ルイヴィトンはこれまでに数々のレザーアイテムを生み出してきているが、その中でも上質なレザーの質感が楽しめることで人気なのがエピラインである。
独特の質感、カラーラインアップで世界中の多くの人びとを魅了してきたアイテムばかり。今回はそんなエピラインについて、特徴や人気アイテム、人気カラー、さらには買取相場や高価買取につながるポイントをご紹介していこう。
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ルイヴィトン エピとは?
ルイヴィトンのエピは硬めのレザーに型押しされた線状の模様が特徴的なラインである。以下、特徴をまとめたので見てほしい。
- カラー
- シンプルに一色で、この独特の型押しを堪能できる
- 素材
- グレインレザーというレザーで、厳選された上質なものが使用されている
- 特徴
- 型崩れしにくく汚れに強いという特性を持ち、美しいだけでなく実用性が高いという点でも高く評価されている
- 名前の由来
- 「エピ」には「麦の穂」という意味あいが込められている。その名のとおり線状の模様が麦の穂に見えることからこの名前がつけられた
- デザイン
- バッグ、財布、レザー小物などさまざまなアイテムが登場しており、いずれも多くの人から愛され続けている。時代に左右されないデザインのものばかり
エピはどんな人に人気がある?
エピはシンプルなデザインの分、落ち着いたカラーを選べば男性には非常におすすめのラインである。シンプルながらルイヴィトンならではのレザーの美しさを楽しむことができ、多少乱暴に扱っても長持ちするのですぐに買い換える必要もない。
ブルー、オレンジなどの鮮やかな原色カラーのものを選べばファッションのアクセントにもなってくれるだろう。カラーが派手でも悪目立ちすることなく、いつものコーディネートの雰囲気をワンランク上のものにしてくれる。バッグや財布から個性を出したい、ファッションをより楽しめるアイテムがほしいという方にもおすすめだ。
また、エピラインからはピンク、パープル、イエローなどの華やかなカラーも豊富に登場している。女性らしくフェミニンな印象を楽しむことができ、女性にも人気である。財布などは男性から人気が高く、バッグはどちらかと言うと女性向けのラインがそろっている。いずれにせよ男女兼用で使えるものも多く、カラー次第でさまざまな表情を楽しむことが可能だ。
ルイヴィトンのエピラインは、老若男女問わず世界中で人気が高いアイテムである。そのため中古市場でも需要が高く、高価買取をしてくれる買取業者も多い。財布などの誰でも手に取りやすいアイテムであれば、高い金額での取引をおこなうことができる。
エピとタイガの違いは?
エピラインとよく混同されてしまいがちのラインに、タイガがある。タイガはルイヴィトンが発表しているメンズラインで、主にビジネスシーンで活用できるバッグ、財布、小物などのラインアップを展開している。
型押しの違い
エピと違う点は、エピが線状の型押しなのに対してタイガは細かい型押しがされているという点である。
仕上がりの違い
エピもタイガも光に当たると美しい色彩の変化を楽しむことができるが、エピはツヤ感のある仕上がり、タイガはツヤを抑えた仕上がりになっている。比べてみるとその違いは一目瞭然である。
カラーの違い
また、カラーラインアップもエピの方が多く、カラフルなアイテムが多い。一方でタイガは色味を抑えたシックで大人っぽい展開になっている。
エピの人気アイテム
エピの中でも人気のあるアイテムについてチェックしていこう。エピはルイヴィトンの中でも人気が高いアイテムであり、ほとんどのアイテムが高価買取される対象となっている。中でもより多くの人が手に取りやすいアイテムであれば、買取金額は高くなるだろう。
お手持ちのエピのアイテムが人気アイテムなのかどうか、買取業者で買取強化中になっているのか、事前に確認してから買取査定に出すことをおすすめする。
ジッピーウォレット
ルイヴィトンの中でも不動の人気を誇る長財布、ジッピーウォレット。全面がファスナーで開くようになっており、バッグの中にすっきり収めることができる。ルイヴィトンの財布の中でも収納力が非常に高く、財布の中身がパンパンになってしまいがちだという方におすすめのアイテムだ。
長く財布にたくさんものを入れていると型崩れが起きてしまうが、エピに使用されているレザーは固くて丈夫なので長年使ってもくたくたにならない。使えば使うほどに線状の模様に深みが出て、いつまでも使っていたくなる財布になることだろう。
