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ロンジンの資産価値はどのくらい?時計ブランドの中で何番目なのか

読了目安:9分
更新日:2022/07/20
公開日:2018/12/18
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世の中にある物品の中で資産価値の高いものの一つが高級腕時計である。

もっとも、世界には数え切れないほどの時計メーカーが存在しているが、その中で多くの人々に知られているのは、両手で数えられるほどではないだろうか。

そこで、以下では代表的なメーカーの一つであるロンジンについて、どのような会社であるかを見た上で、同社が時計ブランドの中でどれくらいの位置にあるのかをいくつかの観点から確認してみることとしよう。

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ロンジンとはどのようなメーカーか

ロンジン(Longines)は、スイスを本拠とする時計メーカーであり、その社名は「花溢れ小川流れる野原」という意味を有するフランスの古語である。

同社は伝統的に優れた時計技術を有しており、かつては航空機による大西洋単独無着陸飛行に成功し、「翼よあれがパリの灯だ」という名言を残したことで知られる、チャールズ・リンドバーグをアドバイザーに招いて航空航法機能を搭載した腕時計を開発したり、第二次世界大戦の頃にはイギリス軍に多くの軍用腕時計を納入していたこともある。

また、当時としては珍しく、クロノグラフに用いられるキャリバーというパーツを自ら手がけていたことでも知られている。

ロンジンの誕生

このロンジンは、1832年にオーギュスト・アガシによって設立されたアガシ商会を前進とする。

彼の甥であるエルネスト・フランシヨンがその後を継いて、1867年にスイスのロンジンという場所に工場を移し、その頃に製造した懐中時計がパリ万国博覧会で銅メダルを、次いで1873年のウィーン万国博覧会で優秀賞を、それぞれ獲得している。

その後、天文台から時計の精度に関する賞を得たり、アントウェルペン万国博覧会でグランプリを受賞するなどし、その名は世界的に知られるようになる。

また、パリ万博では1900年までに4度ものグランプリを獲得するなど、この頃にはその技術は他社を凌駕するものとなっていたようである。

冒険家との関係

20世紀に入ると、ロンジンは世界中で販売されるようになり、1923年には国際航空連盟やアメリカ航空協会といった各機関のオフィシャルウォッチに採用されるなど、腕時計といえばロンジンというイメージが広く浸透するに至った。

冒険家との関連も深く、前述したチャールズ・リンドバーグの大西洋無着陸単独飛行に、同社のクロノメーターが使用されたほか、ツェッペリンによる世界一周旅行でもナビゲーションにロンジンの製品が用いられている。

現在に至るまで

順調にビジネスを拡大していたロンジンであったが、優れた性能を有するクォーツ腕時計が登場し、かつその特許を有していた日本のセイコーが技術を公開したことで数多くのメーカーが腕時計市場に参入してくることとなったことから、厳しい競争にさらされることとなった。

一般にクォーツショックと呼ばれるこの出来事によってロンジンの経営は悪化することとなり、これがきっかけでスウォッチ・グループの支援を受けてその傘下に入ることとなる。

しかし、その技術力やブランドとしてのステータスはいまだ健在であり、高級腕時計メーカーとしての地位を維持し続けている。

ロンジンの代表作とは

ロンジンは、5万円ほどから100万円を超えるものまで、幅広い商品ラインナップを揃えている。全てを挙げるときりがないため、ここではその代表作をいくつか取り上げて、その価値を見ていく事としよう。

コンクエスト

まず最初に取り上げるのは、スポーツウォッチのコレクションであるコンクエストである。

スポーツテイストが詰め込まれた洗練されたデザインを有しており、シンプルであるにもかかわらずエレガントな印象を受ける優れたデザインが特徴である。

ベゼルやブレスレットにはセラミックやステンレススチールといった素材が用いられており、高い機能性を有するだけでなく、全体のデザインに美しさを付与する役割も果たしている。

30気圧防水ということからも分かるように、高度な防水技術を用いられており、屋内だけでなくアウトドアシーンでも活躍できる一品となっている。

このコンクエスト・シリーズの価格は、概ね15万円から25万円程度となっているが、中には10万円程度の手ごろなものもあり、高級腕時計としてはエントリーモデルに位置づけられる存在である。

なお、フリマアプリであるメルカリでの成約事例を見てみると、状態がよいものであれば10万円以上の高値で売却することが可能となっており、資産価値としても高いレベルにあるといえるであろう。

マスターコレクション

二つ目に取り上げるのは、伝統的なロンジンのスタイルが凝縮された自動巻きムーブメントを搭載しているマスターコレクションである。

そのムーブメントには、150年を超える同社の歴史の中で培われてきた高度な技術が用いられており、精緻に施されたデザインとあいまって非常に気品のある雰囲気を漂わせている。

