ルイヴィトンは限定デザインを毎年、春夏モデルと秋冬モデルの年2回発表している。モノグラム・ウォーターカラーもその1つで、2008年の春夏コレクションで登場したデザインだ。
今回は、ルイヴィトンの買取率とともに、ウォーターカラーの買取相場をまとめていく。限定品のためあまり出回っておらず、持っている人でも買取相場はいくらくらいなのだろうか、と気になるだろう。売りに出す出さないは別として、相場情報を知っておけば損はしないはずだ。
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ルイヴィトンとは
ルイヴィトンは、バブル以降日本で一躍人気となったブランド品で、知っているブランドはと質問されたら、ルイヴィトンと答える人が圧倒的に多いだろう。それほど知名度の高いルイヴィトンは、買取市場でもとても多く出回っているブランド品である。
世界中で人気のルイヴィトンは、日本とのつながりも実は強いブランドということはご存知だろうか。ルイヴィトンの代表的なモノグラムは、英語では組み合わせた文字という意味合いがある。
LとVが重なり合うヴィトンの有名なロゴは、1896年に誕生した。モノグラムやダミエのデザインは家紋など日本にあるデザインをきっかけに生まれたといわれている。
ルイヴィトン モノグラム・ウォーターカラーとは
モノグラム・ウォーターカラーは、2008年の春夏コレクションで発表された。2015年までデザイナーとして所属していたマークジェイコブスとリチャード・プリンスとのコラボレーションである。
モノグラムの上にハンドペイントタッチで絵の具のにじみやかすれを表現したデザインである。ウォーターカラーというだけあって、17色もの色を使い、春・夏のコレクションとしてふさわしいさわやかでポップな色合いとなっている。
代表的な商品にはパピヨンやスピーディーがあるが、現在では生産終了となった非常にレアなヴィトン限定バッグである。
ルイヴィトンの買取について
まずは、一般的なルイヴィトンの買取率からみていこう。中古市場でもルイヴィトンは圧倒的な人気がある。
新品の買取率
新品の場合には、定価の70%前後とされ、どんな品でも、おおよそ定価の70~80%前後が相場である。よって、バッグ、財布などを新品の状態で売りに出せば定価の70%と思って問題はないだろう。中古品の買取率
一般的な中古品は定価の20~30%程度が目安となる。この買取率は一般的なブランド品の平均的な買取率である。また、品物別には以下の買取率を目安に、買取に出す際には参考にしてほしい。
- ・バッグ:買取率30%ほど
- ・財布:買取率25%ほど
- ・その他小物:買取率20%ほど
これは中古品でも比較的状態が良い品の基準である。状態の良し悪しで買取率の変動もあることは頭に入れておこう。
ルイヴィトンならではの買取注意点
ルイヴィトンは新品であれば7割以上、中古でも3割程度の価格で買取が可能なことは紹介した通りだが、他のブランドにはないポイントがある。
並行輸入品、正規品問わずに買取ができる
ルイヴィトンが他のブランドと大きく異なるのが、並行輸入品でも大幅に買取額が下がらないということである。シャネルやエルメスなどは正規品と並行輸入品の線引きがあるが、ルイヴィトンにはないため、大幅な値落ちがないのである。
ルイヴィトン側として、並行輸入品の取り扱いはしておらず、ドン・キホーテなどで並行輸入品として販売されているものも、海外のルイヴィトンブティックで直接買い付けたものとなり、並行輸入品の取り扱いがないから、正規品と同様の扱いとなるのである。そのため、並行輸入品で新品が安く出回るということがない。つまり、ルイヴィトンの本物の品であれば、原則的にどこで購入したものであっても高く売れるということになるのだ。
意外とこれは高いポイントで、正規店以外で購入したら買取が安くなってしまうのではないかという不安が払拭されるのではないだろうか。
中古品は偽物が多い
ルイヴィトンはブランドの中でも偽物の流通量が非常に多いブランドである。ネットオークションでは本物として売っているコピー商品も多く、購入する側も画像でのみの判断材料しかないため、知らないうちにコピー商品を買ってしまったというケースも少なくない。
ルイヴィトン側もコピー商品に対して対策を強化しており、プロの鑑定士が見抜けないということはあり得ないほどである。そのため、ルイヴィトンを買取に出すなら、オークションなどではなく買取店で行ったほうが適正な価格を示すとともに、正規店以外で購入したものが偽物かどうかの判断にも利用できる。ちなみに当然だが、コピー商品は買取店での買取は不可である。
古い品、ボロボロの品でも値段はつく
