日本の自動車メーカーのなかで最も長い歴史を誇る三菱自動車。東京モーターショー2017ではコンセプトカーである「EMIRAI4」を発表し、注目をあつめた。
「デリカD:5」「eKワゴン」「eKカスタム」「アウトランダー」などのモデルを販売している三菱自動車だが、いざ車台番号を探そうとしても、どこに打刻されているか分からない方もいるのではないだろうか。そこで今回は三菱自動車の車台番号の打刻位置とグレードの検索方法について紹介していく。特にグレードは売却時・査定時に重要な情報であるため、あらかじめ調べ方を知っておくと良いだろう。
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三菱自動車は日本最古の自動車メーカー
三菱自動車は、戦前より自動車の生産を行なっていた日本最古の自動車メーカーである。ランサーエボリューション(通称ランエボ)などの人気モデルを展開し、国内だけでなく海外での人気も集める。最近の国内シェア率は1%未満ではあるが、海外でのシェア率は9%ほどと、売れ行きはまずまずのようだ。
早い段階で電気自動車を開発
三菱自動車は他メーカーよりもいち早く電気自動車の開発に着手し、2009年には電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)を発表。翌年の2010年末に販売された。 2016年に燃料試験の不正問題が発覚し、eKワゴンやeKスペースなど販売が停止となったが、現在では公式サイトにブランド・メッセージとして「Drive your Ambition」という言葉が掲げられている。
三菱の車を売却する際の注意点
中古車の買取査定では、モデル名、年式、走行距離だけでなく、グレードもとても重要なポイントの一つである。同じモデルの車でもグレードによって性能や内装・外装が異なり、販売価格も異なる。そしてグレードが上位になればなるほど高額になり、中古市場でも高値で買い取られやすくなるのだ。
売るときは事前査定を利用するべき
三菱車を売却する際はあらかじめ事前査定を利用するようにしよう。事前査定の際に愛車のスペックやグレードを伝えておくと、おおよその買取価格を知れるので買取業者を選びやすくなるのだ。スムーズな買取を実現するためにも、あらかじめグレード情報を用意しておくと良いだろう。
車台番号の打刻位置とは?簡単な調べ方
さっそく三菱車に打刻されている車台番号について解説していこう。車台番号とは自動車一台一台に与えられた個体番号のようなもので、国土交通省によって定められた英数字で構成されている。この車台番号が分かるとグレードを検索することができるのだ。
だいたいエンジンルームに打刻されている
三菱自動車だけでなく、大半の自動車はエンジンルーム内に車台番号が打刻されている。もちろん打刻位置は車種によって異なるので注意しておこう。
- ・運転席右下
- ・助手席左下
- ・タイヤハウス(フェンダーの内側)右後輪
エンジンルームだけでなく上記の場所に打刻されていることがあるので確認してみてほしい。またタイヤハウス付近に打刻されている場合、箇所がかなり奥で確認しにくいこともあるようだ。
車検証を確認すると簡単に車台番号が分かる
車台番号はかなり特殊な位置に打刻されているケースもあるのだが、手っ取り早いのは車検証を確認すること。車検証には様々な自動車情報が記載されているため、簡単に車台番号の確認ができるのだ。エンジンルームを開けたりすると手間がかかってしまうため、簡単に車台番号を確認するなら車検証を見ると良いだろう。
車台番号は規則性がないため解読不可
輸入車の場合、VINコードという車両識別番号から製造工場やモデル年式を解読することが可能だ。しかし、国産車に振り分けられている車台番号から製造工場やモデル年式を特定することはかなり難しい。VINコードの場合、モデル年数がアルファベットに置き換えられていたり、下6桁が製造番号になっていたりするのだが、車台番号は規則性がないため個人で解読するのは不可能に近いのだ。
グレードを調べるときは公式サイトから
三菱車のグレードやその他の情報を調べたいときは、メーカー公式のグレード検索を利用しよう。三菱のグレード検索は公式サイトの「グレード情報検索」というページから調べられる。
グレード検索:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/reference/gradesearch.html
注意点を読み、同意したら【同意して問い合わせる】のボタンをクリック。すると入力ページに進むので、例にならって車台番号を入力して検索。すると該当するグレードや駆動が表示されるようになっている。
ただし、2003年(平成15年)の8月以降に生産された車の検索しかできず、それ以前の車は検索結果に表示されないようになっている。また、フリーチョイスになっている車に関しては別ページからの検索となる。
カスタマーフリーチョイス車両装備詳細情報検索
- 《コルト》2002年(平成14年)11月発売~2005年(平成17年)年10月頃
- 《コルトプラス》2004年(平成16年)10月発売~2005年(平成17年)10月頃
- 《グランディス》2003年(平成15年)5月発売~2005年(平成17年)05月頃
上記の発売されているモデルは、フリーチョイス装備になっている可能性がある。カスタマーフリーチョイスの車両情報については「カスタマーフリーチョイス車両装備詳細検索ページ」にて検索可能だ。
カスタマーフリーチョイス車両装備詳細情報検索:http://u-cfc.mitsubishi-motors.co.jp/CfcWeb/SE00Detail1Servlet
上記のページから車台番号を入力すると対象者の車両情報が表示される。装備内容から分類した結果がバージョンレベルとして記載されている。分類した結果は従来のグレードとして判断基準になるため、中古車査定の際には伝えておくと良いだろう。
リコール検索
リコール・改善対策などの対象車種を検索する際は以下のURLから。
リコール検索:http://recall.mitsubishi-motors.co.jp/Recall/jspforward.do?page=/searchrecallstatus.jsp&prefix=
上記のページでは2000年7月以降のリコール・改善対策・サービスキャンペーンの対象となっている車を検索することが可能だ。さきほどのグレード検索と同じように車台番号を入力すると検索結果が表示されるようになっている。
まとめ
今回は、三菱自動車の車台番号の打刻場所、グレードの検索方法などについて紹介してきた。車台番号を調べる時は車検証を確認してみてほしい。車検証には分かりやすく車台番号が記載されているので、わざわざエンジンルームを開けなくても良いだろう。また、グレードを検索するときは三菱自動車公式の検索ページから調べるととても簡単だ。