インデックスには伝統的なタイポグラフィーを用いていたり、クロノグラフやムーンフェイズなどの多彩な時計機能を有していることから、玄人好みの一品とも言えるであろう。

このマスターコレクションは、コンクエストに比べると価格が高めとなっており、概ね30万円から50万円程度であるが、なかには120万円を超えるモデルも存在している。

なお、メルカリでは20万円ほどで売却された事例が確認できる。

以上、コンクエストとマスターコレクションを取り上げたが、価格帯が異なるとはいえ、いずれも高級腕時計に恥じない性能やデザインを備えており、中古での売却価格も高い資産価値を認めるには十分であるといえるのではないだろうか。

ロンジンの資産価値についての考察

ここからはロンジンの腕時計の資産価値について、一般的に腕時計を評価する際に用いられる基準と比較して考察していくこととする。

ムーブメントの性能

クォーツショック以降、腕時計の市場は安価で製造することができるクォーツ時計が席巻するようになっているが、それだけに伝統的な機械式時計の価値はより高まっているということができる。

機械式時計の評価においては、その心臓とも言うべきムーブメントの性能が重視され、そこに用いられている技術とともに、メーカーが築いてきた名声やステータスについても大きなウェイトを有している。

この点、ロンジンのムーブメントは世界的にも高く評価されている。このことは、同社の腕時計が腕時計に精密さを要求する数々の著名な冒険家によって愛用されてきた事実からも明らかであろう。

普遍的なデザイン

高く評価される時計とは、いつの時代のニーズにも応えられるものであるということができる。

この点、流行を追ったデザインは一時は高く評価されるかもしれないが、その流行が廃れると評価が著しく低下することになる。

ロンジンの腕時計のデザインは、そのような流行とは一線を画しており、シンプルさとエレガントさを備えた普遍的な作りとなっている。

そのため、いつの時代であっても変わらぬ高評価を受ける要素を備えているだけでなく、変に凝ったデザインになっていないだけに万人のニーズを満たすものとなっているのである。

高品質の素材

時計の評価は、それに用いられている素材の品質によっても大きく左右される。

安価な時計であれば、スチールやアルミといった簡単に傷がついたり変形したりするような素材が用いられていることもあるが、そのようなものは自ずと評価が低くなることは明らかであろう。

この点、ロンジンの腕時計にはステンレススチールやセラミックといった素材が用いられている。

加えて、その素材は一般に出回っているものに比べて高純度のものとなっているため、この点一つとっても同社の商品の評価が高いことが分かるであろう。

ブランドとしてのステータス

時計そのものの性能や品質も重要であるが、それを作っているメーカーのブランドとしてステータスも評価においては大切な要素となる。

知名度の低いブランドに比べて、高いブランドのほうが、当然に評価も上になることは言うまでもない。

この点、ロンジンは世界的に知られる腕時計メーカーであるため、知名度は申し分ない。

それに加えて、同社はその長い歴史によって数々の優れた腕時計を排出しており、それによって高級腕時計ブランドとしての地位を不動のものとしているのである。

したがって、ブランドのステータスという意味ではロンジンは最上級に位置しているといっても過言ではない。

以上、腕時計の高評価につながる要素として、ムーブメント、デザイン、素材、ブランドの4つを取り上げたが、ロンジンはいずれも高いレベルで満たしていることから、資産価値としては申し分ないということができよう。

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時計ブランドにおけるロンジンの順位とは

高級ブランドを取り上げた世界的なランキングにおいて、ロンジンを取り上げているものはあまり見受けられない。

これにはいくつかの理由があるが、その最大の理由は、この手のランキングはメーカーの規模に左右される傾向にあるからだ。

ロンジンはスウォッチ・グループの傘下に入っており、高級腕時計メーカーの中では比較的メーカーとしての規模が小さいため、自ずとランキングには入りにくいポジションにあるということである。

ただし、ブランドのランキングに入っていないからといって、ロンジンの順位が低いと一概に言うことは早計である。

例えば、スイス時計協会が2016年に実施した調査では、「欲しい腕時計ブランド」としてロンジンは第15位にランクされている。これは、ブライトリングやショパールといった高級ブランドよりも上位であり、いかにロンジンが高く評価されているかが分かるのではないだろうか。

また、国内有数の価格比較サイトに掲載されている「腕時計定番ブランド30選」にもロンジンは当然のように取り上げられていることから、海外だけでなく国内においても同社は変わらぬ高評価を得ていることは明らかである。

以上を踏まえると、ロンジンの順位を明確に特定することはできないまでも、世界のトップ20に入るくらいの一流ブランドであるということは可能であろう。

まとめ

世界で多くの人に知られている高級腕時計のロンジンについて紹介してきた。

腕時計は4つの要素でその価値を見ることができるが、ムーブメント、デザイン、素材、ブランドいずれの観点からも資産価値が高いことがわかる。

ロンジンは5万円から100万円を超えるまで幅広いのが特徴だ。

またデザインはシンプルでエレガントなものや、気品あふれるものもあるが、流行を追っておらず普遍的なデザインであることも特徴の一つだ。

デザインというと凝っているものを想像するかもしれないが、ロンジンは変に凝っていない。それも多くの人に支されている理由と言えるだろう。

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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