ルイヴィトンからは数々のバッグが登場しており、通勤や通学でも使いやすいカジュアルなバッグはとくに人気である。今回は、そんな中からカジュアルさと品格の両方を楽しめるバッグ、バティニョールについて調べてみよう。バティニョールの種類や買取相場、高く売るためのコツについて解説する。
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バティニョールとは
バティニョールは、パリに実際にある町の名前にちなんで名付けられた。丸みのあるシルエットが特徴的なハンドバッグだが、四角くマチもしっかりあり、口を大きく開くことができるため、コンパクトなシルエットにも関わらず大容量という特徴がある。
ルイヴィトンの大容量のバッグと言えばネヴァーフルのようなトートバッグが人気だが、トートバッグではカジュアルすぎる、もうすこしかっちりとした印象の日常使いできるバッグがほしいという方にはこのバティニョールがおすすめだ。
バティニョールは2008年に廃盤になってしまったが、その独特のシルエット、収納力、機能性の高さから今でも人気が高いバッグである。ネファーフル、キーポルなどと比較するとマイナーなバッグのため、中古市場でも在庫が少なく、高価買取してもらえる可能性も高くなっている。
バティニョールの種類
バティニョールは3サイズの展開がある。現在はすべて廃盤になってしまっているが、どれも使いやすいサイズで人気があった。それぞれのサイズをチェックして、自分が持っているのはどのサイズのバティニョールなのか確認してから買取査定を依頼するようにしよう。
バティニョール
まずはバティニョール。横幅26センチ、高さ23センチ、奥行き14センチの、正方形に近い形のバッグである。かなりコンパクトなハンドバッグという印象を受けるが、マチがたっぷりあり、サイドのベルトを外すことでさらにたくさんのものを収納できるようになるので普段から荷物が多い方でも安心してこれ一つでお出かけすることが可能だ。
内側にはファスナーポケットが二つ、携帯を入れるための小さめのポケットが一つついており、大切なものをさっと取り出すことができる。
ころんとしたシルエットがどこか上品な印象を与えてくれるので、カジュアルなファッションに合わせれば子供っぽくなりすぎず、パーティーやデートの際も大人の品格を与えてくれるだろう。一つ持っておくと便利なサイズ感のハンドバッグとして、現在でも女性に人気が高い。
バティニョール・ヴェルティカル
バティニョールでは小さすぎる、通勤通学に使えるルイヴィトンのバッグがほしいという方におすすめなのがこちらのバティニョール・ヴェルティカルである。
横幅32センチ、高さ30センチ、奥行き14センチとなっており、A4のファイルなども楽に収納することができる。バティニョールと違い横に長いサイズ感となっており、奥行きがしっかりあるので安定感もある。
ハンドル部分は長めに設計されているのでハンドバッグとしてだけでなく、肩から下げて使うことも可能だ。フックで開閉することができるので、必要なものを取り出しやすく、通勤や通学時に非常に便利である。
バティニョールと同様サイドのベルトを調節することで内容量を変えることができる。荷物が多くなってしまう方でも、十分バティニョール・ヴェルティカルで対応することができると言えるだろう。
バティニョール・オリゾンタル
バティニョールシリーズの中でもっとも大きなサイズがこのバティニョール・オリゾンタルである。横幅38センチ、高さ25センチ、奥行き13センチとなっており、奥行きはスリムな分しっかりと横幅があり、より多くの荷物を入れられるようになっている。
通勤、通学はもちろん、ちょっとした旅行や、小さいお子様がいる方のマザーズバッグとしても利用することができる。
大きめのバッグではあるが、サイドのベルトで幅を調節することができるため意外にスマートに使いこなすことができるだろう。普段から荷物が多くなってしまいがちな方、ストールなどを持ち歩きたい方にとっては非常におすすめのサイズのバッグと言える。
バティニョールのライン
ルイヴィトンにはさまざまなラインがある。バティニョールはどのようなラインから登場しているのかチェックしてみよう。
モノグラム
ルイヴィトンの中でももっとも有名なラインがこのモノグラムである。
ブラウンの生地に落ち着いたカラーでルイヴィトンのロゴや紋章がプリントされており、上品な印象を与えてくれている。ルイヴィトンのバッグや財布、レザー小物、アパレルアイテムにまで幅広く取り入れられているラインで、モノグラムを街で見かけない日はないといっても過言ではない。
バティニョールももちろんモノグラムのものが登場しており、非常に人気がある。丸みのあるバティニョールのシルエットとモノグラムの上品な雰囲気が絶妙にマッチしており、可愛らしすぎず、地味すぎない印象に仕上げてくれている。若い女性から年配の女性まで持ちやすく、またさまざまなシーンで使うことができるだろう。