ブラックなどの落ち着いたカラーが男性からは人気だが、女性らしいカラーや、カラフルなカラーは派手なバッグを持てない方にも人気がある。いずれも高く買い取ってもらえるだろう。
ポルトフォイユ・コアラ
コンパクトなふたつ折りの財布がほしいという方に人気があるポルトフォイユ・コアラ。その一番の特徴は、フロント部分の大きなフラップの金具である。この丸くて印象的な金具がコアラの鼻のように見えることからこの名前がつけられた。
ラインによって金具の形は微妙に違うものの、いずれも金具がはっきりと目立つように設置されている。エピラインのポルトフォイユ・コアラなら、より一層金具の美しさとエピの素材とのコントラストを楽しむことができる。
上品で気品のある印象のデザインであり、年齢を問わず使うことができる。男性が使っていても違和感のないデザインなので、カラーによっては男性でも使うことが可能だ。機能性も十分で、コンパクトな二つ折り財布とは思えないほどの収納力を発揮してくれる。
バッグが小さい方、大きな財布は使いにくいと感じる方、さらにコンパクトで可愛らしい財布がほしいという方は、ぜひポルトフォイユ・コアラをチェックしてみてほしい。
ポルトフォイユ・サラ
ポルトフォイユ・サラはルイヴィトンの長財布の中でもとくに女性に人気があるアイテムである。シルバーの小さいフラップがポイントとなっており、シンプルで品のあるデザインが特徴だ。フラップ部分が封筒のように緩やかに角になっており、よりフェミニンな印象を楽しむことができる。
カラーラインアップも豊富で、女性らしいカラーから男性でも使いやすいシックなカラーまでそろっている。エピラインのポルトフォイユ・サラの中には、裏地が別のカラーになっているものもある。ブラックのものでも開けると内側が鮮やかなピンク色になっているなど、遊び心満載のカラーリングが人気である。鮮やかなカラー、白に近いカラーの財布は汚れが気になりそうという方は、このように裏地をいかしたアイテムを選んでみるのもいいだろう。
ルイーズ
ルイーズは、フラップ式のクラッチバッグの中央にルイヴィトンの頭文字である「LV」が大きくデザインされたシリーズである。フェミニンな印象のクラッチバッグだが、男性に媚びない美しさを味わうことができる、どこかスタイリッシュでエレガントな雰囲気のバッグである。
ルイーズはルイヴィトンのさまざまなラインから登場しており、ラインによってはこの「LV」のロゴが金具になっていたり、別の素材を用いられていることもある。エピラインの場合は同じくエピラインの同色の素材を用いている。ロゴがくっきりと浮かび上がったようなデザインになっており、シンプルながら強烈なインパクトのあるバッグとなっている。
クラッチバッグとして使用しても、付属のチェーンをつけてショルダーバッグとして使用してもいいように設計されており、パーティーシーンだけでなく日常使いにも活躍してくれるだろう。
ノエ
ノエは、かつてはシャンパンの瓶を一度にたくさん運ぶために作られたアイテムである。それを見た当時の女性が普段遣いを始めたことをきっかけに人気となった。
一時期は廃盤アイテムとなっていたが、2013年、巾着型バッグがトレンドとなったことで新たにリニューアルして発表され、現代の女性の多くを魅了している。ノエには従来とおりシャンパンの瓶が5本も入るほどの大容量のものから、コンパクトでタウンユースに最適なサイズまで複数の種類がある。
一般的なノエや、ややコンパクトなノエBB、さらにコンパクトなプチ・ノエなどが人気で、これらのアイテムは高価買取対象となっていることが多い。
現在巾着型バッグは人気だが、いつこのトレンドが終わるかわからない。そのため、使わなくなったノエシリーズのバッグがある方は早めに買取に出すことをおすすめする。
エピメタリック
2001年頃の春夏コレクションで登場したゴージャスなメタリックカラーであり、エピ・メタルライン(ギャラクシア限定)は非常に限定された商品にのみ採用されている。。厳選されたハイクオリティな牛革を特異ななめし工程と技術で金銀メタリックに仕上げたラインとなっている。
サイバーエピ
1999年に発売された2000年ミレニアム限定コレクションとなっており、エナメルのようなエピ地にブラックライトを当てるとモノグラム柄が浮き出てくる柄となっている。
エピストレッチ
エピ・メタリックが発表された翌年の2002年に発表されたエピのさらなる進化形となっており、ストレッチという名前が付いているように、伸縮性のある素材を内部に採用し、四角形状のエピ素材の革が内布に縫い付けられてちょうど亀の甲羅のようなデザインになっているラインとなっている。ブラックとホワイト二種類のカラーがある。
エピの人気カラーは?