ルイヴィトンは状態が悪くても0円査定はまずない。高級ブランド品でも、状態の悪いものは買取店では値段が付かない、もしくは不可となることがあるが、ルイヴィトンはそういうケースはほとんどない。
たとえボロボロな状態のバッグでも1万円程度の査定額が付くケースが多く、古いものでも買取に出すべきである。財布や小物では、状態がかなり悪いと1,000円程度になってしまうことはあるものの、他のブランド品では値段が付かない状態のものでもルイヴィトンであれば間違いなく値段は付く。
製造が新しいほど買取価格は高くなる
ルイヴィトンは、長年愛されている定番商品も、実は頻繁にマイナーチェンジが繰り返されている。バッグなどの縫製に関しては常に改良されているため、製造が新しいものほど性能の良いものとして査定も高額につながりやすい。見た目は大きく変化していなくても、新型のほうが1万~2万程度査定額は高くなることが多いようだ。
モノグラム・ウォーターカラーの買取相場
ルイヴィトンの買取についてみたところで、肝心なモノグラム・ウォーターカラーの買取相場をみていく。
限定カラーといって必ずしも高額査定ではない
ルイヴィトンは、毎年コレクションが春夏モデル、秋冬モデルの年2回発表される。その際に発表されるものは限定モデルになるため、出回ることが少なく、レアものとなる。
中古市場ではレアもの=高額査定というイメージがあるが、すべてが高値になるわけではない。どうしても不人気モデルになるものもあり、高値な査定となるモデルと不人気なモデル、と価格は限定品にもかかわらず大きく異なる。
限定モデルの中でもウォーターカラーは非常に人気が高いというわけではないが、不人気モデルとまではいかない。そのため、査定額もある程度の価格はつくようだ。ウォーターカラーのメインバッグはパピヨンとスピーディーで、この2つの買取価格を調べてみた。
ウォーターカラーパピヨン
パピヨンは筒のフォルムで年代を選ばない女性らしいデザインで人気である。中古販売市場を見てみると、100,000円以上で取引されていることが多い。ウォーターカラー パピヨンの買取参考額は以下の通りである。
- ・ブランドリバリュー 買取参考実績額:98,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ウォーターカラー スピーディー
モノグラム・ウォーターカラー スピーディーは通常のスピーディーと異なり、手持ち部分などにリザード素材がふんだんに使われており、プラスチック部分が開閉できるような作りとなっている。ウォーターカラーのスピーディーは5種類あり、一番の高級ラインは買取額も高い。
- ・なんぼや 買取参考実績額:158,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ルイヴィトン モノグラム・ウォーターカラーの査定を高額にするポイント
モノグラム・ウォーターカラーは通常のルイヴィトンの品と比べ高値での取引が可能な限定ラインであるが、さらに高く買い取ってもらうためのポイントを紹介しよう。
付属品があれば必ずつける
ルイヴィトンはコピー商品が他のブランドに比べ非常に多く出回っている。もちろん買取業者の査定士はプロなので見抜くことはできるが、付属品をつけることでよりスムーズに、かつ査定額が高くなることが多い。購入時に同封されていた保証書や購入証明を含む付属品があれば、一緒に査定に出すことをおすすめする。
次に、バッグなどに付属しているストラップやチャームなどは、付属品というよりも商品の一部であり、なければ欠損品となってしまう。欠損品となれば買取額は下がってしまうため、欠損品の有無をしっかり確認しておこう。また、付属品というと箱や保存袋を思い浮かべるが、この2点はさほど重要なポイントではない。
きれいにしておく
ルイヴィトンの買取において、商品の状態は重要である。使用感が目立つものやダメージがあるものは当然、買取査定額は低くなる。どうしても取れない汚れや傷は仕方がないが、磨く、ふき取るなどできれいになるようなものは事前にメンテナンスしておこう。
レザー素材のものは少しの傷程度であればメンテナンスで見えにくくすることも可能だ。きれいな状態で使っていたかどうかということが買取査定には響く、ということである。
まとめて査定に出す
ウォーターカラーの商品であれば高値の可能性は高いが、1点よりも複数、買取に出すほうが買取価格は上がる。業者によってはまとめ買いキャンペーンなど行っているところもあるため、買取業者のキャンペーンをチェックしておくのもよいだろう。
モノグラム・ウォーターカラーのおすすめ買取業者