ダミエ
ダミエはルイヴィトンの中でも歴史の長いラインである。 一時期は類似品が多く流通したため廃盤となったが、期間限定で販売した際にあまりの人気ぶりにその後定番ラインとして復活した。
ダミエは、モノグラムと比べるとかなり落ち着いた印象となっている。カラーをブラックに統一したダミエ・グラフィットなど、メンズ向けのアイテムもあるくらいで、男性にも人気のラインである。
バティニョールはダミエでも登場している。サイドのベルトやハンドル部分のレザーはブラックに近いブラウンになっており、モノグラムのバティニョールよりもかなり大人っぽく、落ち着いたバッグとなっている。
あまり派手なバッグは持ちたくない、大人っぽい服装やジャケットに合うバッグがほしいという方には、ダミエのバティニョールはおすすめである。
ダミエ・アズール
また、ダミエをホワイトベースの生地にアレンジしたダミエ・アズールからもバティニョールは登場している。ダミエのバティニョールとはがらっと印象が変わり、明るく爽やかなコーディネートにぴったりのバッグとなっている。
よりカジュアルに、ジーンズなどに合わせたいという方にはダミエ・アズールのバティニョールはおすすめだ。
バティニョールの買取相場
バティニョールを実際に買取業者に持ち込んだ場合、どれくらいの価格で買い取ってもらうことが可能なのだろうか。一般的な買取相場について、チェックしてみよう。
バティニョールは廃盤になってしまったアイテムだが、その機能性やデザイン性が今でも評価されており、中古市場でも比較的高めの価格で買い取ってもらうことができるようだ。その査定金額は、主にアイテムの状態によって変動する。
今回は、新品未使用品の場合、一般的な中古品の場合、かなりダメージのあるアイテムにわけで、それぞれの買取相場をご紹介する。
新品未使用品
一度も箱から出していないような新品未使用品の場合は、バティニョールのバッグは定価の6割から7割程度の価格での買取が可能のようである。
しかしバティニョールは2008年に廃盤になってしまったバッグなので、自宅で長期間保管していたようなものは知らないうちに日焼けやにおい、シミがついてしまっている可能性もある。不要になったバティニョールのバッグが自宅にあるという方は、状態が劣化してしまわないうちに早めに買取に出すようにしよう。
新品未使用品のバッグを買取に出す際は、購入時に付属していたカバーや外箱なども一緒に査定に出す必要がある。これらがないと、未使用品であっても減額対象となる買取業者もあるので注意しよう。
一般的な中古品
何度か使ったことのあるバティニョールのバッグは、一般的な中古品として査定される。しかしその中でも美品に分類されるものであれば、定価の4割から5割程度での買取が可能である。型崩れしていない、角やハンドル部分に汚れ、変色がない、など、十分にキレイな状態のものは高く売ることができるだろう。
反対に、多少傷があったり変色していても、モノグラムやダミエといったラインのバッグは中古市場でも人気なので、納得のいく価格での取引が可能になるケースが多い。
中には、一般的な中古品は定価の3割程度での価格で買い取るような買取業者もある。新品未使用品以外の査定基準は買取業者によっても非常にバラつきがあるので、あまりにも安いと感じる場合はその理由を査定スタッフに聞き、納得できないようであればより高く買い取ってくれる買取業者を探しなおすようにしよう。
ダメージの多いもの
型崩れがひどかったり、変色、擦れ、傷などのあるバティニョールのバッグは、定価の1割程度での買取となるケースが多いようだ。
しかしバティニョールは毎日でも使えるカジュアルなバッグなので、あえて安く購入したいというユーザーも多い。
そのため中古市場でも一定の需要がある。よほど使い道がないくらいにボロボロでない限り、きちんと買い取ってもらうことが可能だ。諦めて処分してしまうのではなく、買取業者に相談してみるようにしよう。
高く買い取ってもらうコツ
バティニョールのバッグは廃盤になってしまったルイヴィトンのバッグの中でも比較的高い価格で買い取ってもらうことができるシリーズである。しかし、どこに持ち込んでも同じように高い買取価格がつくというわけではない。
さらに、事前にどれくらいの工夫ができるかでも査定金額は変動する。少しでもバティニョールを高く買い取ってもらうためにできることを、いくつか紹介していこう。
バッグのメンテナンスをしておく
まずはバッグのメンテナンスである。ブランド品は、ほとんどがそのアイテムの状態で査定金額を決められてしまう。カラーや製造年、プレミア価値などはあくまで付随的なポイントなので、いかにキレイな状態のアイテムを査定に出せるかが重要なのである。
