ルイヴィトンの代表的なシリーズ、モノグラムをよりポップに楽しめるようになったモノグラム・マルチカラー。発売以来常に人気が高く、現在も新作、新シリーズが続々と登場している。
今回はそのモノグラム・マルチカラーについて、その特徴や人気のアイテム、さらに買取相場、高く売れるモノグラム・マルチカラーのアイテムの特徴についてご紹介する。
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モノグラム・マルチカラーとは?
モノグラム・マルチカラーは、2003年に登場したシリーズである。日本人デザイナー、村上隆がデザインしたことで国内でも話題となった。ルイヴィトンのシンボルであるモノグラムを大胆にアレンジし、デザインはそのままに33色のカラーでカラフルに彩っているのが特徴だ。
ポップで可愛らしく、従来の落ち着いたシックなデザインからは想像もつかないような印象になっている。活動的で都会的な女性にぴったりのデザインで、アイテムもそれにともなって女性向けのものが多くなっている。
ルイヴィトンは1997年からイメージ革新を行っており、モノグラム・マルチカラーはそんな革新的な方針にもマッチしたことも相まって爆発的な人気となった。登場から20年近く経過した今でも当時の印象はそのままに、若い女性から絶大な支持を得ているシリーズである。
モノグラム・マルチカラーのカラー
モノグラム・マルチカラーには、さまざまなカラー展開がある。ベースのカラーだけでなく裏地のカラーが豊富で、よりモノグラム・マルチカラーらしいポップな印象を楽しむことができる。新色が登場することもあり、モノグラム・マルチカラーのカラーラインナップからは目が離せない。
基本的にはブロンとノワールの展開
モノグラム・マルチカラーのベースは、白地のブロン、黒地のノワールがある。ブロンはモノグラム・マルチカラーの代名詞的なカラーで、ポップでカラフルなモノグラムをより楽しむことができる。落ち着いたラグジュアリーな雰囲気を楽しみたいという方には黒地のノワールがおすすめだ。カラフルなモノグラムをブラックのベースが抑え目な印象にしてくれるので、年齢を問わすユニークな使い方ができる。
どちらも華やかな印象を与えてくれるカラーで、バッグに取り入れればファッションのアクセントになってくれることだろう。派手すぎて使いにくそうという方には、小さなパーティー向けのバッグや財布がおすすめである。
裏地のカラーで楽しんで
さらにモノグラム・マルチカラーには裏地、ライニングにもさまざまなカラーが取り入れられている。
2009年には可愛らしいピンクのリッチ、落ち着いたマスタード系カラーのシトロン、抑え目のパープルを楽しめるフィグ、爽やかな水色系のカラーのレザン、薄いデニムのようなカラーのアニス、ピスタチオ系のカラーにピスタッシュ、ショッキングピンクのグルナードなどが登場した。
さらに2011年には落ち着いたオレンジ系カラーのオランジュ、薄いパープルが可愛らしいヴィオレが登場。2012年にはよりシックなパープル系カラーのエグランティーヌ、鮮やかなブルー系カラーのブルーエが登場した。
財布やバッグの裏地、ファスナー部分にこれらのカラーが取り入れられており、モノグラム・マルチカラーのアイテムを引き締め、よりカラフルな色合いを楽しめるようになっている。
裏地とベースカラーの組み合わせによってさまざまな印象を与えることができるので、人ともかぶりにくく、より個性を発揮することができる。カラーや組み合わせによってはレアなアイテムも多く、人気が高い組み合わせであれば中古市場でもより高い金額での取引が可能となる。
モノグラム・マルチカラーのコレクション
モノグラム・マルチカラーは、シンプルなレザーのコレクションだけでなくさまざまなユニークなシリーズが登場している。日本国内ではあまり見かけることができないアイテムなどもあり、中古市場で高価格で取引されることも。モノグラム・マルチカラーのコレクションの中でも代表的なものをいくつかチェックしてみよう。
アイ・ラブ・モノグラム
もっともオーソドックスなモノグラム・マルチカラーのコレクション。マルチカラーならではのカラフルなプリントをめいっぱい楽しむことができるコレクションで、商品の展開も多い。バッグ、財布などは今でもこのアイ・ラブ・モノグラムコレクションから登場している。
マルチカラーミンク
モノグラム・マルチカラーをミンクの毛皮にプリントした非常にユニークなコレクション。高級感があり、またファニーな印象を楽しむこともできる。カラーは29色となっており通常のモノグラム・マルチカラーよりも限られたカラーになってしまうが、それでも存在感は抜群である。ふわふわの可愛らしい質感はモノグラム・マルチカラーとも相性がよく、ポーチ、ポシェットなどが人気である。
ダルメシアン