エピは1985年に誕生していらい、たびたび新色を発表している。当初はシックなカラーが主流であったが、近年は鮮やかなカラーも人気がある。
数あるカラーの中でもどのようなカラーが人気なのかチェックしてみよう。より多くの人に人気があるカラーであれば、買取金額も高くなる。
ノワール
エピが登場した1985年から長年にわたって人気があるのがノワールである。シンプルなブラックだが、ルイヴィトンらしいエレガントな雰囲気を堪能できるカラーだ。
ツヤ感をより楽しむことができ、いつまで経っても飽きることなく使い続けることができるだろう。バッグにノワールのアイテムを取り入れれば、ビジネスシーンから日常使い、パーティーシーンでも活躍できる。
財布は男性にも人気で、エピの魅力を誰しもが楽しむことができる。重厚感がありつつもエピの優しい雰囲気も楽しむことができ、いずれのアイテムであっても中古市場でも高い人気を誇っている。
コクリコ
ノワールと同様、1985年から今でも人気の高いカラーがコクリコである。真っ赤ではなくややオレンジがかったレッドで、誰しもが目を奪われるような独特の雰囲気を醸し出している。
バッグに取り入れればどんなファッションにもアクセントになってくれる。財布、小物に取り入れれば、取り出すたびに華やかな気分にしてくれるだろう。
コクリコはエピのファンの中でもとくに人気が高く、古いアイテムでも高額で取引されることが多い。状態のいいものであれば、納得のいく金額で買い取ってもらえるだろう。
マグノリア
マグノリアは可愛らしいパステルピンクのカラーだ。先ほどご紹介したルイーズのマグノリアも非常に人気である。
エピはどちらかというとシックな色合いや派手な色合いが多い中、マグノリアは若い女性でも使いやすいデザイン。柔らかい色合いで、エピの美しい柄を堪能できる。
ルイヴィトンの中でもひときわ女性らしいデザインのハンドバッグ、アルマならより可愛らしい印象を与えることができる。パステルカラーや薄い色合いのエピは汚れやすく、その分買取金額も低くなりやすいので注意したい。その分キレイな状態で保管していたアイテムであれば、高い金額で買い取ってもらうことができるだろう。
アンディゴブルー
2012年に発表されたアンディゴブルーは、鮮やかなブルーに少し落ち着いた印象を加えたどんな年代の方でも使いやすいカラーとなっている。
派手すぎないものの他のブランドには出せないような独特のカラーで、アイテムによっては女性でも男性でも使いやすいものも多い。可愛らしすぎるアイテムは持ちにくい、ビジネスシーンでも使える落ち着いたバッグがほしいという方には、アンディゴブルーのバッグはおすすめである。
カーマイン
カーマインも、アンディゴブルーと同じく2012年に登場したばかりのカラーである。コクリコは朱色よりの鮮やかなカラーであるのに比べて、カーマインは落ち着いた女性らしい深みのあるレッドとなっている。
年齢を気にせず華やかなバッグを持ちたいという方には、こちらのカーマインがおすすめだ。また、カーマインの財布やキーケースなどは、男性でも気軽に持つことができるだろう。
エピの買取相場
エピの買取相場を事前にチェックしておこう。エピのアイテムはどれも比較的人気があり、時代やアイテムに関係なく高く買い取ってもらうことができる。
その買取相場は、ほとんどが状態によって決められる。新品未使用品、一般的な中古品、さらにジャンク品に分けて、買取相場を見ていこう。
新品未使用品
新品未使用品、また未使用品に近い備品の場合、定価の7割~9割での買取が可能だ。男性でも使いやすいカラーの財布などであれば、かなり高い金額で買い取ってもらうことができる。
女性向けの華やかなバッグであっても、かなりいい金額での買取を期待できるだろう。
一般的な中古品
何度か使用し、やや使用感があるものは、定価の4割~5割での買取が相場となっている。この査定基準は買取業者によってもさまざまであり、複数の買取業者に査定に出すと金額がまったく違うというケースも多い。
大きな汚れや擦れがないものであれば、高く買い取ってもらえる買取業者を探したり価格交渉をしてみるのもいいだろう。
ジャンク品
ファスナーが壊れている、目立つ汚れがある、ストラップなどの重要な付属品が欠けているというジャンク品でも、エピラインのものであれば定価の1割~2割での買取が可能な買取業者もある。
しかし、買取業者によってはジャンク品の買取はおこなっていないというところもあるので、事前に確認しておこう。
また、ルイヴィトンは正規店で購入するとイニシャルを無料で刻印してくれるサービスがある。イニシャル入りでも買い取ってくれる業者は多いが、中には買取不可、またどんなに状態がよくでも査定金額が下がってしまうところもあるので注意しておこう。
エピを高く買い取ってもらうコツ
エピは高く買い取ってもらいやすいラインであるが、高価買取のコツを理解しておくことも大切である。
業者選び
なかでも、買取業者選びは重要だ。いきなり一つの買取業者に依頼してしまうと、その買取金額が適正なものなのか把握しにくい。高く買い取ってもらうためには、複数の買取業者に査定を依頼することが大切だ。
比較サイトを利用する
宅配買取、電話やLINEでの事前査定といったお手軽な方法もたくさんあるが、まとめて複数の買取業者に査定を依頼できる比較サイトを利用するのもおすすめである。売りたいアイテムや連絡先を記入するだけでブランド品買取業者からのおおよその査定金額を知ることができる。
できれば比較サイトは、提携業者が多いサイト、ブランド品買取業者が多いサイトを利用するようにしよう。複数の業者の査定金額を比較して、さらに価格交渉もおこなえば、より高い金額での取引が可能となるだろう。
まとめ
ルイヴィトンの中でも長く定番で人気があるエピライン。美しい線状の刻印が特徴的なアイテムである。バッグ、財布、小物など複数のアイテムが登場しており、男性、女性を問わず使えるアイテムが多い。
買取業者に依頼に出せば、高く買い取ってもらうことができる。状態が劣化すると買取金額も下がってしまうので、使わなくなったエピのアイテムは早めに買取業者に査定に出すようにしよう。買取業者を比較するためには、比較サイトの利用がおすすめである。
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