カリフォルニアのワインは、ワインが好きな人の間でも人気がある。ここで取り上げるヴェリテ ル デジール(Vérité Le Désir)も、ファンが多い銘柄の1つだ。
ヴェリテ ル デジールは、お酒の買取店でも査定の対象になっている。ストックしてあるワインがあるときは、折を見て査定を受けてみるのも1つの方法になる。こちらのワインの買取相場や査定の情報を、今回はまとめてみた。
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醸造家が生み出すカリフォルニアワイン
ヴェリテ ル デジール(Vérité Le Désir)は、ソノマのワイナリーであるヴェリテ(Vérité)が販売するワインだ。ノースコーストに位置するソノマは、ワイン造りに適した気候に恵まれている。ヴェリテ ル デジールの特徴にあげられるのが、次のような点だ。
- ・ボルドー地方の製造法をベースにしている
- ・4つの異なる畑で収穫したブドウを使用する
- ・長期熟成が楽しめるワイン
ボルドー地方の製造方法をベースにしている
ヴェリテの醸造家として活躍するピエール・セイヤンは、フランスのボルドー地方やロワール地方でワイン造りに携わった経歴がある。彼の実績に注目したのが、アメリカのジェス・ジャクソンだ。ジェス・ジャクソンはピエール・セイヤンをアメリカに招き、カリフォルニアでワイン造りをスタートすることになった。
こういった醸造家が生み出すヴェリテのワインは、ボルドー地方のスタイルを少なからず受け継いでいるのが特徴だ。ポムロールやポイヤックなどの高級ワインを彷彿とさせるヴェリテのワインは、評論家からの評価も高い。
4つの異なる畑で収穫したブドウを使用する
ヴェリテでは、4つの畑で収穫したブドウをワイン造りに使用している。立地環境が異なる4つの畑のブドウを使用することで、ヴェリテのワインはより奥ゆきのあるテイストに仕上がる。テロワールの違いから生まれる個性豊かなテイストを生かすことは、ヴェリテのテーマの1つだ。
どのような配合でブドウをブレンドするかは、その年のブドウのでき栄えによって変わってくる。ピエール・セイヤンによって生み出されたヴェリテのワインはそれぞれ個性があるが、いずれもフルーティーな香りが楽しめるのが魅力になっている。
長期熟成が楽しめるワイン
こちらのワイナリーのワインは、長期熟成が楽しめる点もチェックしておきたい。ワインの飲み頃は、銘柄ごとに少しずつ変わるのが一般的だ。ヴェリテ ル デジールなどのヴェリテのワインは、20年前後の熟成でさらに味わい深くなる長期熟成のタイプだ。このようなワインは、すぐに売らずに、市場価値がさらに上がる時期を待ってみるのも1つの選択になるだろう。
売却額の相場
ヴェリテ ル デジールの買取価格については、サイトで公表していない買取店が多い。この銘柄はさまざまなお店で買取の対象になっているものの、具体的な買取価格を公開しているお店は少ない状況だ。
買取店の大黒屋は、ヴェリテのワインにつけている参考買取価格をサイトに掲載している。同店のサイトを見ておくと、買取前に役立つ情報が得られるかもしれない。
買取相場
2019年7月29日の大黒屋の情報では、「ヴェリテ ル デジール2009」の参考買取価格が18,000円になっている。大黒屋の参考買取価格は、他店の買取価格ともだいたい同じくらいの金額になっていることが多い。したがって、この銘柄のワインについては、他店でも18,000円前後の価格がつく可能性がある。
ただ、買取価格はそれぞれのお店の都合で変わることも事実だ。サイトで価格が公開されていない場合、数軒のお店で査定を受けると相場が把握できるケースもある。大黒屋の同時期の情報では「ヴェリテ ラ ミューズ2008」も、「ヴェリテ ル デジール2009」と同じ18,000円が参考買取価格になっている。
販売価格はだいたい同じ場合が多い
ヴェリテのワインには、ヴェリテ ル デジールやヴェリテ ラ ミューズ、ヴェリテ ラ ジョワなどのラインナップがあるが、販売価格は50,000円前後になっていることが多い。販売価格がだいたい同じワインの場合、買取価格も近い金額になる可能性がある。
ワインの価格はヴィンテージの年で異なるケースも多いため、年が変われば買取価格も前後する。実際、大黒屋では、ヴェリテ ル デジールやヴェリテ・ラ・ミューズのほかのヴィンテージについては、サイトで価格を公表していない。掲載されていないワインの参考買取価格は、大黒屋に直接問い合わせる必要がある。
買取相場をチェックするタイミング
ヴェリテ ル デジールなどのカリフォルニアワインを売る際には、買取相場を調べておくのがよい方法になる。ただ、買取相場をいつまでに調べればよいかが、今一つわからない人もいるかもしれない。相場をチェックするのに適しているのが、次のようなタイミングだ。
- ・査定を受ける直前
- ・査定結果の連絡がくるまでの間
- ・ワインを処分する必要がでたとき
査定を受ける直前
買取査定を受ける前に売りたいワインの相場をひととおり調べておくと、精神的にゆとりを持って買取店とやり取りができる。このような場合、査定結果が通知された時点ですぐに価格交渉がおこなえたり、買取店の取捨選択がスムーズにできたりする。