数回使ってしまったというバッグでも、ハンドル部分や底面、角、内ポケットなどをきちんとキレイに拭き取り、付属品をつけて査定に出せば、かなりいい金額での買取を期待できるだろう。
反対に、状態がいいバッグであっても手入れをしないまま買取査定に出すと、買取後スタッフがメンテナンスをしてから販売に回すという手間がかかってしまい、その分のコストを買取金額から差し引かれてしまう。
また、査定スタッフへの心象も大切である。より高く買い取ってもらうには、やはりスタッフへの配慮も忘れずに、スムーズに査定してもらえるようにバッグをキレイにしておくようにしよう。
不要になったら早めに買取に出す
レザーアイテムは、実際に使用していなくても自宅で保管していると変色、におい、シミ、虫食いなどが起きて劣化の原因となってしまう。もちろん劣化してしまったアイテムは買取価格が低くなってしまうので、ほとんど使っていなくても数千円にしかならなかった…というケースもあるだろう。
いつか使うかも知れないから…とクローゼットに眠らせているバティニョールがあるという方は、早めに買取に出すことをおすすめする。
また、バティニョールはすでに廃盤になってしまったアイテムだが、未だに中古市場でも人気が高い。ルイヴィトンが今後バティニョールと同じようなバッグを新たに発表すればバティニョールの価値は下がってしまうので、そうなる前に早めに買取に出してしまうこともおすすめだ。
査定金額を比較する
一つの買取業者の査定金額に納得できなかったという場合は、その場で契約してしまわずに、一旦キャンセルして他の買取業者も利用してみるようにしよう。査定金額はその買取業者の査定基準や在庫状況によっても大きく変動する。ある業者では安い価格でも、別の業者では驚くような高価格で売れたというケースは少なくない。
まずは、ブランドもの、ルイヴィトンのアイテムの買取実績が豊富な買取業者をいくつかピックアップし、それぞれに買取査定を申し込むようにしよう。ネットで事前査定を申し込める業者や、宅配、出張などで買取を申し込めるところなら、自分の時間の都合に合わせて買取の準備を進めることができる。
さらに一括比較サイトを利用すれば、売りたいバティニョールの情報を入力するだけで、複数のブランド品買取業者の査定結果を入手することも可能だ。
その後一番高い金額を提示してくれた買取業者と契約するようにしよう。買取業者の中には他店に対抗している業者もあるので、このような業者に他店の買取金額を告げることで、より高い金額での取引が可能になるケースもある。一括比較サイトなどを、上手に価格交渉に役立ててみよう。
買取業者のキャンペーンを利用する
買取業者のホームページをチェックすると、さまざまなキャンペーンが行われているのを確認することができる。
期間限定ですべてのユーザーの買取金額がアップするもの、抽選でギフト券などがあたるもの、対象のブランド、対象のアイテムを買取に出すことで買取金額がアップするもの、さらに複数まとめて売却することで買取金額が上乗せされるものなどなど…。
これらのキャンペーン内容をよく読み、自分の売りたいものが対象になっている業者を利用するという方法もおすすめだ。
キャンペーンを利用することで、当初の査定金額よりもさらにお得な取引ができるようになる可能性も高い。対象になるか不安な場合は、申し込む前に電話やメールで一度確認を取っておくとスムーズにトラブルもなく取引を行うことができるだろう。
複数のアイテムをまとめて売る
買取業者の中には、まとめ売りで送料が無料になったり、買取金額に上乗せしてくれるというところが多い。これは、一度の査定でたくさんのブランド品を買い取れる方が買取業務のコストを省くことができるからである。
反対に一点のみを買取に出すと、送料、出張料、また店舗の運営コストなどを差し引かれて、かなり安い金額での取引になってしまう可能性が高い。
宅配買取、出張買取の場合は、事前に「○点以上の場合のみ」と個数が設定されているケースや、その数以下で申し込んだ場合は送料が取られたり、手数料を取られてしまうという可能性もあるので、申し込む前によく確認しておくことが大切だ。
まとめ
ルイヴィトンから販売されていた便利なハンドバッグ、バティニョールについてご紹介した。気軽に持ち運べるサイズからマザーズバッグとしても利用できる大きめのサイズまで揃っており、丸みを帯びつつもかっちりとしたシルエットがフェミニンで人気のバッグである。
現在でも中古市場では比較的高い金額で取引されることの多いバッグなので、お持ちの方は早めに買取に出すようにしよう。買取査定に出す際は、今回ご紹介した高価買取のコツなどもぜひ参考にしてみてほしい。
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