ルイヴィトンには数多くのラインがあるが、その中でも期間限定でリリースされたので今では入手困難の品がボンボンだ。2008年に限定販売されたルイヴィトン モノグラム・ボンボンの買取相場と最低情報について解説する。
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Louis Vuitton Xmas / rumpleteaser
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ルイヴィトン モノグラム・ボンボンの特徴
ルイヴィトンと一言でいってもさまざまなラインがリリースされており、それぞれに特徴をもっている。100年以上前からの定番がLとVの組み合わせで知られるモノグラムシリーズでは、さまざまな材質を使った独創的なコンセプトのラインが発表されている。
ルイヴィトン モノグラム・ボンボンは2008年にSSコレクションとして期間限定で発表されたアイテムである。今から10年以上前の限定販売品であり、現時点では新品を入手することはまずできないだろう。
ロマン小説をコンセプトとするシリーズ
ボンボンは当時ルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターを務めていたマーク・ジェイコブスとリチャード・プリンスが1960年代のロマン小説をコンセプトで制作したものだ。ピンクや赤、グリーンといった明るい色調のビニールコーティングという若向きのデザインでありながら、モノグラム模様とゴールド金具が上品にまとまっており、非常に挑戦的なデザインだと言える。
ビニールコーティングという材質上の問題から、水濡れには強いものの、紫外線やヨレ、汚れに弱く長く使い続けることが難しいワンシーズンだけの特別なヴィトンといった趣である。まさに悲恋や大恋愛ものが多い1960年代のロマン小説らしい。
当時は映画も白黒で、大女優の時代である。当時、ファンと女優の距離は無限と言っていい程に遠く、まさにあこがれの存在だった。決してバラエティ番組に呼ばれてひな壇に座って映画の宣伝などしない。
高額なブランドバッグでありながら、ワンシーズンだけの使い捨てに近いような、はかなくて贅沢なコンセプトで作られたボンボンとマッチしているといっても良いだろう。もちろん長く使うことも不可能ではないだろうが、ビニール素材のバッグは相当気を使わないとヨレでみすぼらしく見えてしまうので注意が必要だ。
ボンボンとは?
ボンボン(bonbon)とはフランス語で良いを意味するbonを2つ組み合わせた単語で、一般的にはボンボン菓子のことを指す。ボンボン菓子とは砂糖菓子の一種でナッツやフルーツをくるんだものだ。ルイヴィトンという大ブランドが限定のライン名としてお菓子をイメージして制作したのだろう。鮮やかで若々しく遊び心のあるデザインは砂糖菓子の名前を付けるのにふさわしい。
買取相場と査定情報
そんなボンボンの買取相場は32,000~45,000円くらいである。値段に幅があるのは、買取業者の査定金額の違いだけでなく、傷や劣化具合に大きく影響されるからだ。現在ネットで流通しているボンボンは傷ものばかりが目立ち価格が安めだが、製品状態によっては上記の金額で査定される。10年以上前のラインで消耗しやすいビニール素材ということは、使用状態や保存状態に大きな差が生じているからだ。
また、ブランドは流行に敏感であるが、流行には周期がある。70年代のベルボトムが復活したように、古臭く見えるラインがかえって斬新になるのは珍しいことではない。
ボンボンのデザインは当時の最先端ではあるが、今の流行とは少しずれており、まだデザインラインが一周していないのが実情だ。つまり実際に使うためのバッグとしての価値というより、ヴィトンのコレクターズアイテムとしての性格が強い相場なのだと見てとれる。そのため、状態の良いボンボンは相応の価格で取引されるだろう。
高く買い取ってもらう方法
ルイヴィトンはブランド品の定番であり、時計でいうところのロレックスのように値崩れしづらいアイテムである。ボンボンはレアなヴィトンではあるが、劣化していては流石に査定金額に響いてしまう。ほぼすべての買取業者が力を入れているブランドであるが、高く買い取ってもらうにはいくつか条件がある。
できるだけ新品に近い状態で保管しておく
ルイヴィトンであっても保管状態が悪ければ、査定金額に大きく響いてしまう。特にビニールコーティング素材のボンボンは使用感が出やすく、革と違って補修もしづらい。ボンボンの場合は内張りよりも外観が問題である。