「担当者の対応が悪い」や「相場とかけ離れた金額を伝えてくる」などの買取店は、利用を避けたほうがよいかもしれない。また、ワインの買取相場は常に変わっている。したがって、相場を調べるときは、査定を受ける直前の情報を得ることが大切だ。
査定結果の連絡がくるまでの間
相場を調べないまま査定に出してしまった場合は、結果の連絡が買取店からくる前に急いで相場を調べてみよう。このようなときは、ヤフオクの落札価格をチェックしたり、他店のメール査定や電話査定を受けてみるのも1つのアプローチになる。
宅配査定などで品物を送る前に、売りたいワインの写真を何枚か撮影しておけば、連絡を待っている間に画像を送って他店の査定が受けられるだろう。宅配査定の場合、査定結果の連絡がくるのは翌日以降になることが多い。ワインを発送した当日なら、結果の連絡がくる前に相場を把握できる可能性がある。
ワインを処分する必要がでたとき
引っ越しなどでワインの処分をする必要がでたときも、相場を調べるのに適したタイミングだ。相場がわからないと、処分方法がスムーズに決められないだろう。相場を調べた結果、満足できる金額で売れそうなときは買取に向けて行動が開始できる。
ヤフオクの落札価格を見ておくメリット
ヴェリテ ル デジールを売る前に、ヤフオクの落札価格を見ておくと以下のようなメリットがある。
- ・買取相場が把握しやすくなる
- ・買取と出品のどちらが有利かが判断できる
- ・相場が上がっている時期がわかる
- ・高額で落札されるワインの特徴がチェックできる
ヴェリテ ル デジールなどのヴェリテのワインは、オークションサイトのヤフオクにも出品されている。こういったオークションサイトでワインの販売もおこなっているのが、大黒屋やファイブニーズ(Five Needs)などの買取店だ。2019年8月3日の時点では、「ヴェリテ ラ ジョワ2007」や「ヴェリテ ラ デジール2006」などが売買されている。
ヤフオクの落札価格は、買取相場とほぼ同じケースもある。平均落札価格などは、一覧しておくと参考になるかもしれない。ヤフオクの落札価格が買取相場よりも大幅に高い場合、オークションに出品する方法も考えてみる価値がある。入札が多いワインはそれだけ人気が高いと判断できるため、競りによって相場を上回る金額がつくことも考えられる。
有利な売り方が選べるようになるところも、落札価格を見ておくメリットだ。また、落札価格をコンスタントに見ている場合、相場が上がっている時期がわかることがある。以前よりも平均落札価格が上がっているときは、売りどきかもしれない。相場が上がっているタイミングを選べば、買取店を利用した場合でも高く売れる可能性がある。
ヤフオクでも、付属品がそろっていたり、新品に近かったりするワインは高額な金額で落札されやすい。高値で売買された商品の詳細情報を見ておくと、高額落札されるワインの特徴がチェックできる。どのようなワインの入札が多くなるかがわかれば、売る前の準備がしやすくなるかもしれない。
長期熟成のワインは保管する環境に注意
ヴェリテのワインは、10年以上寝かせることで熟成が進む長期熟成のワインだ。このようなワインは、保管場所の環境に注意が必要になってくる。
ワインセラーに保管するのがベスト
ヴェリテのワインの理想的な保管場所は、ワインセラーだ。ワインセラーのなかは、温度や湿度などが一定に保たれている。ワインは温度変化によって品質が低下することがあるため、ストレスを与えにくいワインセラーはワインの質を保つのに役立ってくれる。
ただ、このようなワインセラーも停電時には効果が期待できない可能性がある。安全な環境で保管したいときは、ワインの預かりサービスなどを利用することも可能だ。こういったサービスでは、停電の影響を受けにくい環境を用意している。自宅に保管する場所がないときでも、専門店に預ければワインの品質を低下させるリスクが少なくなる。
保管するときはボトルを横にする
冷蔵庫や収納庫などにワインを保管する場合は、ワインボトルを横にした状態にすることが大切だ。ボトルを横にすることで、ワインが常にコルクに触れた状態になる。コルクの乾燥は、ワインの品質を低下させる原因だ。
長期間保管する場合は、コルクの影響が大きくなる可能性がある。ワインの保管中はコルクが乾燥しないように、注意をしよう。ワインは、時間が経過すると少しずつ液量が減ることがある。年代物のワインなどは、いくぶん目減りが見られてもさほど買取価格に影響しない。
ただ、減った量が多いときには品質の低下を疑われるため、買取価格は安くなる。ワインを売る予定があるときは、保管の仕方に注意して減額の対象になるトラブルを避けよう。
まとめ
買取店でヴェリテ ル デジールを売る場合、相場とあわせてワインの特徴も簡単に把握しておきたい。買取価格の相場やワインの特徴がわかっていれば、買取店との交渉がしやすくなる。品質や人気をアピールすることで、査定額が多少上がることも考えられる。ワインの買取は、しっかりと準備をしてからスタートするのがポイントだ。