モノグラム・ウォーターカラーを買取に出す際に重要なポイントは、1社のみに査定を依頼し買取に出すのではなく、複数の買取業者に査定を依頼することである。1社のみだと、買取価格の比較検討ができない。適正な価格かどうかを検討するためにも複数の業者に査定依頼をし、一番高く買い取ってくれる業者や、メリットのある買取業者に買取を依頼するようにしよう。
ここでは、ルイヴィトンに強い買取業者にスポットをあてて紹介する。
ブランドリバリュー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドリバリューは、東京は銀座に店舗を構えているブランド買取店だ。銀座にはハイブランド店もひしめきあっており、高級店が軒並みをそろえている場所でもある。その銀座に店舗を構えるということは、それだけ目利きとしての自信がある、ということだ。
数多くのブランド品を取り扱うブランドリバリューは、ルイヴィトンも買取強化中である。もちろん時計や宝飾品なども取り扱っているため、ヴィトンのバッグだけではなく、他のブランド品や宝石も買い取ってほしいという場合には、まとめて買取に出すと査定額がアップするキャンペーンも行っているので、上手に利用してほしい。
買取方法は店頭買取、宅配買取、出張買取の3つとなっている。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼやは、関西発のブランド買取専門店である。2017年に販売店舗アリューを銀座にOPENしているが、なんぼやという名前は一切使っていない。
現在では業界No.2となるなんぼやは、買い取った品を小売販売せず、同業者向けオークションで販売する中国などブランド品の需要が高い海外に輸出するなどで、通常の買取業者とは異なる形で利益を得ている。
ルイヴィトンの買取強化キャンペーンも行っているように、ブランド品の買取に強い業者である。またブランド品以外にはジュエリー、毛皮、骨とう品など取り扱い品目は多い。
買取方法は店頭買取、宅配買取、出張買取、手ぶらで店頭買取がある。手ぶらで店頭買取とは、店頭に商品を持ち込まなくても、申し込みだけ店頭で行い、その後、近くのなんぼやに発送すれば商品到着後、査定してもらえる方法で、来店時は身分証明書だけ持参すればよいので、気軽に利用することができるだろう。
リファスタ(Refasta)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リファスタ(Refasta)は、池袋に店舗を置く買取業者である。店頭買取もあるが、宅配買取などネットを利用した買取に力を入れている業者である。実際に店舗を構えているが、買取比率は宅配が多いという珍しい業者である。
買取業者としての規模はまだ大きくなく、査定員は3名で対応している。この査定員は店頭買取、宅配買取どちらも対応しているため、査定員による金額の差や店頭と宅配の額の差が発生することがないので、安心して買取依頼をすることができる。ヴィトンの買取にも力を入れており、他のブランド品にも強い業者である。
買取査定に出す前にコピー商品かどうかチェックしておこう
正規店以外の場所でモノグラム・ウォーターカラーを購入した方は、コピー商品かどうかをチェックしておこう。購入したものがコピー商品かどうか知ることはとても重要で、コピー商品であれば買取してもらうことはできない。
買取業者の間で基準外商品などと呼ばれるのが偽物である。買取業者は各社おのおので、買取基準というものを設定しているが、コピー商品は買い取らないと設定している業者がほどんどである。チェック箇所を参考に取り上げたので、自分のものと比べてチェックしてみよう。
ロゴの違い
ロゴは大事な部分だが、刻印が歪んでいたりステッチが微妙に崩れているなど、コピー商品はブランドとしての上品さに欠けることが多い。
金具
ロゴに続いて、金具はコピー商品かどうかを見分けるポイントだ。刻印の処理が汚い、刻印そのものが汚い、表面のメッキの処理が甘いなど、ハイブランドとは思えない処理の仕方をしているものが多い。
まとめ
ルイヴィトンはアウトレットの店舗がない。そのためセールもなく、いつ購入しても定価のみでの購入になる。また定番商品が多く、長く愛されているものも多い。
そのため、中古市場でも人気のブランド品である。中古市場で人気であるということは、買取業者にとっても、いつでも在庫を必要としているブランド品ということになる。中でもモノグラム・ウォーターカラーは限定品のため、中古市場でも高い値での買取が期待できるだろう。
もしモノグラム・ウォーターカラーを持っているのであれば、その価値と価格の動向を知るためにも、買取査定に出すのもよいかもしれない。実際に買取を検討している場合には、おすすめした業者のほかにも査定依頼を出し、一番高い価格をつけてくれるところに売るようにしよう。