なによりも10年以上前のアイテムとなると、保管状況によってはビニールが加水分解してくっついてしまったり、カチカチに固まっていることもあり得る。特にビニール製品同士を詰め込んでおくと、表面が張り付いてしまってコーティングが剥げてしまう。
イメージしやすいのはビニールの浮き輪やプールだ。夏しか使わない浮き輪やビニールプールを膨らますとき、丸めた状態で固まっていることが多い。そのまま空気を入れるとバリバリと剥がれる音がするのはビニールが劣化しているからである。
加えてビニール素材は水濡れに強いが直射日光を浴びると分解してしまう。もちろんビニールに限らずあらゆるアイテムにとって日光は敵だが、ビニール素材は特に紫外線の影響がでやすいのである。
夏の水辺で使いやすいようなコンセプトで作られているにも関わらず、日光に弱いという矛盾こそルイヴィトンの贅沢なコンセプトのたまものだと言えるだろう。大恋愛が多い1960年代ロマン小説がコンセプトということで、女の子をイメージしているアイテムだけに、短い期間しか持たないビニール素材を使ったのかもしれない。
付属品や包装を完備している
アイテムを普段使いしていると、包装や付属品を処分してしまう人が多いが、買取査定に出す際には非常にもったいない。ブランドの箱や袋はそれだけでも価値があり、本体とセットで査定に出すと明らかに査定額がアップする。
ボンボンには専用箱、保存袋、取扱い説明書、ネームタグの4つが付属しているので、査定に出す際はセットにすると良いだろう。もちろん、これからアイテムを買うのなら包装を含めて付属品をまとめて保管しておくことをおすすめする。
複数のアイテムを一度に査定してもらう
セットにした方が良いのは付属品だけではない。査定してもらうアイテム自体も複数あったほうが良い。査定する側としてみれば、10人のお客さんから1つずつ査定して買い取るより、1人で5個や10個持ってきてくれる人を相手にした方が効率的である。まとめて査定したほうが「キリがいい金額」などにしてもらいやすいと言える。
もちろんどの買取会社も個数で査定単価を変えるなど明言しない。必ず「一つからでもOKです」とうたっているものだが、本音と建て前は違うのである。ただしまとめて査定することで金額にボーナスを付けてくれる買取業者はある。
ルイヴィトンだけでそろえたり、モノグラム・サテンでそろえる必要はないので、使っていないアイテムがあれば、ブランドに関わらずできるだけまとめて買取査定に出すことをおすすめする。
高値で買い取っている業者一覧
ここでは、ルイヴィトン モノグラム・ボンボンの買取実績が豊富な買取業者を紹介する。下記の会社に査定に出せば、まず買い叩かれたり、損をすることはないだろう。
BRANDREVALUE(ブランドリバリュー)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドリバリューは名前の通り高級品をメインに取り扱っている買取業者である。各種ブランド品、時計、宝石を取り扱っておりルイヴィトンの買取は常に買取強化をしているほどである。簡単スピード査定というシステムがあり、すぐに査定金額をはじき出してくれるので何日も待つことはない。
しかもバンドが切れていたり、傷がついていたりして他社では値段が付かないようなバッグでも買取対象としてくれるのが他社にない特徴である。付属品を紛失してしまったとかバッグの状態が良くないので買取に出すのが恥ずかしいと思う人でも、安心して利用ができるのでおすすめである。
また数点まとめての買取査定だと金額をプラスしてくれると明記している(2019年5月時点)。すぐに査定結果が分かるので、まずは依頼してみると良いだろう。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取業者と言えば、大黒屋の存在感は別格である。街中でオレンジ色の看板を出した買取ショップを見かけたことがある人は多いだろう。
実店舗の多い大黒屋だがネット買取にも力を入れている。サイト内には買取実績がずらっと並んでおり、安心して利用できる。出張買取やLINE買取、宅配買取など複数の買取ルートがあるので自分が使いやすい方法で利用すると良い。気になる梱包費や往復の送料などはすべて無料なので気軽に利用できるのだ。
まとめ
ルイヴィトンは素晴らしいブランドであり、たくさんのファンがいて根強い人気を誇るアイテムだ。使わなくなったからといって、押し入れに眠らせておくのはもったいない。ぜひ、本稿で紹介した業者に買い取ってもらって別のアイテムを購入する資金として活用してほしい。
査定金額の目安を記載したが、値段は変動している。迷っているのならぜひ査定してもらって、価値を調べてみると良いだろう。
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