インパクトのあるモノグラム・マルチカラーをさらに強烈な印象に仕上げてくれるのがこのダルメシアンコレクションである。ダルメシアン柄を組み合わせたデザインになっており、バッグなどでそのコントラストを楽しむことができる。モノグラム・マルチカラーは裏地、ベースのカラーでいろいろな組み合わせを楽しむことができるコレクションだが、このようなダルメシアンなどのユニークな組み合わせにもぜひ注目してみてほしい。
テダ
テダは2004年に発表されたモノグラム・マルチカラーのバッグである。ベルトのレザーが特徴的なデザインで、巾着のようなユニークなシルエットも斬新である。ハンドル、フチ取り、さらに大きな留め具など、ポップなモノグラム・マルチカラーでありながら高級感、エレガントな雰囲気も楽しめるようなバッグとなっている。若い女性はもちろん、年配の女性が持つのにもふさわしい落ち着いた品格を与えることもできるだろう。
マルチカラー・サテン
モノグラム・マルチカラーをサテン生地にプリントしたシリーズである。上品なホワイトベースのものが主流になっており、サテン特有のツヤ感を堪能することができる。大人っぽいハンドバッグにこのマルチカラー・サテンのものを選べば、より上品な印象を与えてくれることだろう。
商品の数が少なく、中古市場でも滅多に見かけることがないアイテムのため、買取業者選びを間違えなければ高額での取引が可能となっている。サテンは傷つきやすいアイテムなので、減額されないように大切に扱うようにしよう。
マルチカラー・グレイシー
ハンドル部分がチェーンになっているという点が特徴的なマルチカラー・グレイシー。素材感の違いがアクセントを生み、モノグラム・マルチカラーをより一層楽しむことができるハンドバッグである。フラップ部分にはスタッズが使用されており、ポップな印象だけでなくロックな印象も与えることができる。
カジュアルなファッションから、ドレスアップした際の外しアイテムとしても使用することができ、実用性の高いバッグと言えるだろう。
モノグラム・マルチカラーの人気アイテム
モノグラム・マルチカラーの中でも人気のあるアイテムをチェックしてみよう。モノグラム・マルチカラーのアイテムは、中古市場でも未だに人気があるものが多く、高く買い取ってもらえるケースが多い。しかし人気のないもの、時代遅れに感じるようなものは状態がよくても買取金額があまり上がらないことが多いので注意しよう。
買取業者に査定を依頼する前に、人気アイテムをチェックし、自分が売りたいアイテムは高価買取となるのかを理解しておくことも大切である。
ポルトフォイユ・ サラ ヌー
ポルトフォイユ・サラ ヌーは、カラフルなモノグラム・マルチカラーにぴったりの非常に可愛らしい長財布である。ヌメ革のラインに中央のベルト、さらに大きなリボンが特徴的で、若い女性から絶大な支持を得ている。裏地にピンクなどの愛らしいカラーを取り入れればよりフェミニンに、落ち着いたカラーを取り入れれば可愛らしすぎず、長く使うことができるだろう。
可愛らしい見た目に反して、中身はカードケース、小銭入れ、紙幣入れとかなり充実した機能性の高い財布となっている。ルイヴィトンの財布の中ではやや高めの価格設定になっているが、それでも十分に特別感を楽しめるアイテムとして人気だ。保存状態が良好なものであれば、より高い金額での買取が可能となる。
ポルトフォイユ・ジョイ
コンパクトな財布がほしいという方におすすめなのがポルトフォイユ・ジョイである。カラフルな色合いのモノグラム・マルチカラーをぎゅっと詰め込んだようなデザインになっており、コンパクトながら十分な存在感を楽しむことができる。フロントのバックルが特徴となっており、ファッショナブルでキュートな印象を楽しむことも可能。
中には紙幣入れ、小銭入れ、さらにカードポケット、内ポケットがついているので、たっぷりのものを収納することができる。証明書、チケットなど、収納場所に困るようなものでも内ポケットに入れておくことができるというのも魅力的なポイントである。
シャーリーン
ルイヴィトンはトートバッグが人気だが、このシャーリーンはこれまでの大人っぽい上品なルイヴィトンのトートバッグの印象を覆すようなデザインとなっている。フロントのプリーツが可愛らしく、モノグラム・マルチカラーのデザインも贅沢に楽しむことが可能。さらにハンドルの付け根の部分にはレザーのリボンがあしらわれており、全体をよりフェミニンな印象にしてくれている。
内側はシンプルなベージュカラーになっており、甘すぎない印象にしてくれるのも特徴の一つだ。底面の鋲などにもこだわりが見られ、派手なデザインながら長く飽きずに使い続けることができるだろう。
スピーディ
ルイヴィトンの人気のボストンバッグ、キーポルをより都会的に、女性のタウンユース向けにリニューアルしたスピーディ。モノグラム・マルチカラーのデザインも登場しており、若い女性から人気が高いバッグである。コーナープレートが取り付けられており、擦れ、傷などを防いでくれる。
