92054
Re;Use PLAZA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
Re;Use PLAZAでもアイ・ラブ・モノグラムの買取実績が公開されている。
- 買取価格:10,000円
- 商品名:アイ・ラブ・モノグラム スカーフ
- カラー:ノワール
- 型番:M71916
コメント抜粋
- バッグやお財布、小物類、アクセサリーなど使っていないものありませんか??高値で売るポイントは状態の綺麗さです!
メルカリ
メルカリでの相場も調査した。ルイヴィトン アイ・ラブ・モノグラムと検索し、購入済みになっているものを紹介する。ただしメルカリではスカーフのみしか出品されていないため注意が必要。
- ・新品未使用 ルイヴィトン マルチカラー 大判 スカーフ
- →24,000円
- ・ルイヴィトンスカーフ 村上隆コラボ
- →17,000円
- ・ルイヴィトン 本物 モノグラム 村上隆 シルク製 スカーフ レア物
- →29,800円
- ・ルイヴィトン 村上隆 マルチカラー スカーフ レディース
- →15,600円
- ・ルイ ヴィトン マルチカラー スカーフ
- →18,500円
参考:メルカリ
ヤフオク
ヤフオク!では3カ月分の商品データしか保存されていないため、ここ3カ月で落札された商品を紹介していく。
- ・美品 ルイヴィトン アイ・ラブ・モノグラム マルチ アイミスユー ショルダーバッグ 限定 村上隆 0486【中古】M92055 LOUIS VUITTON
- →160,000円
- ・美品 ルイヴィトン アイ・ラブ・モノグラム サックレトロ GM Eye Love You ハンドバッグ M92053 LV 0280【中古】LOUIS VUITTON
- →200,000円
- ・希少/美品 LOUIS VUITTON(ルイヴィトン) アイミスユー ショルダーバッグ アイ・ラブ・モノグラム マルチカラー 村上隆 M92054
- →134,000円
参考:ヤフオク
まとめ
ルイヴィトン アイ・ラブ・モノグラムの買取相場を調査した。最後に調査結果を簡単にまとめておく。
まずは、買取業者に査定を依頼した場合。商品と状態にもよるが5万円~10万円ぐらいが相場といえるだろう。業者によっては10万円を越える査定金額を提示できる場合もあるのでぜひとも比較をしたうえで査定を依頼してほしい。
メルカリやヤフオク!での個人売買の場合、業者の販売価格に近い料金で落札されていることから、状態のいいものだと15万円ぐらいで販売できる可能性があるだろう。ただし、高額商品につき落札者は集まりにくく、低価格からオークションをスタートさせると10万円を切る料金で落札される可能性もある。
多少の手間は惜しまないということであれば、まずはメルカリやヤフオク!で希望料金で出品しておき、なかなか売れないようであれば業者に買取業者に査定を依頼するのもいいだろう。
ルイヴィトン アイ・ラブ・モノグラムは流通数もあまり多くなく、村上隆との初コラボレート作品でありモノグラム・マルチカラーの発祥ということで人気と希少性が高い商品であることから高価買取が期待できる。好状態のアイ・ラブ・モノグラムを所持しており、売却を考えているのであれば高価買取のチャンスである。
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