スピーディのコンパクトでスタイリッシュな印象はそのままに、モノグラム・マルチカラーの魅力を存分に楽しめるデザインになっている。フロントのポケットなど、モノグラム・マルチカラーでしか見られないオリジナルのデザインにも注目だ。
アルマ
ルイヴィトンの数あるバッグの中でもフェミニンで大人っぽいバッグとして常に人気のアルマ。モノグラム・マルチカラーからも登場しており、ライトブラウンのレザーが特徴的なデザインとなっている。
底面にはスタッズが取り付けられており、ロックでカジュアルに持つことも可能。パーティーシーンに取り入れれば、大人っぽすぎない印象を与えることもできるだろう。収納力も高く、コンパクトながら必需品を収納できるという機能性の高さも人気の理由の一つとなっている。
モノグラム・マルチカラーの買取相場
モノグラム・マルチカラーの買取相場をチェックしてみよう。
高価買取のためにはアイテムの状態が重要
モノグラム・マルチカラーは一時期はやや時代遅れと思われていたものの、近年ではルイヴィトンを代表するシリーズとして成長している。そのため買取相場も現在では比較的安定していると言えるだろう。よって、買取価格はそのアイテムの状態によって変動するケースが多い。
新品未使用品のものがもっとも高く買取が可能で、定価の7割程度の査定金額がつくこともある。しかし発売されてから日にちが経っているものなどはこれよりもやや価格が下がる可能性があるので、早めに買取に出すのがおすすめだ。
一般的な中古品の場合は定価の3割から6割程度での買取となる。数回使用した程度で使用感が目立たないアイテムであれば、半額以上での買取をしてくれる業者も多いだろう。
まずは複数業者に査定を依頼
査定基準は買取業者によってもバラバラで、その業者の在庫状況によっても大きく変動する。そのため、まずは複数の買取業者に査定を依頼して価格を比較することが大切だ。かなり使用感が目立つアイテムであっても、モノグラム・マルチカラーのアイテムなら定価の1割程度で買い取ってもらうことができるだろう。
あまりにも特殊なカラー、アイテムでない限り、モノグラム・マルチカラーのアイテムには価格がつく。もう使わないから、時代遅れだからと処分してしまわず、一度査定に出してみるようにしよう。
高く売れるモノグラム・マルチカラーのアイテム
モノグラム・マルチカラーのアイテムの中でもとくに高く買い取ってもらえる可能性が高いアイテムについてご紹介する。自分が持っているアイテムがこれらに該当するのか、査定に出す前に一度チェックしてみてほしい。
保存状態がいい
まずはそのアイテムの保存状態をチェックしてみよう。
一度も箱から出したことのないようなアイテムは高く売れるので、できればそのまま査定に出すようにしよう。
数回使ったものであれば、底面や角、ポケットに汚れはないか、あるのなら自分のメンテナンスで落とせるものなのか、傷がついてしまっているのかも確認しよう。とくに白地のモノグラム・マルチカラーは汚れやすく、知らない内に黄ばんでしまっているというケースも多い。型崩れしているようなもの、金具が壊れているもの、ストラップなどの付属品がなくなっているものは減額対象となる。
新色・新デザイン
モノグラム・マルチカラーの中でも発表されたばかりの新しいカラーは高く売ることができる。モノグラム・マルチカラーは世界的にも人気があり、新色は店頭でもすぐに品切れになってしまうケースもある。そのようなアイテムをシーズンの内に買取に出すことができれば、期待しているよりも高い金額での取引が可能となるかもしれない。
また、新デザインのバッグ、財布、小物なども同様に高く売ることができる。プレゼントしてもらったものの使う予定がないというモノグラム・マルチカラーのアイテムは、クローゼットにしまわずに早めに買取に出すようにしよう。
需要の高いアイテム
多くの人が使いやすいアイテムは中古市場でも人気があり、高く売ることができる。とくにモノグラム・マルチカラーは派手すぎると考える型も多いため、バッグよりも持ちやすい財布のほうが人気の傾向にある。年代を問わず使いやすいシンプルなデザインのモノグラム・マルチカラーの財布なら、高い金額での取引が可能となるだろう。
まとめ
ルイヴィトンの代名詞とも言えるモノグラムをカラフルに楽しむことができるモノグラム・マルチカラー。
財布、バッグなどさまざまなアイテムが登場しており、モノグラム・マルチカラーでしか見られないユニークなデザインも人気である。
モノグラム・マルチカラーのアイテムが自宅にあるという方は、ぜひ買取に出してみよう。しっかり買取業者を見極めれば、納得のいく取引が可能となる。
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